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星はわたしたちに影響を与えますか

2018年12月14日 | 日記

 

星はわたしたちに影響を与えますか


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この仕事が取れるか

上に挙げられているような事柄の答えを知ろうとして,星占いに頼る人は少なくありません。
しかし,星は本当にわたしたちに影響を与えるのでしょうか。自分の将来や自分自身について知るのに役立ちますか。
聖書は何と述べているでしょうか。


星はわたしたちの将来に影響を与えるか

人間は定められた運命から逃れられないと信じている人たちがいます。
その見方によれば,人の将来はすでに決められており,星によって知ることができます。
しかし,聖書の見方はそれとは異なります。聖書によれば,神は人に選択の機会を与えておられます。
言い換えれば,人は自分がどうなるかをある程度決めることができるのです。
例えば,神はイスラエル人にこうお告げになりました。

「わたしは……あなたの前に命と死,祝福と呪いを置いた。あなたは命を選び,あなたもあなたの子孫も共に生きつづけるようにしなければならない」。
(申命記 30:19)


このように神様は,人が自分の将来をかなりの程度決められるということをイスラエル人に明らかになさいました。
神の命令に従えば祝福を経験し,背けば苦難を身に招くことになるのです。

考えてみてください: もし個々のイスラエル人の将来がすでに星によって決められていたなら,ぜひ命を選ぶようにと神が勧めることに意味があるでしょうか。
人間が自分の行動をコントロールできないとしたなら,その行動について責任を問うのは公正なことでしょうか。


聖書から学べる点は明解です。人の生き方は当人の選択にかかっているのであり,星によって決まるのではない,ということです。

「惑わされてはなりません。神は侮られるような方ではありません。何であれ,人は自分のまいているもの,それをまた刈り取ることになるのです」。
(ガラテア 6:7)



星はわたしたちの性格に影響を与えるか

占星術を信じる人の多くは,人の運命は定められているという見方に固執しません。
その一人は,「運命はコントロールできる」と言います。しかし,「誕生の日時は人の性格に影響を及ぼす」とも述べています。
同じように考える人は少なくありません。星や惑星が地球に自然界の法則に基づく影響を与えるのであれば,
その法則を超越した影響も与えるのではないか,と考えるのです。

聖書は何と述べていますか。


聖書は科学の教科書ではありません。人体や宇宙について詳細をすべて論じた本ではないのです。
それでも,神様が天体をどんな目的で創造なさったかを述べています。
創世記 1章14,15節にはこうあります。
「神は言われた。『天の大空に光る物があって,昼と夜を分け,季節のしるし……となれ。天の大空に光る物があって,地を照らせ』」。


考えてみてください: もし神が星を人間の性格に影響を及ぼすものとして造られたのであれば,そう明示なさるのではありませんか。

どんな結論を引き出せますか。神の創造の業の一部である星は,人の性格に影響を及ぼすものではない,ということです。


良い方法

自分の将来や自分自身について知ろうとするのはよいことです。それでも,星に導きを求めるよりも良い方法があります。

聖書は神様を,「終わりのことを初めから……告げる者」と呼んでいます。

「わたしは終りの事を初めから告げ,まだなされない事を昔から告げて言う,『わたしの計りごとは必ず成り,わが目的をことごとくなし遂げる』と」。
(イザヤ 46:10)


神は目的を持っておられ,それを確実に実現なさいます。

「降り注ぐ雨,また雪は,天から下り,実際に地にしみ込み,ものを生じさせ,芽を出させ,そして,種が種をまく者に,
パンがそれを食べる者に実際に与えられなければ,その場所に帰らない。わたしの口から出て行くわたしの言葉も,それと全く同じようになる。
それは成果を収めずにわたしのもとに帰って来ることはない。それは必ずわたしの喜びとしたことを行ない,わたしがそれを送り出したことに関して確かな成功を収める」。
(イザヤ 55:10,11)

 


聖書を読むと,神の目的について知ることができます。

古代のその聖典は,人が苦しみを経験するのはなぜか,神は人間の苦しみをどのように終わらせるかということも説明しています。

「しかしわたしたちは,義の宿る新しい天と新しい地とを,神の約束に従って待ち望んでいるのです」。
(ペテロ第二 3:13)

『また私は,新しい天と新しい地とを見た。以前の天と,以前の地は過ぎ去り,もはや海もない。
私はまた,聖なる都,新しいエルサレムが,夫のために飾られた花嫁のように整えられて,神のみもとを出て,天から下って来るのを見た。
そのとき私は,御座から出る大きな声がこう言うのを聞いた。「見よ。神の幕屋が人とともにある。神は彼らとともに住み,彼らはその民となる。また,神ご自身が彼らとともにおられて,
彼らの目の涙をすっかりぬぐい取ってくださる。もはや死もなく,悲しみ,叫び,苦しみもない。なぜなら,以前のものが,もはや過ぎ去ったからである」』。
(黙示録・啓示の書 21:1~4)


自分を知り,人格を磨くという点で,最善の導きは聖書から得られます。聖書を読むことは自分を正直に見つめるのに役立つからです。

例えば,神様は「憐れみ……に富み,怒ることに遅く」「進んで許してくださる」ことを聖書は示しています。

「主(神)は彼の前を過ぎて宣べられた。「主(神),主(神),あわれみあり,恵みあり,怒ることおそく,いつくしみと,まこととの豊かなる神」
(出エジプト記 34:6)

「それは,神(ヤハウェ,エホバよ),あなたが善良で,進んで許してくださるからです。あなたを呼び求める者すべてに対するその愛ある親切は,豊かだからです」。
(詩編 86:5)


わたしたちはどうでしょうか。

聖書を読むと自分の考え方の誤りが明らかになり,どこを改めたらよいかが分かります。

ですから,自分の将来や自分自身について知ろうとして星に目を向ける必要はありません。むしろ,聖書に目を向けるほうが良いと言えます。
聖書は「神の霊感を受けたもので,教え,戒め,物事を正すのに有益」だからです。

「聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ,人を教え,戒め,誤りを正し,義に導く訓練をするうえに有益です。
こうして,神に仕える人は,どのような善い業をも行うことができるように,十分に整えられるのです」。
(テモテ第二 3:16,17)



星占い,もしくは占星術を行なう人は,太陽や月や惑星や星などの天体が人に影響を与え,
また自分のことを知るのに役立つと考えて,それらの天体に目を向けます。