
グッチのベルトカット依頼です。
器用な方なら道具があればご自分でもできるかもしれません。
ただ、時々、間違えて切ってしまって、繋がりませんか?と半泣きでご連絡してくる方がいらっしゃいます。
それはもうどうにもなりませんので、自信がなければプロに依頼した方が間違いないかと思います。

まずバックルからベルトを外します。
この部分にマイナスドライバーを入れれば開きますが、マイナスドライバーと言えども、本来ねじをはずすものですから、多少の厚みはあります。
厚みがあるとどうしても挿入しずらいので、ここで手元が滑ってバックルを傷つける方もいらっしゃいます。
ご自分で途中まで作業して断念した依頼品は、大抵、がっつり傷が付いています。
恐らく傷つけて初めて心が折れるのだと思います。
安いものではないですし、大きくカットする場合は新品の状態が多いですから、
余程ストレス耐性がなければ、そのショックはかなり大きいものだと思います。
ちなみに私の場合、先端を見てください。色が違いますよね?
これ、こういった場合に開くための作業専用に薄く削ったドライバーです。
もちろんネジだと舐めるので、ネジ回しには使えません。

無事、プロなので当然ですが、バックルを傷つけることもなく、ベルトを外しました。

14センチカットですので、14センチの部分に印を付けます。
方眼の作業板とJIS1級の定規でダブルチェックしながら作業を進めます。
間違えると取り返しのつかないことになります。
ちなみに、定規には等級があるのをご存じでしょうか?
JIS1級の定規とは、温度変化による寸法変化をJIS規格が定める範囲内に抑えている高性能は定規の事です。
文房具屋で売っているプラスティックの定規は、気温の変化での寸法変化が大きいのでご注意ください。

寸法確認してポンチで穴を開けます。

ばっさり、何度やっても一番緊張する作業です。

取り付けて無事作業完了です。
作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像を添えてご連絡ください。
お電話では受け付けません。
よろしくお願いいたします。
伊東金属製作所
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