旅行とサッカーとブログで「余生を楽しく」

なでしこジャパン、フランス旅行、ヨーグルト手作り、ホストファミリー体験談、英語・TOEIC、血糖値改善体験談などの紹介

成長が感じられなかったなでしこジャパンE-1選手権 2019

2020-09-06 11:08:44 | なでしこジャパン
4大会ぶり3度目の優勝、おめでとう!
E-1サッカー選手権(前身:東アジアサッカーカップ)は2年おきに開催される東アジアの最強国を決める大会。今回は2019/12/10(火)~2019/12/18(水) 韓国で開催された。
【結果】韓国と中国に圧勝できず東京五輪メダル獲得に赤信号点灯。案の定、その後の大会、2020年3月のSheBelievesカップでは3戦全敗これまでの最悪。とにかくここ数年の課題が全く解消されていない。幸い、東京五輪が1年延期となったので課題解消に全力投球してほしい。


はじめに

残念ながら北朝鮮は参加しないことになった。しかし10月強豪国カナダに大勝したなでしこジャパンが、韓国戦・中国戦で同様のパーフォーマンスを発揮できるか? なでしこジャパンが個々の成長とチームの実力を証明する絶好の機会である。

主な注目点としては、
  • 韓国・中国に圧勝するか?
  • 東京五輪代表候補は固定されたか?
それでは予想メンバー・試合結果(後日)をお伝えしましょう。


実力を証明するには韓国・中国に圧勝すること

韓国は2019年9月FIFA女子ワールドランキングで20位、中国は16位。なでしこジャパンは2018年4月のアジアカップと同年8月のアジア大会で勝利したものの韓国・中国に圧勝したわけではない。

現体制になってからの成績は、
  • 韓国とは前回のE-1選手権から3回対戦:2勝1分得点5失点3
  • 中国とは前回のE-1選手権から3回対戦:3勝得点5失点1
トップ10のカナダ(FIFA女子ランキング7位)に4-0で大勝したがその実力は本物か? この真剣勝負の舞台で証明するだろう。

なぜ圧勝すべきなのか?

東京五輪でメダルを獲得するには、
  • E組のトップ10の2チーム(スウェーデン、イングランド、カナダ、ブラジルにうち2チームが予想される)に引き分け以上
  • これまでの五輪データを見ればベスト8に進めるのはトップ10チーム
  • 準々決勝を含めてトップ10チームに2~3勝しないとメダルには届かない
そのためには課題の守備力と決定力不足が改善されていることが必要条件。改善されているならば、これまでの韓国・中国との直接対決の内容を間違いなく上回る。それができらば東京五輪ベスト4は間違いない。なお、東京五輪組み合わせ予想についてはこちらをどうぞ!

期待値としては、
  • 無失点
  • 2得点以上
このハードルがクリアーできれば、なでしこジャパンは東京五輪でUSAと決勝で戦う可能性も十分ある。因みに、韓国は10月の米国遠征でUSAと対戦し1分1敗(2-0負と1-1分)中国はブラジル遠征でカナダに4-0で大勝したブラジル相手に引き分け(0-0PK勝)。仮想トップ10チームとして申し分ない両チームである。なお、強豪国の最新試合情報はこちら
  

東京五輪代表候補は固定されたか?

代表メンバーの内17名は固定された!?

10月24日に南アフリカ戦招集メンバーの発表があったが、
  • 25名中9名が2019年度代表プレー実績 0分~15分未満
  • この9名を外すと16名はいつものメンバー
  • この16名に南アフリカ戦をケガで欠場したDF鮫島彩とGK平尾知佳を加えるとぴったり18名
この18名がE-1サッカー選手権に招集されることは間違いない。もっと言えば、この18名の内 GK1名を除いた17名が五輪メンバーになるだろう。18名のメンバーは固定されてもいいが、スタメンを入れ替えて臨んでほしい。 


スタメン変更は東京五輪においてキーポイント

東京五輪では準決勝までの5試合を18名でしかも中2の日程で戦う。同じスタメンで戦い抜けるとは思えない。先発が変わっても同じレベルのパーフォーマンスを発揮できてこそベスト4へたどり着ける。E-1サッカー選手権はスタメン変更の良いチャンス。


なでしこジャパン予想メンバー

先ほど触れたが18名は鉄板メンバー。ただ、熊谷紗希の招集は無理だろう。
鉄板メンバー以外で召集される(例えば、浦和レッズ・レディース高橋はな選手や日テレ・ベレーザの土光光真代)選手が台湾戦で先発起用されるかは注目点である。もし先発起用されるなら東京五輪代表候補と考えていい。鉄板18名のプロフィールについては南アフリカ戦のメンバーをご覧ください。

鉄板メンバー以外の選手プロフィールは発表の後に付け加えましょう。 

招集メンバーは赤字
鉄板メンバー18名
  • 池田咲紀子(浦和レッズレディース)
  • 山下杏也加(日テレ・ベレーザ)
  • 平尾知佳(アルビレックス新潟レディース
  • 熊谷紗希(オリンピック・リヨン/フランス)
  • 鮫島 彩(INAC神戸レオネッサ)
  • 三宅史織(INAC神戸レオネッサ)
  • 清水梨紗(日テレ・ベレーザ)
  • 宮川麻都(日テレ・ベレーザ)
  • 南 萌華(浦和レッズレディース)
  • 中島依美(INAC神戸レオネッサ)
  • 籾木結花(日テレ・ベレーザ)
  • 長谷川唯(日テレ・ベレーザ)
  • 杉田妃和(INAC神戸レオネッサ)
  • 三浦成美(日テレ・ベレーザ)
  • 遠藤 純(日テレ・ベレーザ)
  • 菅澤優衣香(浦和レッズレディース)コンディション不良で辞退
  • 岩渕真奈(INAC神戸レオネッサ)
  • 小林里歌子(日テレ・ベレーザ)
鉄板メンバーを除く招集メンバー
  • 土光真代 日テレ・ベレーザ
  • 松原有沙 ノジマステラ神奈川相模原
  • 清家貴子 浦和レッズレディース
  • 栗島朱里 浦和レッズレディース
  • 田中美南 日テレ・ベレーザ
  • 植木理子 日テレ・ベレーザ ケガで辞退
  • 池尻茉由 水原都市公社女子SC
  • 林穂之香 C大阪 堺 
  • 上野夏実 愛媛
 

E-1サッカー選手権成績表

結果
  • 12月11日(水)日本 vs 台湾
  • 12月14日(土)中国 vs 日本
  • 12月17日(火)韓国 vs 日本

成績表

チーム名
勝点
分敗
得点
失点
得失点
中国
4
1
1
1
1
3
-2
日本
9
3
0
0
13
0
13
台湾
0
0
0
3
0
13
-13
韓国
4
1
1
1
3
1
2
 

マッチレポート

中国戦 3-0勝

得点:岩渕 3
フォーメーション:4-2-3-1

先発メンバー
  • GK 山下杏也
  • DF 清水梨紗、南萌華、宮川麻都、松原有沙
  • MF 杉田妃和、籾木結花、長谷川唯、三浦成美
  • FW 岩渕真奈、池尻茉由
試合経過
  • 前半:やや押し気味に試合をすすめ前半9分横パスを受けた岩渕のシュートで先制。その後は一進一退の攻防が展開されたが終了間際に長谷川の縦パスを受けた岩渕が2点目ゲット。2点とも岩渕の技術の高さが光った得点。少ない得点チャンスで2点ゲットしたのは称賛に値する。 
  • 後半:なでしこはパスミスが散見されるも早い判断で連係しながら終始押し気味に進めるなか、交替で入ったばかりの小林からのクロスをキーパーがはじき、そのこぼれ球を岩渕が押し込み3点目をゲット。その後もなでしこのペースで進み安定した守備を見せたなでしこジャパンが中国を完封。
寸評
  • 非常に良いパーフォーマンスを見せてくれた。時折激しい当たりをみせた中国であったが、「中国に元気がない」と感じるほど、なでしこの素早い判断、パスワークが光った試合であった。中国は思うようにプレスを掛けられず完敗。韓国戦でもこのパーフォーマンスを発揮できればなでしこジャパンの実力は本物、かなりレベルアップしたと考えて間違いない。 

台湾戦 9-0勝

韓国戦 

岩渕、長谷川、土光 ケガで離脱
得点:籾木(PK)
フォーメーション:4 - 4 - 2

先発メンバー
  • GK 18 山下杏也加
  • DF 4 三宅史織
  • DF 5 南萌華
  • DF 16 宮川麻都
  • MF 6 杉田妃和
  • MF 7 中島依美(Cap)
  • MF 10 籾木結花
  • MF 17 三浦成美
  • DF 19 遠藤純
  • FW 12 池尻茉由
  • FW 15 田中美南
試合経過
  • 前半:やや優勢に試合を進めていたが、パス回しでチャンスを作りだそうという意図は理解できるがDFを崩す、ミドルシュートを狙う、などの試みが少なく、韓国が脅威を感じるほどの攻撃ができなかた。0-0で終了。韓国の攻撃はそれ程でないのでミスをしない限り失点することはないだろう。後半は韓国を圧倒するような攻撃を示してほしい。それができれば世界レベルだ。
  • 後半:前半と同じ様になでしこジャパンがやや押し気味に試合するがビッグチャンスは作れず。一方、韓国はDFの裏を狙うも日本のDF陣が跳ね返す。終盤になると中2日の日本の動きが中1日の韓国の動きを上回りやや一方的に攻撃。そうした中、PA付近の中島からのパスを受けた籾木選手のシュートが相手DFのハンドを誘いPKを獲得。これを籾木選手が決めようやく一点。アディッショナルタイムに入るが韓国を無失点で抑えて試合終了。
寸評
  •  優勝おめでとう!今大会無失点であったこと、結果を残したこと、これらは評価に値する。しかし、スピードや多彩な攻撃などが見られず満足するレベルの試合内容ではなかった。世界の強豪と比較した場合、これで強豪に勝てるのか?東京五輪でメダルを獲得するにはTop10のチームを4回倒さなければならない。グループステージで2試合、そして準々決勝で1試合。準決勝or3位決定戦で1試合。これは簡単なことではない。技術的に不足している訳ではないが、何か物足りない感じがする。岩渕・長谷川・籾木など攻撃の中心選手はいるが、攻撃の起点・スイッチを入れられるリーダー格の選手がいないのがそう感じさせるのかも知れない。


テレビ放映
  • 12月11日 午後15:50~ フジテレビ
  • 12月14日 午後15:30~ フジテレビ
  • 12月17日 午後19:00~ フジテレビ


まとめ 

E-1サッカー選手権(前身:東アジアサッカーカップ)はなでしこジャパンにとって個々の成長とチームの実力を証明する絶好の機会である。その証明の為、強豪カナダに大勝した時と同じようなパーフォーマンスの発揮を期待したい。
これが最大の見どころであるが、もう一つの見どころはスタメンである。おそらく東京五輪代表として間違いないと言ってよい鉄板メンバーが招集され、鉄板メンバーで試合に臨むだろう。それは非常に良いとしてスタメンの変更を東京五輪向けに試してほしい。
東京五輪ではGKの招集は2名だろう。そうなれば少なくても1名の枠が空き、いづれ鉄板メンバーに加わることになる。その意味で台湾戦には鉄板メンバー以外のスタメン起用を期待する。また、台湾戦で起用されるGKが第二のGKとして東京五輪に招集されるだろう。

プレイバック:FIFA女子W杯2019、なでしこジャパンや強豪国の歩み

2020-07-07 11:51:09 | なでしこジャパン
なでしこジャパンFIFA女子ワールドカップ2019フランス大会実力に見合った結果を出したのではないでしょうか? 
ベスト16止まりだった理由は大きく2つ。
  • 強豪国の中で平均年齢が最も低かったこと
  • 強豪国の中で大舞台での経験値が最も低かったこと
このようなメンバー構成だったので”なでしこジャパンは「勝つために必要なベストのチーム」ではなかった”ことは明らかですね。ベストメンバーで臨めば少なくてもベスト8までは進めたでしょう。

なでしこジャパンの試合結果・メンバー予想・課題など、W杯開始8カ月前からたくさんの記事を書きましたが、「なでしこジャパンW杯メンバーは将来を見据えたら最適」だったことも付け加えておきます。

なでしこジャパンや強豪国のW杯に向けての取り組みやW杯においての試合結果など、興味のある方、一部の記事を紹介しますので振り返ってみて下さい。


なでしこW杯前の予想や試合結果

W杯前強豪国情報

W杯2019予想や試合結果

2019W杯直前国際親善試合:なでしこジャパン vs スペイン

2020-04-17 18:43:17 | なでしこジャパン
「なでしこジャパンがスペイン代表と6月2日に国際親善試合を行う」とJFAが4月26日に発表。この試合は2019年度 6試合目となるが、初のTop10外チームとの試合。なでしこジャパンは2018年度Top10外のチームに1度も負けたことがない。

スペイン代表はFIFAランキング13位のチームなので勝利を確信してもよさそうだが、スペイン代表チームは2018年度から着実に成長している。私はスペインは2019FIFA女子W杯でベスト8(アメリカがGS2位通過狙いという前提付)になるだろうと予想している。

W杯直前の調整試合としてはちょっときついような気がするが、くれぐれも負傷しないように戦ってほしい。それではスペイン女子代表チームとなでしこジャパンのプロフィールや成績や試合結果を紹介しましょう。


スペイン代表チームのプロフィール

  • ワールドカップは2015年カナダ大会が初出場 
  • 世代交代完了
  • 中堅主体で平均年齢は24.7歳
  • 30歳以上1名、22歳以下6名
  • カナダW杯経験者8人
  • 2018年度は無敗
  • 着実に成長している
  • FCバルセロナの選手が23名中10名


スペイン代表チームの最近の成績

  • 2018年度の成績は12戦10勝2分
  • 2018年11月のドイツ戦は0-0の引き分け
  • 強豪国(FIFAランキングTop 10)との4試合でシュート本数が相手チームより少なかったのはアメリカ戦だけ
  • 強豪国との成績も2勝2敗はすごい
  • それもFIFAランク9位、10位のオランダ、ブラジルに勝利
  • そしてFIFAランク3位のイングランドには負けたもののシュート本数では上回っている
  • さらにFIFAランク5位のカナダと引き分け
  • 守備力も相当のものがあるとデータから読み取れる 


スペイン代表2019年度成績

( )内の数字は対戦チームの本数。太字はTop 10チームとの試合

対戦国
月日
スコア
勝敗
シュート
(相手)
枠内
シュート
ベルギー
1.18
1-1


アメリカ
1.23
0-1
4(9)
2(3)
オランダ
2.28
2-0
9(13)
4(3)
ポーランド
3.2
0-3


スイス
3.6
2-0


ブラジル
4.5
2-1
17(10)
6(3)
イングランド
4.9
1-2
16(10)
5(5)
カメルーン
5.18
4-0
21(6)
11(5) 
カナダ
5.25
0-0
 3(5)
0(2) 



なでしこジャパンのW杯チームのプロフィール 

  • 2018年度はアジアで2冠達成(アジアカップとアジア大会)
  • 若手主体のチーム
  • 主力は国際大会やW杯などの経験値不足(強豪国の中で最も低い)
  • 平均年齢も強豪国の中で最も低い
  • 4月に入ってから先発メンバーが固定
  • しかし、ピッチ内の強いリーダー不在
  • 日テレ・ベレーザの選手が23名中10名→9名(植木理子がケガの為、セレッソ大阪堺レディースの宝田沙織へ変更)


なでしこジャパン2019年度成績 

  • アメリカ遠征(SheBelievesカップ)
  • 欧州遠征(フランス戦とドイツ戦)

対戦国
月日
スコア
勝敗
シュート
(相手)
枠内
シュート
アメリカ
2.27
2-2
5(13) 
2(6)
ブラジル
3.2
3-1
〇 
11(22)
6(6) 
イングランド
3.5
0-3
● 
12(10)
4(4) 
フランス
4.4
1-3
● 
6(24)
4(7) 
ドイツ
4.9
2-2
△ 
7(22) 
4(9) 

 

スペイン代表先発メンバー予想

FCバルセロナの7名が先発か?
宇津木の同僚のCelia Jimenez(DF)の途中出場はあるだろう。

GK 
  • S. Panos  
DF
  • C. Rueda
  • Mapi Leon        バルセロナ
  • Marta Torrejon    バルセロナ
  • Irene Hernandez
MF
  • V. Torrecilla
  • Vicky Losada          バルセロナ
  • Amanda Sampedro
  • Alexia Putellas        バルセロナ
FW
  • Jennifer Hermoso
  • Mariona Caldentey バルセロナ

 
日本vsスペイン

  • 過去の成績 1勝1敗 
  • 直近の対戦は2017年3月1日 アルガルベカップ 2-1でスペイン勝利(1得点は横山) 

マッチレポート 

フォーメーション(予想)
なでしこ:4-4-2 スペイン:4-3-3

なでしこの先発メンバー

GK 山下
DFはGKから見て左から 鮫島、南、熊谷、清水
中盤の底に 杉田、市瀬
2列目は 中島、長谷川
FW 横山、籾木

試合経過
  • 前半の30分まではスペインのパス回しや連動した守備でボールカットされほとんど 攻撃を組み立てられなかった。22分に市瀬が不運なハンドを取られHermosaにPKを決めれらる。
  • 30分過ぎから徐々にパスミスをカットするなど徐々に攻撃が組立らるようになった。そんな中、中島のシュートはサイドネットに当たり得点に至らず。その後は五分五分の展開が続き、0-1のまま前半終了。
  • 後半もスペインはスピードはそれ程なかったが、細かくパスをつなぐサッカーでやや押し気味に試合を進めた。
  • なでしこは後半35分過ぎからやや攻勢に転じ40分に杉田の左からのクロスを菅澤が押し込んで同点に追いつく。その後スペインが攻勢に転じるも追加点には至らず、1-1の引き分けで終了。
  • 全般的な印象としては両チームともややスピードに欠けたミスの目立つ試合だったが、ワールドカップ直前の試合(英語ではWarm-up Match)としはケガもなかったので良しとしましょう。
  • なでしこの昨年から続いている「ランク下位チームに負けない」ジンクスはこの試合でも生きている。W杯に向けて非常に心強い。
  • なお、イングランドは最後の強化試合でランク19位のニュージーランドに0-1で負けた。また、スコットランドもランク53位のジャマイカに1-0の試合だった。なでしこ1位通過の可能性が大きく膨らんだ。
Stat
  • ボールポジッション (日本)50% 対 50%(スペイン)
  • シュート本数          3 対 4
  • 枠内シュート本数        1 対 2 
 
 
テレビ中継
  
  • 6月2日 BS日テレ  午後8時50分~ 生中継
 

おわりに 

ワールドカップ前の最後の国際親善試合。個人的には「ワールドカップ直前」と言う意識を強く持って試合に臨んでほしい。
具体的には、次のようなポイント。
  • ケガをしない、させない
  • 最大限選手交代する
  • これまでの修正ポイントを試合の中でチェックする
  • 攻撃・守備の決め事を数多く試みる
  • チームのムード(一体感)を高める
勝ち負けは全く関係ないが、8日後に迫ったワールドカップに向けてフィジカルとメンタル、両方のコンディッションを上げていくことが本戦での勝利につながると思う。

ただ、スペイン戦で少なくても五分五分の内容を期待している。スペインは5月25日カナダとの親善試合で0-0の引き分け。

一方、なでしこジャパンはグループステージ2位通過となると決勝トーナメント1回戦でカナダと対戦する可能性が高い。スペインと呉角以上に戦えればカナダ戦の勝利が見えてくる。

ワールドカップ、期待しているぞ!

11/10 MS&ADカップ なでしこジャパン対南アフリカ戦メンバーと試合結果

2020-04-14 08:54:37 | なでしこジャパン
11月10日(福岡・北九州スタジアム)に行われるMS&ADカップ2019日本女子代表の対戦相手が南アフリカ女子代表(fifaランク55位)に決定。そして南アフリカ戦なでしこジャパンメンバーが10月24日に発表された。

2019FIFA女子ワールドカップメンバーに復帰組の猶本光選手・増矢理花選手や初召集の浅野菜摘選手が加わった25名。カナダ戦のメンバーからは、高橋はな、宮澤ひなた、宝田沙織が選外。また、怪我で離脱のDF鮫島彩、GK平尾知佳が選外。  

それでは具体的にメンバーのプロフィール・代表歴・試合結果などをお伝えしましょう。


東京五輪に出場する(であろう)チームの11月の親善試合

超格下のチームと対戦するのは日本とアーストラリア
  • アメリカ 対 スウェーデン 3-2アメリカ勝利
  • イングランド 対 ドイツ 1-2ドイツ勝利
  • ブラジル 対 カナダ 4-0ブラジル勝利
  • ブラジル 対 中国 0-0 中国PK勝利
  • オーストラリア 対 チリ(37位) 2-1オーストラリア勝利
  • ニュージーランド(23位) 対 中国 0-2中国勝利
  • 韓国は予定なし


なでしこジャパンメンバー・代表歴・スタメン予想
  • 通算日本代表出場成績(カッコ内は2019年度成績)
GK

池田咲紀子(浦和レッズレディース)
  • 14試合1238分(0試合)
山下杏也加(日テレ・ベレーザ)
  • 29試合2542分(7試合630分)
浅野菜摘(ちふれASエルフェン埼玉)
  • 初招集
DF

熊谷紗希(オリンピック・リヨン/フランス)
  • 52試合4713分(9試合810分)
  • リーグ戦で途中出場が増えたのが気がかり
松原有沙(ノジマステラ神奈川相模原)
  • 2試合180分(2試合180分)
三宅史織(INAC神戸レオネッサ)
  • 17試合1258分(1試合14分)
土光真代(日テレ・ベレーザ)
  • 1試合22分(0試合)
清水梨紗(日テレ・ベレーザ)
  • 28試合2192分(10試合829分)
清家貴子(浦和レッズレディース)
  • 0試合
宮川麻都(日テレ・ベレーザ)
  • 6試合226分(6試合226分)
南萌華(浦和レッズレディース)
  • 7試合630分(7試合630分)
MF

中島依美(INAC神戸レオネッサ)
  • 51試合3595分10得点(10試合840分1得点)
猶本光(SCフライブルク/ドイツ)
  • 14試合595分(1試合7分) 
  • コンスタントに出場しているのが選出の理由らしいがここ2カ月間は殆ど出場なし。ケガ???
栗島朱里(浦和レッズレディース)
  • 0試合
籾木結花(日テレ・ベレーザ)
  • 27試合1132分9得点(6試合287分3得点)
  • 得点率抜群
長谷川唯(日テレ・ベレーザ)
  • 39試合2817分8得点(10試合749分4得点)
杉田妃和(INAC神戸レオネッサ)
  • 12試合941分(11試合923分)
三浦成美(日テレ・ベレーザ)
  • 13試合901分(9試合587分)
遠藤純(日テレ・ベレーザ)
  • 9試合346分(9試合346分)
FW

菅澤優衣香(浦和レッズレディース)
  • 40試合2067分10得点(8試合476分2得点)
岩渕真奈(INAC神戸レオネッサ)
  • 44試合2535分16得点(5試合374分2得点)
田中美南(日テレ・ベレーザ)→ケガの為
MF宮澤ひなた(日テレ・ベレーザ)へ変更
  • 31試合1747分9得点(1試合11分)
増矢理花(INAC神戸レオネッサ)
  • 19試合887分5得点(0試合)
小林里歌子(日テレ・ベレーザ)
  • 8試合351分3得点(8試合351分3得点)
植木理子(日テレ・ベレーザ)
  • 2試合10分( 2試合10分)

 
南アフリカ女子代表のプロフィール

非常に南アフリカに敬意を欠いた発言で申し訳ないが、南アフリカと戦って何のメリットがあるのだろう?アフリカ大陸から東京五輪に出場できるのは1.5チーム。ただ、0.5枠は大陸間プレーオフで南米チームに勝てばもう一枠出場できるようになる。ところが南アフリカは既に2次予選で敗退。まったくもって時間とお金の無駄となる無意味な試合。
  • FIFAランキン グ49位(前回より6ランクダウン)
  • なでしこジャパンは過去0勝1分け0敗
  • 19年W杯フランス大会でW杯初出場。1次リーグで敗退
  • 五輪は12年(ロンドン)と16年(ブラジル)。1次リーグで敗退
  • 東京五輪出場なし
 

期待値

  • 実力差+南アフリカの移動疲れによるコンディションを考慮すると少なくても 5-0でなでしこジャパン勝利
  • また、このくらいの差で勝利しないとFIFAワールドランキングポイント、4~5点の上積みができないのでTop10キープが難しくなる


試合結果 
  • 熊谷と菅澤の得点でなでしこジャパン2-0勝利
  • 得点で分かるように期待値よりかなり低いパーフォマンス
  • 両チームに言えたが、パス、クロス、シュートの精度・スピード感・ワクワク感・迫力に欠けた平凡な試合
  • 南アフリカは中盤でほとんどプレスをかけてこないのでなでしこジャパンは楽に攻撃を組み立てることができ終始ゲームを支配したが2得点止まり。しかも後半は無得点
  • バイタルエリアで一対一の勝負をほとんど仕掛けない
  • ミドルシュートもほとんどない
  • 超格下の相手に対してあまりにも決定力不足
  • ライバル意識をむき出しにして戦う本気度満点のE-1サッカー選手権が心配になる
 

日程・会場・放映
  • 11月10日12:45キックオフ
  • 北九州スタジアム
  • 日本テレビ系にて全国生中継 

 
おわりに 

召集メンバーを見て気付いた点が1つある。それは25名中9名が2019年度代表プレー実績が0分~15分未満という点。その9名を除いた16名が東京五輪に当確。この16名に今回ケガで外れたDF鮫島彩とGK平尾知佳を加えるとちょうど18名。かなりの確率でこの18名主体で12月のE-1サッカー選手権や2020年五輪前の大会に参戦するでしょう。

2019年W杯ではスタートに大失敗。メンバー固定時期が遅すぎてチームの完成度が不十分のままW杯を迎えた。その視点で見ると「東京オリンピックに向けてリスタート 」というJFAの言葉の裏に隠された真意が理解できる。

今回はいいスタートが切れた。チームの完成度は飛躍的にアップするだろう。なでしこジャパンの最大の強みである体力+完成度で間違いなく良い結果に結びつく。楽しみだ!

10/6 なでしこジャパン対カナダ戦の展望と試合結果

2020-04-13 12:44:30 | なでしこジャパン
日本サッカー協会は、9月20日14:00に10月6日の国際親善試合カナダ戦のなでしこジャパン代表メンバーを発表した。なでしこジャパンにとってFIFA女子W杯2019フランス大会後初の試合

カナダ戦招集メンバーを見ればJFAがW杯2019をどう総括したかが分かる。もう一つの注目はカナダ戦の「結果次第で東京五輪路線の変更」があるかもしれない点。
それではカナダ戦展望や試合結果をお伝えします。

 
これまでの対戦成績
  • 過去2年ではカナダ1勝
  • 過去10年ではカナダの3勝1分3敗
全くの五分である。高倉監督のもとでは1戦1敗(2018年3月のアルガルベカップ0-2負)。その時のカナダの先発メンバー9名は今回も召集されている。日本は7名。
 

カナダ戦結果次第で東京五輪路線変更があり得る?

東京五輪に向けては継続路線を選択している。即ち、惨敗した2019W杯からチーム編成方針なども含めて大きく変わらない。ただ、仮にFIFAワールドランキング7位のカナダ戦において
  • ホームゲームで負けとなれば東京五輪でのメダル獲得は無理。メダル獲得を本気で目指すならメンバー再考など必然
  • 本来ならホームゲームなので勝利が当然だが、引き分け以上なら今回の招集メンバー主体で東京五輪に臨むだろう
路線変更の期限は遅くても12月。従って、この試合は東京五輪に向けた継続路線が問われる非常に大事な一戦となる。


カナダの2019年度成績

  • ( )内の数字は相手チームのシュート数
  • 強豪国(FIFA女子ワールドランクトップ10)は太字
  • W杯成績は緑で表示

攻撃力不足が一目瞭然 
 
S:シュート
対戦国
月日
スコア
枠内
スイス
1.17
0-0△
 
 
ノルウェー
1.21
1-0〇
 
 
アイスランド
2.27
0-0△
 
 
スコットランド
3.1
1-0〇
 
 
スウェーデン
3.6
0-0 PK勝
9(6)
3(1)
イングランド
4.5
1-0〇
13(8)
5(2) 
ナイジェリア
4.8 
2-1〇
11(5)
5(2)
メキシコ
5.19
3-0〇
20(2)
6(1)
スペイン
5.25
0-0△
5(3)
2(0) 
カメルーン
6.10
1-0〇
10(4)
4(1)
ニュージーランド
6.15
2-0〇
17(2)
6(0)
オランダ
6.20
1-2●
8(8)
2(3)
スウェーデン
6.24
0-1●
7(8)
2(2)
   


なでしこジャパン2019年度成績 

スコットランド戦、PA内でハンドを取られなかったのがラッキー。W杯では辛うじてラウンド16進出が実態。
  
対戦国
月日
スコア
S
枠内S
アメリカ
2.27
2-2△
5(13) 
2(6)
ブラジル
3.2
3-1〇
11(22)
6(6) 
イングランド
3.5
0-3●
12(10)
4(4) 
フランス
4.4
1-3●
6(24)
4(7) 
ドイツ
4.9
2-2△
7(22) 
4(9) 
スペイン
6.2 
1-1△
3(4)
1(2) 
アルゼンチン
6.10
0-0△
8(3)
3(1)
スコットランド
6.14
2-1〇
14(10)
6(4)
イングランド
6.19
0-2●
15(10)
5(6)
オランダ
6.25
1-2●
11(5)
4(5)
  

カナダ戦招集メンバー

負傷離脱と追加招集 (9月20日)
平尾知佳→武仲麗依(INAC神戸)
鮫島 彩→栗島朱里(浦和レッズ)

GK3名
  • 山下杏也加、平尾知佳、池田咲紀子
DF9名
  • 鮫島 彩、熊谷紗希、三宅 史織、清水梨紗、南 萌華、
  • 宮川麻都、土光真代、高橋はな、清家貴子(追加招集)
MF7名
  • 中島依美、長谷川 唯、三浦成美、籾木結花、杉田妃和、
  • 松原有沙、宮澤ひなた
FW6名
  • 岩渕真奈、田中美南、菅澤優衣香、小林里歌子、
  • 遠藤 純、宝田沙織


チームプロフィール

2019W杯における年齢・経験値
  • 強豪国(Top10)の中で平均年齢が最も低かったのが日本、次がカナダ
  • 両チームともラウンド16で敗退
  • オランダとドイツを除いて平均年齢26歳以下のチームのベスト8なし
  • カナダのW杯・五輪出場経験者は14名。ただ、半数以上は前回カナダ大会に初招集の若い世代。代表試合経験は少なかった
今回召集されたメンバーの年齢・経験値

なでしこジャパン
  • 年齢:23.3
  • W杯プレー経験者:15名
  • ベテラン(30歳以上):1名
  • 代表試合:19.4試合
カナダ
  • 年齢:24.4
  • W杯プレー経験者:14名
  • ベテラン(30歳以上):5名
  • 代表試合:27.3試合
最年長はお馴染みのシンクレア―で36歳、最年少は今回召集3回目のJade Rose(代表試合出場なし)16歳。20歳以下7名。
 


カナダ戦試合展望

カナダはなでしこジャパンの攻撃をかわしてカウンター狙い
強豪国との対戦データに限定して言えば、
  • カナダは攻撃力不足
  • 日本はよく攻撃はするが得点に結びつかない(決定力不足)
  • カナダの守備は比較的しっかりしている
  • 日本は前半失点すると勝てない
なでしこジャパンは前半守備に重点を置いて臨めばいいと言ってきたが、おそらく前半から積極的な攻撃を仕掛けるだろう。一方、カナダはしっかりと守りながら少ないチャンスを活かすゲームプランだろう。
 
1点を争う攻防
1点を争う展開が予想される。問題はなでしこジャパンの課題の一つである前半の失点。これをいかに防ぐが、一つの見どころ。要注意はシンクレア―(36歳)で今シーズンもNWSL(*)で得点ランキング3位。これまで代表試合83試合で54得点は驚嘆としか言いようがない。
経験値の高いベテラン選手なら危機察知能力が高いので前半の失点を防ぐ確率は高くなるが、ベテランは少ない。ボランチとDFの連携が重要となる。
(*)NWSLはアメリカ女子サッカープロリーグで世界各国の代表クラスの選手が70名以上プレーしている世界最高峰のリーグ。因みに、かの有名なUSA代表で点取り屋アレックス・モーガンでさえ得点ランキングでTop10に名を連ねたのは2017年だけ(5位)。そんなリーグで3年目の今シーズン永里優季は現時点でアシストランキング1位、得点ランキング8位。 
 
前半を0点で抑えることが勝利への道
攻撃力の乏しいカナダだから前半0点に抑えれば後半に怒涛の攻撃を展開し得点するだろう。しかし、前半失点するとW杯やそれまでの国際試合で繰り返してきたように後半の攻撃が空回り(決定力不足)し勝利は遠のく。 



試合結果評価ポイント

国際親善試合のためカナダ代表がどれだけ真剣に戦うかは疑問。カナダ代表メンバーの殆どはシーズン中なのでケガを恐れて全力プレーは避ける。しかもアウェーの試合。

アウェーの戦いの難しさが分かる例として、男子日本代表の9月6日パラグアイ代表戦と10日のミャンマー代表戦(いずれも2-0日本勝利)を比較しよう。

コロンビア代表は移動の疲れなどで惨憺たるコンディションの中、世界ランキングがほぼ同じ日本でのアウェー戦に惨敗。日本代表はスコールなど悪コンディッションの中超格下のミャンマー相手のアウェー戦に辛うじて勝利。

スポンサーのために日本で開催する国際親善試合は強化試合という視点からは何の価値もない。なでしこジャパンがカナダに勝利しても不思議ではないし「世界ランキング7位に勝利」と手放しで喜ぶようなことではないが、2-0で勝利すれば一定の評価が得られるだろう。
 

カナダ戦試合結果
  • なでしこジャパン 4-0 カナダ
  • 得点者:岩渕、籾木、長谷川、小林
 
フォーメーション
  • なでしこジャパン 4-4-2
  • カナダ
先発メンバー
  • 基本的にはケガの鮫島選手に代わり宮川選手が起用されただけで2019W杯メンバーのスタメンと変わらない。W杯でのメンバー選考や起用法の反省や課題は無いと認識。

  • GK 山下杏也加
  • DF 清水梨紗、熊谷紗希、南 萌華、宮川麻都、
  • 中盤の底 杉田妃和、三浦成美
  • 2列目 長谷川唯、中島依美
  • トップ 岩渕真奈、菅澤優衣香 

試合経過

前半:開始からカナダの動きが重い。マークは甘くチェックもない。そんな中、6分に中島からのグラウンダーのクロスを岩渕がゴール。押し気味で進めたなでしこジャパンに対し、20分過ぎからカナダが少しギアアップ。30過ぎからはカナダのペース。カナダに2度チャンスがあったがシュートできずそのまま終了。

後半:カナダは攻撃に転じて得点を狙おうとするが、前半体力を使い果たしたのか気持ちとは裏腹に体が重くパスは繋がらず決定的チャンスが作れない。一方、なでしこジャパンは持ち前の体力と連係プレーを活かし思う通りの攻撃を展開。なでしこのスピードにつていけないカナダに対して、後半20分、籾木2点目、27分、長谷川3点目、ロスタイムで途中入って小林が4点目。終わってみれば決定力を忘れさせるほどの4-0の大勝利で期待以上の結果を出した。
 
スタッツ
  • シュート本数 なでしこジャパン 21本 - 7本 カナダ
  • 枠内シュート本数 なでしこジャパン 9本 - 2本 カナダ

寸評

 この試合を見て5分も経過しないうちに昨年11月のノルウェー代表戦を思い出した。あの時のノルウェーは今日のカナダ以上に動きが悪かった。一方、なでしこジャパンは縦横無尽に躍動し4-1で勝利。ノルウェーって大したチームでないと感じた。ところがそのノルウェーは2019年W杯でベスト8。

それはさておき、なでしこジャパンが4-0で勝利した点はかなりの評価に値する。なでしこジャパンにとって大きな自信を得たことだろうが、過信につながらないことを願う。

これで高倉体制は継続となり今日のメンバーから東京五輪代表メンバーが選出されることはほぼ間違いないだろう。
 


国際親善試合 試合日程・会場・テレビ放映
  • 開催日時:10月6日(日) 14:30キックオフ
  • 会場:静岡/IAIスタジアム日本平
  • テレビ放送:TBS系列で全国生中継

 
まとめ  

JFAの2019W杯総括は予想通りであった。
  • W杯で負けたのは選手のケガと運の悪さ
  • W杯を経験させたので更なる若手の成長が期待できる
  • 東京五輪に向けて路線変更の必要はない
従って、今回の招集メンバーはほとんど2019年W杯のメンバー。 東京五輪メダル獲得に必要と考えて召集を期待したベテラン・中堅メンバーは全て外れた。外れたのメンバーは下記の通り。
  • 山根恵里奈、有吉佐織、永里優季、川村優理、猶本 光、田中陽子
今回の招集メンバーで強豪カナダ(FIFAワールドランキング7位)とどのような試合運びをするのか、大きな見どころだ。攻撃力のないカナダに大敗するようなことはないが、負けならメンバー再考もあり得る。逆に、引き分け以上なら東京五輪招集メンバーはほぼ決まったようなもの。

いずれにせよ、東京五輪でのメダル獲得は2019年W杯で優勝するくらい難しいこと。なでしこジャパンはメダル獲得への執念と気迫を示して欲しい。