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ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

Gucci レディースベルト穴あけ

2021-08-06 07:37:30 | グッチ修理

まだ新しいグッチのレディースベルトです。
穴2つ追加依頼です。


穴開け後、他の穴と同じように黒塗りして仕上げています。

穴2つ分(5cm)まででしたら、穴追加を弊社では推奨しています。
穴3つ分(7.5cm)以上長いようでしたらカットが良いかと思います。
ベルトカットは、カット量が少なすぎると作業できない場合がありますし、既存の針穴が残ってしまう事が多いので仕上がりが良くありません。
逆に3つ以上穴を開けると、今度は剣先が長すぎて、歩行中に腕に引っかかって不快なベルトになってしまいます。

作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像を添えてご連絡ください。
どのような状態か確認できないので、お電話では受け付けません。
よろしくお願いいたします。

お盆期間中は多忙の為作業はしていますが、LINE、メールの返信は不定期になります。
もちろん電話には出ません。
ご注意ください。

伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
LINE ID:itokinzoku


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グッチネジ式リバーシブルベルトカット

2021-08-02 07:41:15 | グッチ修理

グッチのベルトカットです。
ねじ式なのではずすのは難しくないのですが、このサイズの六角レンチというのは、ホームセンターだと売っていたり売っていなかったりがあります。


ベルトを外します。


指定位置にマーキングしてカット、一番緊張する瞬間です。
何度も目盛と指示を見返して確認します。


カットしました。
もう後戻りできません。


ねじ止め用の穴を開けます。


作業完了です。

作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像を添えてご連絡ください。
どのような状態か確認できないので、お電話では受け付けません。
よろしくお願いいたします。

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グッチトップバックル修理 穴が大きいので難易度高し

2021-07-08 07:51:52 | グッチ修理

グッチのベルト修理、ギボシ折れです。
折れというよりは抜け?ですかね。
空いている穴が大きいので、これより細いネジは埋め込めません。
ネジ径を大きくしようとすると、そのネジ穴を開けるドリルやタップも先端の尖った部分が長くなってくるので、
ネジ穴を深くしようとすると先端がバックル表面に突き抜けてしまいます。
先端が突き抜けないように、ギリギリの作業が要求されます。
難易度といよりも、プレッシャーが凄いですね。
あまり怖気ずくと手先が鈍りますから、平常心で挑みます。


ギリギリまで掘り進めました。
真鍮の切削粉に混じって瞬間接着剤のようなものも出てきました。


タップでネジ山を切りました。
ここまでくれば安心です。


真鍮丸棒の先端にネジを埋め込んでいます。


しっかり止まりますので、この素材から形状をギボシへと削っていきます。


穴が大きいのでどうしてもギボシも太くなってしまいます。


太くなった分、穴を大きく加工して無事完成です。

作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像を添えてご連絡ください。
どのようなベルトか確認できないので、お電話では受け付けません。
よろしくお願いいたします。

伊東金属製作所
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グッチベルトカット 作業中の画像希望

2021-06-29 07:45:26 | グッチ修理

グッチのベルトカット依頼です。
オーナー様のご希望により、作業中の画像をできるだけ残しています。


作業前の背面です。こちら側から進めていきます。


バックルを養生して縫製を解きました。


15センチカット作業ですので、新たな折り返し位置にマーキングします。


マーキングを中心に折り返し部分は薄くします。
これはコバ漉き機という機械を使います。
当然この付近の下糸はすべて切れるので、上糸は引っ張れば簡単に抜けるような状態になっています。


15センチ切り落としました。
ベルト通しははずしてあります。


菱目打ちで縫製用の針穴を開けていきます。
カット作業はどのベルトでも交換の効かない大切な一点ものです。
弊社では万一でもミスしないよう、すべて手作業で各工程ごとに確認しながら作業を進めます。
ミシンを使えば簡単ですが、曲がったり、脱線したりがありますので使いません。


古い上糸は抜けるところまで抜いて縫い直します。


外周を縫いながらベルト通しを取り付けました。


バックルを取り付けます。
この作業は特に手作業でないと、ミシンですと押さえが当たってしまってギリギリの際まで縫えません。
無理をすればバックルを傷つけることになりますので、絶対に使いません。


15センチカット出来上がりです。


裏面の仕上がりになります。
当然、ロゴの部分は切り落とされます。
もちろんこれは、ご依頼者様に返却します。


上段が作業前、5つ穴の中心の穴が94センチ、対して下段は79センチになっています。

作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像を添えてご連絡ください。
どのようなベルトか確認できないので、お電話では受け付けません。
よろしくお願いいたします。

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グッチ リバーシブルベルトカット依頼

2021-06-07 08:32:22 | グッチ修理

グッチのベルトカット依頼です。
器用な方なら道具があればご自分でもできるかもしれません。
ただ、時々、間違えて切ってしまって、繋がりませんか?と半泣きでご連絡してくる方がいらっしゃいます。
それはもうどうにもなりませんので、自信がなければプロに依頼した方が間違いないかと思います。


まずバックルからベルトを外します。
この部分にマイナスドライバーを入れれば開きますが、マイナスドライバーと言えども、本来ねじをはずすものですから、多少の厚みはあります。
厚みがあるとどうしても挿入しずらいので、ここで手元が滑ってバックルを傷つける方もいらっしゃいます。
ご自分で途中まで作業して断念した依頼品は、大抵、がっつり傷が付いています。
恐らく傷つけて初めて心が折れるのだと思います。
安いものではないですし、大きくカットする場合は新品の状態が多いですから、
余程ストレス耐性がなければ、そのショックはかなり大きいものだと思います。

ちなみに私の場合、先端を見てください。色が違いますよね?
これ、こういった場合に開くための作業専用に薄く削ったドライバーです。
もちろんネジだと舐めるので、ネジ回しには使えません。


無事、プロなので当然ですが、バックルを傷つけることもなく、ベルトを外しました。


14センチカットですので、14センチの部分に印を付けます。
方眼の作業板とJIS1級の定規でダブルチェックしながら作業を進めます。
間違えると取り返しのつかないことになります。
ちなみに、定規には等級があるのをご存じでしょうか?
JIS1級の定規とは、温度変化による寸法変化をJIS規格が定める範囲内に抑えている高性能は定規の事です。
文房具屋で売っているプラスティックの定規は、気温の変化での寸法変化が大きいのでご注意ください。


寸法確認してポンチで穴を開けます。


ばっさり、何度やっても一番緊張する作業です。


取り付けて無事作業完了です。

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お電話では受け付けません。
よろしくお願いいたします。

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