ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

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ルイヴィトンベルト 根元からバックルピンが折れた

2024-02-09 07:25:52 | ルイヴィトン修理

ルイヴィトンのベルト修理です。
根元からバックルピンが折れてなくなっています。
20年前くらいまでのルイヴィトンはこんな故障しなかったのですが、コストダウンが進んだ結果でしょう。
ディーゼルやエナジーなどに代表される、ハイブランドよりも遥かに低い価格帯のカジュアルべルトなんかと同じ故障をするようになりました。
昭和の日本では御法度とされていた材質で作られてます。
もちろん、こうなるのはわかっているので御法度なのですが。


ピン交換になります。
こちらのピンは折れるようなことはありません。
いや、絶対とは言いませんが、弊社の歴史の中でバックル製作が主製品だった時期と同じものを使っていますし、
今までのバックル出荷数は数千万個になると思いますが、バックルピンが折れたという返品は聞いたことがありませんので、
確率からすると99.99999%以上折れないということになります。


こちらも同じ故障です。
同じ故障があること自体、商品に問題が無いわけではないでしょう。
それでも求める人がいるのですから成り立つのですが。
令和の時代、ハイブランド品に品質を求めてもそれは無理というものでしょう。
他のハイブランド品も含めての私見ですが。

恐らく製造原価だけ考えると、原価率は10%程度と考えられます。
その他、つまり80%以上はブランドイメージ戦略にコストが掛かるということでしょう。
店舗運営や広告費などの販管費がほとんどだと思います。
運営する側も楽ではないと思います。

ということは単純に考えて、仮に5万円だとしても、ベルトに1万円、ブランドイメージに4万円払う計算になります。
これはすべて私の知識に基づく想像ですけど。


こちらも昭和の時代から変わらないクオリティのピンに交換しています。
ピンより先にバックル本体の方が折れそうです。

修理の作業受付はメールかLINEで受付していますので、必ず画像を添えてご連絡お願いいたします。
ベルトがどのような状態か確認したいので、お電話では受け付けできかねます。
多忙のため、お電話での問い合わせはお控えいただくようご協力よろしくお願いいたします。

留守がちなので、持ち込みは予約制で徒歩圏内の方に限り受け付けます。自転車圏内もありです。
電車、車使う範囲の方は、宅急便でお願いします。
ですが、持ち込みの際もまずは画像送付お願いしています。
作業できないものもありますので、事前確認必須となっています。よろしくお願いいたします。

伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
LINE ID:itokinzoku


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