命きらめいて☆馬、犬、猫など動物に関する理不尽な事件や心温まる出来事の記録

円山動物園マレーグマ虐待死亡事件/脱走シマウマ水死事件/動物虐殺事件/宮古馬放置死事件/上げ馬神事

ネグレクト型虐待なのかどうか

2015年10月27日 21時18分10秒 | 事件
前回の記事で動物愛護法を紐解き照らし合わせてみた大きな目的の一つに、ネグレクト型と指摘しまうことが正しいのかどうかという疑問があったからだ。

円山動物園がウッチーの死亡事件に関しての立ち入り検査で指摘されたネグレクト(放置)型虐待とは餌や水をやらない、治療をしない、救助しないといった、直接に手を下さないで痛めつけることだが、最悪の場合もたらす結果が死であることに違いはない。

愛護法には虐待の型まで分類して謳ってあるわけではないが、

動物愛護法第四十四条の
・負傷したものの適切な保護を行わないこと

などはネグレクト型だと言える。

・健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束することにより衰弱させること

は危険な場所に拘束するという手が入ることにより、ネグレクトだけでは済まされない要素が入っており、ウッチーに対する無謀な同居訓練がそれにあたると思う。

同じく第二条の
・何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにする

これにも明らかに違反している。よくよく考えてみるとウッチーはただほかっておかれただけではなく、大ケガをさせられた時から3回も意図的に雄熊と一緒にさせられ、襲撃を受け続けている。凶器と化した若い雄熊を使って何度も攻撃させているなんてまるで闘犬のようだ。その度に大ケガを負わせているのだが、信じられないことに6月20日の跛行以外は骨折さえも気が付かなかったと報告している。訓練が一ヶ月にも及び、恐怖とストレスを与えていることからも精神的な虐待も否定できないだろう。これでは身内同士の甘い立ち入り検査だと言われても反論できないと思う。

凶器はけしかけた雄熊であることは間違いないことなのに、身体的かつ精神的虐待が指摘されず見逃されているのはなぜだろうか?

このまま見過ごされていくのならば、法律や警察に対する信頼も揺らぎかねない大問題と言えやしないだろうか?

■動物の愛護及び管理に関する法律■

2015年10月27日 18時14分27秒 | 事件
■動物の愛護及び管理に関する法律
 (略して動物愛護法または動物愛護管理法と呼ばれている)

法律の条文のサイト(環境省)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S48/S48HO105.html

札幌市が円山動物園に対して行った立ち入り検査と改善勧告は言うまでもなく「動物の愛護及び管理に関する法律」(以下動物愛護法と書くことにする)に基づいて実施された。その根拠となる法律は↓第二十三条と第二十四条である。

第二十三条  都道府県知事は、第一種動物取扱業者が第二十一条第一項又は第二項の基準を遵守していないと認めるときは、その者に対し、期限を定めて、その取り扱う動物の管理の方法等を改善すべきことを勧告することができる。
2  都道府県知事は、第一種動物取扱業者が第二十一条の四若しくは第二十二条第三項の規定を遵守していないと認めるとき、又は犬猫等販売業者が第二十二条の五の規定を遵守していないと認めるときは、その者に対し、期限を定めて、必要な措置をとるべきことを勧告することができる
3  都道府県知事は、前二項の規定による勧告を受けた者がその勧告に従わないときは、その者に対し、期限を定めて、その勧告に係る措置をとるべきことを命ずることができる。

第二十四条  都道府県知事は、第十条から第十九条まで及び第二十一条から前条までの規定の施行に必要な限度において、第一種動物取扱業者に対し、飼養施設の状況、その取り扱う動物の管理の方法その他必要な事項に関し報告を求め、又はその職員に、当該第一種動物取扱業者の事業所その他関係のある場所に立ち入り、飼養施設その他の物件を検査させることができる。
2  前項の規定により立入検査をする職員は、その身分を示す証明書を携帯し、関係人に提示しなければならない。
3  第一項の規定による立入検査の権限は、犯罪捜査のために認められたものと解釈してはならない。

違反していると示された動物愛護法は第二十一条である。↓

第21条 第一種動物取扱業者は、動物の健康及び安全を保持するとともに、生活環境の保全上の支障が生ずることを防止するため、その取り扱う動物の管理の方法等に関し環境省令で定める基準を遵守しなければならない。

しかし、全条文を調べてみると違反が疑われる個所がいくつかあったので掲載することにした。

第二条  
動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない。
2  何人も、動物を取り扱う場合には、その飼養又は保管の目的の達成に支障を及ぼさない範囲で、適切な給餌及び給水、必要な健康の管理並びにその動物の種類、習性等を考慮した飼養又は保管を行うための環境の確保を行わなければならない。
第四十条  
動物を殺さなければならない場合には、できる限りその動物に苦痛を与えない方法によつてしなければならない。

第四十一条の二  
獣医師は、その業務を行うに当たり、みだりに殺されたと思われる動物の死体又はみだりに傷つけられ、若しくは虐待を受けたと思われる動物を発見したときは、都道府県知事その他の関係機関に通報するよう努めなければならない。

以下は検査によって適合しないと指摘された関係法令の基準に加えて、疑わしいと思う基準を追加してみた。

■法第21 条第1項で規定する基準 ⇒ 施行規則第8条第1項第12 号で規定する細目 ⇒ 第一種取扱業者が遵守すべき動物の管理の方法等の細目
(平成18 年1月20 日環境省告示第20 号、最終改正平成26 年5月30 日環境省告示第70 号)
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/laws/h25_nt_h180120_20.pdf

第5条第1号ニ
異種又は複数の動物の飼養又は保管をする場合には、ケージ等
の構造若しくは配置又は同一のケージ等内に入れる動物の組み
合わせを考慮し、過度な動物間の闘争等が発生することを避ける
こと。

第5条第1号ヲ
展示業者及び訓練業者にあっては、動物に演芸をさせ、又は訓
練をする等の場合には、動物の生理、生態、習性等に配慮し、演
芸、訓練等が過酷なものとならないようにすること。

第5条第2号ニ
動物が疾病にかかり、又は傷害を負った場合には、速やかに必
要な処置を行うとともに、必要に応じて獣医師による診療を受け
させること。


■展示動物の飼養及び保管に関する基準(平成16 年4月30 日環境省告示第33 号、最終改正:平成25 年8月30 日環境省告示第83 号)
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/laws/nt_h25_83.pdf

第3 共通基準 1 (1) オ
異種又は複数の展示動物を同一施設内で飼養及び保管する場
合には、展示動物の組合せを考慮した収容を行うこと。

第3 共通基準 1 (1) イ
動物の疾病及び負傷の予防等日常の健康管理に努めるととも
に、疾病にかかり、若しくは負傷し、又は死亡した動物に対して
は、その原因究明を含めて、獣医師による適切な措置が講じられ
るようにすること。また、みだりに、疾病にかかり、又は負傷し
た動物の適切な保護を行わないことは、動物の虐待となるおそれ
があることを十分認識すること。

第3 共通基準 1 (1) キ
疾病にかかり、若しくは負傷した動物、妊娠中の若しくは幼齢
の動物を育成中の動物又は高齢の動物については、隔離し、又は
治療する等の必要な措置を講ずるとともに、適切な給餌及び給水
を行い、並びに休息を与えること。

第4 個別基準 1 (1) ア
障害を持つ動物又は治療中の動物を展示する場合は、観覧者に
対して展示に至った経緯等に関する十分な説明を行うとともに、
残酷な印象を与えないように配慮すること。


ここまでは改善勧告で指摘されていたが、大事なことが続々と出てきた。

1 基本的な考え方
管理者及び飼養保管者は、動物が命あるものであることにかんがみ、展示動物の生
態、習性及び生理並びに飼養及び保管の環境に配慮しつつ、愛情と責任をもって適正
に飼養及び保管するとともに、展示動物にとって豊かな飼養及び保管の環境の構築に
努めること。
また、展示動物による人の生命、身体又は財産に対する侵害の防止及び
周辺の生活環境の保全に努めるとともに、動物に関する正しい知識と動物愛護の精神
の普及啓発に努めること。


4 終生飼養等
管理者は、希少な野生動物等の保護増殖を行う場合を除き、展示動物がその命を終
えるまで適切に飼養(以下「終生飼養」という。)されるよう努めること。

・・・なお、展示動物を処分しなければならない
ときは、動物が命あるものであることにかんがみ、できるだけ生存の機会を与えるよ
うに努めること。また、やむを得ず殺処分しなければならないときであっても、でき
る限り、苦痛(恐怖及びストレスを含む。以下同じ。)を与えない適切な方法を採る
とともに、獣医師等によって行われるように努めること。


第4 個別基準
1 動物園等における展示
(1)オ動物園動物又は触れ合い動物を展示施設において繁殖させる場合には、その繁
殖が支障なく行われるように、適切な出産及び営巣の場所の確保等必要な条件を
整えること。


■動物の愛護及び管理に関する施策を総合的に推進するための基本的な指針
平成18年環境省告示第140号
最終改正:平成25年環境省告示第80号
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/laws/guideline_h25.pdf

第1 動物の愛護及び管理の基本的考え方
(動物の愛護)
動物の愛護の基本は、人においてその命が大切なように、動物の命についてもその尊
厳を守るということにある。動物の愛護とは、動物をみだりに殺し、傷つけ又は苦しめ
ることのないよう取り扱うことや、その習性を考慮して適正に取り扱うようにすること
のみにとどまるものではない。人と動物とは生命的に連続した存在であるとする科学的
な知見や生きとし生けるものを大切にする心を踏まえ、動物の命に対して感謝及び畏敬
の念を抱くとともに、この気持ちを命あるものである動物の取扱いに反映させることが
欠かせないものである。


こうやって法に照らして考えてみると、動物に対する基本的な愛情や感謝の気持ちが欠落した結果の所業だと思える。顕著なのが9時5時体制。5時に獣医はウッチーから離れ、9時に飼育員に亡骸を発見されるってびっくりだ。お役所じゃないのだからと思う。もちろん、全ての職員たちがそうではないだろう。なまじ愛情があるだけに手をかけたりすることがかえって辛くなるような環境に一部の飼育員たちが置かれている可能性もある。そうだとすると人も動物も楽しくもなく幸せでもない。人員を増やすだけでは変えられないように思えるのだが…。

●改善勧告書↓
http://www.city.sapporo.jp/inuneko/main/documents/kaizenkankoku.pdf

●法律の条文は慣れないと非常に読みづらいが、動物愛護違法についてわかりやすく書いてある環境省のページがある。↓
動物の愛護と適切な管理/人と動物の共生をめざして
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/outline.html


この事件で植え付けられた動物園というものに対する大きな不信感はちょっとやそっとではぬぐうことはできない。円山での過去の事件を調べてみたらぞっとするとんでもない事故というか怠慢事件?があった。

2015年5月3日、コツメカワウソのずんだ(生後9カ月)がプール内の濾過取水口に右後肢を吸い込まれ溺れて死亡した。それまで、危ないから直すようにとの来園者からの指摘を放置していた担当飼育員。(まさか同じ飼育員だったとか?)誰が見ても危険なことがわかるのに、結果は恐れていた通りになった。


追記:やはり同じS飼育員だった。好奇心旺盛で遊び好きなカワウソの習性を知っててのことだすれば、もはや常習的に事故に見せかけて間引いているのかもしれない。

簡単に外れてしまう濾過槽のガードなので、そのガードを外してしまうコツメカワウソ
濾過槽に顔を突っ込んだりして遊んでいる。 この2か月後に溺死。↓
https://www.youtube.com/watch?t=82&v=mgkHqQdcdMw

マレーグマと同じアジアゾーンの熱帯雨林館だし、子どもが4匹増えたし…。これも残念だけど、どうしても放置したことが信じられない。未必の故意で(死んでもいいや)による間引きが疑われても仕方がないことじゃないの?あまりに疑わしくて、本当に恐ろしいと思った。

ウッチー死亡直後の不審な様子が書いてある記事↓

http://www.mytokachi.jp/hottkyoku4/entry/3070

動物愛護法の違反者には下記のような罰則規定がある。

■動物愛護法
第四十四条  
愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金に処する。
2  愛護動物に対し、みだりに、給餌若しくは給水をやめ、酷使し、又はその健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束することにより衰弱させること、自己の飼養し、又は保管する愛護動物であつて疾病にかかり、又は負傷したものの適切な保護を行わないこと、排せつ物の堆積した施設又は他の愛護動物の死体が放置された施設であつて自己の管理するものにおいて飼養し、又は保管することその他の虐待を行つた者は、百万円以下の罰金に処する。
3  愛護動物を遺棄した者は、百万円以下の罰金に処する。
4  前三項において「愛護動物」とは、次の各号に掲げる動物をいう。
一  牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと及びあひる
二  前号に掲げるものを除くほか、人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬虫類に属するもの

これを見てもわかるように、日本は動物の愛護や福祉に関しては後進国で、罰則は驚くほど軽い。法律は量的にも内容的にもしっかりしてきたようなのに、行政によるチェックや処分が甘いままなのが現状だ。

なぜ、たくさんの人たちが署名をして、ウッチーを無残な死に追いやった関係者たちをゆるせないからと、厳正な捜査と処罰を求めているのか考えてみてほしい。おそらく、心から反省をしない関係者たちへの怒りと、甘い社会的な処分を下すだけでは何も変わらないと考えているからだと思う。動物園というものが動物への待遇を変えて行くにはまず、先進国並みの正当な裁きの前例が何よりも必要ではないかと考えている。そうでなければ、ウッチーは死んでも死にきれないだろう!


厳正な捜査と
正当な処罰を
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仕向けられたウメキチとウッチーの無念

2015年10月26日 08時57分41秒 | 事件
若い雄熊ウメキチにとって繁殖能力のなくなった超高齢の雌熊ウッチーは繁殖対象ではなくテリトリーを荒らす弱い雄熊と同じような存在であったにちがいない。6月20日、ウッチーとの同居は二回目で、一対一になるのははじめてだった。仲の良くない雄熊を二頭、ご馳走並べて狭いスペースに放てばどうなるか。はじめは戸惑いながらもウッチーが雄か雌かを確かめるかのように、背後に回り匂いを嗅ぐウメキチ。

一方、ご馳走をゆっくり食べたかったウッチーはウメキチが邪魔でしかたがない。うっとおしいわね!と威嚇した瞬間ウメキチはブチッと切れて襲いかかった。若く見えても小さなおばあちゃん熊に太刀打ちできるわけもなく、この日まともに歩けないほどの大ケガを右後脚に負う。

以来同居の度にウメキチはウッチーだけにロックオンし、一方的に襲撃を加えた。完全に駆逐対象でしかないことは動画を見れば、明らかである。ウッチーはその度に大ケガしつつも繰り返し同居させられ、7月24日、飼育員が見ていたのにもかかわらず、致命傷を負った。4本も肋骨が折れて内臓に刺さり、苦しそうに喘ぐたびに、右腹部はベコンベコンと波打っていたにもかかわらず、検査も治療もされず放置され、とうとう苦しみながら息絶えたのだった。

食べ物に執着し、奪おうとするものを攻撃するという熊の生態や習性をうまく利用していて非常に巧妙である。どこが「無知で判断ミスの結果の事故」だろうか?!問題は襲うとわかっていて、長期にわたって何度も雄熊に襲わせ苦しめながら死に至らしめたことだ。ヒグマだって故意に苦しめながら殺処分すれば法に触れ処罰の対象になる。

関係者たちは直接手を下したわけではないから、しらばっくれていれば逃れられると大手を振って歩いているのかもしれないが、道具を使ったか力の強い雄熊を使ったかの違いだ。雄熊がやったことなのでしょうがないね、ですむのかどうか。もし動物愛護法違反の捜査が入るとすれば争点はそこにあると思う。無治療によるネグレクト型虐待という指摘は果たしては隠れ蓑になるのだろうか?

捜査官や裁判官の目が節穴でなければ、殺された年老いた雌熊ウッチーに発情の兆候はないので、職員はもちろん若い雄熊ウメキチさえも繁殖を望んでいたわけではないのに同居させたこと、数々の訓練と襲撃は双方の殺意のこもったものであったことは容易に判断できるはずである。

冷たくなったウッチーが飼育員によって発見された7月25日ウメキチとハッピィの同居訓練が予定通り実施されたことは驚くに値しない。二頭はもともと仲が悪くもなかったが、ハッピィが強すぎてウメキチがバカにされていたという状況だった。ウッチーとの連戦連勝でウメキチが自信をつけ、強くて怖いウメキチを目の当たりにしたハッピィがウメキチを認め、従順になる絶好のチャンスを逃すわけがないからだ。とはいえ雌に発情が来れば、他園のマレーグマのカップルのように雌が強くてもカップリングがうまく行くこともあることから、咬ませ犬的役割はやはり二の次で、最初に間引きありきではなかったろうかと思う。

日本での動物虐待に対する処罰は先進国からはかけ離れて軽いので期待はできないが、バカにされない程度の処罰は下した方が国のためになる。ただでさえこんなことが動物園で起きること自体恥ずかしくてたまらないのだから。罪のない動物を拉致監禁して自由を奪うのであれば、餌と安全と安心は保障してあげること。それができない動物園は教育上も精神衛生上も良くないので無くしてもらいたいと思う。急では無理なので、5年くらいのうちに統廃合していくことにしてほしい。

とてつもない少子化の波が押し寄せてくるのだから、過当競争状態で入場者数を競うなんてことはどだい無理な話なのだ。そんな人間様たちの見えの張り合いのために邪魔にされ、命を奪われたウッチーの無念さは人間様たちの処罰でしかはらしてあげられないと思うのだ。円山のサイトのトップページの『マレーグマ「ウッチー」の死亡事故について』というバナーを見るたびに、「こいつら反省してないわ」と思うのは私だけだろうか。


ウッチーの無念をはらしてあげたい
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新しいサル山の記事

2015年10月25日 09時34分00秒 | 事件

円山動物園に“新しいサル山”、飼育管理改善へ「再生への一歩」
TBSニュース(24日11:52)

 夏から動物の死が相次ぎ、飼育管理の改善を進めている札幌の円山動物園で24日、新しいサル山がオープンしました。

 新しいサル山は、これまでのサル山が老朽化したことから、およそ9800万円かけて作られました。サル本来の行動を引き出すように木を増やしたり、冬には温まることができるように電熱線を埋め込んだ岩を設置したりしています。

 円山動物園では飼育動物の死が相次ぎ、札幌市から異例の改善勧告を受けました。しかし、今月も重傷を負ったサルが治療中に死ぬなど、飼育管理の改善が急がれています

 「市民の皆さまが安心して楽しめる動物園になるよう、職員一丸となって取り組んでいきたい」(札幌市円山動物園 田中俊成園長)

 新しいサル山のオープンが「再生への第一歩」となるのか、市民の厳しい目も注がれます。(24日11:52)


動画付きニュース記事(そのうちリンク切れます)
http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye2619563.html

サル山が再生への第一歩にしたいらしいテープカットのセレモニー。ついこの間、移動中の麻酔事故で逝ったゆり太のことは彼らにとってはもう過去のことなのだ!ということがよくわかった。移動の度に動物が死んでいくのなら、改善は慌てなくてもいいから丁寧にお願いしたいと思う。荒探しをしているつもりはないけれど、これで一億もかかったの?客は市民だけじゃないぞ!動物が安心して暮せて初めて見てる方も安心するんだってこと本当にわかってる?ウッチーのことはまだ終わってないからね!と突っ込みたくなる一件であった。

ゆり太安らかに
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たかが一頭の熊の死?

2015年10月23日 23時27分30秒 | 事件
このブログにはリアルタイムのアクセス解析エンジンがついていて、どんな検索ワードで訪問してくれたのかがわかるようになっている。最近は~Rc kCN[YAbvなど訳の分からない英語で検索され「改善状況報告と職員の処分」と言う記事が開かれたり ~R jzU はニホンザル死亡記事が開かれるなどしている。職員のフルネームでスマホから検索が来ることもある。どういうことなのか調べてみないとわからないが少し不気味だ。

記事には嘘や間違った情報は書いていないつもりだが、円山動物園の関係者にとっては消えてほしいブログなのは間違いないだろう。円山動物園の問題だけではなく、札幌市の体制、動物園の動物の福祉、動物園そのものの存在価値などいろいろな問題について意見が波及していっている。当然のことながら4頭のアジアゾウを購入する計画に対しても大きな反対勢力があるようで政治的な問題に発展する気配も伺える。

●いずれにしても、ウッチーの不審死がしっかり捜査もされずに断罪すべきことを見逃せば、あらゆる全ての問題のどれについても、何も変わることはなく改善なんてことは絵に描いた餅にすぎなくなるのではないだろうか。だからこそこの虐待死事件にこだわり、強く真相の究明と責任を追求したいと思っている。

●もう一つ不思議に思うことがある。愛護法に抵触していることはほぼ明らかになったのだが、告発してくれないと捜査ができないとは一体どういうことだろうか。例えばたまたまある事件を目撃したので匿名で電話で通報したとする、その場所に血痕や暴行の証拠が残されていたとしても、警察は告訴や告発という手続きを経ていないので捜査はしないということになるのだろうか。

権力、利権、縁故、裏と表、光と闇そんな言葉が見え隠れしている世界でウッチーは生かされ、むごたらしく死んでいった。人を癒す優しい熊さんだったウッチー。たとえ動物園という囲いの中でも平穏に暮らし、健気にもきらめいていた命をなぜ守ってあげようとしなかったのか。動物への接し方を見ればその国の人民に対する考え方がわかるとガンジーは言った。「使えないやつは捨てる」がまかり通るのを許していいはずがない。


まだゆるしてないよ
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参与として小菅氏を任命

2015年10月23日 21時49分39秒 | 事件
NHK北海道NEWS WEB
円山動物園に旭山イズムを
10月23日 18時28分

札幌市は、動物が相次いで死んだ円山動物園の飼育体制や運営について助言を受けるため、旭山動物園の前の園長を参与として任命しました。
札幌市は、円山動物園でマレーグマをはじめ飼育していた動物が相次いで死んだことから抜本的な業務改善策の検討を進めています。
こうした中、札幌市は、旭川市の旭山動物園の前の園長で北海道大学客員教授の小菅正夫氏を環境局の動物園担当参与として任命し、23日、秋元市長が辞令を交付しました。
小菅氏は獣医師の免許を持ち、旭山動物園では14年間園長を務め、人気動物園に育て上げた人物として知られています。
今後、動物園は小菅氏から飼育体制について指導を受けるほか、園の運営や職員の教育についても助言を受けることにしています。
辞令を受けてさっそく、動物園に出勤して園内で会見した小菅氏は、「動物園のためなら何でもしたいという思いで引き受けた。現場の飼育員たちと一致団結して市民に『私たちの動物園でよかった』と思われるような動物園にしたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20151023/5876101.html(動画付きニュース記事そのうちリンク切れます)

マレーグマは死んだのではなくて死なせたのだといったん清く認めて、心をきれいに掃除してからスタートさせた方がいいように思う。それにしても旭山のような動物園が近い所に二つあって、うまくお客を呼び込めるのだろうか?アジアゾウ導入は小菅氏にとっては魅力的に映っているだろうし、旭山とは動物の種類を二分化していく戦略なのかもしれないと思う。旭山動物園の関係者さんたちは複雑なお気持ちでしょうね。

ナナコの死因についての発表

2015年10月22日 12時22分29秒 | 事件
8月30日に死亡しましたマサイキリンの『ナナコ』について、北海道大学獣医学部(比較病理学教室)に協力いただき病理検査を実施いたしました。この結果を踏まえ、当園では最終的な死因について下記のとおりまとめましたのでご報告いたします。9月24日まで設置いたしました献花台には市民の皆様からたくさんの御献花をいただきました。この場をお借りし感謝申し上げます。

1 死亡原因

  直接の死因:胃内容を誤嚥したことによる窒息死

  8月30日に実施した解剖の段階で、胃内容が肺の気管支まで及んでいることを確認しており、死因は「胃内容の誤嚥による窒息死」と診断しておりました。

この度の病理検査結果においても、全身の脂肪が少ないことや心臓に部分的な萎縮が見つかったほかは、臓器の基礎疾患は特段見つからず、胃内容の誤嚥による肺の所見(誤嚥性肺炎)が主なものであったことから、最終的な死因についても「胃内容の誤嚥による窒息死」といたしました。

なお、誤嚥はキリンが転倒し、腹部に圧がかかり胃内容が口腔内に戻ったことにより発生したものと考えられます。転倒の原因は次の2点を推定しております。


2 転倒について(推定)

1)足の状態によるもの

ナナコは来園した平成21年時点から過長蹄(蹄が日常生活の中で均一に削れず、徐々に先が伸びていくこと)があり中等度の跛行(歩様の異常)を示しておりました。

そこで当園では、平成24年から徐々に過長蹄のケアを進め、平成27年1月には足をひきずるといった歩様が見られなくなっており、改善が図られておりました。

しかしながら、最近、座り胼胝(すわりだこ)が目立つようになり、座る時間が増えていたことを考えると、跛行状態が長時間経過していたことによる起立バランスの悪化を来し、転倒の原因になったことが考えられます。


2)全身の状態によるもの 

最近の健康状態で特に異常や食欲低下は見られておりませんでした。しかしながら、過去に当園で飼育していた雌に比べ、もともと小型で少食傾向の個体でした。

餌は乾草を中心に、余るように与えておりましたが、成長面で課題があったことが全身の脂肪の少なさや心臓の一部萎縮などに関係し、転倒の原因となったことが考えられます。


●マサイキリン ナナコについて●

生年月日 2004年(平成16年)8月26日 熊本市動植物園生まれ

来園日  2009年(平成21年)10月15日

死亡年月日 2015年(平成27年)8月30日 未明(11歳)

≪参考≫

1 実施してきた過長蹄ケアについて

  キリンの麻酔は他の動物と比べてもリスクが高いことから、麻酔による削蹄は避けて、下記の対策を実施していたところです。

 (1) 床材の選定

 当園では屋内・屋外ともに放飼場に砕石(5~8ミリ)敷き、歩行のたびに自然に蹄が削れるようにしておりました。

(2) 蹄のケア

平成24年夏より、無麻酔での削蹄を試行実施し、平成25年5月に先進的な取り組みを行っている秋田県大森山動物園に職員を派遣し、「ハズバンダリートレーニング(受診動作訓練)」※の基礎を習得後、本格的な削蹄を開始いたしました。

そこで毎日、少しづつ削蹄することが可能になり、平成27年1月には、歩様も安定し、跛行は改善をしておりました。

※トレーニングについては、キリンの体に職員が触れることに馴れさせることも行っており、前胸部にできていた座り胼胝から少量の出血・滲出液が見られ、患部の細菌汚染も認められたことから、トレーニング時に患部に抗生剤軟膏を塗布するなどの治療も行っていたところです。



2 ナナコの状態について 

ナナコは来園時より体が小さく(来園時推定体重600㎏)、なかなか太ることができない体質であったことから、来園時から出産に至る平成23年夏までは、ナナコの嗜好性を最大限考慮して、マメ科牧草の他に根菜類(人参、イモなど)や果物(リンゴなど)をある程度与えておりました。

一方で、キリンは栄養価の高い樹葉(繊維質としてペクチンを多く含む)を主食としていることから、キリンの飼料としては、樹葉またはマメ科の牧草を主食とし、補助的に濃厚飼料を与えることが望ましいとされています。

そこでナナコの健康管理のために飼料の改善を検討しましたが、急激な餌の質の変化は、キリン自身及び胃の中の微生物にも悪影響を及ぼす可能性があると判断し、餌の変更は気候の温暖な夏場に限定し、一月に数パーセントずつ時間をかけて餌を変更することといたしました。具体的には、出産後の哺育がある程度一段落した平成23年秋から、長期的に飼料改善を行い、マメ科の牧草の給餌量を増量するとともに、根菜類及び果物の量を減量いたしました。

これにより、平成27年度夏に至るまで徐々に餌を改善し良好な採食がみられておりました。マメ科牧草については、余るように与え、室内にいるときは好きな時に食べられるように配慮しており、食欲については安定していることを確認しておりました。


 3 死亡前日までの健康状態について

アフリカゾーンへの移動を控え、5月28日に輸送用の檻を屋外放飼場内に設置し、檻への慣らし(馴致)を行っていたところですが、好みのエサで誘導するなどして徐々に馴致を進め、檻に入ったまま落ち着いて採食できるところまで慣れてきていました。

前日(8月29日)も、採食の様子や、普段の行動などの観察結果から、全身的な健康状態に問題はなかったと考えています。また、前日(8月29日)は夜の動物園の開催日であり、夜間開園しておりました。16時に屋内展示場に収容した後もナナコの様子はいつも通り落ち着いて餌を食べておりました。その日はカバのドンがやや落ち着かないそぶりを見せていたため、熱帯動物館屋内草食獣舎前を人止めし、キリンを含めて落ち着いて休息できるようにしておりました。

 21時の閉園まで飼育担当者らが定期的に様子を観察しておりますが、その際も餌を食べている様子が見られており、特段の異常はみられておりませんでした。

http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics2-834.html


参考ニュース

北海道 NEWS WEB
キリン 転倒で気管詰まったか
10月22日 01時37分

札幌市の円山動物園は、ことし8月に死んだキリンについて転倒したことで胃の中身が気管に入ったことが死因とみられるとした調査結果をまとめました。
ことし8月、円山動物園で11歳で死んだメスのマサイキリン「ナナコ」は直後の解剖で、胃の中身が気管に入ったことで窒息死したことがわかっています。
円山動物園は死因について調査結果をまとめ、「ナナコ」が転倒し、腹部に力がかかったことで胃の中身が気管に入ったと考えられるとしています。
また、転倒の原因としてはひづめが伸びすぎていたころに正常でない歩き方を身につけ、体のバランスが取りづらかったことなどが考えられるということです。
動物園は、伸びすぎたひづめを麻酔なしで削ることができるよう秋田県の動物園の指導をふまえてトレーニングするなど対策を続けていたものの結果的に転倒を防ぐことはできなかったとしています。
(そのうちリンク切れます)
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20151022/5875421.html


やはり、推測通り過長蹄による転倒の結果の誤嚥だった。過長蹄で中程度の跛行していたのに3年も放置とは!まだ若いのに座りだこが悪化したのは病態の悪化を示ている。長期に及ぶ治療や処置の怠慢が伺える。数年前から毎日削蹄できようになったという。固い蹄をやすりで削るなんてことは回数が必要で、慣れてなければ毎日数回は必要だと思う。削蹄の回数が書いていないことが気になる。

それに、「基礎を習得後、本格的な削蹄を開始いたしました。」とあるけど、基礎を学んだだけで本格的な削蹄ができると言い切るところがおかしい。不祥事なことにかかわったというか善意で協力してくれた施設を普通名指しで書くだろうか。大森山動物園に迷惑かけることもわかっていない。気の毒だ。

また、餌の説明が書いてあるが気になることがある。マメ科の飼料を室内で食べたいだけ食べさせていたことはびっくりした。同じ草食動物である馬や牛の場合、大好きなマメ科の牧草を与えすぎると蹄葉炎などの蹄の病気になりやすくなる。バランス悪く伸びすぎた爪よりも蹄が痛くて、横になる時間が多くなった結果、座りだこがひどくなったのではないかとも思える。キリンは参考文献がないのではっきりとは言えないが、そのように過長蹄だけの問題ではないような気がする。したであろう一番肝心な蹄の解剖結果や蹄の外観所見も発表する必要があると思うのだがそこには触れていないことにもびっくりした。

ウッチーの時の雌たちの発情の様子、シマウマ飛馬の空白の20分、ニホンザルゆり太のケンカになった状況などと同じく、今回も一番知りたいことが説明されていないことが残念だ。



円山には説明責任果たしてほしいと思う方は
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マレーグマ虐待死事件とは

2015年10月22日 11時56分03秒 | 事件
札幌市円山動物園が28年間の功労を無視して、超高齢マレーグマ・ウッチーを同種の熊を使って殺した虐待死事件である。


①繁殖能力のない「超高齢」の雌クマを仲介役も兼ねた繁殖のために若い雄熊と同居させた。

②同居させるとしたらまず網越しに「十分」対面させる必要があるのにしなかった。

③喧嘩をはじめた時のために放水などで引き離すなどの「準備」をしていなかった。

④好物のご馳走を並べ、相性の悪い雄熊と放飼場に放してケンカを「誘発」し大ケガさせた。

⑤力の差は歴然で、大ケガをしたならもうさせないものだがそれから「3回」も同居させた。

⑥ありえない惨状に来園者からの再三の同居中止の要請にも「素人は口出すな!」と対応した。

⑦最後の日も一方的に、長時間襲われているのにもかかわらず「救助」しようともしなかった。

⑧致命傷を負ったのにかかわらず必要な治療もされず、ウッチーは「苦しみながら」息絶えた。

⑨園は熊同士の「闘争」で死んだ、じゃれてると思った、ケガには気が付かなかったとコメントした。

⑩⑥の常連客の一人が泣きながら撮った動画がネットで拡散し、関係各所に苦情が殺到した。

⑪市の立ち入り検査が入り改善勧告と虐待認定を受け、園長と副園長が軽微な懲戒処分を受けた。

⑫真相の究明と厳正なる捜査を求めて署名運動がはじまり、怒りの輪が広がっている。


これからど先はどうなるのかわからない

⑪告発され厳正な捜査が入り、動物愛護法違反により係った職員が有罪判決を受けた。

⑪捜査を求め告発されたが不起訴となり、捜査されることはなかった。

⑪このままトップ2の軽微な懲戒処分だけで終わった。

不思議な話なのだが、警察に電話で動物愛護法違反での捜査の要請ををしても告発してもらえなければ捜査できないと言われるようだ。告発者がいなければ捜査もされず、法的に罪が確定することはないらしい。

果たしてどこに落ち着くのだろうか?日常茶飯事で行われている動物の殺処分の一つとして扱われ、苦しめて殺している残虐性が見逃されるのであれば行政との癒着が疑われ、北海道での三権分立は絵に描いた餅だと思った方がいいと思う。

朝日新聞デジタルの記事

2015年10月20日 23時01分26秒 | 事件
襲われて死んだ熊 動物園に批判殺到、同情の声も 札幌
朝日デジタル 円山史

2015年10月17日16時54分

 札幌市郊外の市立円山動物園は、ホッキョクグマの子どもが11年間に8頭も生まれて注目を集めていた。ところが7月、マレーグマのメスがオスに襲われて死んでしまい、一転して厳しい批判にさらされた。いったい何が問題だったのか。

 マレーグマは東南アジアに住む小型クマで、絶滅危惧種に指定されている。7月25日朝、メスの「ウッチー」(推定30歳超)が飼育場で冷たくなっているのを飼育員が見つけた。死因は肋骨(ろっこつ)が折れたことによる内臓損傷で、オスの「ウメキチ」(5歳)にかまれたり押さえつけられたりした傷もあった。

 ウメキチは、ウッチーとは別のメス「ハッピイ」(8歳)とで子作りを目指していた。だがウメキチは、メスと同居したことがないため、ウメキチをどちらかのメスと同居させ、慣れさせようとしていた

 だがウメキチとウッチーは相性が悪かった。ウッチーが致命傷を負ったのは5回目の同居時で、約20分にわたって何度も組み伏せられてかみつかれたという。マレーグマの担当飼育員が観察していたが、「深刻な状況ではない」と判断したという。

 ウッチーの死後、ウッチーがウメキチに一方的に押さえこまれている映像がネットの動画サイトに投稿された。映像は来園者が撮影したとみられ、園には3千件を超える電話やメールなどが寄せられた。「かわいそう」「飼育員による虐待だ」といった批判の声がほとんど。テレビ各局が地元ニュースやワイドショーで取り上げ、8月にもシマウマとキリンが急死し、今月もニホンザルが死ぬなど、不幸な出来事が重なった。・・・有料記事へ

http://www.asahi.com/articles/ASHBF5RWFHBFIIPE031.html
(そのうちリンク切れあり)

朝日新聞の円山記者が書いた円山動物園の記事。すっかり担当さんになったようだ。今頃この事件を取り上げた朝日新聞の狙いは?残念ながら全部は読めないのだが、擁護っぽいタイトルだ。円山動物園はあまりにバカにされるので「仲介役」「じゃれてるのか攻撃なのか判断できなかった。」という言葉づかいを訂正して、イメージアップをはかりたかった?のかもしれない。


死の同居訓練後、ウッチーのために職員たちがしたこと

2015年10月20日 10時54分01秒 | 事件
7月24日午後3時半ごろ致命傷を負ったウッチーはやっとの思いで部屋に戻った。5時までの間、数回獣医師が見に行った。報告書では診察と投薬をしたとは書いていない。その後S飼育員はリンゴを置いておき、午後5~7時までの間に時々様子を見に行った。リンゴがなくなったいたのでウッチーが食べたことにしていたけど、後日「(いつも通り)ハッピィも一緒にしていたのでハッピィが食べたかもしれない。」とコメントし、直後に「普通に餌も食べた」と発表した内容をを変更した。

事故報告書には「また、17時頃にもう一度確認行った際は、落ち着いて休んでいました。
なお、担当飼育員は19時頃まで断続的に観察し、リンゴを食べたの確認していました。
なお、7月 24 日は、骨折やヘルニア等についての発生を疑うような外観所見は見られなかったことから当日は麻酔処置をかけてのレントゲンによる確認等は行なわず、翌日の経過を見ようと考えていました。」とあるとおりだ。

報告書には事件当日の投薬や治療については何も書いていないが、後になって薬入りハチミを塗ったパンを置いたけど朝見たらほとんど食べてなかったことを発表。今回はハッピィが食べてしまわなかったのだろうか?それとも何もしなったと言う批判に対する嘘の言い訳か?

普通は解剖したら胃の内容物も見る。報告書では何も書かずスルー。胃には何にも入ってなかったと思う。死亡推定時間についてもスルー。獣医が5時に見限り、飼育員が帰った7時に死んだ。そう推理されても仕方があるまい。

食べるどころではない瀕死の重傷を負い呼吸すらまともにできない状態で、人間なら救急車を呼んで緊急手術をしないといけない症状だったのにウッチーのためにした治療は例の張り紙のように「見ているだけ」だったとは!瀕死のウッチーには意味のないリンゴと薬入りパンを置いておいただけ。

いつものように「じゃれていたけどケンカになった」(キナコ事件)とか「普通に餌も食べケガもなかった」とでも発表しておけば「事故」や「老衰」で済んでいたことが、今回はどうあがいても無理のようだ。動画が拡散してからは保身のためのもみ消し&ごまかし活動に忙しくなった。

「じゃれていたみたい」発言はあまりに無理があり恥ずかしいので「飼育員一人しか見てなかったので~」と飼育員のせいにし、「前の晩普通に餌は食べてた」というのは「リンゴがなくなってたから~」となり「ケガはしてなかった」は「見た目は異常なく5時には落ち着いて休んでいました」とごまかした。前日まで元気だったウッチーが夕方の餌の時間が過ぎても反応せず目をつむって寝ていたら、死にかけているような状態ではないんですか?血が出ていなかったから問題なしとは全く恐れ入る。

後から、後からパズルのピースを作り直して、ぴったりはまるように作り変えるなんてことはもう諦めてほしい。大勢の人たちの怒りと祈りによる天罰が下る前に。

何年も昔のことだが、動物に寄付されたメロンや米を持ち帰っていた職員たちの不祥事が発覚した後、傍聴人や委員として市民も参加できるようにして運営を風通し良くし、生まれ変わろうと始めた市民動物園会議。

大勢の報道陣が集まった前回9月30日の市民動物園会議では円山動物園職員より、報道の制限を促すような発言があり、「市民動物園会議の傍聴に関する要領」が可決され、傍聴人数の制限や会議を非公開とすることができる、というようなことが承認されたそうだ。

傍聴を制限し、文書による市民提案として意見はあとでまとめて発表する形を設けることになった。風通しがいいと都合が悪いことがあるらしい。本当に日本国内で起きていることなのだろうかと驚いている。昔に逆行しようとしている所から円山動物園は何ら反省していないことがわかる。とは言っても、大反省していることがたった一つだけはある。悪事の証拠となる動画を撮られてしまったこと、この一点のみである。

一言でいうとこの事件は

2015年10月19日 19時23分42秒 | 事件
動物園の高齢マレーグマが同種の熊を使って殺された虐待死事件だと言えよう。

若いウメキチにとって繁殖能力のなくなった超高齢雌熊ウッチーは繁殖対象ではなくテリトリーを荒らす弱い雄熊と同じような存在だ。相性が悪くまだ慣れてもいない雄熊を二頭、ご馳走並べて狭いスペースに放てばどうなるか。

ひょうきんで気持ちは優しく力持ちだった愛すべきウメキチだが、若い雄熊を怒らせるのは簡単だった。あの日以来、ウメキチはウッチーを目の敵にして同居訓練の度に襲撃を繰り返しその度にウッチーは大ケガを負った。その状況を作ったのは言うまでもなく円山動物園だ。

ウメキチに責任はない。よっぽどヘタレでない限り同じことをしたはずだ。仕向けられただけである。通常は群れて住まない生態と食べ物に執着する熊の習性をうまく利用してる。どこが無知で判断ミスなのだろうか。素人は騙せても、プロは全てわかっているはずだ。

はじめは咬ませ犬役で投入されての事故だと思っていたが、今は「間引きを最終目的としながらも、若熊の繁殖のために咬ませ犬役(仲介役、なだめ役、緩衝材役を含む)をも期待した虐待死事件」だと思っている。

(書いていると熱くなってつい長くなってしまう。たまには短く濃くまとめてみた。)



市民提案の募集要領

2015年10月19日 15時24分53秒 | 事件
札幌市民しか駄目だそうなので、御用会議?にならないために、どなたかがんばってきてくださると嬉しいです。

マレーグマ「ウッチー」の死亡事案に係る改善計画(中期的課題)に対する市民提案の募集について

市民提案の募集要領

平成27年7月25日に当園が飼育していたマレーグマ「ウッチー」が死亡した事案については、去る8月28日に改善計画書を策定したところです。
このうち、①組織強化のあり方、②人材確保・育成のあり方、③開園時間又は休園日のあり方の3つの項目については、「中期的な検討が必要な事項」として位置づけ、札幌市の附属機関である「市民動物園会議」において、今後、議論することといたしました。
議論に際しては、他の動物園館の調査を行うとともに、外部のアドバイザーの方からもご意見を伺い、さらに、市民の皆さまからもご提案を募集することとしました。
つきましては、以下のとおり、受付を行いますので、よろしくお願いします。




1 受付開始日

平成27年10月14日(水)

2 ご提案をいただける対象者

札幌市民の方(平成27年10月14日現在)

3 ご提案の募集方法

以下の提案書様式をダウンロードいただき、住所及び氏名を明記のうえ、電子メール、郵送、FAXのいずれかでご提出願います。

なお、提案に際しては、必ず事前に以下の基礎資料をご一読ください。

提案書様式(ワード:35KB) 提案書様式(PDF:92KB)

提案募集に際する基礎資料(PDF:228KB)

4 提出期限

平成27年10月28日(水)17時まで必着(郵送含む。)

5 いただいたご提案の取扱

今後、「市民動物園会議」において検討し、その結果を後日、まとめてホームページ上でお知らせする予定です。

6 注意事項

⑴ ご提案のお申し出は、上記方法のみでの受付となります。
⑵ それぞれの課題ごとに800字以内でご記載ください。
⑶ メールの件名は、「ウッチ―の死亡事案に係る改善計画に対する提案」としてください。
⑷ いただいたご提案は、札幌市個人情報保護条例の規定に従って適切に取り扱います。

7 提出先

◆電子メール:zoo.kanri@city.sapporo.jp
◆FAX:011-621-1428
◆郵送先:〒064-0959 札幌市中央区宮ケ丘3-1 円山動物園 経営管理課 提案募集担当宛

8 本死亡事案に係る関係ホームページ

⑴ マレーグマ「ウッチー」の死亡事故について
⑵ マレーグマ「ウッチー」死亡事案に係る改善計画書の提出について
⑶ マレーグマ「ウッチー」死亡事案に係る改善結果報告書の提出について

9 お問い合わせ先

円山動物園 経営管理課 TEL:011-621-1426

http://www.city.sapporo.jp/zoo/shiminteianbosyu.html

http://www.city.sapporo.jp/zoo/index.html

怒りのエンドレスループ

2015年10月19日 08時55分26秒 | 事件
マレーグマ・ウッチー虐待死亡事件当日、その場に居合わせた方のブログ記事を見つけた。↓
どれだけ心を痛められたことだろうか。
http://blog.goo.ne.jp/darumaotachi-1129/e/7be4f5976ad0cd3ea7dc10d36d976a34

こんな注意書きを貼られたら、普通は信用するしかないのだ。↓
http://livedoor.blogimg.jp/miyanomayu3/imgs/8/7/8797507e.jpg

事件直後はマスメディアに対して「熊同士のケンカで死にました。」と発表し、「じゃれてるのか攻撃か判断できなかった。」「普通に餌も食べたし、骨折などのケガをしているそぶりはなかった。」と職員たちが信じられないコメントした時から、円山動物園の発表することは信用できなくなった。

熊同士のケンカで死んだと言うだけなら、普段は仲良くやってるのにたまたまケンカする事故が起こったと普通は解釈してしまう。しょうがないな~となる。蓋を開けてみたら、実際は仲が悪いもの同士を無理やり一緒にさせて好物の餌を置いてケンカを仕向けた結果なのに。

その後円山動物園で解剖した結果として「肋骨が4本折れていたけど、24日以前にしたもので、高い所から落ちた可能性がある。」などと非常に疑わしい発言をしているが、8月10日に発表された事故報告書にはそれらの重いケガや致命傷についての詳しい記載はなく、

6 死因について
死因:腸管の横隔膜ヘルニア
【剖検診断】
1.右第12~第15肋骨の骨折
2.肋骨の骨折端による重度の右脇腹損傷と右横隔膜の穿孔
3.腸管の横隔膜ヘルニア

とだけしか書いていない。ケガの状態については一番知りたい情報なのにだ。

その発言は(24日のウメキチによる暴行が皆さんが思うほど激しいものではなく、一度折れてたところが折れやすくなっていて、ちょっとのことで再骨折して内臓に刺さってしまったんですよ。)という暗黙の効果が期待できる内容だ。

しかし、ウッチーファンによる色々な動画を見てみると、不思議なことに気が付いた。肋骨の骨折は6月20日の激しい暴行の時だと推定されるのだが、2-3週間は部屋の隅でじっとしていることが多かったが7月中旬にはゴロゴロ寝転がったりできるようになっていた。

これらのことから、「7月24日の死の同居訓練」以前に折ったとされる肋骨はヒビが入った程度のものだったのかもしれないと思われる。医学的にはヒビも骨折だからだ。

その後の発表では「重度の右わき腹損傷」とも説明するが、腸や肺など場所の特定をしてケガの様子をなぜ詳しく公表して説明責任を果たそうとしないのだろうか?おそらく動画で明白な胸部の外傷を表し、激痛を伴うフレイルチェストやそれを起因とする呼吸不全の重篤な症状に触れてほしくないのだろうと推測している。

このようにウッチーは何度も恐怖と絶望と激痛を伴う同居訓練に耐えて、最後に苦しみながら死んでいったのだ。これは紛れもなく、円山動物園が隠しておきたい不都合な真実の一つである。

動物を拉致監禁して自由を奪うかわりに、一生餌と安全を保障してあげること。それができない動物園は虐待施設と何ら変わりがなく、存在するべきではないと思う。ウッチーには28年間も恩恵を受けているのにもかかわらず、苦しめて処分するなんて言語道断。

単なる事故死ではなく、人為的に何度も苦しめて殺していることにみんな怒っているのに、それを決して認めようとしない。そのうえ「闘争」だの「判断ミス」だのとごまかそうとする保身ばかりの姿勢がさらに怒りに火をつけていることをわかっていながら、わからないふりをするところがまたまた火に油を注いでいる。

もう怒りのエンドレスループが出来上がっているのだからもう、火は消せないってことをいい加減認めて真の鎮火に方向転換をした方がいいですよ。




苦しめて苦しめて殺したこと

2015年10月18日 16時32分07秒 | 事件
マレーグマは通常単独で暮らし群れるわけでもない。狭いテリトリーに親子でもないし、カップリングできる相手でもない二頭が接触すれば攻撃し追い出そうとする動物をわざわざご馳走を並べて二頭だけを一緒に展示場に入れた。(6月20日)

その日、実際にウメキチが攻撃をしかけて一方的にウッチーが激しく暴行された。跛行するほどの大ケガをし、全身傷だらけになった。それ以来、餌もあまり食べずにじっと部屋の隅でうずくまるようになっていたにもかかわらず、その後約一ヶ月に渡って、3回もウメキチと一緒にして、その度に大ケガを負い、最後の日(7月24日)は致命傷を負うまで飼育員は20分も本当に見ていただけだったという。

この二頭を一緒にしなきゃいけない明確な理由は何ひとつなかった。子どもが産めるのはハッピィであって、ウッチーはウメキチにとっては発情もしない雄のような存在だ。野生下の状況では発情期でない雌はそんな雄のテリトリーには近づかない。それなのに、そんな状況に放り込めばどうなるかぐらい素人でもわかることだ。

常連の来園者があまりの残酷さに耐えかねて中止するように頼んでも「口出しするな、黙って見とれ!」という職員たち。心配する客が騒がないように「裏でこっそり見てるから大丈夫」というポスターもを貼るほど念の入れようだった。

三頭一緒の時もハッピィが発情しているならともかく、ウメキチの意識はライバルであり、邪魔者であるウッチーへの駆逐攻撃しかない。20歳の若者と90歳の老婆での勝敗は火を見るほどにあきらかであった。

引き離すための手段である麻酔銃どころか放水用のホースさえも準備もせずに、ウッチーが激しく痛めつけられるところを一人で丸い監視窓から見ていただけの飼育員。

職員たちははどう考えても若くて血気盛んな雄熊ウメキチに、ウッチーとケンカになるよう仕向けていると思わざるをえない。ウメキチの熊としての習性を利用された結果、凶暴な熊だと誤解されるようになったウメキチも第二の被害者であり、本当に気の毒な話である。

ウッチーが亡骸で発見された7月25日、園はもう一つの目的である咬ませ犬的役割の効果をあげるために、ハッピィとの同居を速やかに実施した。証拠動画の#3には荒ぶるウメキチに怖くなって、一足先に部屋に飛ぶように避難したハッピィがウッチーを中で迎えた後、不安げに外を伺う様子が一瞬だが最後に映っている。その効果があったようでそれまでと違ってウメキチを常に強気でやり込めていたハッピィが、恐怖の為か強さを認めたのかわからないがウメキチにされるがまま、借りてきた猫状態になっているのが全てを物語っている。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Nua8gEToFRs

当時のウッチーもハッピィも動画で股間を見る限り発情のしるしを見ることができない。それなのに事故報告書の5(3)には繁殖と交尾を期待していることについて、はっきり書かれているのは不可解すぎる。円山動物園にはこの点についてはどうしても納得のいく説明をお願いしたい。

事故報告書(正式には「円山動物園におけるマレーグマ「ウッチー」死亡に係る事故報告書」)http://www.city.sapporo.jp/zoo/documents/jikohoukokusyo.pdf

このように、あまりにも不自然で作為的な同居訓練をした明確な理由は実際にはどこに示されてはいない。本当に「咬ませ」と「間引き」以外何があるのだろうか。

仮に10000万歩譲って、銃で撃たれ公開間引きと解体をされたデンマークの一歳の雄キリンのように、動物園の動物は家畜扱いだといい間引きがつきものだとしても、長時間苦しめ続けて殺すことは絶対に許されることではない。

来園者が見に行くとそばに近寄っては目を合わせ挨拶に来てくれたと言うウッチー。
https://www.youtube.com/watch?v=U6RrZ8Yyzhk
熱帯地方の動物なのに札幌という亜寒帯地方で屋外展示されていたにもかかわらず、強く生きてきたお茶目なウッチー。
https://www.youtube.com/watch?v=T_6YCI-bZ7w

人なつこかったというウッチーの生年月日や出生地は不明だという。マレーグマは現地では子どもたちのペットにもなると言うくらい穏やかな世界最小の熊だということから、人に飼われていたのではないかと思っている。

円山に来てから28年間も人に奉仕してきた何の罪もないウッチーに対して行った、苦しめて苦しめて殺すという鬼のような所業。おさまらない怒りはその一点につきる。どんなに言い訳をしようともそれを認めて謝罪しない限り全世界からの抗議がなくなることはないだろう。

NHK札幌放送局/北海道クローズアップ

2015年10月17日 11時31分39秒 | 事件
昨夜北海道NHKで放送されたテレビ番組を写真付きで記事にしてくださったブログ記事↓

「NHK札幌放送局 | 北海道クローズアップ」
10月16日(金)午後7:30~「円山動物園 改善計画」   
【総合テレビ】金曜日 午後7:30~7:55 再放送:日曜日 午前8:00~8:25

http://www.mytokachi.jp/hottkyoku4/entry/3297

「動物の事故死をどう防ぐ」

・このテーマを見ただけで御用テレビ局だとわかる。イヌエチケーと言われるゆえんだ。
事故死だと決めつける理由は何かは省かれ、ミスリードにもって行く気満々だ。民間と違っているはずと少しは信じてたのにがっかりした。

・まず利害関係のない獣医に動画を見せるべきで、重篤な症状から死亡時間をだいたいは推定できたはず。悪事やそのごまかしを暴くために報道するのがマスメディアの使命ではないのだろうか?

・園内で報告や協議の場がないから事故は起きた?そんなわけがない。今までやってきた四つに分かれてミーティングってまさか世間話の場だったのか?時間を長くするというが意味ない話だ。暗黙の了解で進んでいく話には時間は必要あるまい。

・担当飼育員が勝手に繁殖方法を調べもせずに無計画で実施したという。あんなこと相談したら反対されるに決まってるから、相談できるはずがないではないか。飼育員のせいにするっていう方針は8月10に放映されたテレビニュース当時から始まってはいたが、この後に及んでまた、強調してきたのはなぜだろうか。トップ2の軽度の懲戒処分では軽すぎるとの批判を受けてまた再開したのかもしれない。そのニュースの動画はこちら↓(そのうちリンク切れるかも)
http://www.dailymotion.com/video/x3193ls

・いかに事故原因である意志の疎通がなく、担当飼育員の責任だったかを証明する為にカルテの不備と傷の処置が遅れたことを取り上げている。実際は裂傷には気が付いていた。こんなでっかい傷ですから↓(9枚目の写真)
http://www.mytokachi.jp/jimmysan/entry/ct/7682/p-1

・事故報告書の5(5)↓によると7月6日の傷は獣医も気が付いていたが、化膿したため17日になって抗生剤を投薬したとある。番組では17日にたまたまケガに気が付いて治療したというのなら「化膿が見つかったので」が抜けていることになる。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/documents/jikohoukokusyo.pdf


・「後肢に裂傷」って医師なら普通は右か左か、どこの部分か(この場合は左肢の裏)をカルテに書く。既に右足は跛行するようなケガを負っていたことは報告書でちらっと書いてあったので、両肢にケガをしていたことを隠したいために発表する文書にはあえて右か左かを書かなかったもしくは、消去して工作した可能性が伺える。上記事故報告書にも7月6日の傷は後肢裂傷としか書いていない。

・5年間で456匹が死亡してると言うから、年間90匹が死亡している計算になる。慰霊祭では70頭と発表していたが、どっちが真実だろうか。どちらにしても知らされていないだけで多くの命が失われている。年間90匹なら4日に1匹は死亡しているので日常茶飯事だ。

・全てが寿命や事故だったとは思えないので、殺処分が行われている可能性が浮上する数字である。

・繁殖計画リストではなく殺処分計画リストにウッチーは入っていたと考えても不思議ではない。殺処分計画に綿密な打ち合わせはいらない。死ぬまで暴行を加えさせ継続するだけである。それに加えてハッピィにウメキチを一目置かせるための咬ませ犬としての役割は少しはあったのだろう。

・数ある円山動物園について書いてあるブログやニュースや新聞記事、すべての発表されている文書を読んだ方にはこんな考え方も極端ではないと思ってもらえると思う。

・自分がなぜここまで追求したブログを書いているかというと告発者の告発が通り、捜査が入った場合少しでも参考にしてもらえたらと思うからだ。たくさんの証拠となる来園者たちの画像や動画が載るブログもぜひ捜査資料として調べてほしいと思う。