
G STAR ROWのバックルピン折れです。
亜鉛のダイキャストなので、根元がすぐ折れます。
昭和の時代にはこのようなバックルは許されなかったのですが、今はこのようなクオリティでもまかり通る時代になってしまったのは残念なことです。
亜鉛は粘性が無いので硬いのですが脆くもあります。
ただ、金型の初期コストさえかければ、材料自体が安いのと、融点が低いので生産時の熱量も少なく済みますし、
金型の損傷も少ないので、量産したときの単価が安くなります。
型持ちが良いとよく言われます。
ただ、ピンに使うには、取り付け時に曲げるので亜鉛では無理があります。

真鍮製のピンに交換しました。
黒塗装は在庫が無いので、黒ニッケルメッキのピンになります。

このバックルも根元から無くなっていますので、同じ折れ方をしたと思います。

こちらはソフトニッケルメッキ、いわゆる艶消しのシルバーのピンを取り付けました。

これも根元で折れて無くなっています。
まったく同じ症状ですね。
本来、バックルでこのようなことがあってはいけないことです。
バックル修理していますが、バックルとは壊れないのが当然だと思います。

ニッケルメッキの真鍮製のピンを取り付けてます。
真鍮は亜鉛と銅の合金ですので、亜鉛に銅の粘性が加わりますが、銅の単価が高いので、コストが掛かります。
廃品集めして生計を立てている方たちが、捨てられた家電から銅線だけ持っていくのは銅の単価が高いためです。
亜鉛なんて捨てられていてもだれも持ち去りません。
そのくらい単価が違います。
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値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。
バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理
こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
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