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ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

フェラガモ バックル修理

2019-08-14 09:16:50 | フェラガモ修理

フェラガモのバックル修理です。


故障の原因はこれです。
バックルの足がバネの力に負けて経年で開いてきてしまうのです。
ダンヒルのバックルでもよくありますが、フェラガモもとても顕著にこの症状が出ます。
設計の強度の問題なので、根本的な解決策はありません。
直してもまた曲がりますし、なによりも折れる可能性が高いので、弊社ではここはいじりません。
どうしても直したい方は自己責任でご自分で挑戦してください。
ただしここが折れたらもう直りません。

一度だけ、どうにか直して欲しい、一度切って溶接してもよいから直してくれというお客さまもいらっしゃいましたが、できないものはできないです。
そもそもメッキした上からはどうやっても付けられるものではありません。

おそらく私は日本で一番こういった故障したバックルを直していると自負しています。
こんなにもバックルを修理している人間というのは、ネットでもリアルでも存じません。
もちろん、私の見識の届かないところにもっとすごい人がいても不思議には思いませんが、知っている範囲ではそういった方は存じておりません。
まあ、そこは日本一でも2番でも3番でもどうでもよいのですが、これだけ修理実績のある私ができないと言っているのです。
私はここまで多くの失敗をしながら、自分で修理方法を確立してきました。
だれに教わったわけでもなく、すべて自分で考案して直してます。
できるだけ困っている方に喜んでもらいたいとは思っていますが、残念ながら限界はあって、直せないものは直せないのです。


この症状のバックルの場合は、今の寸法に合わせて部品を作って直す対症療法になります。
バネはあまり強いとバックルの寿命を縮めるので、ぎりぎり固定できる長さに微調整して組み立てます。


修理できました。
いままでの修理実績だと、さらに足が広がって再修理が必要な場合もあります。
そういったご連絡は、全員ではないですが2-3年以上経過したお客様から時々あります。
一年以内でしたら無償にて再修理しておりますが、さすがにそもそも販売されている物の強度に問題ああるものに、弊社で修理したからといって永久保証はつけられませんので、一年が経過以降は有償になります。
ご了承ください。

修理受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのようなベルトなのか、どういった症状なのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはご遠慮ください。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
時々、画像が無く、文面だけの方がいらっしゃいます。
それでは電話と大して変わりません。
文面よりも画像が大変重要です。
むしろ、文面なしの画像だけの方がまだ回答しようがあります。

値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。
こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには価格を掲載しておりません。

持込は完全予約制です。
多忙のため、ご予約の無い方、ご予約時間に遅れる方はお帰りいただきます。
持込のご予約にも事前の画像送付が必須です。
持込は平日朝7時から17時までとなります。

LINEの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。

多忙のため、お盆休み期間中も営業しております。
が、電話は出ませんし、持ち込みもお断りしています。
LINEとPCメールは、時々返信しています。

伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
LINE ID:itokinzoku





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