
愛知県のお客様から送られてきたルイヴィトンのベルトです。
リバーシブルの軸が折れて、バックルとベルトが繋がっていません。

ご自身で修理しようとしたようですが、余計にダメにしてしまったようで、
ルイヴィトンへ持っていくと何万も取られるだろうかと非常に心配していました。
ただ、この症状でルイヴィトン直営店で修理できるのかどうかはわかりません。

反対側はこのような感じです。

中のバネもバラバラでしたので、軸とバネを交換します。

残った軸を取り除いてネジ穴を切り直しました。

修理完了です。
難しいとか簡単とかいうよりも、修理するための道具が揃っているかが重要です。
ご自身でご自宅にある道具でとなると、なかなか難しいと思います。
わたしでも自宅でこれを直せと言われたら無理です。

もう1本同じベルトの修理依頼です。
こちらはリバーシブル可動部分ではなく、バックル本体が外れています。

真鍮材削り出しで部品を作って、このような感じで、部品をメッキしてから組み立てていきます。

修理完了です。

ピン折れ修理です。
亜鉛のダイキャスト製法のピンなので根元が折れています。

しっかりとした、真鍮材から曲げて作ったピンを取り付けます。
このピン、作ると結構高いのです。

こちらも同じ症状です。

断面が灰色なのです。
亜鉛ですね。
DIESELやG STAR ROWのバックルと同じ材料です。
価格帯は何倍も違うのですがね。

同じく真鍮のピンを取り付けます。
作業ご希望の方は下記をよく読んでからご連絡ください。
作業依頼方法
作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのようなベルトなのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになってしまいます。
連日沢山のご依頼をいただいており、できれば事務作業を簡素化して、その分、より沢山の修理を行ってあげたいと考えております。
問い合わせ時は画像送付のご協力お願いします。これから送って良いですか?等の前置きも不要です。
現状では、少々時間の掛かりそうな修理では、申し訳ないですがお断りせざるを得ない状況もあります。
値段が気になる方は、まずは弊社ホームページをご覧になってみてください。
バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理
こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、数年前からブログには価格を掲載しておりません。
東京都のコロナウイルス感染者数増加に伴い、徒歩圏内以外の方からの持ち込みはお断りしています。
弊社では高齢者も働いておりますので、ご理解ご協力お願いいたします。
徒歩圏内以外の方からの修理受付は宅配便のみになります。
よろしくお願いいたします。
LINEの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。
伊東金属製作所
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