いっせいの林道歳時記

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戦場ヶ原わたすげ野鳥散策

2023-06-18 20:18:59 | 野鳥

【過去最高の解像度で撮影に成功したキビタキ】

OM SYSTEM OM-1
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO+Teleconverter MC-20
Mマニュアルモード
絞り F/8.0(解放)
シャッタースピード 1/640

ISO感度 1000
焦点距離 600mm(換算1200mm)
C-AF 静音連写7コマ目 被写体認識〈鳥〉DxoPureRAW3ノイズ処理 

ホントはズミの咲いてる頃に行きたかったのだが二週連続の本降りの雨とメディカルメンテの負荷で休んでしまった。

夏至も近く4時には明るくなる。5:47赤沼駐車場は7℃ mont-bellの登山用ソフトシェルを羽織り歩きだす。

いつものように自然研究路を湯滝方面に向かう。広葉樹林帯もすっかり緑に覆われている。

ズミの花はすっかり終わって湯川沿いにはレンゲツツジが見頃を迎えている。

わたすげデッキからはノビタキ(メス)の“狩り”が見られた。羽虫を捕獲して地面にあるだろう巣に居る雛に与える作業が続く。一旦灌木の先に留まるのでシャッターチャンスは比較的楽に撮れる。背景にわたすげの白とレンゲツツジのオレンジがアクセントになってこの時季らしい季節感が演出できる。

ノビタキ(オス)は少し遠くの灌木に留まる。頭部が黒いので目も黒つぶれしてしまう画を量産してしまうが連写の中にキャッチライトが入った画が混じるのである。これも背景の玉ボケにワタスゲとレンゲツツジの色が出て画になった。

メスの方が警戒心が薄いのか近くの枝に留まる。ノビタキでは過去最高の解像度で羽毛が表現出来ている。

冬鳥のジョウビタキ同様夏鳥もノビタキもメスの方が地味な色味ではあるがアップにすると可愛い♡

灌木にはアオジも来ていた。前回はうんざりするほどの個体数が出てきたが今回はコレだけ。

撮影している時は野鳥の種の同定は解からず撮っている。特に戦場ヶ原の灌木に留まる個体は遠くて肉眼ではなんの鳥かはよく解かってない。レンズを覗いても解からないケースもある。てっきりノビタキかと思って撮っていたらこれはビンズイだった。

ちなみに隣ではCanonR3+800mmF5.6(大きさから行ってコレ、しめて300まんえん←余計なお世話)のご婦人が頑張っていた。さすがに三脚だが端っこでマナーを守っていた。他に誰も居なかった事もある。

大体30分くらい息も切らさず集中して撮影が続き水分補給。足元のわたすげが朝日に輝きだす。

レンゲツツジを寄せてみる。朝露が玉ボケになって演出してくれる♬

わたすげデッキを辞して湯川沿いを遡上。聞こえてくるのはカッコーとウグイスの囀り。カッコーはカラマツの高い枝に留まっていた。あんまり可愛くないな(笑)

すると湯川の対岸から一羽翔んできたのを妻が発見! この功績がデカい! 最初背中の黒しか見えなかったがレンズを覗いて一発でキビタキと解かった! 木陰でちょっと暗くてISO感度を1000まで上げるが解像度はいまいち…

その後明るい枝に留まった。距離は10㍍弱。7、8㍍くらいか?

過去最高の解像度で撮れた!

野鳥を始めると撮りたい種の人気は夏鳥ではこのキビタキとオオルリだ。特にこのキビタキはオレンジ色のグラデーションがきれいで人気の鳥だ。戦場ヶ原に通う事〇△回でやっと納得の画を撮らせてもらった。この高揚感は撮れた者にしか解からない。この所撮れ高も少なくスランプ気味だった筆者に写真の神からのプレゼントと思いたくもなる(笑)

その後キビタキは去って行った… 相変わらずウグイスの囀りがうるさい(笑) すると目の前に居た!

古木のてっぺんではモズが囀っていた。

木道から撮影に集中する筆者。by嫁(OM-D)

何を撮ってたかと言うと古木の尖塔に留まるノビタキである。100㍍くらい離れているが抜けが良いと鳥認識AFがちゃんとノビタキを追うのが解かる。背景の山の緑の色味も出て完成度の高い画になった。気温も体温も上がり持参した水もほとんど飲んでしまった。いつのまにかエゾハルゼミの合唱が始まっている。ベンチでスイーツ補給後復路を歩く。

湯川に佇む流木。野鳥を撮らなくてもココは被写体には困らない。

木道脇に咲くキンポウゲに癒される。

赤沼橋を渡りコサメビタキポイントに行くがまったく姿は見えず… しばらくするとビンズイが目の前の枝に留まった! キビタキの画で隠れがちになりそうだがこれも過去最高の解像度で撮れた。それも背景はきれいな明るいグリーンで決まった!画としてはコチラの方が完成度は高いだろう。

 

 

すっかり達成感で満たされ赤沼駐車場に戻る。千手ヶ浜のクリンソウが満開と地元紙に載ったので駐車場は満車になっていた。

その後いろは坂を下りいつものやしおの湯♨に浸かる。ランチは今市市街の喜多方ラーメン達磨

筆者は「しなそば(醤油味)」妻は「しなそば(塩)」を注文。餃子も一枚頼んだ。8,000歩あるいて空腹だったせいかちょっと足りずミニもつ煮と半ライスのセットでも良かったかも知れない。

 



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