地震から3日目、やっと家の中の片付けが完了しました・・。
大地震の日、ワタクシは人形町の中華料理屋さんで、何を食べようかとメニューを見ていた時に、被災いたしました・・。
出入り口に一番近いテーブルにいたのですが、グラグラと異常に長い揺れに少し驚きながらメニューをみていたんですが、客や従業員が騒ぎ始め、何人かが外に飛び出しました・・。
店長らしき中年の男性が、
「お客さん、テーブルの下に入ってください・・。」
と言われて、初めてこれはちょっとヤバイかも?と思い、ワタクシは餃子と炒飯を注文しないまま外に飛び出しました・・。w
外の大通りには大勢の人たちがビルから逃げ出して来ており、恐怖に顔を引きつらせながらビルの外壁や窓ガラスの落下を見守っていました・・。
ワタクシも歩道に止めてあったマイ自転車を掴みながら、明らかに揺れ動く道路やビョンビョン横揺れしているビルを見て、コイツはひょっとするとハルマゲドンが始まったかと頭をよぎりましたよ・・。
幸いにも建物からの落下物も無く、地鳴りも止んだところで自転車に乗って、自宅の方へ戻りました・・。
炒飯と餃子を食べ損なったので、家の近くの美人店長のいるドトールへ入り、レタスドッグとコーヒーを注文して、少なからずワタクシも動揺している気持ちを静めようと一服いたしました・・。
店の中は全く被害がなかったようで、通常どおり営業をしていました・・。
まだ余震が続いていて、いくらか揺れているようでしたが、家の中の状態とネコたちが心配でマンションに戻ったのですが、エレベーターが動いていませんでした・・。
管理人が管理会社へ連絡しているんだけど、連絡がつかないんですよと言った時、エレベーターのドアがガタガタと揺れだし、大きな余震が又も起こりました・・。
ワタクシはこりゃヤバイとマンションから直ぐに外へ出たんですが、もの凄い地鳴りと建物が軋む音に久々に背筋が寒くなる思いをしまいた・・。
上を見ながら落下物があっても逃げ易い場所を探し、揺れる道路にフラフラしながらも余震が収まるのを待ちました・・。
エレベーターが止まっていると、9階のワタクシの部屋へ行くにはちょっと覚悟を決めませんと体力的にかなりキツイんです・・。w
ずっと余震が続いていたものですから、直ぐに部屋に戻るのも危ないかもしれないと思い、自転車で街の被害状況を確認してみることにしました・・。
近所には大きなビルも沢山あるのですが、道路に人が溢れるほどサラリーマンたちもビルから避難しておりました・・。
外壁のタイルや窓ガラスの落下がないかと調べましたが、全くビルもマンションも損傷は外から見ることは出来ませんでした・・。
交差点の信号も正常に点灯しているし、近くでは火災もありませんでしたが、消防車がサイレンを鳴らしながら近くを通り過ぎる様子を見ると、やっぱりあれだけ揺れたんだから、東京も無傷で済むワケはないなと思い、部屋に早く戻ることにしました・・。
自転車を折りたたみ、手に提げて屋外階段をゆっくりと上がって行ったのですが、途中で若い中国人らしき住人の女性が、話しかけて来ました・・。
「このマンション古いけど、大丈夫ですか・・?」
「ワタシの部屋7階だけど水びたしになりましたよ・・。」
「このマンションは鉄骨鉄筋コンクリート造だから、けっこう揺れるけど直ぐに壊れることは無いと思いますよ・・。」
と言ったんですが、やっぱりあんなに長い地震はワタクシも初めての経験だったので、部屋に戻って良いものか、不安ではありました・・。
玄関のドアは簡単に空きましたが、自転車は倒れ、スキーや傘が倒れて玄関の中は散乱しておりました・・。
玄関のドアを開けたまま、散乱した物をどかし、居間に続く框戸(かまち戸)を開けようとしましたが、これがなぜだか全く開きません・・!!
ん、何・・?
冷蔵庫でも倒れてドアを塞いでしまったのかぁ・・?
・・・・・・・・・・・
次に続く・・