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なでしこジャパン、フランス旅行、ヨーグルト手作り、ホストファミリー体験談、英語・TOEIC、血糖値改善体験談などの紹介

FIFA女子W杯を振り返る:なでしこジャパンのオランダ戦の展望と先発メンバー予想など

2020-09-24 14:00:05 | サッカー女子ワールドカップ
FIFA女子ワールドカップ2019フランス大会、なでしこジャパンは6月26日決勝トーナメント1回戦をオランダ代表チームと戦うことが決定。試合開始は日本時間26日朝4時。

グループステージD組で1勝1分1敗の2位通過のなでしこに対しオランダはグループEで3勝の1位通過。

トーナメント戦なのでミスからの失点は避けたいところ。負ければ16強止まりで評価は急降下、勝てばベスト8になりファンの期待に応えられる。勝利するためどんなスタメンが予想されるのか、試合の展望も含めて紹介したい。 


なでしこジャパン 対 オランダ 試合展望

オランダ 中堅主体だが経験値は高い
  • FIFAランク8位
  • W杯最高成績:ベスト16
  • 前回大会(2015年):ベスト16
  • 平均年齢は25.5歳で4番目に低い
  • 大舞台経験者は12名
  • 2月末のスペイン戦から若手3名を外して中堅とベテランへ変更
  • 代表歴100試合以上はGeurts、Spitse、Martensの3名
  • 世代交代はかなり前に終了
  • Sanden選手はリヨンで熊谷と同僚
  • LunterenはSCフライブルグで猶本と同僚
  • Dongenはレアルベティスで山根と同僚
  • 2017年ユーロ選手権を制した後伸び悩んでいる
  • 2019年度強化試合など強豪国との対戦成績:無 
  • ただし、6/1オーストラリアとWarm-upマッチ。3-0で勝利
高倉体制になってからのなでしこジャパンは2018年3月に対戦して2-6。この時の先発メンバーはこの試合先発が予想される鮫島、市瀬、長谷川、中島だけ。この試合、中島と途中出場した岩渕が得点している。

一方、オランダは現在の主力の6名がこの試合に先発出場。FWのL.Martensに2得点されているので要注意。 

オランダ 2019年度試合成績

太字はTop10チームとの試合、赤字は今回のW杯

対戦国
スコア
勝敗
シュート数
(相手)
枠内
シュート
南アフリカ
1.19
2-1


スペイン
2.27
0-2


ポーランド
3.5 
0-1
● 


中国
3.7 
1-1 
PK勝 
26(7)
13(1) 
メキシコ
4.6 
2-0
〇 
21(1)
10(1) 
チリ
4.10
7-0
24(4)
14(1)
オーストラリア
6.2
3-0
10(15)
5(5) 
ニュージーランド
6.11
1-0
16(5)
3(3)
カメルーン
6.15
3-1
11(11)
4(2)
カナダ
6.21
2-1
8(12)
2(2)


なでしこジャパン 2019年度試合成績

太字は強豪国(FIFAワールドランクTop10)チームとの対戦
赤字は今会のW杯のスタッツ
対戦国
シュート
(相手)
枠内
シュート
アメリカ
2.27
2-2
5(13) 
2(6)
ブラジル
3.2
3-1
〇 
11(22)
6(6) 
イングランド
3.5
0-3
● 
12(10)
4(4) 
フランス
4.4
1-3
● 
6(24)
4(7) 
ドイツ
4.9
2-2
△ 
7(22) 
4(9) 
スペイン
6.2 
1-1
△ 
3(4)
1(2) 
アルゼンチン
6.10
0-0
8(5)
2(1)
スコットランド
6.14
2-1
19(12)
7(4)
イングランド
6.20
0-2
16(14)
4(6)



なでしこジャパン 試合展望

Top10と対戦した6試合のスタッツまとめ

スタッツ
合計
1試合
得点
8
1.3
失点
13
2.2
シュート数
57
9.5
枠内シュート数
24
4
被シュート数
105
17.5
枠内被シュート数
38
6.3
先制点獲得
2
33%
先制点献上
4
67%

2018年度も同様であったが、全てのスタッツで対戦相手が上回る。さらに大事なポイントとして、2018年度から継続している課題の「先制点を献上したら勝てない」という悪いジンクスを未だに抱え込んでいる。

上記の表を見ればTop10チームと明らかに実力差があることが分かる。しかし、そこはサッカーだ。負けるとは限らない。実力差を別の手段で埋めればいい。

得点力は実質1試合1点に満たない  

得点が1試合1.3は良い数字と思うが実態は相手の致命的なミスによる得点が少なくても3点含まれている。実質的には1試合1点には届かないが、とにかく勝つには最低1点が必要。シュート数は悪くないが決定力不足。

主な修正ポイント

期待が持てるプレーには〇
期待はするが精度などに問題があるプレーには△
  • 素早いワンタッチプレーで相手守備網を崩す △
  • 守備網を崩せなければPA付近での正確なミドルシュート △
  • セットプレーからの得点 △
  • PA内でファウルを誘うプレー △
  • 攻撃のリーダー △
失点は1試合平均2点以上

失点を悪くても1点以内に抑えなければ勝利は見えてこない。
そのためには、
  • 徹底したカバーリング 〇
  • 粘り強い守備 〇
  • 素早い寄せでプレッシャーをかける 〇
以上が実力差を埋める手段と思う。

こうして見るとやはり前半失点しないことが最も大事と分かる。それができれば後半チャンスが必ずある。そこで得点することが勝利へ道。

今回の相手はオランダでFIFAランク8位。トップ4のチームよりレベルは少し落ちるだろう。相手のプレッシャーが弱まれば、イングランド戦の後半のような展開に持ち込るので得点のチャンスは大きく膨らむ。

ただ、問題は、パス・クロス・シュートの精度・決定力不足。これらをほんのちょっと改善できれば得点は間違いなく奪える。そして運が味方すれば追加点も可能。

鮫島選手も語る「前半失点しないこと」(追記) 

(日刊スポーツ史からの引用)
この記事で鮫島選手が次のように語っている。

岩渕と同じく3度目のW杯となるDF鮫島は「いろんなプレッシャーがかかる試合になる。前半を無失点で後半勝負に持っていけたらいいなと思う。クロス対応など、ペナルティーエリア内の攻防でどちらが勝つか」 

「ベスト8はこれで決まりだ」の記事でオランダ勝率の確率は60%と予想したが、この記事を読んでオランダ、日本、共に50%と変更します。鮫島選手の気持がチームメートと共有されることで選手一丸となって前半無失点で乗り切るだろう。


勝利への道

まとめると、
  • 粘り強い守備とカバーリングで前半を無失点に抑える
  • 後半オランダのプレシャーが弱まったら素早いパスサッカーで守備網を破り、PA内でミスを誘うか、ロングシュートで得点
  • 無得点なら相手も積極的に攻めてくるのでカウンター攻撃プラン実行(監督がテストしているいるか疑問)
  • 仮に先制点を取られても必ず守りに入る時間帯がくる。そこを狙う 


ベストの決勝トーナメントブロック

イタリア、中国、オランダは全て女子ワールドランキングで日本より下。特にトップ10外のチームには1年以上負けたことのない日本はオランダに勝利すればベスト4は目前だ。オランダとの力の差はほぼ互角。オランダは不調な時期を脱して勢いに乗り始めた点が気になる。


課題(早い時間帯に失点)は分かっていた

まさか、今気づいたとは思わないが、全く熊谷選手の言う通りである。ハッキリ言えば、2018年のTournament of Nationsから分かっていたこと(残念ながらこの大会、熊谷はクラブチームの都合でクラブ世界一決定戦に参加)。

私も何度もこの課題を口にした(特にSheBelievesカップでのチェックポイントを綴った記事)。

(イングランド戦後のFootball ZONE web編集部の記事からの引用)

主将のDF熊谷紗希は「いいシミュレーションになった」とこの試合を振り返り、決勝トーナメントに向けての修正点に言及している。「前半の早い時間帯に失点したら苦しくなるし、前掛かりで攻めている時にチャンスをモノにできないと次のステージからは本当に苦しくなる。いいシミュレーションになった。・・・・・」 

これまでこの課題に対して多くの努力を積み上げているはずだから、是非、修正できたことを結果で示して欲しい。


外された選手に「頑張ったね」、と言われるプレーを期待

仮に決勝T一回戦で敗退となれば外された選手に顔向けできない。
  • 所属チームをスカイ・ブルーFCに変えてまでW杯出場を願った川澄
  • 召集されるのを見込んでコンディションを万全に整えておくためシーズンオフにオーストラリアのWリーグでプレーした永里
  • スペインでレギュラーGKとなって活躍している山根(SheBelievesカップに全試合出場は何だったのか?)
  • ドイツで奮闘する猶本
  • 3年連続得点王で今シーズンも9試合9得点で得点ランキング1位の田中美南とベテランで大舞台での実績豊富な有吉
選手選考はそもそも若手中心が方針

W杯メンバーに選ばれた若手選手は外れた選手に「よく頑張ったね」と言われるくらいの気概を持ってプレーしてほしい。
次の添付記事では「なぜ22歳以下の選手が10名も選ばれたのか?」 を紹介。




この一戦はなでしこの未来を掛けた試合

協会は若手主体のメンバーでもベスト8になれると考えている。W杯を経験させることが若手成長の近道なので必然的に若手主体のチーム編成となった
それは素晴らしい目標や夢の為である。
  • 女子サッカーの人気回復
  • 東京五輪でのメダル
  • 女子サッカーのプロ化
  • 2023年W杯日本開催
こうした目標達成に向けて弾みをつけるためも、そして若手主体路線を継続する意味でも落とせない一戦である。この点を理解しているなら若手は必ずやってくれる。そしてやればできる。Yes, You Can!


なでしこらしさ・真剣さが伝わるプレーを期待

イングランド戦でもシュートを外して苦笑いしていた若手が写ったが、代表という責任感と使命感を持っているのだろうか?城彰二のようなバッシングはおこらないだろう。しかし、失敗してもいいから常に真剣な顔つきでプレーする姿を見たい。

なお、別の若手もSheBelievesカップシュートミス後に苦笑いしていた。何となく今回召集された若手と中堅以上の選手の間にW杯に掛ける思いに距離感を感じる。ハッキリ言って何人かの若手よりベテランの方がよく動いている。若手はもっと力を出せるはずだ。


W杯は「いい経験をした」とコメントする大会ではない

4年に一度の真剣勝負の大会。4年間の努力の積み重ねを全て出し切って結果を残す大会だ。「東京五輪に向けての経験値を高め成長する場」と捉えているならあまり成長は期待できない。

このW杯でしぶとく、粘り強く、泥まみれになって、それでも負けたら悔しさ・不甲斐なさで大泣きするくらいの全力を出し尽くしてこそ成長できる。2011年のメンバーのように全力で挑め! 


オランダ戦:先発メンバー予想

コンディッションさえ問題なければ、イングランド戦と同じメンバーで臨むだろう。ただ、万全なコンディションを前提に長谷川先発出場。ダメなら、遠藤か小林。なお、FWは菅澤からオランダ戦に得点したことのある横山にに変更。それに菅澤は後半に起用したほうがいいだろう。

イングランド戦では市瀬に代わり南に急きょ変更し予想を外した。この試合では市瀬を外して南。

もし指揮官が「これが最後の試合」と考えれていれば、攻撃陣に大舞台を経験させる意味で若手を起用することも考えられるが、まさか、そこまではしないだろう。

〇はスタメン  数字は途中出場のプレー時間(分)


GK
山下
GK
池田




GK
平尾




DF
鮫島
DF
清水
DF
市瀬

DF
熊谷
DF
宇津木




DF
宮川




DF



DF
三宅




DH
杉田
DH
三浦
〇 
28
〇 
DH
阪口夢




MF
籾木




MF
中島
MF
長谷川
8

FW
遠藤
 16
〇 

FW
宝田
 1

5

FW
菅澤
〇 
29
FW
横山

〇 

FW
小林

24

FW
岩渕
 23


なでしこジャパン代表チーム プロフィール
  • 若手主体
  • 最新FIFAランキング 7位
  • W杯最高成績:優勝(2011年)
  • 前回大会(2015年):準優勝
  • 平均年齢は24.0歳
  • 大舞台経験者は6名
  • 4月の欧州遠征からメンバー4名変更して経験値を高めた
  • 代表歴100試合以上は宇津木、鮫島、熊谷、坂口の4名
  • W杯・五輪での経験値が強豪国の中で最も低い
  • 平均年齢も強豪国の中で最も低い(22歳以下10名)
  • 日テレ・ベレーザから10名召集→9名(植木理子がケガの為、セレッソ大阪堺レディースの宝田沙織へ変更)
  • 海外プレーヤーはリヨン所属の熊谷とレインFCの宇津木の2名
  • 2019年度強化試合など強豪国との対戦成績:1勝2分2敗
  • 1勝はブラジル戦
  • W杯でなく東京五輪でメダル獲得を目標にした成長途上チーム
 
 
ベテランの先発メンバー起用は?

なでしこの課題は前半の失点。イングランド戦にも言えた事だが、前半は宇津木など大舞台での経験値のある選手を使えば、
  • より落ち着いて試合に入れる
  • 経験から培った予測を活かして危機を未然に防ぐ
などで失点を防げる可能性がアップするがオランダ戦でスタメンにベテランを増やすかどうかが一つのポイント。 ただ、坂口も宇津木も別メニューで調整中らしい。籾木も出場は難しそう。完全にコマ不足。


オランダに接戦の末 1-2 で敗北

試合終了後の熊谷選手の含みのあるコメントに悔しさがにじみ出ていた。「・・・何かが足りなかった」。本人は答えを分かっているが、具体的に言うのは差し控えたのだろう。

ここ8カ月でなでしこやW杯関連記事を30以上書いたが、最初の記事は「どうして永里優季は召集されないの?」からでした。「実力のある選手が選ばれないのはおかしい、永里選手なしてはベスト8は厳しい」と言い続けた。

そして「W杯は若いメンバーの育成の場と協会は考えている」と思うようになった。それで4月にやっと「若いメンバー招集は協会の方針であろう」と悟った。まさしく、勝つためには「何かが足りなかった」。

ずばりオランダ戦の2失点に同じ選手がからんでした。私は前から指摘していたが、守備意識の欠如、代表意識の欠如が結果に表れた。1点目は相手のヘディングをすぐ後ろで傍観。2点目は終盤自陣でボール奪われても奪い返そうとしない。そこから決勝点につながった。

非常に残念なのは、SheBelievesカップ、イングランド戦、そしてオランダ戦でシュートミスや敗戦後に映し出された若い選手の笑っている顔。対照的にオランダ戦後の中堅・ベテラン選手・数人の若手の悔しさと涙が滲み出た顔。これまで苦しみに苦しみを重ねて築いた「なでしこ」というブランドと代表としての重みを理解しているか否かの違いだろう。

五輪に向けて成長・経験という大きな財産を得たことは間違いないが、ミスや敗戦後に悔しさを表現できない数名の若手選手の成長はいくら協会が後押ししても期待できないだろう。次の招集がどうなるか見守りたい。


まとめ  

イングランド戦で実力の差を見せつけられ、2-0で完敗したなでしこジャパンにとって決勝トーナメント1回戦は汚名返上のチャンス。2018年とはいえ屈辱の2-6の敗戦を喫したオランダには何としても勝たなければならない。

この試合は「負けても失うものはない」の正反対の試合。なでしこ代表としてのプライドを傷つけられる程度では済まない。なでしこの未来を背負った試合なのだ。負ければ、
  • 女子サッカー人気復活
  • 東京五輪への期待感(メダル獲得)
  • 2023年の日本開催のW杯招致
などに水を差す結果になりかねない。そして何よりも選手自身の将来(女子サッカーのプロ化など)に大きなマイナス要因を作ることになる。

その点を肝に銘じ、若さを前面に出しなでしこ魂を発揮してベストを尽くせ!
未来を拓け、なでしこジャパン!

成長が感じられなかったなでしこジャパンE-1選手権 2019

2020-09-06 11:08:44 | なでしこジャパン
4大会ぶり3度目の優勝、おめでとう!
E-1サッカー選手権(前身:東アジアサッカーカップ)は2年おきに開催される東アジアの最強国を決める大会。今回は2019/12/10(火)~2019/12/18(水) 韓国で開催された。
【結果】韓国と中国に圧勝できず東京五輪メダル獲得に赤信号点灯。案の定、その後の大会、2020年3月のSheBelievesカップでは3戦全敗これまでの最悪。とにかくここ数年の課題が全く解消されていない。幸い、東京五輪が1年延期となったので課題解消に全力投球してほしい。


はじめに

残念ながら北朝鮮は参加しないことになった。しかし10月強豪国カナダに大勝したなでしこジャパンが、韓国戦・中国戦で同様のパーフォーマンスを発揮できるか? なでしこジャパンが個々の成長とチームの実力を証明する絶好の機会である。

主な注目点としては、
  • 韓国・中国に圧勝するか?
  • 東京五輪代表候補は固定されたか?
それでは予想メンバー・試合結果(後日)をお伝えしましょう。


実力を証明するには韓国・中国に圧勝すること

韓国は2019年9月FIFA女子ワールドランキングで20位、中国は16位。なでしこジャパンは2018年4月のアジアカップと同年8月のアジア大会で勝利したものの韓国・中国に圧勝したわけではない。

現体制になってからの成績は、
  • 韓国とは前回のE-1選手権から3回対戦:2勝1分得点5失点3
  • 中国とは前回のE-1選手権から3回対戦:3勝得点5失点1
トップ10のカナダ(FIFA女子ランキング7位)に4-0で大勝したがその実力は本物か? この真剣勝負の舞台で証明するだろう。

なぜ圧勝すべきなのか?

東京五輪でメダルを獲得するには、
  • E組のトップ10の2チーム(スウェーデン、イングランド、カナダ、ブラジルにうち2チームが予想される)に引き分け以上
  • これまでの五輪データを見ればベスト8に進めるのはトップ10チーム
  • 準々決勝を含めてトップ10チームに2~3勝しないとメダルには届かない
そのためには課題の守備力と決定力不足が改善されていることが必要条件。改善されているならば、これまでの韓国・中国との直接対決の内容を間違いなく上回る。それができらば東京五輪ベスト4は間違いない。なお、東京五輪組み合わせ予想についてはこちらをどうぞ!

期待値としては、
  • 無失点
  • 2得点以上
このハードルがクリアーできれば、なでしこジャパンは東京五輪でUSAと決勝で戦う可能性も十分ある。因みに、韓国は10月の米国遠征でUSAと対戦し1分1敗(2-0負と1-1分)中国はブラジル遠征でカナダに4-0で大勝したブラジル相手に引き分け(0-0PK勝)。仮想トップ10チームとして申し分ない両チームである。なお、強豪国の最新試合情報はこちら
  

東京五輪代表候補は固定されたか?

代表メンバーの内17名は固定された!?

10月24日に南アフリカ戦招集メンバーの発表があったが、
  • 25名中9名が2019年度代表プレー実績 0分~15分未満
  • この9名を外すと16名はいつものメンバー
  • この16名に南アフリカ戦をケガで欠場したDF鮫島彩とGK平尾知佳を加えるとぴったり18名
この18名がE-1サッカー選手権に招集されることは間違いない。もっと言えば、この18名の内 GK1名を除いた17名が五輪メンバーになるだろう。18名のメンバーは固定されてもいいが、スタメンを入れ替えて臨んでほしい。 


スタメン変更は東京五輪においてキーポイント

東京五輪では準決勝までの5試合を18名でしかも中2の日程で戦う。同じスタメンで戦い抜けるとは思えない。先発が変わっても同じレベルのパーフォーマンスを発揮できてこそベスト4へたどり着ける。E-1サッカー選手権はスタメン変更の良いチャンス。


なでしこジャパン予想メンバー

先ほど触れたが18名は鉄板メンバー。ただ、熊谷紗希の招集は無理だろう。
鉄板メンバー以外で召集される(例えば、浦和レッズ・レディース高橋はな選手や日テレ・ベレーザの土光光真代)選手が台湾戦で先発起用されるかは注目点である。もし先発起用されるなら東京五輪代表候補と考えていい。鉄板18名のプロフィールについては南アフリカ戦のメンバーをご覧ください。

鉄板メンバー以外の選手プロフィールは発表の後に付け加えましょう。 

招集メンバーは赤字
鉄板メンバー18名
  • 池田咲紀子(浦和レッズレディース)
  • 山下杏也加(日テレ・ベレーザ)
  • 平尾知佳(アルビレックス新潟レディース
  • 熊谷紗希(オリンピック・リヨン/フランス)
  • 鮫島 彩(INAC神戸レオネッサ)
  • 三宅史織(INAC神戸レオネッサ)
  • 清水梨紗(日テレ・ベレーザ)
  • 宮川麻都(日テレ・ベレーザ)
  • 南 萌華(浦和レッズレディース)
  • 中島依美(INAC神戸レオネッサ)
  • 籾木結花(日テレ・ベレーザ)
  • 長谷川唯(日テレ・ベレーザ)
  • 杉田妃和(INAC神戸レオネッサ)
  • 三浦成美(日テレ・ベレーザ)
  • 遠藤 純(日テレ・ベレーザ)
  • 菅澤優衣香(浦和レッズレディース)コンディション不良で辞退
  • 岩渕真奈(INAC神戸レオネッサ)
  • 小林里歌子(日テレ・ベレーザ)
鉄板メンバーを除く招集メンバー
  • 土光真代 日テレ・ベレーザ
  • 松原有沙 ノジマステラ神奈川相模原
  • 清家貴子 浦和レッズレディース
  • 栗島朱里 浦和レッズレディース
  • 田中美南 日テレ・ベレーザ
  • 植木理子 日テレ・ベレーザ ケガで辞退
  • 池尻茉由 水原都市公社女子SC
  • 林穂之香 C大阪 堺 
  • 上野夏実 愛媛
 

E-1サッカー選手権成績表

結果
  • 12月11日(水)日本 vs 台湾
  • 12月14日(土)中国 vs 日本
  • 12月17日(火)韓国 vs 日本

成績表

チーム名
勝点
分敗
得点
失点
得失点
中国
4
1
1
1
1
3
-2
日本
9
3
0
0
13
0
13
台湾
0
0
0
3
0
13
-13
韓国
4
1
1
1
3
1
2
 

マッチレポート

中国戦 3-0勝

得点:岩渕 3
フォーメーション:4-2-3-1

先発メンバー
  • GK 山下杏也
  • DF 清水梨紗、南萌華、宮川麻都、松原有沙
  • MF 杉田妃和、籾木結花、長谷川唯、三浦成美
  • FW 岩渕真奈、池尻茉由
試合経過
  • 前半:やや押し気味に試合をすすめ前半9分横パスを受けた岩渕のシュートで先制。その後は一進一退の攻防が展開されたが終了間際に長谷川の縦パスを受けた岩渕が2点目ゲット。2点とも岩渕の技術の高さが光った得点。少ない得点チャンスで2点ゲットしたのは称賛に値する。 
  • 後半:なでしこはパスミスが散見されるも早い判断で連係しながら終始押し気味に進めるなか、交替で入ったばかりの小林からのクロスをキーパーがはじき、そのこぼれ球を岩渕が押し込み3点目をゲット。その後もなでしこのペースで進み安定した守備を見せたなでしこジャパンが中国を完封。
寸評
  • 非常に良いパーフォーマンスを見せてくれた。時折激しい当たりをみせた中国であったが、「中国に元気がない」と感じるほど、なでしこの素早い判断、パスワークが光った試合であった。中国は思うようにプレスを掛けられず完敗。韓国戦でもこのパーフォーマンスを発揮できればなでしこジャパンの実力は本物、かなりレベルアップしたと考えて間違いない。 

台湾戦 9-0勝

韓国戦 

岩渕、長谷川、土光 ケガで離脱
得点:籾木(PK)
フォーメーション:4 - 4 - 2

先発メンバー
  • GK 18 山下杏也加
  • DF 4 三宅史織
  • DF 5 南萌華
  • DF 16 宮川麻都
  • MF 6 杉田妃和
  • MF 7 中島依美(Cap)
  • MF 10 籾木結花
  • MF 17 三浦成美
  • DF 19 遠藤純
  • FW 12 池尻茉由
  • FW 15 田中美南
試合経過
  • 前半:やや優勢に試合を進めていたが、パス回しでチャンスを作りだそうという意図は理解できるがDFを崩す、ミドルシュートを狙う、などの試みが少なく、韓国が脅威を感じるほどの攻撃ができなかた。0-0で終了。韓国の攻撃はそれ程でないのでミスをしない限り失点することはないだろう。後半は韓国を圧倒するような攻撃を示してほしい。それができれば世界レベルだ。
  • 後半:前半と同じ様になでしこジャパンがやや押し気味に試合するがビッグチャンスは作れず。一方、韓国はDFの裏を狙うも日本のDF陣が跳ね返す。終盤になると中2日の日本の動きが中1日の韓国の動きを上回りやや一方的に攻撃。そうした中、PA付近の中島からのパスを受けた籾木選手のシュートが相手DFのハンドを誘いPKを獲得。これを籾木選手が決めようやく一点。アディッショナルタイムに入るが韓国を無失点で抑えて試合終了。
寸評
  •  優勝おめでとう!今大会無失点であったこと、結果を残したこと、これらは評価に値する。しかし、スピードや多彩な攻撃などが見られず満足するレベルの試合内容ではなかった。世界の強豪と比較した場合、これで強豪に勝てるのか?東京五輪でメダルを獲得するにはTop10のチームを4回倒さなければならない。グループステージで2試合、そして準々決勝で1試合。準決勝or3位決定戦で1試合。これは簡単なことではない。技術的に不足している訳ではないが、何か物足りない感じがする。岩渕・長谷川・籾木など攻撃の中心選手はいるが、攻撃の起点・スイッチを入れられるリーダー格の選手がいないのがそう感じさせるのかも知れない。


テレビ放映
  • 12月11日 午後15:50~ フジテレビ
  • 12月14日 午後15:30~ フジテレビ
  • 12月17日 午後19:00~ フジテレビ


まとめ 

E-1サッカー選手権(前身:東アジアサッカーカップ)はなでしこジャパンにとって個々の成長とチームの実力を証明する絶好の機会である。その証明の為、強豪カナダに大勝した時と同じようなパーフォーマンスの発揮を期待したい。
これが最大の見どころであるが、もう一つの見どころはスタメンである。おそらく東京五輪代表として間違いないと言ってよい鉄板メンバーが招集され、鉄板メンバーで試合に臨むだろう。それは非常に良いとしてスタメンの変更を東京五輪向けに試してほしい。
東京五輪ではGKの招集は2名だろう。そうなれば少なくても1名の枠が空き、いづれ鉄板メンバーに加わることになる。その意味で台湾戦には鉄板メンバー以外のスタメン起用を期待する。また、台湾戦で起用されるGKが第二のGKとして東京五輪に招集されるだろう。

実力差大あり過ぎ:女子サッカーW杯2019で決勝Tへ進んだ代表チームの予想は簡単!

2020-09-03 12:09:23 | サッカー女子ワールドカップ
2019年6月7日、ついにFIFA女子ワールドカップ2019フランス大会がフランス対韓国の開幕戦でスタートした。フランス圧勝。さすが優勝候補の筆頭格。優勝チームオッズでもアメリカと並んで4.5倍。

グループステージにおける試合結果を常時お伝えしながら決勝T進出チームを予想しますが、予想は各チームが1試合を終えた時点で凍結。
なお、本記事には決勝トーナメント進出結果も追記しています。 


グループステージ試合結果(最終)


各代表チームのグループステージ試合結果はこちら。
(fifa.comより)
 



女子サッカーワールドカップ 決勝 T 進出条件

最も難しいのは各グループ 3位の 6チームのうち、決勝トーナメントへ進める 4チーム。まず、1回目の予想で述べた3点をおさらいしましょう。

前回2015年のカナダ大会よりW杯出場チームが16チームから24チームへ増えたのを機に決勝トーナメントへ進めるのは8チームから16チームになった。
1次リーグ戦で
  • 各組1位と2位チーム
  • 各組3位の6チームの内、上位 4チーム
グループ3位となった場合の上位 4チームは
  • 勝点
  • 得失点差などで決める 


グループ3位チームの決勝 T 進出の最低条件 

2015年の結果で言える最低条件は
  • 勝点が3以上
  • 得失点差が0以上

Top10チームは例外なく決勝トーナメント進出

6月19日現在、全チーム決勝T進出決定、おめでとう!
( )内は2019年3月29日に公表された最新のFIFA女子ランキング
  • アメリカ(1)
  • ドイツ(2)
  • フランス(4)
  • イギリス(3)
  • カナダ(5)
  • オーストラリア(6)
  • オランダ(8)
  • 日本(7)
  • スウェーデン(9)
  • ブラジル (10)

Top20以内の7チームもほぼ決勝トーナメント進出
  • スペイン(13)
  • ノルウェー(12)
  • 韓国(14)
  • 中国(16)
  • イタリア(15)
  • ニュージーランド(19)
  • スコットランド(20)
しかし、決勝Tに進めるのは16チームなので1チームが外れることになる。

Top20圏外のチームは決勝Tへ進めない

前回のカナダ大会ではTop20以内のニュージーランド(17位)とスペイン(14位)の2チームは決勝Tへ進めなかった。一方、組み合わせに恵まれたコロンビア(28位)とカメルーン(53位)が進んだ。

しかし、今回は組み合わせ抽選方法が大きく変わりランキング順にくじを引いた。そのため、
  • 死の組は無くなった。前回はUSA(2位)、オーストラリア(10位)、スウェーデン(5位)のグループDがまさに死の組
  • 同じ組にランキングの低いチームが2つ以上入るグループもなくなった(例外F組)。前回はB、C、FグループにTop20外のチームが2チームづつ入った。その結果がF組3位のコロンビアとC組3位のカメルーンの決勝T進出
こうした点の反省から抽選方法を変更したのだろう。よって、今回の大会ではTop20圏外のチームが決勝トーナメントへ進むことは不可能に近い。

1勝すれば得失点差がマイナスでも決勝トーナメントへ進める?

ランキング順の抽選方法(正確にはポット1からポット4まで6チームずつランキング順に割り振った)になったため、これまでの決勝T進出条件が変わりそうだ。主に3位通過のチームがどこになるか見てきたが、どうも得失点差がマイナスでも決勝Tへ進めるような状況になりつつある。

各グループ上位2チームに対して得失点差が -3 になれば4位チームに2点差で勝利しても得失点差は-1。そういうグループがいくつか出てきそう。

現時点では6グループ中、Cグループを除く5グループで3位チームの得失点差マイナスになる可能性がある。つまり、最大3チームが得失点差マイナスで決勝Tへ進めるかも。1チームくらいありそうだね。

結果:結局、勝点3で得失点差マイナスのチームが3チームあったが、ナイジェリアとカメルーンが勝点3、得失点差-2で決勝T進出。チリは得失点差-3でアウト。
 

グループ別試合結果と決勝T進出チーム予想

それでは具体的に各部ループごとにグループステージにおける成績やW杯前の強化試合の成績などをベースに決勝T進出をグループAから順番に考察していきましょう!なお、現時点での予想は第1回目と変わりません。

各チーム1試合終わった時点で決勝Tへ進めるチームを考察してみた。迷った面も多々あるが結果的には変更なし。
 
グループA

グループA
予想
順位
フランス
 4
 1
 3
 9
 7
 1
 6
韓国
 14
 2
 3
 0
 1
 8
-7
ノルウェー
 12
 3
 3
 6 
 6 
 3
 3 
ナイジェリア
 38
 4
 3
 3
 2
 4
-2
 
予想:フランス、韓国、ノルウェー
2位チームを予想するのは難しい。直接対決に勝利したチームが2位になるが、韓国であると信じたい。ただ、両チームともナイジェリアに3点差以上で勝てば決勝トーナメント進出は間違いない。
結果:フランス、ノルウェー、ナイジェリア
韓国の4失点はかなり痛い。決勝Tに進むにはナイジェリア戦勝利+ノルウェー戦引き分け以上なら決勝Tへ進める。格下にめっぽう強い韓国(例:37位のアルゼンチン戦5-0の勝利)だから2位通過もまだまだあり得る。ノルウェー戦で見る限りナイジェリアの弱点は守備。韓国の大量得点を期待。
ノルウェーはナイジェリアに勝利したがシュート数では10-10のイーブン。韓国勝機あり。
ナイジェリア戦、韓国はシュート数(15-12)、枠内シュート(7-2)、ボールポゼション(58%)で上回りながら 無得点。なでしこと同様、決定力不足。ノルウェーに勝利しても得失点差で決勝T進出は絶望的。せめてノルウェー戦だけでもいいところを見せて欲しい。
ナイジェリアもフランス戦を残しているので決勝T進出は厳しい。このグループの3位チームがどうやら決勝Tに進めないようだ。
韓国はかなり活躍するだろうと考えていたので全く予想外の勝点0。ノルウェー戦でも圧倒(シュート数22:8、枠内シュート6:2)。しかし、僅か1点。相手にPK2本を決められ未勝利でW杯終了。決定率が高ければ2勝できたのに非常に残念な結果となった。
ナイジェリア(勝点3、得失点-2)はチリがタイに4点差以上での勝利はないという条件付きで決勝Tへ進出する。特に中国がマッチ39の3位枠に入れば100%決勝Tへ。しかしマッチ43の3位枠に入るとはじき出されるだろう。中国をマッチ39に割り振るかマッチ43に割り振るか、誰がどう決めるのでしょうか?謎である。
結果:ナイジェリアは中国がマッチ43の3位枠に割り振られたが、スコットランドがアルゼンチンと引き分け+ブラジルが別の3位枠に割り振られて決勝Tへ進出。非常に複雑な3位チームの決勝T進出条件。

グループB

グループB
予想
順位
ドイツ
 2
 1
 3
 9
 6
 0
 6
中国
 16
 3
 3
 4 
 1 
 1
 0
スペイン
 13
 2
 3
 4
 3
 2
 1
南アフリカ
 49
 4
 3
 0
 1
 8
-7
 
予想:ドイツ、スペイン、中国
中国が決勝トーナメントへ進むにはドイツに大量失点しないこと に尽きるが、格上相手だといい勝負するのが中国の特徴(例:6/1フランス戦1-2の負け、3/7オランダ戦引き分け)。大丈夫だろう。
結果:ドイツ、スペイン、中国
中国の善戦が目立った。ドイツの守備に不安あり。決勝点を決めた19歳のGiulia Gwinnは今シーズンまで猶本の同僚。
スペインはシュート数で南アフリカに圧倒したが内容的には薄氷の勝利(PK2本)。このグループに限らないがPKやペナルティエリア外からのシュート力(正確性)が明暗を分けるようだ。
ドイツ戦、シュート数ではほぼ互角(ド15-16ス)だったスペインは中国に負けない限り決勝Tへ
中国は南アフリカに勝利したが17本もシュートしながら1得点はまずい。決勝Tに進むには2点欲しかったが、スペイン戦で引き分け以上が必要となった。アジアのチーム(韓国・日本)に共通して言えることは何故なのか決定率が低いこと。
中国対スペイン戦は予想通りの引き分け。中国の決勝T進出決定。決勝TではMatch39に入りそう。そうなるとD組1位のイングラントか日本と対戦。もしMatch43に割り振られればC組1位のチームと対戦。

グループC

グループC
順位
オーストラリア
6
1
 3
 6
 8
 5
 3
イタリア
15
3
 3
 6
 7
 2
 5
ブラジル
10
2
 3
 6
 6
 3
 3
ジャマイカ
53
4
 3
 0
 1 
 12
 -11

予想:オーストラリア、ブラジル、イタリア
ブラジルとイタリアの2位争い予想。イタリアは強豪チームとの対戦がないので予想しにくいが、Top10チームに大量失点しなければ決勝トーナメント進出! 
結果:イタリア、オーストラリア、ブラジル
オーストラリアはシュート数ではイタリアを16-6で圧倒しながらも、【第1版】【第2版】優勝国予想の分析3(取りこぼした試合数)で指摘した「下位チームに取りこぼす」弱点を暴露。ブラジルの攻撃力は高いが問題は守備力。
オーストラリアはブラジル戦でようやく地力を発揮。2点ビハインドからの逆転劇は見事。守備が安定しないのが不安要素だが、この勝利で1位通過の可能性が残った。
さすが世界一のストライカー、サマンサ・カー(シカゴレッドスターズで永里優季の相方)、ジャマイカ戦で全ゴールをたたき出し得点ランキング1位タイへ一気に駆け上がった。しかし、チームの1失点は頂けない。一発勝負のトーナメント戦では守備力が問われるが、決勝Tではノルウェーと対戦するので余程のことがない限りベスト8は間違いなし(これが戦略だったかも?)。
一方、ブラジルは3位だが、PKでゴールを決め決勝T進出。ただ、フランスかドイツと対戦するのでベスト8は厳しい。イタリアは中国と対戦する可能性が高いが、そうなれば中国にとってベスト8の可能性あり。
PA内のファウルを絶対してはならない!

グループD


グループD
イングランド
3
1
 3
 9
 5
 1
 4
スコットランド
20
3
 3
 1
 5
 7
-2
アルゼンチン
37
4
 3
 2
 3
 4
-1
日本
7
2
 3
 4
 2
 3
-1

予想:イングランド、日本、スコットランド 
4/9ブラジル相手に1-0で勝利しているスコットランドが日本やイングランドに大量失点する可能性は低い。
結果:イングランド、日本
イングランドは最初のPKによる得点が大きかった。この試合に限らず手に当たればPKという判定。故意のハンドではないのにおかしいなと思い調べたら、2019年3月国際サッカー評議会がハンドに関する大きなルール変更(故意であろうが偶然であろうがペナルティエリア内のハンドはPK)したとのこと。今知ったことを反省!
イングランドの2-1の勝利は想定内。日本にとっては+-ゼロ。
日本どうした? いくらなんでも無得点は考えられない。確実に勝点3を取らなければいけないアルゼンチン戦でスコアレスドロー。
決勝Tへ確実に進むにはスコットランド戦勝利とイングランド戦引き分けが必須。
見事スコットランド戦、岩淵のミドルシュートと菅澤のPKで2-1の勝利。これで勝点4となり決勝トーナメント進出99%決定!開き直ったのか 選手の見違えるような 躍動感あふれる はつらつとしたプレーに ゴールへの執念が 目に見えて分かる試合だった。
スコットランドは3位通過で決勝Tへ進みにはアルゼンチンに2点差以上の勝利が必要だが、日本戦の終盤の攻撃を見るとその可能性は高い。
イングランドも無理には攻めないだろうから引き分けになる可能性が大きいが、何とか1位通過を狙え!
今回もTop10チームに対して「先制点を許すと勝てない」という過去2年のジンクスを破ることができなかった。後半、軸足を守りに変えたイングランに対して積極的に攻撃を仕掛けたが相変わらずの決定力不足で得点できなかった。ただ、これが現実でありベストを尽くしたと思う。この実力差をしっかり受け止めて自らの成長の糧にしてほしい。

グループE

グループE
予想
順位
カナダ
5
1
 3
 6
 4
 2
 2
カメルーン
46
4
 3
 3
 3
 5
-2
ニュージーランド
19
3
 3
 0
 1
 5
-4 
オランダ
8
2
 3
 6
 6
 2
 4
 
ニュージーランドはW杯直前のWarm-upマッチでイングランドに勝利するなど上昇気流に乗っている。オランダはWarm-upマッチとはいえ、オーストラリアに3-0で快勝。
ニュージーランドがオランダに大量点を喫しなければ決勝T進出の可能性あり。ただ、カメルーンに2点差以上の勝利ができるかがポイント。
予想:カナダ、オランダ
結果:カナダ、オランダ、カメルーン
得点力はそれ程ないカナダだが、勝ち切る力は相変わらずだ。
ニュージーランドの守備は良い。カナダに大量失点する可能性は低い。やはり、問題は攻撃力。
 ニュージーランドはカメルーンの直接対決で勝利しても3位通過での決勝T進出は難しくなったが、下記の条件付きで決勝T進出の可能あり。
  • カメルーンの直接対決で2-0以上の勝利
  • 中国がマッチ43の3位枠に割当てらる
  • チリより成績が上回わる

グループF

グループF
予想
順位
アメリカ
2
 3
 9
 18
 0
 18
タイ
34
3
 3
 0
 1
20
-19
チリ
39
4
 3
 3
 2
 5
-3
スウェーデン
9
1
 3
 6
 7
 3
 4
 
通常ならタイとチリの決勝T進出は無理。しかし、アメリカがグループ2位通過狙いならタイかチリの決勝Tへの可能性がでてくる。
予想:スウェーデン、アメリカ
結果:スウェーデン、アメリカ
チリがタイに3点差以上で勝てば決勝T進出の可能性あり。アメリカの戦略に注目:ベスト8でドイツそれともフランス、どちらの対戦を選ぶのか?3試合目のスウェーデン戦で明らかになるだろう。6/21の試合、結果が楽しみ!
結果:アメリカはフランスとの対戦を選択。さすが、スポーツ大国、淑女的にプレー。おろらく、タイ戦前から1位通過狙いを決めていたのだろう。でなければ13点も取る必要がない。


決勝トーナメント進出国予想・結果のまとめ


Top10チームは予想通り例外なく決勝トーナメント進出
  • アメリカ(決定)
  • ドイツ(決定)
  • フランス(決定)
  • イギリス(決定)
  • カナダ(決定)
  • オーストラリア(決定)
  • オランダ(決定)
  • 日本(決定)
  • スウェーデン(決定)
  • ブラジル(決定)

Top20以内の7チームの内4チームが決勝トーナメント進出

  • スペイン(決定)
  • ノルウェー(決定)
  • 韓国(敗退)
  • 中国(決定)
  • イタリア(決定)
  • スコットランド(敗退)
  • ニュージーランド(敗退)
以上の16チームと予想! 外れたとしても1チームくらいでしょう。


Top20圏外の2チームが決勝T進出(予想外)

Top20内の敗退した2チームに代わってナイジェリア(38位)とカメルーンが(46位)が進出。両チームとも勝点3、得失点差-2。
反省の為、Top20圏外の2チームが決勝Tに進めた理由を総括
  • 韓国が予想外に実力を出し切れなかった
  • スコットランドは73分まで3-0でアルゼンチンをリードしていたが奇跡的に同点にされた。守備力がいかに大事かですね
  • アフリカ勢の実力はFIFA女子ワールドランキングに反映されにくい(国際親善試合が少ない)
   

まとめ  

現時点での結論としては、
  • Top10チームは例外なく決勝トーナメント進出
  • Top20圏外のチームは決勝トーナメントに進めない⇒唯一可能性があるとしたらタイ(アメリカの戦略次第)
  • Top20以内で1チームだけ決勝トーナメントに進めない⇒かなり難しいが可能性が高いのはニュージーランド
「勝負に絶対はない」ので100%の断言はできない。しかし、ここで予想した16チームの内15チームは順当に決勝トーナメント進出を果たすだろ!
結果は16チーム中13チームが中。実力差があるので予想は難しくない。