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愛(アガペー)~聖書

2021年11月04日 | 日記

愛(アガペー)

「兄弟の愛情に愛を加えなさい」
(ペテロ第二 1:7)

聖書はどんな特質を際立たせていますか。どんな四つのギリシャ語がしばしば「愛」と訳されますか。ヨハネ第一 4章8節が言及しているのはどの愛ですか。
「愛さない人は,神をよく知りません。神はだからです」。
(ヨハネ第一 4:8)

もし神の言葉 聖書が際立たせている特質あるいは美点が一つあるとしたら,それは愛です。クリスチャン・ギリシャ語聖書は元々ギリシャ語で書かれましたが,しばしば「愛」と訳されるギリシャ語は四つあります。今わたしたちが関心を向けているのは,性的な誘引力に基づいたエロス(クリスチャン・ギリシャ語聖書中にはない語)の愛でも,血縁関係に基づいた感情であるストルゲーの愛でもありません。
また,前の記事で扱われた,互いへの敬意に基づく温かで友情に満ちた愛,フィリアでもありません。むしろそれはアガペーです。アガペーとは,無私の気持ちの同意語とも言える,原則に基づく愛であり,使徒ヨハネが『神は愛です』と述べたときに言及した愛です。
「愛さない人は,神をよく知りません。神はだからです」。
(ヨハネ第一 4:8)

的確にも,愛(アガペー)に関して,どんなことが述べられていますか。
この愛(アガペー)について,ウィリアム・バークレー教授は自著「新約聖書の用語」の中でこう述べています。「アガペーは思いと関係している。それは,[フィリアの場合とは異なり]おのずと自分の心の中に生じる単なる感情ではない。それは一つの規範であって,我々はその規範に従って慎重に生活する。アガペーは意志と非常に深い関係にある。それは一つの征服であり,勝利であり,達成である。自然に自分の敵を愛せる人はいない。自分の敵を愛することは,我々の自然の傾向と感情全体に対する征服である。実際このアガペー……は,愛せない人を愛し,好きではない人を愛する力である」。


イエス・キリストが最大のおきてとして次の二つを挙げたのは正しいことでした。「第一は,『……あなたは,心をこめ,魂をこめ,思いをこめ,力をこめてあなたの神(エホバ,ヤハウェ)を愛さねばならない』。第二はこうです。『あなたは隣人を自分自身のように愛さねばならない』。これらより大きなおきてはほかにありません」。
(マルコ 12:29~31)

使徒パウロもコリント第一 13章で,同じように愛を強調しています。彼は愛が絶対に必要な第一の特質であることを力説した後,結論として,
「しかし今,信仰,希望,愛,これら三つは残ります。しかし,このうち最大のものはです」と述べています。
(コリント第一 13:13)

イエスが,ご自分の追随者を見分けるしるしとなるのは愛であると述べたのは正しいことでした。
「あなたたちの間にがあれば,全ての人は,あなたたちが私の弟子であることを知ります」。
(ヨハネ 13:35)