たまにはKLと台湾以外のお話でもしましょうか・・。w
これも大分昔の海外出張のお話なのでございます・・。 私は2年ほど後輩のH君とインドネシアのジャカルタへ 設計コンペの調査行くことになりました。
今回は3泊4日の短い出張でございます。 H君は海外出張が初めてなのでございます。 ですから国際ビジネスマンにはほど遠く、全く垢抜けない格好 で成田に現れました・・。w
私はもうベテランの国際ビジネスマンでございますから、 ゼロ・ハリバートンのアルミ製のビジネスバッグとガーメントバックと 携帯用カートだけでございます。w
彼は完璧な農協のオッサンスタイルでございます。w 農協のオッサンスタイルとは、人工皮革の大き目の黒いショルダー バッグを肩から下げて、旅行社からもらったビニール製の名札を 付けているのでございます。w
これで上下色違いで柄の入ったスーツでも着てきたら、絶対に 一緒に歩けないのでございます。 彼は建築意匠担当でございますから、エンジニアではなくて アーキテクチャーなのですから、服装から持ち物まで全てセンスも 磨いてもらわないと建築のセンスも疑われるのでございます。
それと7時間半も飛行機に乗るのですから、スーツなんて着て いたらシワクチャになってしまうし、ネクタイも意味ありません。
私はいつもポロシャツにチノパンのラフなスタイルで搭乗する のでございます。 スーツと靴はガーメントバックに入れて、現地で着替えるの旅慣れた 人のスタイルでございます。
飛行機の席も、私はいつも通路側を選びます。 窓側を好んで座る人が結構おりますが、外を見たって 雲しか見えません。 離着陸の時だけしか外の景色は見えないのでございます。 であれば、トイレに行くにも隣の人に気を遣わず済むし、 万が一のトラブルがあった時でもすぐ行動しやすいのでございます。
今回のフライトはGAガルーダインドネシア航空でございます。 今回の出張は二人だったので、エコノミークラスになってしまいました。
成田を飛び立ってから、約6時間半を過ぎた頃、機長が赤道を 越えたとアナウンスしておりました。機内ではスチュワーデス達が 「赤道通過証明書」のワッペンを配ってくれたのでございます。
これも余談ですが、アメリカの海兵隊では、赤道を越えたヤツ しか刺青を入れてはならないという暗黙のルールがあるんです。 まぁ、入隊する前から入れているヤツも多そうですが・・。w
空港には定時に到着いたしました。 現地の駐在員のM町氏が空港まで迎えにきておりました。
空港からジャカルタ市内までは車で約30分ぐらいでございます。 市内に向かう途中の景色を眺めておりますと、マレーシアに良く 似ているのですが、地質が違うのか山を削った跡や、宅地造成 している土地が赤土がヤケに目立つのでございます。
私どものオフィスは、ジャカルタ市内の真ん中であるタムリン 通りの交差点にございました。 宿泊するホテルはプレジデントホテルでしたので、オフィスの あるヌサンタラビルと隣接しており、ビルが通路でつながって おりました。
先にホテルのチェックインを済まし、オフィスへ案内してもらい責任者のO塚氏に挨拶をして、明日からのスケジュールの確認とコンペの情報など簡単なミーティングを行ったのでございます。
現地の駐在員は日本から客が来れば付き合わなければなりませんが、堂々と会社の金で飲み食いが出来るので歓迎されているようでございます。
6時から支店長と4人で日本料理屋へ向かいました。 私は日本料理屋で大満足なのですが、初めて海外出張する H君には是非とも屋台料理を食べさせたかったのでございます。 何故なら、東南アジアの強烈無比、言語道断、コレラ的な下痢を 体験させてあげたかったのでございます。(笑)
下痢の洗礼を受けなければ東南アジアへ行ったなんて絶対に 言わせたくないのでございます。w
これも余談ですが、現地の駐在員は、基本的には昼食は殆ど 日本料理店で食べます。無理して現地の食事をするのは、 まだ海外赴任の新米のすることでございまして、長く赴任して いる人ほど日本食を食べています。 日本料理屋の昼定食のお値段は、日本と同じぐらいで 800円~1,000円ぐらいでしょうか・・。
2時間ほど飲んで食べて、その日はお開きになりまして・・、 我々はホテルへと戻ったのでございます。
ホテルの部屋に着いたのは、まだ9時でございます・・。w
こんな時間に寝れるわけないじゃん・・。w
私は、H君の部屋へ電話をしてみたのでございます。
と言うところで、第一話の終了でございます・・。(笑)
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