奄美自然観察記

高のフィールドより

【オーストラリアの旅】 ダーウィンとその周辺⑤ 野鳥Ⅲ

2011-07-16 21:11:03 | 鳥類

ダーウィンから少し離れた地域などを含めた場所でみた野鳥をご紹介いたします。



オーストラリアオオイシチドリ(Bush Stone-curlew) 最初オーストラリアに着いた
翌早朝のまだ薄暗いケアンズの街で最初に見かけ、その後時々出会いました。早朝や
夕方など薄暗いうちの活動が多く、昼間は木陰などで休んでいるようです。




ハシブトオオイシチドリ(Beach Stone-curlew) ダーウィンの東側海岸のリーポイントの
先で見かけました。上記オーストラリアオオイシチドリと違い、主に海岸やマングローブの
河口付近などにいます。




オーストラリアオオノガン(Australian Bustard) カカドゥ国立公園へ一泊キャンプツアー
に出かけたとき、移動中道路を横断していきました。あわてて車の窓越しに撮影したため、
露出を間違えてしまいました。もっとゆっくりみたかった鳥です。




サメイロミツスイ(Brown Honeyeater) ケアンズやダーウィン付近では最もよく見かけた
鳥で、真昼でも木の枝でいい声を聞かせてくれました。




ヤドリギハナドリ(Mistletoebird) 名前のとおりヤドリギの花(写真)の蜜を吸っていました。
花の赤とのどから胸にかけての赤が同じ色で保護色になり、動いているときは別にして蜜を
吸っているときは意外と目立ちません。




ノドジロハチマキミツスイ(White-throated Honeyeater) 長いくちばしで花の蜜を吸う
ミツスイ科の鳥の1種。ときには、葉をボロボロにするイモムシも食べたりしています。




アオガオミツスイ(Blue-faced Honeyeater) アオツラミツスイとも言います。顔が不思
議な深いブルーに輝くのは何のためでしょうか。近くに巣立ち雛が2羽いて一生懸命餌を
運んでいました。





ハイガシラゴウシュウマルハシ(Grey-crowned Babbler) 協同繁殖をしている鳥で、
公園の樹木で営巣しているらしく、盛んに地上で巣材を集めていました(写真上)。そのうち、
近くの他の巣と思われる巣からちゃっかり巣材を盗んで自分の巣を造っていました(写真下)。





ズアカミツスイ(Red-headed Myzomela) 頭全体と腰が赤い美しいミツスイ。小さくて
動きが早く、なかなか写真が撮れませんでした。ケアンズには生息せず、ダーウィンへ
来て初めてみることができました。




キミドリコウライウグイス(Yellow Oriole) 日本ではコウライウグイスが迷鳥として記録
があるのみのコウライウグイス科の野鳥。若草色の体に、赤いくちばしと赤い眼が美しい。





カノコスズメ(Doubleーbarred Finch) 羽のカノコ模様もきれいなんですが、首輪のような
ふたつの黒い筋模様もかわいい。人家の周辺や公園でよくみかけます。




シマコキン(Chestnut-breasted Munia) ダーウィンのボタニックガーデンの沢の水藻を
さかんに食べていました。この時はあまり警戒もせず、じっくり観察できました。




アサヒスズメ(Crimson Finch) 公園の草地などで数羽の群れでいることが多く、
幼鳥やメスは赤みが少ない。大抵は草の穂を食べていることが多いようです。




キボシホウセキドリ(Striated Pardalote) まさに名前のとおりで美しく、いつも「ツィ~、
ツイ~」と、特徴のある声で鳴いています。浜辺の公園にいて、浜に降りては採餌しては
公園の木に戻って鳴くという行動を繰り返していました。





テリヒラハシ(Shining Flycatcher ) ダーウィン空港のそばのマングローブ林の木道を
あるいていて観ることができました。上の赤茶色の体がメスで、下の全身青黒いのがオス。




ミナミガラス(Torresian Crow) カカドゥ国立公園のキャンプ場へやってきました。同じ
全身真っ黒のカラスなのに眼が白い色をしているだけでこんなにも雰囲気が違い、何だか
かわいらしく感じます。




セジロモズガラス(Silver-backed Butcherbird ) オーストラリアに固有のモズガラスで、
地域により白黒模様に違いが有ります。「ガラス」と付くとカラスを連想してしまうのですが、
とてもきれいな声で鳴きます。



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2 コメント

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素晴らしい野鳥だ! (kawasemi)
2011-07-20 20:32:57
高さん
これだけの野鳥が生息している環境は日本と何処かが違いのでしょうね。
例えば餌が豊富とか、気候が生息にあっているとかそれなりの条件が揃っていると思います。
国土が大きく土地開発が進んでいないとか?
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広大な森林と豊か自然 ()
2011-07-21 07:57:28
大河や砂漠も含めて広大な森林、それゆえに手
付かずの多様な環境が残っているということ
が、その大きな要因だと思われます。また、国
民性と言いますか、無関心な人も含めて自然や
野鳥や生きものを大事にする方々が多いように
感じました。
返信する

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