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ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

バックルピン 交換

2020-05-11 08:00:38 | ベルト(他ブランド)

G STAR ROWのバックルピン折れです。
亜鉛のダイキャストなので、根元がすぐ折れます。
昭和の時代にはこのようなバックルは許されなかったのですが、今はこのようなクオリティでもまかり通る時代になってしまったのは残念なことです。
亜鉛は粘性が無いので硬いのですが脆くもあります。
ただ、金型の初期コストさえかければ、材料自体が安いのと、融点が低いので生産時の熱量も少なく済みますし、
金型の損傷も少ないので、量産したときの単価が安くなります。
型持ちが良いとよく言われます。
ただ、ピンに使うには、取り付け時に曲げるので亜鉛では無理があります。


真鍮製のピンに交換しました。
黒塗装は在庫が無いので、黒ニッケルメッキのピンになります。


このバックルも根元から無くなっていますので、同じ折れ方をしたと思います。


こちらはソフトニッケルメッキ、いわゆる艶消しのシルバーのピンを取り付けました。


これも根元で折れて無くなっています。
まったく同じ症状ですね。
本来、バックルでこのようなことがあってはいけないことです。
バックル修理していますが、バックルとは壊れないのが当然だと思います。


ニッケルメッキの真鍮製のピンを取り付けてます。
真鍮は亜鉛と銅の合金ですので、亜鉛に銅の粘性が加わりますが、銅の単価が高いので、コストが掛かります。
廃品集めして生計を立てている方たちが、捨てられた家電から銅線だけ持っていくのは銅の単価が高いためです。
亜鉛なんて捨てられていてもだれも持ち去りません。
そのくらい単価が違います。

作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのようなベルトなのか、どういった作業なのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになります。

値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。

バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理

こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには価格を掲載しておりません。

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よろしくお願いいたします。

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よろしくお願いします。


伊東金属製作所
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