田んぼの畦に、小さいがよく目立つミニもみじ形のミゾカクシが
たくさん咲いていました。溝を隠すほどにたくさん咲くということで
この名が付いている花ですが、田んぼが少なくなった奄美では、
それほど多くの場所で見られるわけではありません。アップで見
ると、中央3つの花びらの基部には緑色の斑紋があり、美しい。
また、同じ花でも葯(やく)から花粉を出すだけの雄花期(写真3
枚目)と後の雌花期(写真4枚目)があり、面白い。
【島口バージョン】(キシゆむた)
田ぬあぶしなんてぃ、いなさんばむる目立ちゅんいなもみじ形ぬ
ミゾカクシぬいっぱい咲しゅりょうたっと。みじょば隠しゅんっとべ
りいっぱい咲きゅんちしくん名ぬ付ちゅりょんじゃが、田ぬいきら
かなてぃちゃんわきゃ島なんてぃや、うがしがれぃあまくまなんて
ぃにゃあれぃんわけやありょうらんど。だいばんしにいば、真中ぬ
みいちぬ花びらぬむとぅや緑色ぬあやぬあてぃ、きょらっさ。また、
同じ花あてぃんも葯(やく)ら花粉ばいじゃしゅんだけぬ、いんが花
時期(写真みいち目)とぅ後ぬうなぐ花時期(写真ゆうち目)ぬあて
ぃ、むじらっさりょっと。
がつかない部分が見えます。非常に参考になり
ますね。望遠レンズで野鳥を撮るより、この方
が面白そう!
に気付いたりします。顕微鏡があれば、さらに
世界が広がるのでしょうけれど、私にとっては
顕微鏡の世界は、今後の楽しみにとっておきま
す。