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口臭の原因
口臭のもっとも多い原因がドライマウス(口腔乾燥)です。水分補給が不十分だったり、寝起きや移動中などで口の中が乾燥すると、唾液の分泌が抑制されます。その結果、舌の細胞が壊死し、それを細菌が分解する際に異臭が発生し、口臭になるのです。
口臭の原因となるのはほとんどの場合において舌ですが、同様のプロセスは歯に詰まった食べ物などでも発生します。つまり、歯磨きが十分でなければ、同じ細菌が歯で繁殖し、口臭の原因になることもあるのです。
口臭の原因として次に多いのが、食べ物です。にんにくや玉ねぎ、タバコのにおいは誰でも知っているでしょう。英国国民保健サービスによれば、クラッシュダイエット(極端なダイエット)や絶食をしていると、体内で脂肪が分解され、そのプロセスでケトンが発生するため異臭のもととなるそうです。
もちろん、原因はほかにもあります。投薬や口呼吸が原因の口腔乾燥、喉や肺の感染症、腎臓疾患や肝臓疾患、糖尿病などがその代表例です。これらのいずれかを持っている、またはその疑いがある場合、お医者さんに相談した方がいいでしょう。この記事では、一般的な口臭を対象にした解決策を紹介します。
自分の口臭をチェックする方法
公衆の面前で恥をかかないためにも、まずは自分の口臭を知っておくことが大切です。では、どうやって?
上でも述べたように、口臭は舌から発生することが多いので、まずは舌をチェックしましょう。California Breath Clinicの創設者である細菌学者のHarold Katz博士によれば、ピンクで光沢のある舌が健康の証し。一方、白くてうろこ状の舌は要注意だそうです。
スプーンによるチェックも可能です。舌の付け根の方をスプーンの縁でこすり取り、乾燥させると臭いがわかります。
よくやりがちな、口と鼻を両手で覆って息を吐く方法は効果がないそうです。Katz博士はCNNにおいて、それよりも効果的な方法として、手をなめることを勧めていました。
口と鼻を両手で覆って息を吐いても、口臭のチェックはできません。その代わり、手の甲をなめて数秒間乾かせば、臭いがわかります。
綿棒やデンタルフロス(歯間ブラシ)などを使って、舌の表面をチェックする方法もあります。とにかく、注目すべきはどこから異臭が発生しているかなので、発生源を突き止めることに注力しましょう。
食べ物が原因であれば、食事のときに気を付けるだけで口臭を防ぐことができます。にんにくや玉ねぎがたっぷり入ったものを食べた直後に会う人は、あなたから何メートルか離れて立ちたいと思っても不思議ではありません。臭いのある食べ物を食べたことを自覚しているなら、臭いを抑えるための衛生措置を取るようにしましょう。