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ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

【H型バックル】エルメス コンスタンス メッキ直し

2022-09-07 07:13:38 | エルメス修理

作業前の状態です。
メッキは剥がれていますが、致命的な深い打痕は無さそうですので、きれいに仕上がると思います。



背面とロゴ部分、作業前です。


一旦メッキを全て剥がしてからバックル本体を研磨して、再度メッキして仕上げます。
ですので、シルバーからゴールドやその逆、艶消しの表面処理なども可能です。


背面は凹凸があり表面加工できませんので光沢の仕上がりとなります。


ロゴも埋もれずに残っています。
メッキは厚付けすれば輝きが出やすくきれいに仕上がるのですが、それでは細かな文字は埋もれてしまいます。
経験による塩梅が大切です。

メッキ直しは一部のバックルしかできません。
エルメスのコンスタンス、ただし表面に凹凸のないもの、エブリン、ダンヒルの丸バックルのみとなります。
それ以外は作業出来ません。

作業受付はメールかLINEで受けしていますので、必ず画像を添えてご連絡お願いいたします。
どのようなバックルがどのような状態か確認したいので、お電話では受け付けできかねます。
表面、裏面の画像をお願いします。

持ち込みはワクチン3回以上接種済みの方のみお引き受けします。
その際もまずは画像送付お願いしています。
作業できないものもありますので、無用な接触は避けさせていただいています。
ご理解よろしくお願いいたします。
私は4回接種済みです。

伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
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エルメス風 Hバックルダボ修理

2022-08-19 07:04:53 | エルメス修理

H型バックルのギボシ(ダボ)の修理です。
H型ですがエルメスではありません。


表面はこのようにニッケルサテーナのメッキとなっており、表面の仕上がりはまずまずです。


右は弊社手持ちの本物のエルメス、微妙に大きさが違います。


裏面を見比べるとわかりやすいですが、バリがひどいですね。
造りがエルメスに対して明らかに雑です。


さて、修理ですが、このようにギボシを取り付ける台座が必要になります。
バックルの材質が亜鉛なので、元々は製造時にインサートと呼ばれる製法で付いていたと思います。
これはギボシを金型内にセットした状態で溶かした亜鉛を流し込んで作られる製法です。
ですので、この状態から再度取り付けることはできません。


台座にギボシを取り付けてメッキ、その状態から樹脂で貼り付けます。
面積を広くとっているのは強度を確保するためです。
樹脂が硬化するまで、ずれないように水平状態にして待ちます。


およそ30分程度でずれない程度に硬化はしますが、完全に硬化するには夏場でも一晩置いた方が無難です。

修理の作業受付はメールかLINEで受けしていますので、必ず画像を添えてご連絡お願いいたします。
どのようなベルトがどのような状態か確認したいので、お電話では受け付けできかねます。
是非、ご協力よろしくお願いいたします。

持ち込みはワクチン3回以上接種済みの方のみお引き受けします。
その際もまずは画像送付お願いしています。
作業できないものもありますので、無用な接触は避けさせていただいています。
ご理解よろしくお願いいたします。
私は4回接種済みです。

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エルメス ベルト ほつれ直し

2022-07-01 07:42:10 | エルメス修理

エルメスのベルト、ほつれ修理です。
エルメスの使う糸は、悪いものではないのでしょうけれども、一般的に革製品に使われるポリエステルの糸ではありません。
そしてこの糸が経年でぶちぶち切れてくるのです。
恐らくエルメスではそんなに長い間使用される想定はしていないのだと思います。
高級品ですからね。
ただ厄介なことに、修理してもまた他の箇所が切れるので鼬ごっこになってしまうのです。
そのことをご理解いただいたうえで、ほつれ直しの修理を承っています。


裏面の状態です。
この箇所だけ手縫いで、開いている針穴を踏襲し、上糸と下糸の色を変えて修理しますので、なかなかテクニックが要ります。


下糸はまだ繋がっていますが、このまま使えばこの糸が切れてくるので、この部分は切除してポリエステルの糸を使います。


修理完了です。
修理箇所両端だけ1針ずつ戻して解け止めにしています。


表面は黒なので目立たないですね。

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エルメス アップルウォッチ 穴あけ

2022-06-24 07:08:28 | エルメス修理

Apple Watch Hermèsが緩いので、穴を1個追加したいとのことで作業しました。
知り合いから依頼です。

実はこの作業、銀座のエルメスに行けば作業してくれるらしいのです。
実際に作業してもらった方のブログを参照しましたが、どうもその画像が気になります。
それがこちらです。
実際の画像にリンク貼って表示してます。


穴曲がってますよね?
銀座のエルメスで作業してもらったらしいです。
どうやらエルメス銀座内の時計の技師さんが作業するようなのですが、これを見た知人は私に依頼しました。





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エルメス バックルメッキ直しとベルト製作

2022-05-25 07:15:11 | エルメス修理

バックルのメッキ直し(シルバー艶消しから、シルバー光沢へ変更)です。


作業前背面の状態です。


ロゴ部分


作業後正面


作業後背面です。
元々エルメスは艶消し加工してあるのですが、それは組み立てる前に処理しています。
バックルとしてベルト通しパーツ、ダボが付けられた状態では凹凸があり表面加工できません。
ですので背面は光沢処理一択となります。


ロゴ部分です。


こちらはミニコンスタンのベルト製作依頼です。
バックルはサイズ合わせに使った弊社手持ちのものとなります。
ベルト製作だけでしたら、寸法をご連絡いただければ製作できます。


こちらは通常サイズのベルト製作依頼、以前、トレンチコートのバックル修理をご依頼いただいたお客様からのリピート依頼です。
同じようにバックルは弊社手持ちのものとなります。


裏面はエルメス風に、弊社が別注した革にオフ白ステッチを入れています。

作業受付はメールかLINEで受けしていますので、必ず画像を添えてご連絡お願いいたします。
どのようなベルトがどのような状態か確認したいので、お電話では受け付けできかねます。
是非、ご協力よろしくお願いいたします。

持ち込みはワクチン2回以上接種済みの方のみお引き受けします。
その際もまずは画像送付お願いしています。
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