ハルモニの声を

2013-05-24 | 日記




キム・ボクトンさん(87歳)とキル・ウォノクさん(85歳)は、15歳と13歳で強制的に慰安所に。
「日本軍の奴隷になり、踏みにじられてきたがなんの謝罪もうけていない」
「故郷に帰ることなく、2世、3世が差別を受ける事に胸が痛む」
「13歳で家を出て、一度も戻れず家族の消息も分からない」
「戦争がどういうものか、身を挺して伝えに来たのです」
「戦争が起これば私たちだけが被害を受けるわけではない。皆さんにも被害が及びます。
みなさんの力で、大阪市長を政治の場から追い出してください」
しっかりとした信念の言葉が、胸に刺さります。

ハルモニと一緒に声をあげてきたイ・ミカさんは、「日本を圧迫しよう、片隅に追いやろうというものではない。
この問題の解決が、アジアと和解関係をつくり、国際社会に認められることにつながるのだ」と。
そして、「妄言製造機(橋下市長)を作り出しているのは安倍政権」だと指摘し、
「参議院選挙で安倍政権圧勝となれば、その責任を一生みなさんが背負わなければならなくなる」と。

ハルモニたちは、自分たちへの謝罪と賠償を求めるだけでなく、世界のあらゆる戦争と紛争にも反対してきたということも初めて知りました。
「お金欲しさにやっている」という批判の声もありますが、ハルモニの声を聞けば、そうでないことは普通の人間ならばわかることでしょう。
そして、過去の過ちを認め謝罪することは、未来を切りひらく力になるのだということを感じるはずです。

明日は、大阪市長と面談が予定されているそうです。彼はハルモニの声を聞き何を感じるでしょうか・・・