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聖書の音信、日々のニュース関連を書いています。

神からの夢~聖書

2021年06月09日 | 日記

神からの夢

神​は​人間​に​夢​を​見​させ​て​意思​を​伝達​し​て​こら​れ​まし​た​か
「神​の​預言​者ダニエル​は​床​の​上​で​夢……を​見​た。その​時,彼​は​その​夢​を​書き留め​た。事​の​全容​を​彼​は​告げ​た」。
(ダニエル 7:1)

 

聖書​は​何​と​述べ​て​いる​か
神​は​重要​な​音信​を​様々​な​方法​で​人​に​伝え​て​こら​れ​まし​た。聖書​時代​に​は,夢​を​お用い​に​なっ​た​こと​も​あり​ます。しかし​それら​は,日常​見る,とりとめ​の​ない​支離滅裂​な​夢​で​は​あり​ませ​ん。
鮮明​で​筋​の​通っ​た​夢​で​あり,明確​な​メッセージ​を​伝える​もの​でし​た。例えば,預言​者​ダニエル​は​夢​の​中​で,一連​の​野獣​を​見​まし​た。それら​は,バビロン​の​時代​から​現代​に​至る​まで​の​政治​上​の​帝国​を​象徴​し​て​い​ます。
『バビロンのベルシャザル王の治世の第1年に,ダニエルは夢を見た。床に就いていた時に頭の中で幻を見たのである。それで,その夢を書き留め,見た内容を全て記録した。ダニエルは言った。
「私が夜に幻を見ていると,天の四方の風が広大な海を波立たせていた。そして,4匹の巨大な獣が海から出てきた。それぞれ姿が異なっていた」』。
(ダニエル 7:1~3)

『この4匹の巨大な獣は,地上で権力を持つようになる4人の王です』。
(ダニエル 7:17)

神​は,イエス​の​養父​で​ある​ナザレ​の​ヨセフ​に​見​させ​た​夢​の​中​で,妻​と​子​を​連れ​て​エジプト​へ​逃げる​よう​お告げ​に​なり​まし​た。その​結果,イエス​は​悪らつ​な​王​ヘロデ​の​手​に​掛かっ​て​殺さ​れる​こと​を​免れ​まし​た。また,ヘロデ​が​死ぬ​と,神​は​ヨセフ​に​夢​の​中​で​その​こと​を​知らせる​と​とも​に,家族​を​連れ​て​郷里​に​戻る​よう​に​と​の​指示​も​お与え​に​なり​まし​た。
『さて彼らが旅立った時,見よ,主(神)の御使いが夢の中でヨセフに現れて言った,「立って,その子供と彼の母を連れて,エジプトへ逃げなさい。そしてわたしがあなたに告げるまで,そこにとどまっていなさい。ヘロデがその子供を尋ねて,滅ぼそうとしているからです」。そこで彼は立って,夜中にその子供と彼の母を連れてエジプトへ旅立ち,ヘロデが死ぬまでそこにいた。それは,主(神)が預言者を通して語られたことが成就するためである。それはこう言っている,「わたしはエジプトから,わたしの子を呼び出した」。
(マタイ 2:13~15)

『ヘロデが死ぬと,見よ、主(神)の御使いが,夢でエジプトにいるヨセフに現われて,言った。「立って,幼子とその母を連れて,イスラエルの地に行きなさい。幼子のいのちをつけねらっていた人たちは死にました」。そこで,彼は立って,幼子とその母を連れて,イスラエルの地にはいった。しかし,アケラオが父ヘロデに代わってユダヤを治めていると聞いたので,そこに行ってとどまることを恐れた。そして,夢で戒めを受けたので,ガリラヤ地方 に立ちのいた。そして,ナザレという町に行って住んだ。これは預言者たちを通して「この方はナザレ人と呼ばれる」,と言われた事が成就するためであった』。
(マタイ 2:19~23)

 神​は,今日​の​わたしたち​に​も,夢​で​意思​を​伝達​さ​れ​ます​か
「書か​れ​て​いる​事柄​を​越え​て​は​なら​ない」。
(コリント​第​一 4:6)

聖書​は​何​と​述べ​て​いる​か
聖書​に​記録​さ​れ​て​いる​夢​は,神​から​の​啓示​の​一部​を​成し​て​い​ます。そう​し​た​啓示​に​関し​て,テモテ​第​二 3​章​16,17​節​で​こう​述べ​られ​て​い​ます。
「聖書​全体​は​神​の​霊感​を​受け​た​もの​で,教え,戒め,物事​を​正し,義​に​そっ​て​訓育​する​の​に​有益​です。それ​は,神​の​人​が​十分​な​能力​を​備え,あらゆる​良い​業​に​対し​て​全く​整え​られ​た​者​と​なる​ため​です」。

わたしたち​は,聖書​に​よっ​て「全く​整え​られ​た」者​と​なれ​ます。聖書​を​読め​ば,神​に​つい​て,つまり​神​の​特質​や​道徳​規準,また​地球​に​関する​目的​の​中​で​わたしたち​の​果たす​役割​など​に​つい​て,知る​必要​の​ある​事柄​すべて​が​分かる​から​です。
ですから,神​は​もはや​人間​へ​の​メッセージ​を​夢​で​伝える​こと​は​され​ませ​ん。わたしたち​は,将来​に​つい​て,また​人間​に​対する​神​の​ご意志​に​つい​て​知る​ため​に,聖書​に「書か​れ​て​いる​事柄​を​越える」必要​は​ない​の​です。
それ​に​今​で​は,地上​の​ほとんど​すべて​の​人​が,聖書​を​読ん​で,夢​も​含む​神​から​の​多く​の​啓示​を​研究​できる​よう​に​なっ​て​い​ます。

聖書​に​記さ​れ​て​いる​夢​や​幻​は,なぜ​信用​でき​ます​か
「人​が​聖霊​に​導か​れ​つつ,神​に​よっ​て​語っ​た」。
(ペテロ​第​二 1:21)

聖書​は​何​と​述べ​て​いる​か
聖書​に​記録​さ​れ​て​いる​夢​や​幻​の​多く​は,預言​的​な​もの,つまり​将来​の​出来事​を​予告​する​もの​でし​た。
聖書​筆者​たち​は,それら​の​預言​を​書き記し​た​の​で,自分​が ― そして​聖書​が ― 信用​できる​か​どう​か​を​人々​に​吟味​さ​せる​こと​に​なり​まし​た。本当​に​正確​な​もの​だっ​た​でしょ​う​か。
一例​と​し​て,バビロニア​帝国​末期​に​記さ​れ​た,ダニエル 8​章​1~7​節​の​幻​に​つい​て​考え​て​み​ましょ​う。
「ベルシャザル王の治世の第3年,私ダニエルは,以前に見た幻とは違う幻を見た。私はエラム州にあるシュシャン城にいて,ウライの水路のそばで幻を見ていた。目を上げると,1匹の雄羊が水路の前に立っていた。それには2本の角があった。2本の角は長かったが,一方が他方よりも長く,長い方は後から伸びたものだった。 見ていると,その雄羊は,西,北,南に向かって突進した。どんな野獣もその前に立つことはできず,その力から誰かを救い出せる者もいなかった。雄羊は思うままに振る舞い,高慢になった。さらに見ていると,1匹の雄ヤギが西からやって来た。地表に触れることなく,地上全体を横切って来た。目の間に1本の際立った角があった。 その雄ヤギは,水路の前に立っていた2本の角がある雄羊に向かって,猛烈な怒りを抱いて走ってきた。雄ヤギは雄羊に対する敵意に満ち,迫っていって,雄羊を打ち倒して2本の角を折った。雄羊には立ち向かう力がなかった。こうして雄ヤギは雄羊を地面に投げ倒して踏みつけた。その力から雄羊を救い出す者はいなかった」。
(ダニエル 8:1~7)

その​預言​に​は,象徴​的​な​表現​が​用い​られ​て​い​ます。1​頭​の​雄羊​が​1​頭​の​雄やぎ​に​打ち倒さ​れ,踏みつけ​られる​の​です。ダニエル​が​その​幻​の​意味​を​推測​する​必要​は​あり​ませ​ん​でし​た。
神​から​遣わさ​れ​た​天使​が​はっきり​と,「二​本​の​角​の​ある​雄羊​は​メディア​と​ペルシャ​の​王​を​表わし​て​いる。また,毛深い​雄やぎ​は​ギリシャ​の​王​を​表わし​て​いる」と​述べ​た​の​です。
「あなたが見た2本の角がある雄羊は,メディアとペルシャの王を表しています。毛深い雄ヤギはギリシャの王を表していて,目の間にあった大きな角は最初の王を表しています」。
(ダニエル 8:20,21)

歴史​を​振り返れ​ば​分かり​ます​が,メディア‐ペルシャ​が​バビロン​を​倒し​て​世界​強国​と​なり,その​約​200​年​後​に​メディア‐ペルシャ​が​ギリシャ​の​アレクサンドロス​大王​の​前​に​倒れ​まし​た。

その​よう​な​驚く​べき​正確​さ​は,預言​的​な​夢​も​含め​聖書​預言​に​見​られる​特徴​です。

この​事実​だけ​からし​て​も,聖書​は​他​の​どんな​聖典​と​も​異なっ​て​おり,信用​する​こと​が​でき​ます。