6月8日(水)、28年度 第110回 石垣市ハーリー大会(爬龍船競漕大会)が開催されました ( じいじと孫たちの石垣島アラカルト)
このハーリー大会(爬龍船競漕大会)は石垣市では、明治39年に催されて以来、毎年旧暦5月4日に行われているそうです。今年は6月8日(水)で、110回の節目の大会でした。このハーリーは14世紀頃に中国から伝わり、琉球王朝時代の国家的行事として催されて以来、沖縄独特の文化として発展継承されて、現在では豊漁を祈願する海の祭典として、沖縄県内各地で開催されているようです。
孫二人が通う八島小学校では、ハーリーの日は学校が休みになり、4歳の孫が通う幼稚園もハーリー見学に行くと出席扱いにします…でした。。(この小学校では、前週の日曜日を 弁当持参の登校日として授業をするとともに、午後は恒例のクリーン大作戦として、保護者を交え学校周辺や近くの登野城漁港・マンタ公園などの周辺のゴミ拾いをハーリー前に実施しました。)6月8日(水)は、パパの車でハーリー見学に行きました。
登野城漁港・マンタ公園のすぐ北に位置する我が家の二階からは、登野城漁港に所属する東1組と東2組の二つのチームが、ハーリー大会を前にして漁港内で若者たちがハーリー競争の練習や、女性部の方たちが踊りの練習をしている光景が、掛け声や音楽と共に見えていました。
ハーリーの朝、6月8日6時前からの早朝ウォーキングに出発して間もなく、糸数御嶽で東一組が神事をしているところに通りかかりました。
早速、持っていた携帯のカメラで取材を…
糸数御嶽での神事に続いて、港での行事にも同行して取材しました。
2月に高知市から石垣に転居した私たちは、この 伝統行事を一目見たいと思っていたので、実にタイミング良く遭遇したものでした。
糸数御嶽での神事に続いて、港でも豊漁と安全操業を祈願する 神祭。
ハーリー競技に参加する海人(ウミンチュ)の若者と、応援する女性部の方達の息の合った伝統の流れを見ることが出来ました。
ハーリー大会(爬龍船競漕大会)に参加する海人が港の中をハーリー舟に乗って廻り、太鼓などをたたいて女性部の皆さんが鼓舞して雰囲気を盛り上げていました。
大会は石垣漁港で行われ、海人(ウミンチュ)たちが地域のプライでをかけて、力強い櫂さばきで熱い競漕を繰り広げました。
本バーリーは東一、東二、中・西合同の3チームで、中・西合同が総合9連覇を達成したそうです。このほか中学校、団体、マドンナなどのレースに140組1400人が参加して、海人の伝統行事を盛り上げていました。
海人3チームによる競技最初の「御願ハーリー」と、中盤の「転覆ハーリー」(レース中に2回、旗の合図を見て自分たちの乗っている舟を転覆させ、いち早く立て直して速さを競う)は迫力がありました。
途中で少しの間、風と雨で海に波が立っていましたが、直ぐにおさまり競技が続けられました。あまりに暑いので最後までは観覧かなわず、会場を後にしました。
ハーリー大会終了後の神祭の様子を、家のすぐ近くにある登野城漁港の東一組を取材しました。
多くの関係の皆さんが参加して、ステージの舞踊などを観ながらビールや泡盛などで親交を温めていました。宴は夜遅くまで、我が家にも聞こえておりました。
ハーリー大会では、女性部舞踊披露で、東一組20名は「恋の初み」「谷茶前」を、東二組30名は「鳩間節」「東二組ぬアバァ小ター」を踊るプログラムになっていました。
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