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友達の輪を広げる 偏見を持つのはなぜ? 聖書

2020年08月24日 | 日記

友達の輪を広げる


偏見を持つのはなぜ?

好きではないグループの人たちと関わらないようにしていると,その人たちに対する見方がどんどんゆがんでしまいます。
自分と似ている人たちばかりを友達にしていると,自分たちの考え方や感じ方,やり方だけが正しいと思うようになるかもしれません。


聖書の言葉
「心を大きく開いてください」。

「それで,私たちの愛情に応えて,皆さんも心を大きく開いてください。私はわが子に話すように話しています」。
(コリント第二 6:13)

説明 ここで言う「心」は気持ちや愛情のことを指しています。自分と似ている人たちだけに愛情を向けていると,心が狭くなってしまいます。
そうならないためには,自分と違う人たちと友達になるよう意識することが大切です。

 


なぜ大切か
相手のことをよく知るようになると,どうして自分と違うことをするのかが分かってきます。その人と親しくなるにつれて仲間意識を持つようになります。その人を大切に思うようになり,
喜びや悲しみといった感情を共にすることができます。

 

ナザレという女性は移民に対して偏見がありました。偏見を捨てるようになったいきさつについてこう話しています。
「移民の人たちと一緒に働き,時間を過ごしました。
実際に知り合ってみると自分が持っていたイメージとは全然違いました。文化の違う人たちと友達になると,先入観を持つのではなく,その人個人を知って友情を育むことができると思います」。


気を付けたいこと
自分や周りの人にとって良くないライフスタイルを送っている人もいます。それで,友達を慎重に選ばなければいけません。良くないことをしている人たちと親しくならないよう,
一線を引きましょう。

それは差別とは違います。そういう人たちを攻撃したり,ライフスタイルを選ぶ自由を否定したりはしませんが仲の良い友達にしない方がいいでしょう。

「賢い人たちと共に歩むと賢くなり,愚かな人たちと関わり合うと苦しい目に遭う」。

(箴言・格言 13:20)

 


できること

他の国や民族,言語の人たちと話してみるのはどうですか。

その人のことを知るために質問してみましょう。

食事に誘ってみましょう。

話をよく聞いて,相手が大切にしていることを知るようにしましょう。

その人がどんな経験をして,どんな考え方をするようになったかを知ると,相手の国や文化に良いイメージを持つようになるかもしれません。


偏見を捨てた人 カンダサミとスカマ(カナダ)
「私たちは南アフリカで育ちました。当時はまだアパルトヘイトが続いていて,人種ごとに居住区が決められていました。その影響で,違う人種に偏見を持つようになりました。
白人が特に嫌いでした。差別されたことがあったからです。自分たちに偏見があるとは思いませんでした。むしろ被害者だと感じていました。でもこれではいけないと思い,視野を広げていろいろな背景の人たちと友達になるようにしました。白人の人たちとよく知り合うにつれて,自分と共通点がたくさんあることに気付きました。みんな同じような苦労があり,同じようなことを経験しています。白人のご夫婦をしばらく家に泊めたこともあります。とても親しくなり,お互いのことを親友や仲間として見るようになりました。今では白人に良いイメージを持っています」。