いよいよ花粉のシーズン、去年の3倍とか。そろそろなりふりかまわず水中メガネとか着用するサラリーマンとか出てきそうですね
都心に立ち寄る予定があったので、「ペルセポリス」見てきました。 この話はイラン出身で、現在はフランスで活動している女性監督自らの自伝的漫画を映画化したものなのですが、非常に良かったです。見終わった後はアニメなんだけど、アニメーションを見感覚ではないような、今までにない不思議な感覚でした。それだけ登場人物に生身の実在感があったからかもしれません。主人公はマルジャン(監督本人の名前)というイラン人の女の子で、話は幼年期からフランスに渡る青年期までを描いた作品です。
どこにでもいるような等身大の女の子ですが、その目線だからこそイランという国の背景がより色濃く感じられて、実際に追体験をしているようでした。自由が非常に規制されていて(主人公が洋楽のテープを闇商人から手に入れようとする所は笑ってしまいました)、また幼年期はイラン・イラク戦争のまっただ中という事もありその生活はかなり厳しいものだったのだろう、と想像できます。それでも決して負の目線ではなく、明るくユーモアのある、素敵な青春ドラマ(?)となっていました。イラン版「ちびまる子」的な見方もできそうです。
登場人物が皆思想を持った魅力的な大人たちばかりで、特におばあさんがかっこ良かったです。「いつでも公明正大に」との台詞は、宗教的な知識からではなく、この人の生き方の哲学から来ているのだろうなと感じました。こういう事を語れる大人の人って今あんまりいないかもしれません。 途中日本の「ゴジラ」を映画館で見ているシーンがあって、おばあさんが「日本人は怪獣映画とハラキリばかり」なんて言ってました
この作品は漫画同様に無彩色・モノトーンでシンプルな描画なのですが、だからこそ多くの人に受け入れられた、という監督の発言もうなずける気がしました。色の感覚は各国によって全く違うので、もしも色を入れていたら、イランという国の特異性が全面に出てしまってここまで各国で評価される事がなかったかもしれません。アカデミー賞にノミネートされ、残念ながら逃してしまったようですが、間違いなく見て損の無い作品だと思います
購入したパンフレット(単色で非常にシンプル)では監督のマルジャン・サトラビと共同監督の方が2ショットで映っていました。非常にきれいな方だったんですが、なんかつい、友近となだぎ武を思い出してしまいました(笑)その原作のノベライズも、現在出ています。
高かったので手が出ませんでしたが、今度買ってみようと思っています。アフェリエイト今のところ全く効果なしですが、とりあえず貼っておきますので興味のある方はぜひ
クリックするとホメイニ氏もびっくり
「犬小屋の中へ」オフィシャルHP・M's FORMAT
都心に立ち寄る予定があったので、「ペルセポリス」見てきました。 この話はイラン出身で、現在はフランスで活動している女性監督自らの自伝的漫画を映画化したものなのですが、非常に良かったです。見終わった後はアニメなんだけど、アニメーションを見感覚ではないような、今までにない不思議な感覚でした。それだけ登場人物に生身の実在感があったからかもしれません。主人公はマルジャン(監督本人の名前)というイラン人の女の子で、話は幼年期からフランスに渡る青年期までを描いた作品です。
どこにでもいるような等身大の女の子ですが、その目線だからこそイランという国の背景がより色濃く感じられて、実際に追体験をしているようでした。自由が非常に規制されていて(主人公が洋楽のテープを闇商人から手に入れようとする所は笑ってしまいました)、また幼年期はイラン・イラク戦争のまっただ中という事もありその生活はかなり厳しいものだったのだろう、と想像できます。それでも決して負の目線ではなく、明るくユーモアのある、素敵な青春ドラマ(?)となっていました。イラン版「ちびまる子」的な見方もできそうです。
登場人物が皆思想を持った魅力的な大人たちばかりで、特におばあさんがかっこ良かったです。「いつでも公明正大に」との台詞は、宗教的な知識からではなく、この人の生き方の哲学から来ているのだろうなと感じました。こういう事を語れる大人の人って今あんまりいないかもしれません。 途中日本の「ゴジラ」を映画館で見ているシーンがあって、おばあさんが「日本人は怪獣映画とハラキリばかり」なんて言ってました
この作品は漫画同様に無彩色・モノトーンでシンプルな描画なのですが、だからこそ多くの人に受け入れられた、という監督の発言もうなずける気がしました。色の感覚は各国によって全く違うので、もしも色を入れていたら、イランという国の特異性が全面に出てしまってここまで各国で評価される事がなかったかもしれません。アカデミー賞にノミネートされ、残念ながら逃してしまったようですが、間違いなく見て損の無い作品だと思います
購入したパンフレット(単色で非常にシンプル)では監督のマルジャン・サトラビと共同監督の方が2ショットで映っていました。非常にきれいな方だったんですが、なんかつい、友近となだぎ武を思い出してしまいました(笑)その原作のノベライズも、現在出ています。
ペルセポリスI イランの少女マルジマルジャン・サトラピバジリコこのアイテムの詳細を見る |
高かったので手が出ませんでしたが、今度買ってみようと思っています。アフェリエイト今のところ全く効果なしですが、とりあえず貼っておきますので興味のある方はぜひ
クリックするとホメイニ氏もびっくり
「犬小屋の中へ」オフィシャルHP・M's FORMAT
きっとこのおばあさんのような祖母が実際にいて、マルジャンはおばあさんのことをすごく尊敬しているのでしょうね。そしてその哲学はマルジャンの中に現在も息づいている、、
いまオフィシャルHP(インタビューのところ)でmatsumoさんが見たと思われる写真発見しました。ほんとだ友近ぽい!こんなポーズ良くしてるし。
おばあちゃんをはじめ、かっこいい大人の人が多かったですね。実体験に基づいているというのもあるとは思うのですが、アニメを観てこのような気持ちになるのは他になかなかないのではと思ってしまいました。
あの写真、まさにキャサリンですね(笑)自転車乗る時に片足高々と上げるのでしょうか。。
今のイラン版まるちゃんは、友近風なのですね。。ぷふふ。でも友近はきれいな人ですからね。。
出不精ひっきー気味なのできっと映画館には見に行かないと思うけど、タイトル覚えておいて、つたやで借りようと思います。
本もかわいいから欲しいなあ。。