石垣島の美味いどころ 琉球割烹 司(つかさ)

美味しい料理と 美味しいお酒で 極上の一時を! 

発泡スチロール油化装置に関する研究 紹介

2011-12-08 | 発泡スチロールの油化装置

技術開発報告書概要版

技術開発報告書概要版. 助成事業名称:使用済み発泡スチロール(EPS)油化装置
実用化開発(J1705). 助成事業者名:株式会社ティラド. 1.技術開発担当・照会先.
環境・エネルギー研究センター 研究・開発室 研究員. 和田 努. 〒257-0031 神奈川県
秦野 ...
研究開発 - サンライフ株式会社
発泡スチロールの油化装置と廃食用油のろ過装置、生ごみ乾燥機を連携し、一体化
することに成功しました。この技術により、システムを動かす発電機の燃料を自ら生成し
、排熱も有効活用することが可能となりました。この研究において以下のことが確認され ...

上記エコノマイザと溶解槽との間に、そのエコノマイザで発生した熱分解ガスの凝縮液 の一部又は全部を上記溶解槽側に戻す返送ラインを接続した請求項1記載の 発泡スチロール油化装置。 【請求項3】 上記溶解槽に、発泡スチロールを細かく粉砕して 投入する ...

 

2009年10月29日 ... そこで以前、発泡スチロールの油化について、分かりやすく解説した文章を作りました ので、掲載することとしました。 .... 株式会社オプティでは、1バッチ50kgの減容化した廃 発泡スチロール樹脂の実証装置の開発に取り組んでいます。 ...

 


対馬市が漂着ごみ油化装置を導入 全国2例目、峰町で稼働式典

2011-12-08 | 発泡スチロールの油化装置

出典:長崎新聞(6月9日のながさきニュース)より

 

対馬市が漂着ごみ油化装置を導入 全国2例目、峰町で稼働式典

▼クリックすると動画を再生することができます

http://www.nagasaki-np.co.jp/douga/20100608/07.shtml

対馬市は、海岸に流れ着いた発泡スチロールを再資源化する漂着ごみ油化装置を同市峰町櫛の対馬クリーンセンター中部中継所に整備、8日、稼働セレモニーが現地であった。市によると、油化装置を導入する自治体は沖縄県竹富町に次いで全国2例目という。

 同市の海岸には国内外の漂着ごみが推計5万4千立方メートル(4400トン)流れ着いており、深刻な問題となっている。市環境政策課によると、ごみの約3割は発泡スチロールで、これまでは北九州市の施設で処理していたが処理費とは別に島外への輸送費(年間約800万円)が必要で、コスト軽減のため今年1月から油化装置を導入した施設の建設を進めてきた。

 事業費は約3500万円。油化装置は高さ約2メートル、横約3メートル、奥行き約1・3メートルで、神奈川県のメーカーが開発。発泡スチロールを破砕機で細かくし、約350度の熱分解釜で蒸発させて灯油に近いスチレン油を生成する。1日に発泡スチロール80キロを処理、スチレン油40リットルを生成できるという。

 スチレン油の用途は油化装置を動かすこと以外に決まっていないが、今後建設を目指す漂着ごみ専用の小型焼却炉などに利用することを検討している。

 セレモニーには関係者ら約50人が参加。齋藤勝行副市長が「ごみを島内で最終処理でき、燃料化できる画期的な技術。今後もリサイクル技術の調査研究を進めたい」とあいさつした。

 テープカット後、参加者は発泡スチロールを油化する工程を見学。生成したスチレン油と食品油を混ぜた液体で発電機を動かす実演もあった。

 

 


漂着ゴミをエネルギーに 油化装置を公開実験

2011-12-08 | 発泡スチロールの油化装置

出典:八重山毎日新聞 2009年11月8日より

漂着ゴミをエネルギーに 油化装置を公開実験

発砲スチロールを燃料化

 【鳩間島】鳩間島の焼却炉構内に設置した油化装置で、海岸に漂着した発泡スチロールからスチレン油を抽出し、新たなエネルギーとして使用する「鳩間島・宝の島プロジェクト」の公開実験が7日午後、現地で行われた。実験では、地域住民や行政、議員などが参加するなか、油化装置を使った発泡スチロールからのスチレン油の抽出や、それを発電機や小型焼却炉の燃料に混ぜて使用するデモンストレーションが行われ、海岸漂着ごみの発泡スチロールの燃料資源としての可能性が示された。

 同プロジェクトは、(社)日本海難防止協会が日本財団の財政支援を受けて企画したもので、地域住民を中心としたNPO南の島々守り隊(浦崎金雄理事長、11人)が主体となってプラントを管理・運営する。
 同島で稼働した油化プラントは、1時間に10キロの発泡スチロールを処理する能力があり、1キロの発泡スチロールから1リットルのスチレン油が抽出される。
 同プラントでは、抽出する3割のスチレン油を内部燃料として使用。残りの7割を外部で燃料として使用できる。軽油などに10%程度を混ぜ、ボイラーや焼却炉、漁船などの補助燃料として使用することが可能。町の焼却炉では、100%燃料として使用できる可能性があると言う。

 同協会の大貫氏は「発泡スチロールから抽出されるスチレン油は漁船や発電機の燃料などいろいろな使い方ができる。島の人々が中心になってこれを使った島興しを考えてほしい。私たちはこれをサポートしたい。鳩間島スタイルを全国に展開したい」と、油化を使った島興しに期待を込めた。
 また、同NPOの浦崎理事長(60)は「これからみんなで意見を出し合い、じっくりと使用方法を考えたい。同じ悩みを抱える島々に鳩間から発信し、そこから視察に来てくれるだけで島が活性化される。いずれは町内全域の発泡スチロールをここで処理したい」と意欲をみせた。
 川満町長も「ごみが資源となり燃料に変わる。産業化や島興しも期待したい。成功すれば県、国も関心を示し、鳩間から全国、全世界に広がる可能性がある」と、今後の展開に期待した。

 同島での社会実験は2010年度までの2カ年間。次年度は、油化原料をペットボトルや漁具などプラスチック類に拡大するほか、車両で移動が可能なコンテナ式の移動プラントの導入も計画されている。

 

 


鳩間島の漂着ごみが燃料に 発泡スチロール油化装置初公開

2011-12-08 | 発泡スチロールの油化装置

出典:沖縄タイムス 2010年11月5日より

鳩間島の漂着ごみが燃料に 発泡スチロール油化装置初公開

【鳩間島=竹富】漂着ごみを燃料油へ変換することにより、離島を「宝の島」へ変えようという試み「鳩間島・宝の島プロジェクト」(主催・日本海難防止協会)の一環として、同協会が開発した車両移動式発泡スチロール油化装置が4日、同島で初めてお披露目され、公開稼働実験が行われた。来年4月以降、与那国島を含め漂着ごみ問題を抱える全国離島の海岸を広域的に巡回する。

 この日は島民らでつくるNPO「南の島々(ふるさと)守り隊」(浦崎金雄理事長)メンバーや西表島で環境学習に取り組む子どもら約40人による海岸清掃が行われた後、移動式装置による公開実験を実施した。拾った発泡スチロール約40キロから精製した油で発電機を稼働させ、「エコ祭り」を開催。参加者へ綿菓子やかき氷がふるまわれた。

 同協会は日本財団からの助成を受け、昨年11月以来、漂着ごみの40%を占めるとされる発泡スチロールから、給湯設備や焼却炉などで利用できるスチレン油を精製する固定式装置を同島に設置。同「守り隊」が管理、運営している。

 一方、大型離島や複数の離島を抱える自治体では、固定式装置1台では処理できない可能性があるため、機動性や利便性、経済性の観点から、4トントラックと一体化した車両移動式装置による巡回が考案された。

 移動式装置は3基あり、同協会の大貫伸主席研究員は「フェリーが就航していればどこへでも行ける」と説明。八重山、長崎県対馬周辺、新潟県佐渡島周辺の3地域を拠点とし、「離島キャラバン隊方式」で巡回させていく方針を示した。

 「八重山3市町には移動式プラントをやりやすい方向で有効活用してほしい。竹富町はNPOと協働で鳩間を『前線基地』として、西表島や黒島の漂着ごみも処理する仕組みをつくってもらいたい」と期待した。

 

 

 


沖縄・石垣島に行ってきました・・・その1 

2011-12-07 | 小浜真英氏(瓦職人)作のシーサー

先日、妻と3泊4日で沖縄・石垣島へ行ってきました。 

来年1月に高知からの直行便がなくなることもあり、石垣島に居る孫たちの顔を見に行くことにしたのです。 

沖縄・那覇空港で乗り継ぎに1時間ほど時間があり、 

かって同じ職場で仕事をした、高知の出身で東京でジャーナリストをしていて、 

3年前に退職し、沖縄に住み着いているSさんご夫婦と空港内で会うことができました。

 

高知では趣味でトロンボーンを吹いていましたが、今は三線引きながら歌を歌って老人施設などにボランティアで行っているとのこと・・・ 

県民所得最下位で人口が増えている沖縄! 

私は、県民所得最下位の沖縄(199万円)と下から二番目の高知県(215万円)だが、高知は人口が減っているのに、沖縄だけは増え続けている。 

どこに違いがあるのかを調べて、高知の活性化の参考にしたいのでまた力を貸してくださいとお願いして別れました。 

那覇空港から石垣空港の飛行機は満席でした。 

婿が料理長をしているホテルで3泊し、休暇をとって家族全員が案内してくれました。 


Image913.jpg 

 町並み保存で観光客が沢山来ている竹富島!

 

前に来たときは、西表島などを案内してもらっていたので、今回の狙いは町並み保存で観光客が沢山来ている竹富島でした。 


Image880.jpg竹富島は、石垣島から高速艇で10分ぐらい。この町並みの赤瓦の屋根が有名ですが、婿のお父さんが「しっくい職人」として、保存会の依頼を受けて仕事をしてきたそうです。 

73歳になり屋根に上るのが危険になり、1昨年引退したそうですが、シーサーは時々造っているとか・・・ 

屋根の上に魔除けとして置かれているシーサーも、お父さんの作品が沢山あり、婿はその特徴からあちこちで私たちに紹介してくれました。 


Image883.jpg昼食で入ったレストランで、店内に置かれていた 「うつぐみの竹富島」大塚勝久写真集(琉球新報社発行)を漠然と観ていたら、婿がお父さんが載っている!とびっくりしていました。 

新聞には載ったけど知らなかったと、発見を喜んでおり、私も1冊買って帰りました。  

次回は、竹富島の町並み保存と持続可能な観光スタイル!の話です。 

 

  HN: 龍馬 (2008年11月26日 08:39) 

HN:龍馬 さんの記事(その1)  


沖縄・竹富島へ行ってきました・・・その2  町並み保存

2011-12-07 | 竹富島

沖縄・石垣島に行ってきました・・・その1 の続きです。 

竹富島の町並み保存と持続可能な観光スタイル!

竹富島は、石垣島から6キロのところ。 

観光客を乗せた複数の会社の高速艇が1時間おきくらいに運行されているようでした。

それだけ観光客が多いようです。 

竹富島は、珊瑚礁で出来た平べったいお盆のような島で、山も川もなく、直径は約3キロ、周囲わずか9.2キロ。 


Image873.jpg赤山公園の丘の上に立つ展望台(なごみの塔)の高さが24mあり、島の最高地点とか。 

平均気温24度、平均雨量2400ミリ。 

 

世帯数169戸、人口345人(今年4月比4人増)、民宿・旅館13軒、土産品店9軒、食堂・喫茶9軒 

島全体が国立公園、集落部分が"町並み"保存地区。 

120以上の舞踊・狂言、300以上の歌謡伝承、種子取祭には二日間で約80点もの芸能を奉納すると言う芸能の島。 

天然素材を植物染料で手染めして、手織りするミンサー・芭蕉布・麻布など民芸の島。

 

Image889.jpg345人中65歳以上は92人、いたって健康・元気という長寿の島。 

古い沖縄の良さを一番残していると言われる竹富島です。 

島に着くと、港には観光客送迎用のミニバスが何台か待ち構えており、予約をしていない人も自由に選んでおり、私たちは婿たちの知り合いのバスに乗車。 

まず30分の「水牛車観光」(一人1、200円)に出かけました。


 Image854.jpg

  10メートルくらい(20人乗り?)の荷台車を大きな角の水牛がゆっくりと引いていくのです。 

水牛は、町並みの狭い四つ角もロングボディの荷台車を塀にこすらないように、実に上手に回っていきます。私たちの運転よりはるかにうまいねーと話していました。

のんびりと動く水牛と、たずなをもつ案内人のおじさんの呼吸はぴったり。 

その案内人のおじさんは、現場を見せながら町並み保存の取り組みを説明するので、臨場感があります。 

"町並み"保存地区では、屋根は赤瓦以外はダメ、サンゴの白い砂を敷き詰めた道以外はダメ、もちろん舗装はダメ、塀もコンクリートはダメでサンゴの小石を積み重ねたもの。 


Image876.jpgサンゴで出来た島なので材料は沢山あり、昔からやってきた風に強い家づくりとか。 

防風・防火対策に、フク木・ガジュマルなどの亜熱帯植物を庭に植えています。 

婿は、昔から"福木の花が咲いたらフエフキダイが釣れる"と言われている、と話していました。 

塀の周りには、真っ赤なハイビスカス、年中咲き乱れるブーゲンビリア、パパイヤなど。 

案内人のおじさんは、屋根で大口を開けて目玉をむいで力んでいる魔除けのシーサー(唐獅子)、役人が見初めたとクヤマと言う娘さんの話など巧みに語ります。 


Image884.jpgそして、三線(さんしん)片手に荷台車の天井に歌詞が手書きされている竹富民謡「安里屋(あさどや)ユンタ」を歌います。 

実に調子が良いので「サーユイユイ」の合いの手が、観光客から自然に出てきて、見知らぬ同士が盛り上がります。 


Image855.jpg降りるときには、一人1、200円(送迎付き)の乗車料金満足で、又乗りたいと思いました。 

二台の水牛車は、水牛を入れ替えて、またお客さんを乗せてゆっくりと出て行きました。 

 

休憩がてら立ち寄った民宿をやっている喫茶店では、年配の人懐こいおばあさんが話し相手で、もっと話して居たいなと思い、泊まるのだったらここにしたいと思いながら店を出ました。 

話では、一泊2食付で5,200円、組合ではそのうちに値上げをすることを話しているとか。 

3泊4日で、のんびりと滞在していくして人が多いですよ!と話していました。 


 私たちも1日ではもったいないと思いながら、あちこち急ぎ足で回りました。 

滞在するとなれば、国立公園でキャンプは禁止の島ですから、民宿・旅館に泊まります。でもこの値段なら滞在しやすいと思いました。 

夕方私たちが竹富島を後にするとき、2艇の高速艇からはかなりの人が降りてきました。 

食堂・喫茶も沖縄そばなど種類も豊富で、"よその釜の飯は美味い"だけでなく、しかも安いと思いました。 

サンゴの白い砂を敷き詰めた道は、住んでいる人が毎朝掃いているとか。あちこちにほうき目が残っていました。 


Image882.jpg 

お金をかけるのではなく、あるものを保存し受け継ぐ(町並みや文化・芸能を守る竹富町民憲章)、また訪れた人と人との心の交流(絆)が、持続可能な観光資源となり、 

地元にある食材を活かしたオリジナル料理は安くておいしく、手頃な料金は長期滞在を生みやすく、のんびりとした交流が絆となりリピーター作りの条件ともなるのでは・・・ 

"癒しの時代"注目度は一層高まるのではないかと思いました。 

高知にも、おいしい料理やおもてなしの心があり、よさこい踊り、優れた歴史上の偉人や文化が沢山あります。 

高知らしい"持続可能な観光スタイル"をみんなで紡いで行けたら良いなーと思いました。 

 次回は、今でも交流の続く高知の旧日本兵(大石隊)と竹富島の住民の話です。

 

  HN: 龍馬 (2008年11月27日 07:57)

HN:龍馬 さんの記事(その1) 


沖縄・竹富島へ行ってきました・・・その3  今も続く高知との交流

2011-12-07 | 竹富島

沖縄・石垣島に行ってきました・・・その1 

沖縄・竹富島へ行ってきました・・・その2  町並み保存の続きです。 

今も続く高知の旧日本兵(大石隊)と竹富島の住民の交流 

竹富島に、日本最南端のお寺、喜宝院(きほういん)があり、 

そこに蒐集館(しゅうしゅうかん)という民族資料館があるので観ていこうと案内されました。 


Image864.jpg

 

入り口で館長の上勢頭芳徳(うえせどよしのり)さんに「どちらからお越しになりましたか?」と尋ねられましたので、「高知からです!」と答えると 

突然、嬉しくてたまらないと言う表情で、話し出しました。 

「私は高知には何度もお伺いしています・・・」と、戦争末期、竹富島に来た高知の大石隊長ほか200名の陸軍兵士と竹富島住民との、当時では考えられないまれに見る、心温まる生活があり、その後沖縄が本土に復帰してから始まった交流が、今なお続いているとのこと。

喜宝院の境内にある、病気や事故で亡くなった9人の大石隊戦没者の慰霊の塔へ案内されました。 

住民が日本兵の慰霊の塔を建立したり、慰霊祭をしたりすることは、他に例を見ないことだとか・・・ 

全員で合掌した後、館内を見物させていただきました。 

 


Image859.jpg
Image860.jpg

 

竹富島で使用された約4000点の資料が展示されており、沖縄県第一号として、国の登録有形民族文化財に指定されているようです。 

人頭税関係、染織、儀礼用具等、特に研究者の来館も多いワラサン(結縄)や"町並み"保存の資料も残されています。 

お話を聞く中で、慰霊の塔の建立から民俗資料の収集保存など、先代の喜宝院院主・上勢頭亨さんの「うつぐみ」(心をひとつにして力をあわせるという意味)の強さと先見性を感じました。 

院主・上勢頭亨さんの没後、喜宝院を継いだ一人娘の現院主・上勢頭同子(うえせどともこ)さん、高知との交流や地元の子どもたちの"心の先生"(その1で記した「大塚勝久写真集」に紹介されています)など実に幅広く活躍されていることを、婿たちが教えてくれました。 

高知に帰ってから、 

館長の上勢頭芳徳さんに教えていただいた「高知竹富会」の事務局(高知市上街2-2-3 ㈱鍛造連内TEL088-822-2470)に連絡を取り、長年事務局を担当されている六久保衣佐さんにお話を聞くことが出来ました。 

そのとき、「うつぐみは時を越えてー沖縄・竹富島と高知の絆ー」という本をいただきました。 


Image1008.jpg 
 この本は、鍋島寿美枝さん(高知市生まれ、高知大学教育学部終了後、小学校教員として28年間勤務、第一回大原富枝賞受賞、日本児童文芸家協会会員)が、友人に誘われて竹富島に旅行した時、これらの話を聞いて感動して、書かれたものでした。 

鍋島寿美枝さんは、この本の巻末に「小さな竹富島にかかわって三年。この間に私の人生はずいぶん広がりました。多くの魅力的な方々に出会いました。」と記されています。 

挿絵は八百川久須子(やおかわ)さん(高知市生まれ、高知師範学校卒業、小学校教員として35年間勤務、高知県美術家協会会員)が担当されています。 

子どもにも読んでもらうために、実にやさしく表現されており、一気に読ませていただき、 

戦争末期の厳しい状況下でも、先にたつ人の考え方や行動によってこんなにも違いが出るものかと、痛感させられました。

 

もう直ぐ99歳になられるという大石喬さん(大石隊長)たちと住民の取り組みなどは、国の指導者の政治姿勢や経済的にも厳しい状況下にある高知県で、どのようにして活性化を図るのか!ヒントになるのではないかと思われました。 

沖縄・高知・東京を結ぶ うつぐみの会事務局を担当されている六久保衣佐さん、長時間に渡り丁寧にお話をしてくださいました。 

その中に、"竹富島には不登校の子どもは一人も居りません。島の全員が子どもにとっては先生ですから・・・歌や踊り、マナーなど教えます。高知の不登校の子どもなら全員引き受けますから、竹富島へよこして下さい。"といった話も出されましたと紹介されました。

 

  HN: 龍馬  (2008年11月28日 00:14)

HN:龍馬 さんの記事(その1)