命きらめいて☆馬、犬、猫など動物に関する理不尽な事件や心温まる出来事の記録

円山動物園マレーグマ虐待死亡事件/脱走シマウマ水死事件/動物虐殺事件/宮古馬放置死事件/上げ馬神事

【署名と拡散のお願い<m(__)m>】(固定記事で失礼します)

2015年11月28日 00時59分20秒 | 事件
★円山動物園によるマレーグマ虐待死事件の真相と責任を明らかにするための署名運動について

動物園で元気で穏やかに暮らし愛嬌を振りまいていた超高齢マレーグマ・ウッチーは繁殖のための同居訓練と称し、何度も若い雄熊と危険な同居をさせられ、その度に一方的で残虐な襲撃を受けて大ケガを負わされ、ついには殺されてしまいました。円山動物園は28年間ものウッチーの功労を無視して一ヶ月にも渡り恐怖と激痛を与えながら最期は検査も治療もせずに見殺しにし、「じゃれてるのか攻撃なのか判断できなかった。」「ケガをしているそぶりなど変化はなかった。」と言い、熊同士の「闘争」が原因で死んだ「事故」だとごまかそうとしています。すべての動物園の動物たちの福祉向上のためにも、法に基づいた厳正な捜査を求めます。

●姓名、Eメールアドレス、郵便番号のみでできる電子署名にご協力お願いいたします。
https://www.change.org/search?q=%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%9E

●動画を見た人は必ず「見ないと本当のことは絶対わからない」と言います。ウッチーの無念をはらすべく、この動画が証するウッチーに起こった「本当のこと」を拡散していただけます様お願いいたします。

非常に残酷ですが実際の映像をご覧になってください。グロくはないですがトラウマにご注意ください。#3の3分後から暴行場面はありませんが、肋骨骨折などのダメージがよくわかります。折れた肋骨による内臓損傷の致命傷を負ったウッチーは翌朝死体で発見されました。
【札幌市立円山動物園でのマレーグマ虐待映像#1~3(2015.7.24)英語&日本語説明文付】
The Abuse of a Sun Bear at Maruyama Zoo, Sapporo, Japan. Very Severe
#1https://youtu.be/uS_r9b51m9o
#2https://youtu.be/KZY3jyjx40E
#3https://youtu.be/AZr3VazoqJ8
♪じゃれ合うマレーグマ ウッチーとハッピィ(仲良く平和に暮らしていた雌熊たち)
https://www.youtube.com/watch?v=ly41ZVhPLNo
♪マレーグマのウッチー「眠れる円山の美女」(まどろむウッチー)
https://www.youtube.com/watch?v=USbYDe35GNU
♪室内で穏やかに過ごすウッチー(2015年7月つかの間のやすらぎ、左脚裏にパックリ開く傷)
https://www.youtube.com/watch?v=Q0g7SkZxXvk
■事故報告書(円山動物園)2015.8.10
https://www.city.sapporo.jp/zoo/documents/jikohoukokusyo.pdf
■動物管理センターの立ち入り検査結果/改善勧告書(秋元市長)2015.8.21
http://www.city.sapporo.jp/inuneko/main/documents/kaizenkankoku.pdf
■立ち入り検査後発表した文書/動物管理センターの対応について(動物管理センター)2015.8.21
http://www.city.sapporo.jp/somu/koho/hodo/201508/documents/mareguma-kaizenkankoku.pdf
■改善計画書(円山動物園)2015.8.28
https://www.city.sapporo.jp/zoo/documents/kaizen-keikaku.pdf

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【海外に送る場合】

A female sun bear (Helarctos malayanus) was abused and found dead next morning at the Maruyama Zoo in Sapporo,Japan.

These are the videos with an long English explanation. ↓

The Abuse of a Sun Bear at Maruyama Zoo, Sapporo, Japan. Very Severe
#1https://youtu.be/uS_r9b51m9o
#2https://youtu.be/KZY3jyjx40E
#3https://youtu.be/AZr3VazoqJ8

♪~Malayan Sun Bear Ucchi and Happi are playing each other
https://www.youtube.com/watch?v=ly41ZVhPLNo
♪Utchy (Ucchi)the sun bear, sleeping beauty
https://www.youtube.com/watch?v=USbYDe35GNU
♪Ucchi is spending calmly in a room(a short-lived peace of mind)
https://www.youtube.com/watch?v=Q0g7SkZxXvk

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動物園の動物たちよ
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残った謎

2015年11月27日 16時27分15秒 | 事件
今まで発表された公的文書を読み、数々のブログを調べ、色々なコメントを読み、深く考えてみたけれど、やっぱり解けない謎が数々あった。(緑色で追記部分を表示)

第一の謎
発情期でもないのに雌熊たちと交尾させようとしたのはなぜか?

写真や動画を見る限り、ウッチーにもハッピィにも生殖器と行動において発情の兆候は見られない。雌のマレーグマの発情は季節に関係なく訪れ、雌によって異なるが、周期の短い雌熊で二ヶ月という。亜寒帯地方の札幌では真冬に発情することはないのかもしれないので、周期は四国や関東などと比べると長くなると思われるし、回数も少なくなるのではと思う。発情したペアはコッコと柵越しに鳴いたりするそうだ。雄は発情した雌のにおいをかぎながら追尾する行動が増えて、背後に回ろうとするうちに、最終的に雌が受け入れれば繁殖が期待できるという。※1

「同居直後から、ウメキチはウッチーに対して積極的に背面に回ろうとして、それを嫌がったウッチーを押さえつけようとしていると推測した」と事故報告書で説明しているが、文書のどこにもウッチーの発情に関する記述は全く無い。そもそもウメキチの相手はハッピィのはず。発情してないし、発情が来ない超老齢の雌熊を同居させることはケンカしてくださいと言うようなもので、発情期以外はどこの動物園も雄雌を一緒にすることがないのは常識中の常識ではないだろうか。ハッピィに発情が来ていれば、雄であるウメキチを受け入れることは急がない限り期待できたはずなのに、なぜウッチーに仲介役を頼んでまで急いだのだろうか。

第二の謎
超高齢熊ウッチーとウメキチを二頭だけにして同居させたのはなぜか?

若い熊同士の繁殖が目的だったと説明しているにもかかわらず、人間で言えば80~100歳相当で繁殖能力が無いに等しいし、若いペアの「仲介役」であれば二頭では意味がない。まして、動物を飼っている人なら簡単に予想できることだが、ご馳走を並べて仲の良くない動物同士を放てばどうなるかぐらい、わからなかったはずがない。背後に回ろうとする?ウメキチをさらにイラつかせることにも、餌を取り合う侵入者として襲撃させることにも繋がる行為であることは明白だ。

第三の謎
2回目の時と同様に今後も大ケガの危険性があるのに、ウメキチとの無意味な同居訓練をそれから3・4・5回目と三度も繰り返したのはなぜか?

7月に入り、ハッピィとウメキチの二頭同居訓練ではケンカすることもなくなり、順調に行っていた。それなのにウメキチとの危険な訓練をする必要があるのだろうか。それに対する説明は一切なされていない。「仲介役」というよりウメキチの優位を決定するための「咬ませ犬」としての仲介ではないのだろうかと思わせる「ハッピィにはとことん力関係や順位をわからせないといけない。」と言う内容の発言を聞いた人たちは少なくないようだ。そうだとすれば、わかるまで繰り返し、同居させる必要が出てくることになる。

第四の謎
事件に関する発表や発言がころころと変わるのはなぜか?

当初のメディアへのコメントで「じゃれているのか攻撃なのか判断できなかった。」※5と言ったS担当飼育員と「餌も普通に食べケガをしているそぶりもなかった。」と答えたS飼育展示課長の言葉は、証拠動画からはかなりかけ離れた発言であり、嘘言ではないかと疑われるものである。訂正に対する説明義務が果たされていないのは不信感を与えるだけである。

第五の謎
どんなに危険な状況でも救助せず、大ケガをしても軽度だからと治療をしなかったのはなぜか?

ケガの絶えない危険な訓練に対して、常連客たちが中止するようにとの訴えを「黙って見てろ!」と暴言を吐いたりする職員たちは一人ではなかったという。組織ぐるみでしようとしていたことは一体何か。救助も治療も全くしようともしない理由はただの「判断ミス」で済まされるものではないと思う。立入検査でもそれらの行為に対してネグレクト型の虐待だと判断しているほどだ。追記:中でも致命傷ともいえる重度の肋骨骨折を示す奇異呼吸(フレイルチェスト)に気が付かなかったと言っていることを素直に受け入れている検査結果に大きな疑問を感じる。ちなみに市(市長)の方でも動画を見ている。

第六の謎
法令違反の可能性を札幌市が過少判断するのはなぜか?

「動物の愛護及び管理に関する法律」※3(動物愛護管理法=動物愛護法=動愛法)に違反する可能性があると判断された部分は下線が引かれている。なぜそれだけしかないのか、他にも抵触の可能性があるのではないかと思う条文や記述を赤字で示してみた。※4

また、ネグレクト型だけではなく、それ以上の積極的虐待に入る行為もしているのだが、それらについては見逃されていて、甘い判断となっているのは腑に落ちない。

第21条 第一種動物取扱業者は、動物の健康及び安全を保持するとともに、生活環境の保全上の支障が生ずることを防止するため、その取り扱う動物の管理の方法等に関し環境省令で定める基準を遵守しなければならない。(今回は主に「第一種取扱業者が遵守すべき動物の管理の方法等の細目」と「展示動物の飼養及び保管に関する基準」に適合していないと判断された。)

第四十四条  
愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金に処する。
2  愛護動物に対し、みだりに、給餌若しくは給水をやめ、酷使し、又はその健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束することにより衰弱させること、自己の飼養し、又は保管する愛護動物であつて疾病にかかり、又は負傷したものの適切な保護を行わないこと、排せつ物の堆積した施設又は他の愛護動物の死体が放置された施設であつて自己の管理するものにおいて飼養し、又は保管することその他の虐待を行つた者は、百万円以下の罰金に処する。

第二条  
動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない
2  何人も、動物を取り扱う場合には、その飼養又は保管の目的の達成に支障を及ぼさない範囲で、適切な給餌及び給水、必要な健康の管理並びにその動物の種類、習性等を考慮した飼養又は保管を行うための環境の確保を行わなければならない

環境省のパンフレット※2「動物の愛護及び管理に関する法律のあらまし」の10ページ

積極的(意図的)虐待の例
・殴る、蹴る、熱湯をかける、動物を闘わせるなど、動物がけがを負う
 又はけがを負う恐れのある行為や暴力を加える

心理的抑圧、恐怖を与える
・酷使するなど

ネグレクトの例
・世話をしないで放置する
健康管理をしないで放置する
・病気を放置する
健康や安全が保てない場所に拘束して衰弱させる
・排せつ物の堆積した場所や、他の愛護動物の死体が放置された場所で
 飼養するなど

第七の謎
北海道警は動愛法違反が疑われる証拠動画や写真がいくつもあるのに
通報しても捜査してくれないのはなぜか?


近年起こっている数々の動物虐待事件を調べてみてほしい。証拠さえあれば動物愛護法違反容疑で警察はちゃんと捜査に入ってくれているし、逮捕に至ることも少なくはない。なぜ告発がない限り捜査はできないなどと言い、捜査しないのだろうか。



※1.東京ズーネット上野動物園寄稿ページ
http://cache.yahoofs.jp/search/cache?c=sYMGq-YxrskJ&p=%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%9E+%E7%99%BA%E6%83%85%E6%9C%9F&u=https%3A%2F%2Fwww.tokyo-zoo.net%2Ftopic%2Ftopics_detail%3Fkind%3Dnews%26inst%3Dueno%26link_num%3D15468

※2.「動物の愛護及び管理に関する法律のあらまし」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/1903/pdf/full.pdf#search='%E7%92%B0%E5%A2%83%E7%9C%81+%E5%8B%95%E7%89%A9%E6%84%9B%E8%AD%B7+%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88'

※3.動愛法の法令と基準などのページ
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/index.html

※4.立入検査後発表した文書/動物管理センターの対応について(動物管理センター)2015.8.21
http://www.city.sapporo.jp/somu/koho/hodo/201508/documents/mareguma-kaizenkankoku.pdfより抜粋及び参照した。

※5.東山動物園のわんぱくマーチンがじゃれて母親を咬んだりしている動画を見つけたので、貼らせていただいた。甘咬みなので出血はしないし、すぐ止めるので本気でないことがわかる。証拠動画との差は歴然である。
https://www.youtube.com/watch?v=ncjDwYesjiA


普通の常識的な感覚で事件を分析しているブログ記事を見つけたので、貼らせていただいた。
http://ameblo.jp/dr-murazumi/entry-12058429507.html


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死の同居訓練

2015年11月27日 15時29分43秒 | 事件
札幌市は立入検査によって「動愛法第二十一条第一項の基準を順守していなかった事実が確認できたので改善を勧告をした」とのことである。

※動愛法第二十一条第一項
第一種動物取扱業者は、動物の健康及び安全を保持するとともに、生活環境の保全上の支障が生ずることを防止するため、その取り扱う動物の管理の方法等に関し環境省令で定める基準を遵守しなければならない。

【事情聴取、立入検査及び事故報告書から確認された事実】

ウッチーの同居訓練全⑤回の実施状況
ウメキチ(当時5歳)とハッピィ(当時8歳)は繁殖のために他園から借りているマレーグマだ。ウメキチの性成熟に伴いハッピィとの繁殖のためのペアリングを試みることを課内会議で決定したが、計画書などはないまま、「他に成功例を確認できない3頭同居訓練を実施した」

寿命が24-5歳と言われるマレーグマだが、ウッチーは誕生日が不明な野生由来の個体だったので年齢は30歳以上とされている。それでも元気で若々しく、青い目がきれいな人なつこい雌熊だったウッチーに飼育員の言葉によると血統が途切れるのがもったいないので「ダメモトで繁殖を期待」しつつも、公には若熊たちの「仲介役」を任せたいとのことで、一緒に同居させることにしたと言う。常識的にはさかりの来ない超老齢熊に妊娠の可能性はないはずだ。

驚くことに、普通は闘争するようなことがあった時のために、放水具、麻酔銃、音の出るものなどの引き離す為の道具を用意してのぞむものだが、年老いたウッチーに課せられたものは何の救助策もなく、何があっても1時間の間ウメキチと一緒にさせられ、監視されているだけという過酷で残酷な同居訓練であった。


日時 組合せ 立会者 日誌○とカルテ●の記載内容

①6月16 日(火)
13:30~14:10
3頭同居
担当飼育員
獣医師

○前半30 分は闘争なくじゃれていたが、後
半ハッピイがウメキチに強めにかみつき、
メス2頭から逃げ回ったため同居中止
予定の半分の30分強で同居を中止した。「じゃれているのか攻撃なのか判断でき」、状態の危険性も理解できたし、中止することもできた証拠である。ウメキチの場合はケガしないように、負けないように、中止する必要があったということである。なぜウッチーの場合は危険が判断できずに中止されなかったのか、なぜウメキチの場合は中止したのか理由が追及されていない。

②6月20 日(土)
14:30~15:30
ウメキチ
ウッチー

担当飼育員
飼育展示一係長

○ウメキチとの闘争により、右目下に小さな
裂傷(出血無し)。屋内に入るのに時間が
かかった。

○激しく闘争しウメキチからけしかけて、ウ
メキチが優勢であった。
●ウッチーの右目下皮膚に数㎝の裂傷。軽度
のため処置せず経過観察。
雑食デーでご馳走が出る日、好物を並べられて二頭が放された。直後から激しい攻撃を受け続けた。予定通り1時間の同居訓練中10分弱の間一方的に、痛めつけられる。うずくまってしまって動けない状態があったという目撃情報が色々なブログに記してある。この日に肋骨を骨折し、そのために部屋になかなか入れなかったと予想される。この日を境に傷だらけになって行く。右後肢を負傷し跛行が始まったのもこの日であるがカルテには記載していない。繁殖相手ではないと説明しながら、仲の良くない二頭をケンカの状況をわざわざ作り出したうえに二頭きりで同居させた必要性について尋ねるべきだった。

③6月26 日(金)
14:30~15:30
ウメキチ
ウッチー

担当飼育員
飼育展示一係長
飼育展示課長(部分的に監視)

○ウメキチと同居訓練中の闘争により数か
所に小さな裂傷などあり、警戒心が強くな
っているが、食欲も元気もあった。
○最初から激しく闘争し、後半30 分間はお
互いに警戒し、闘争はなかった。
●同居直後から闘争あり、ウッチーが頚部~
背中~腰部に細かい咬傷・引っ掻き傷を受
けるも、傷自体は軽度。未処置。
前回の様子を見れば、同居には危険が伴うことは容易に想像できたはずである。「仲介役」「なだめ役」「緩衝材役」のためのウッチー投入ではなかったのか?それなのにまたも二頭だけにして同居させた。その正当な理由は何か?仲介役、なだめ役とは名ばかりで、ハッピィこそウッチーとウメキチの間に必要だったと言える状況である。1時間中10分弱一方的に暴行を受け、さらに傷だらけになった。あの状態を闘争と言い切ることができる動物園で暮らす動物たちが不憫でならない。ウッチーは精神的にも恐怖と痛みに打ちのめされたことだろう。

④7月6日(月)
13:30~14:10
3頭同居
担当飼育員
○屋内外展示場の扉を全て開放していた。ウ
メキチとウッチーが闘争し、ウメキチの方
が強かった。
●(7月6日(月)のカルテ記載なし。)
右後肢の跛行も癒えていないうちに予定通り1時間の訓練はまたしても実施され、この日も10分弱の間一方的に暴行を受け続けた。今度は左後肢の裏にパックリと開いた、ひどい裂傷を受ける。そのケガの様子は常連客たちのブログの動画や写真でいくつかはっきり見ることができる。チンパンジーのレディが同じような傷を受けた時、即治療のための縫合手術を受けさせたのに、ウッチーには全く治療が施されなかった。膿んできたのがわかった17日から三日間、初めてハチミツに抗生剤を混ぜたものを塗ったパンで投薬治療が施された。このころからか、食欲がないので餌を減らされたらしい。もう見るからに満身創痍だった。この時に訓練を中止にしておいてくれたらウッチーは死ぬことはなかったのだ。

⑤7月24 日(金)
14:30~15:30
3頭同居
担当飼育員
○ウメキチとウッチーが20 分ほど激しく闘
争した。
○ウメキチとの闘争時、ウッチーはあちこち
咬み傷、爪による裂傷あり、抗生剤など投
薬した。
●ウッチーが全身に小さな擦過傷を負う。右
後肢甲部外側に咬傷あり、出血が続く。抗
生物質経口で3日間投薬指示。止血剤2種
経口投薬指示。本日分はほとんど食べず。
翌朝9時飼育員によってウッチーが死亡しているのが発見された。死後硬直していたとのことなので、亡くなってからかなりの時間が経っていたと思われる。4回も恐怖と激痛の中で逃げ回り、飼育員に助けを求めながら最後は絶望の中で苦しみながら逝ったであろうウッチーはどんなに無念だったことか。

3頭の同居ではルームメイトであり、母親のようなウッチーを守ろうとしてだろう、ハッピィはウメキチに強く当たり、雌に慣れないウメキチは雌たちから当初は逃げ回っていた。だが、7月に入るころからウメキチとハッピィはケンカすることもなくうまく行っていたことは立入り検査の文書だけではなく、常連客のブログなどでもいくつか確認されている。

それなのに、骨折もたくさんの傷もやっと癒え始め、コロコロと遊べるようになったのに、7月24日、再び同居訓練として3頭一緒に屋外放飼場に放たれた。ウメキチの襲撃はとても雌熊に対するカップリング時のアプローチではないことは素人目にも明らかである。首や背中にも執拗に攻撃を加え、体格差のある小さなウッチーはぬぐるみのようにされるがままで、どう見てもウメキチの攻撃は駆逐対象への激しい殺そうとする行為だった。

最後は壁側で防衛しようとするウッチーをウメキチはお尻で押しつぶそうとしていて、その時折れた四本の肋骨は容赦なくウッチーの身体に内側から突き刺さっていたのだろうと思う。最後の力を振り絞って部屋に戻ろうとする三つめの証拠動画を見れば、ウッチーがどれだけひどい致命傷を負ったかが素人目にもわかるのだが、カルテには右後肢甲部の傷のことしか書いていない。

左脚は腱が切れたようにガクンガクンとなってまともに歩けない様子や、苦しそうに口を開けて呼吸しようと喘ぐ様子、その度に折れた肋骨の右わき腹がベコンベコンと奇異呼吸(フレイルチェスト)がはっきりと映って瀕死の状態である。これを見逃すことは獣医としてはありえない事なのだが、カルテではスルーしている。明らかに重篤な症状であるのに獣医が治療しなかった理由について、立入検査で追及しないのは不自然であり、隠ぺいの意思を感じてしまっても不思議ではないと思う。


※なお同居訓練を監視していた職員は時間の長い順に並べると以下のようになる。

担当飼育員
飼育展示一係長(獣医師免許保有者)
獣医師     (   "   )
獣医師飼育展示課長(  "   )

※参考文書

■立入検査後発表した文書/動物管理センターの対応について(動物管理センター)2015.8.21
http://www.city.sapporo.jp/somu/koho/hodo/201508/documents/mareguma-kaizenkankoku.pdf

■動物管理センターの立入検査結果/改善勧告書(秋元市長)2015.8.21
http://www.city.sapporo.jp/inuneko/main/documents/kaizenkankoku.pdf

「別紙:円山動物園職員のウッチーへの対応に係る関係法令の基準適合状況」の中では②③④回目の同居訓練中にウッチーの負傷が認められたのに、保護や治療が行われなかったとし、最後の⑤回目には深手を負っているのに適切な措置がされなかったとの見解が記述されている。それは「ケガをしているそぶりはなかった。」という当初の円山側の発表を否定した形となっている。

みんなに愛されていたウッチーの死についてのブログ記事を見つけたので、貼らせていただいた。読むと泣けてしまうけれど美しかったウッチーに会えます。
http://ameblo.jp/siori-sora/day-20150925.html


ウッチー苦しかったね
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立入検査の日程と対象者

2015年11月27日 15時15分28秒 | 事件
【動物管理センターによる事情聴取と立入検査の対象者】

7月31日(金)11:00~12:40 (事情聴取/1時間40分)  
飼育展示課長(副園長)
飼育展示一係長
獣医師A

8月4日(火)17:30~18:30 (立入検査/1時間)
園長
飼育展示課長(副園長)
飼育展示一係長
獣医師(ABCのうち大きく関与した獣医師)
担当飼育員


 (同日) 18:30~19:30 (事情聴取/1時間)
獣医師B
担当飼育員

8月6日(木)9:20~10:00 (事情聴取/40分)
獣医師C

ひとりひとり別々で事情聴取をしつつ、関与者+園長の5人で立入検査を受けたようだが、よくよく調べてみるとなんとも短い時間で済ませているのにはびっくりした。これでは形だけと言われても仕方がない。また、文書から考えると行政処分を受けた職員は環境省の職員を除いて、立入検査の対象者だとする方が、無理のない考え方だと思う。

※参考文書

■立入検査後発表した文書/動物管理センターの対応について(動物管理センター)2015.8.21
http://www.city.sapporo.jp/somu/koho/hodo/201508/documents/mareguma-kaizenkankoku.pdf



第二のウッチーが出ませんようにって
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隠された真実2

2015年11月26日 16時31分22秒 | 事件
前回の同タイトルの記事に続き、円山動物園の事故報告書と札幌市動物管理センターの立入り検査の文書の疑問に思う点を書き出してみた。

■事故報告書(円山動物園)2015.8.10
https://www.city.sapporo.jp/zoo/documents/jikohoukokusyo.pdf
より抜粋↓

①診療業務については飼育展示課に所属する獣医師3名が所属係に関係なく横断的に当たっています。

②2頭同居(ウメキチとハッピイ、又はウメキチとウッチー)及び3頭同居を試みながら、ウメキチや雌達の行動を観察することとしました。

③7月24日は、骨折やヘルニアについての発生を疑うような外観所見が見られなかったことから、当日は麻酔処置をかけてのレントゲンによる確認等は行わず、翌日の経過を見ようと考えていました。

④20分間の闘争があったが大丈夫な状態であると見誤ったことによるものであり、獣医師の立ち会いがあれば防ぐことができた可能性がありました。

■8月4日の立ち入り検査後発表した文書/動物管理センターの対応について(動物管理センター)2015.8.21
http://www.city.sapporo.jp/somu/koho/hodo/201508/documents/mareguma-kaizenkankoku.pdf
より抜粋↓

②ウメキチとハッピイの2頭同居訓練を実施していたが、6月中は闘争を確認したものの、7月には闘争もなく、1日あたり4~7時間の同居を8回実施しており、両者の関係がうまくいっていたことが確認されている。

立入り検査では繁殖目的の若熊両者はうまく行っていたことは確認していたのに、なぜウッチーとウメキチの同居を続けたのかが追及されていないことは大問題だ。

①においてウッチーを診ていた獣医師が三人(現在は四人)いたのならば、事情聴取した獣医
も三人なのかそれとも一人なのか公的文書にはわかりやすく書くべきではと思う。

③動物管理センターの立入り検査人には獣医師も含まれており、動画を検証しているのにもかかわらず、外観所見が見られず大したケガだと思わなかったどころか、「ケガをしているそぶりもなかった。」と発表した理由を追及していないのはおかしい。

④当初飼育員は「じゃれてるのか攻撃なのか判断できなかった。」ととんでもない言い訳をしていたが、じゃれていたにせよ、大ケガに至るような行為は止めさせるべきだが、なぜ大丈夫だと思ったのか追及されていないのも疑問が残る。

動画により、社会的な影響が大きいので立入り検査をすると言いながら、動画は存在していないかのような内容になっているのもおかしなことである。

事件が起こった原因としては体制的なことが挙げられ、それについては両者はほぼ一致しているが、上記のように最も大切なことについては触れられていないのはなぜだろうか。甘いと批判されるのも理解できると思う。

立ち入り検査と行政処分

2015年11月24日 23時08分01秒 | 事件
札幌市による札幌市立円山動物園への「立ち入り検査」と「行政処分」の対象者を比べてみた。今まで調べた情報によると、園内の職員のうち事情聴取を受けても行政処分なしで済んだ獣医師職員が最低二人はいることになる。

●動物管理センターによる事情聴取(7月31日 8月4日 8月6日)の対象者を時系列に書くとこのようになる。

  飼育展示課長(副園長)S
  飼育展示一係長C
  獣医師
  獣医師
  担当飼育員S
  獣医師

https://www.city.sapporo.jp/somu/koho/hodo/201508/documents/mareguma-kaizenkankoku.pdf#search='%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%9E+%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%BC+%E7%8D%A3%E5%8C%BB'

円山の報告書によると本当かどうかわからないが、ウッチーは三人の獣医が担当でかわるがわる診ていたという。24日は誰だかわからないが午後5時まで数回見に来て、薬入りハチミツを塗ったパンを置くように担当のS飼育員に指示した獣医がいることは文書ではっきりしている。

骨折など「ケガをしているそぶりはなかった。」ので「治療はしていない。」と死亡直後に発表していたにもかかわらず、動画を見た人たちから、治療もせずになんてことだと非難されたからか、途中からハチミツ入り抗生剤を塗ったパンを置いておいたと言い出した。

結局パンは残ったままだったので、治療は試みたけれど、結果としては治療していないという説明になっている。当初「餌も普通に食べていた。」と発表していたが、後に同居中のハッピィが食べたと言い出した経緯があるが、置かれたリンゴは食べても大好物のハチミツを塗ったパンはなぜ食べなかったのだろうか。疑問が残る。

ウッチー虐待死事件に関与したと思われるS、C、Sと三人の獣医たちは動物管理センターにより立ち入り検査の事情聴取を受けたが、その六人の中から処分者が出たのであれば、獣医師が含まれていることになる。24日に致命傷を負った後、検査も治療もしなかった獣医師は処分を受けてしかるべきだ。一目見て手の施しようがなく、何もできなかった場合は治療責任を免れることができるが、「ケガをしているそぶりはなかった。」と飼育展示課長(副園長)Sが発表しているので、それはありえないないことになっている。

結局、処分は体制的な問題があったという円山動物園からの報告を受けて管理責任を問われた形となり、組織のトップ2である園長T(事情聴取は受けていない)と飼育展示課長(副園長)Sが懲戒処分で、客に暴言を吐いたり、致命傷を負わせるに至った判断ミスや監視を怠ったこと、保護責任を果たさず、必要な検査や治療をしなかったことなどで飼育展示1係長Cと役職の無い一般職員が二人、口頭注意処分を受けている。

その二人の一般職員はウッチー担当飼育員Sと、亡骸を発見した前日の大ケガに対する検査や治療をしなかった疑惑のあるメガネ3号として獣医師ブログを書いている獣医師Tか、客への暴言疑惑のある飼育員Mのどちらか一人ではないかと言われているが今だ定かではない。

個人的な予想に過ぎないが、副園長飼育展示課長Sと飼育展示1係長Cを含む五人の獣医師免許保有者のうち獣医師一人を含め最低三人は獣医師免許者が24日当日の事件に関与しているのではないかと思う。中でも、10月に飛ばされた飼育展示一係長Cは大きく関与していることは間違いないと思われる。一般職の獣医師に大きな決定権があるとは思えないからである。

●行政処分(9月30日)が下された五人がだれか?それがはっきり判れば少しは事件の真相に近づくことができるのではないかと思う。

(1) 環境局部長職 男性 50 歳代 減給1月
(2) 環境局課長職 女性 50 歳代 戒告
(3) 環境局係長職 訓告
(4) 環境局一般職 2 名 環境局長からの口頭厳重注意


          ↓

  園長(部長T)
  副園長/飼育展示課長S(獣医師免許保有)
  飼育展示1係長C(獣医師免許保有)
  担当飼育員S
  獣医師Tまたは飼育員M

公務員の懲戒処分の種類…免職、停職、減給、戒告
その他の軽い処分…訓告、 厳重注意、 口頭注意など


処分理由としては動物愛護法の基準が守られちないと改善勧告を受けたのは、組織管理体制の改善を怠っていたことによるもので、地方公務員法第32と33条の義務違反と信用失墜行為に当たるとされた。
https://www.city.sapporo.jp/somu/chokai/documents/shobunjian270930.pdf

第32条(法令等及び上司の職務上の命令に従う義務)
職員は、その職務を遂行するに当つて、
法令、条例、地方公共団体の規則及び
地方公共団体の機関の定める規程に従い、且つ、
上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない。

第33条(信用失墜行為の禁止)
職員は、その職の信用を傷つけ、
又は職員の職全体の不名誉となるような行為をしてはならない。


このことは負傷した動物に対して治療や保護をしなかったという、虐待を指摘した立ち入り検査結果を受けての処分だと思われる。獣医師三人が担当していたのであれば、当日を含め一ヶ月に渡る訓練中に負ったいくつかの大ケガに対する検査も治療もほとんどしなかった他の獣医師も処分を受けて当然だと思うが、一人以下だけしか受けていないことになる。

獣医師が処分された可能性を示すブログ記事があったので貼らせていただいた。↓
http://www.mytokachi.jp/hottkyoku4/entry/ct/10103/p-1

一体どういうことだったのか、すっきりしないままである。誰が処分を受けたのかも伏せ、それぞれが受けた処分の理由も明らかにしていない札幌市にも信用失墜行為があるのではないかと思う。はっきりしていることは上司の命令であっても法令違反であれば従ってはいけないということと、少なくとも3~4人がウッチーの死に大きく係わっていたということだ。

とにかく、地方公務員法違反だけではなく、動物愛護法違反を対照とした厳正な捜査によって、関係者全員が動物愛護法違反による刑事罰を免れることに正当性があるのかどうかを、速やかにはっきりさせてほしいと思う。

朝日新聞デジタルの記事2

2015年11月18日 19時42分42秒 | 事件
襲われて死んだ熊 動物園に批判殺到、同情の声も 札幌
朝日デジタル 円山史

2015年10月17日16時54分

 札幌市郊外の市立円山動物園は、ホッキョクグマの子どもが11年間に8頭も生まれて注目を集めていた。ところが7月、マレーグマのメスがオスに襲われて死んでしまい、一転して厳しい批判にさらされた。いったい何が問題だったのか。

 マレーグマは東南アジアに住む小型クマで、絶滅危惧種に指定されている。7月25日朝、メスの「ウッチー」(推定30歳超)が飼育場で冷たくなっているのを飼育員が見つけた。死因は肋骨(ろっこつ)が折れたことによる内臓損傷で、オスの「ウメキチ」(5歳)にかまれたり押さえつけられたりした傷もあった。

 ウメキチは、ウッチーとは別のメス「ハッピイ」(8歳)とで子作りを目指していた。だがウメキチは、メスと同居したことがないため、ウメキチをどちらかのメスと同居させ、慣れさせようとしていた

 だがウメキチとウッチーは相性が悪かった。ウッチーが致命傷を負ったのは5回目の同居時で、約20分にわたって何度も組み伏せられてかみつかれたという。マレーグマの担当飼育員が観察していたが、「深刻な状況ではない」と判断したという。

 ウッチーの死後、ウッチーがウメキチに一方的に押さえこまれている映像がネットの動画サイトに投稿された。映像は来園者が撮影したとみられ、園には3千件を超える電話やメールなどが寄せられた。「かわいそう」「飼育員による虐待だ」といった批判の声がほとんど。テレビ各局が地元ニュースやワイドショーで取り上げ、8月にもシマウマとキリンが急死し、今月もニホンザルが死ぬなど、不幸な出来事が重なった。

続きの部分を見つけたので以下追記した。

 札幌市の秋元克広市長は批判を受け、定例会見で何度も「市民の皆様に申し訳ない」とおわびすることに。札幌市動物管理センターは8月に、「動物愛護法に基づく適切な措置を講じていなかった」として、身内である市立動物園に異例の改善勧告を出した。9月、園長は減給10分の1(1カ月)、飼育担当課長は戒告の処分をそれぞれ受けた。市は「反響の大きさを重くみた」と説明する。

 動物愛護団体「アニマルライツセンター」(東京都渋谷区)の佐藤史子理事はマレーグマの死を「暴行死だ」と厳しく批判する。「2頭をすぐに引き離し、けがの程度を調べるべきだった。動物を適切に管理できないのに、繁殖に挑戦すべきではない」と話す。

遊びとの見極め「難しい」擁護も

 一方、クマの生態に詳しい北海道大学獣医学研究科の坪田敏男教授は「野生でも繁殖期のオスがメスを攻撃することがある。じゃれ合いでも押さえたりかみついたりすることもあり、見極めは難しい」と話す。繁殖のために3頭を同居させていたのも前例がなかったが、マレーグマの繁殖経験がある関係者には同情の声があがる。「絶滅危惧種だからこそ種を保存したいという気持ちになる」
 いずれにしても、マレーグマは死んでしまった。公益社団法人「日本動物園水族館協会」(東京)の岡田尚憲事務局長は「動物園にとって大切なのは入園者数でも人気ランキングでもなく、動物の命だ。繁殖に取り組む時は、他の動物園の飼育員にアドバイスを求めるなど、園内外の職員とコミュニケーションを取ってほしい」と訴える。(円山史)

(朝日新聞2015年10月15日掲載)
http://sippolife.jp/article/2015101500003.html

20分以上もオスがメスを攻撃し続けて、殺しちゃうこともある。平均寿命が24-5歳だというマレーグマなのに、発情してない30歳以上のメス熊ウッチーでも妊娠することがある。動画見て言ってるなら聞く耳を持てるかもしれない。

行政監査で大改革したはずが

2015年11月17日 15時34分54秒 | 事件
2006年円山動物園では大改革がスタートした。

・徐々に入場者数が減少し、職員の不祥事も発覚などした札幌市円山動物園は2006年1月から3月にかけて受けた行政監査でも「組織不全」などと厳しい指摘を受けた

・その年を境に地域の大学と連携し、大改革がスタートする

・2006年3月札幌市立大学と「外部から、市役所の枠にとらわれない発想、アカデミックな視点で、再生に向けてのご提言を願いたい」と動物園再生への協力を依頼した

・市民から「私の動物を預かってくれている」と思ってもらえる動物園にするために「アニマルファミリー制度」という仕組みをつくった

・ゾーニングによる施設整備計画を進めることにした

・2008年5月酪農学園大学と「包括的な連携と協力に関する協定」を締結し、「調査研究や情報交換、また相互の人材育成を共同で進めること」と「同学には、動物園という集客施設を研究に最大限活用していただく」ことになった

参照元URL
https://sangakukan.jp/journal/journal_contents/2011/05/articles/1105-03-4/1105-03-4_article.html

行政監査の結果に関する報告書
https://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/restart2006/documents/05kansa.pdf#search='%E5%86%86%E5%B1%B1%E5%8B%95%E7%89%A9%E5%9C%92+%E8%A1%8C%E6%94%BF%E7%9B%A3%E6%9F%BB'

呆れることに、この時も他力本願なのだった。このころから、酪農学園大学とも身内のような関係だということがよく分かった。再生していくとか創造していくとかは自分たちで真剣に考えてしない限り、足が地に着いた仕事はできないのではないだろうか。なぜそんなに自信がないのだろう?希望して来るわけではない職員たちが多いので、たぶん動物を好きでないとアイデアもやる気も湧いてこないのではないかと思う。他人任せにできる有り余る資金力(国民と市民の税金)がどんどん使えてしまうというところにも元凶が有りそうだ。

道外からのお客が多い旭山動物園の成功はプロパガンダの成功によるものだという話もチラホラ聞くので、小菅氏を迎えたから必ずしもうまく行くとは限らないのではないかと、円山動物園の経歴を知って思った。こんなことだったならば、二度あることは三度あるとも言うので期待はできないとも思っている。年老いた動物はないがしろにして、集客力のある赤ちゃんを重きに置くような集客第一の考え方は第二の虐待死亡事件を起こしかねず、うわべだけではない根本からの改革が必要ではないだろうか。なのに、円山は形だけの改善に時間を割いているばかりだ。

つい最近、来年初めにミャンマーにアジアゾウとの交換用動物を送ることが決定し、2017年末には4頭アジアゾウが来る予定だという。リスタートは根本からの大改革が必要で、今のままでは本当に恐ろしい。4年前飼育していたアジアゾウ花子は老衰で死んだとニュースでは発表されているがナナコと同じく蹄のケアが十分できないために立てなくなってしまったゆえの死亡らしい。

アジアゾウは専門的な調教ができる飼育員を外国から雇うくらいでないと新たに迎えてはてはいけない動物だと思う。一気に4頭、繁殖を視野に入れた頭数である。準備期間が短かすぎやしないか。延期を提言できるはずの市民動物園会議も何も知らない人やイエスマンばかりの可能性出てきたし、本当に恐ろしい。



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第26回市民動物園会議のご案内♪

2015年11月16日 09時12分56秒 | 事件
●札幌市円山動物園では、市民の皆様から愛され、「わたしの動物園」と誇りに思っていただける動物園を目指しています。
今後の動物園の方向性を定めた基本構想を、「札幌市円山動物園リスタート委員会」の議論を経て、平成19年3月22日に策定しました。
「市民動物園会議」は、この基本構想の理念に沿った運営に市民が参加できるよう設置しているものです。
会議は、公開して行います。傍聴したい方は、お気軽にご来場ください。円山動物園プラザは円山動物園とは別の入口がありますので、入園料はかかりません。
また、会議終了後、会議録を下記「会議開催結果」において公開しますのでご覧ください。

第26回市民動物園会議 平成27年11月27日開催

  時間:9時30分~12時30分(予定)
  場所:動物園プラザ
  ※傍聴希望の方には、開始時刻15分前から整理券をお配りいたします(定員20名)
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/2015shimindoubutsuenkaigi.html


・傍聴するにはとにかく早く並んだ方がいいかもしれない。

・前回の会議録に書いてあったように、アップでテレビに映るなんてことがないようマスコミには遠慮してもらうそうだし、傍聴人の住所氏名は書かなくていいそうだから札幌市民は怖がらずにどんどん行ってほしいと思う。

・記録道具ボイスレコーダー、カメラ、ビデオカメラなどじゃらじゃら持ってアピールするとかありじゃないだろうか、一人くらい許可してくれるかもしれないし、マスメディアはかたっぱしから拒絶する様子を放映してくれるかもしれないし。(笑)

前回可決された市民動物園会議傍聴要領の制定について考えてみた。

円滑な審議を確保するという観点から、市民動物園会傍聴要領制定すると言っているが、前回までの会議が傍聴人に荒らされて円滑に進まなかったことがあったのか?と聞きたい。ウッチーの事件後の会議において動画の存在を知らないまま、現実の問題を知らないまま会議に出席し、頓珍漢な発言をすることこそ、円滑に進まない状態なのを棚に上げて傍聴人のせいにするなんてことは暴挙という言葉がぴったりだ。

動画がないことにしたままいつも審議を進め、前々回はそれに言及しようとした傍聴人の発言を遮らなければならなかったことこそ、正当で円滑な審議を確保できないということなのだ。出席者に正しい情報を与えないまま会議を開いて決めごとをする、なんてことが平然と行われているのだ。それも公共施設で。民主主義の世の中でもこんなところに独裁社会があったなんて恥ずかしくないのだろうか。

前回の会議でも、ウッチーのことは騒ぎ過ぎとか言い出した委員はあの動画見てないだろうなと思う。本来は円山自身が正確に情報提供をしないといけないことでしょうに。どなたかあの方とお友達になって教えてあげて差し上げたらいいのでは?会議外では傍聴人と話してもメル友になってもいけないなんて、そのうちに言い出すかもしれないなあとけっこう本気で心配している。おかしいことだけど。

あくまでもあの動画に触れさせたくない、知られたくないという姿勢をかたくなに守ろうとする理由は何か・・・見ればわかっちゃうからだろうね。



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びっくりな第25回市民動物園会議

2015年11月15日 20時00分27秒 | 事件
円山の考え方や状況がすごくよくわかるので読んでみると面白い。

●第25回市民動物園会議の会議録
平成27年9月30日(水)午前10時開会
場 所: 円山動物園内 動物園プラザ
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/documents/kaigiroku.pdf

驚くことに、市民動物園会議が開かれることになった目的と逆行する取り決めが可決されていた!映像、写真、録音などの記録が議長の許可がないとできないという。許可は円山にとって人畜無害の人にしか許可されなくなるのではないかと思う。また、会議録の公表もこれが最後になるとしたら、まるで密約会議だ。傍聴人も先着20人とし、マスメディアにも制限を加えるという。なんかすごい流れなんだけど大丈夫だろうか。あの会議ではあの動画はなかったもののような取扱いだし、傍聴人の発言もさえぎることは依然記したが、以下の取り決めを新たに確認したので掲載することにした。

●市民動物園会議の傍聴に関する要領(案)
(目的)
第1条 この要領は、市民動物園会議規則(平成26 年10 月6日規則第66 号)第6条に基
づき、円滑な審議を図るために、動物園会議(以下「会議」という。)の傍聴に関し必
要な事項を定めるものとする。
(会議の傍聴)
第2条 傍聴席は、一般席及び報道関係者席に分ける。
2 傍聴人は、前項に定める席以外の場所において傍聴してはならない。
(傍聴人員の制限)
第3条 議長は、傍聴席の都合により、傍聴人員を制限することができる。この場合にお
ける傍聴人の決定は先着順による。
(傍聴席に入ることができない者)
第4条 次に該当する者は、傍聴席に入ることができない。
(1) 凶器その他の危険物を持っている者
(2) 示威のための旗、プラカード、拡声装置等を持っている者
(3) 異様な服装をしている者
(4) 酒気を帯びていると認められる者
(5) その他議長において会議の秩序維持のため必要があると認めた者
(傍聴人の禁止行為)
第5条 傍聴人は、傍聴席にあるときは、次の行為をしてはならない。
(1) 会議における言論に対して拍手その他の方法により公然と可否を表明すること
(2) 飲食又は喫煙
(3) パソコン又は携帯電話の使用
(4) 会議の妨害又は他の傍聴者の傍聴の妨げとなるような行為
(5) その他会議の秩序を乱す行為
2 傍聴人は、写真、映像等を撮影し、又は録音をする際には、開会前に議長に申し出て
許可を得るものとする。
(傍聴人の退場)
第6条 議長は、会議を公開しないこととした時、又は傍聴人がこの要領に違反するとき
は、退場を命ずることができる。
(その他)
第7条 議長はこの要領において、職員に指示をし、必要な措置を行わせることができる。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/documents/haihushiryo.pdf

市民動物園会議の委員長であり、議長を務める金子氏は酪農学園大学の教授だ。
酪農学園大学といえば、過去にこんなことがあった大学である。

●JAVA「動物実験の廃止を求める会」が動物愛護法違反容疑で札幌地検に刑事告発
http://www.java-animal.org/topics/2010/03/05/2510/

いろいろな動物愛護団体があって、犬猫限定や動物実験限定など範囲を決めて活動しているようだ。動物園動物は特殊みたいでウッチーのことを取り上げてくれてる団体はほとんどない。アメリカのように大きな組織となって協力し合えば、影響力も出てくるのではないかと思う。しかし、なぜか動物の地位は日本では低く、資金もマンパワーも終結しにくいのが不思議だし非常に残念でしょうがない。


間引きについて

2015年11月13日 13時05分55秒 | 事件
まずは小菅氏を参与として投入した記事から

札幌市:「円山」再生手助け 旭山動物園前園長・小菅氏が参与に /北海道
毎日新聞 2015年10月24日 地方版

 マレーグマやマサイキリンなど飼育動物の急死が相次いだ札幌市円山動物園の再生に向けて、アドバイザー役として旭川市旭山動物園の前園長、小菅正夫氏(67)が23日、札幌市環境局の参与に就任した。小菅氏は記者会見で「飼育現場と一致団結して頑張りたい」と意気込みを語った。

 非常勤で、任期は来年3月31日まで。札幌市は、飼育管理体制の見直しや、2018年度を目標に予定しているアジアゾウの導入などに関して助言を求める。辞令を手渡した秋元克広市長は「小菅さんの経験と力を市民の信頼回復に生かしたい。厳しい意見もあるかもしれないが、しっかり受け止めて実現したい」と期待を寄せた。

 円山動物園では、別の個体に襲われたマレーグマが7月に死んだ事故以降も、グラントシマウマやマサイキリン、ニホンザルなどの飼育動物が急死している。小菅氏は、円山動物園では園長や獣医師が市の人事異動で一定期間で交代してしまう現状を念頭に「専従であるべきだと思う。(旭山動物園では)私は長期的視点で取り組むことができた」と述べた。

 小菅氏は北海道大獣医学部卒。1995〜2009年に旭山動物園の園長を務め、野生に近い、動物本来の姿を見せる「行動展示」などで、同園を全国屈指の人気動物園に育て上げた。
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20151024ddlk01010011000c.html(そのうちリンク切れます)

小菅氏は参与として就任してから何回も出勤しているが、ウッチーの件については公に言及していないようだ。ということは、あのようなことはたいした問題ではなくて、特別でもなんでもなく、案外どこの動物園でもやってるってことなのかもしれないとも思えてしまう。

動物を生業としているおおきめの施設、例えば犬や猫の繁殖場、ペットショップ、乗馬施設、動物プロダクションなどではほとんどが表に出さないだけで、自ら手を下さないにしても、こっそり間引き処分していると思う。安心してられるのは保護目的の猫カフェくらいだろうか。

そういう現実を考えてみた場合、同じ展示動物を扱う動物園にも例外はないと考えた方が自然である。

人間の勝手で檻に閉じ込められ、見世物にされ、繁殖相手を決められて都合のいい時に産まされ、数が多くなったりして必要がなくなれば殺されているのが現実なのかもしれない。

だとすると

〇円山動物園の基本理念は「人と動物と環境の絆をつくる動物園」
〇円山動物園の役割は「高度な飼育技術を生かして希少動物の繁殖を担うこと」や動物を通し「いのちの大切さ」や「親子の愛」「地元の自然環境を思う気持ち」を伝えること…


とうたっている内容と現実はあまりにも矛盾があり、ダブルスタンダード(二律背反)すぎやしないか。これが世の中の現実なのだとすればあまりにも悲しい。公園としてだけではなく博物館という教育施設でもある立場であるなら、子供たちにどのように説明しろと言うのだろうか?

「円山動物園の概要」参照↓
https://www.city.sapporo.jp/kansa/f02keka/documents/hoka260324_02.pdf#search='%E5%8B%95%E7%89%A9%E5%9C%92%E3%81%AE%E5%8B%95%E7%89%A9+%E6%B3%95%E7%9A%84%E3%81%AA%E4%BD%8D%E7%BD%AE'

動物園での口減らし目的の間引きが法的に赦されることだとしても、動物の処分(できれば使いたくない嫌な言葉である)は安楽死など苦痛をできる限り与えない方法で処分するということは守らなければならない。

ウッチーが間引き処分されたのだとすると処分の仕方が問題で、執拗に何回も雄熊に襲わせて苦痛を与えたのは動物愛護法に違反している可能性は大きく、刑事罰の適用が精査されるべきである。札幌市民の財産である動物を勝手に処分するようなことがあるなら足を洗ってほしいと思う。

今、長寿ギネスを狙えたウッチーという日本の誇りであるマレーグマを虐待しながら殺したという事件はこのままでは済ませないぞというプロジェクトが進行中みたいなので、その日に備えて、首を洗っておいた方がいいと思う。

円山動物園も所属している日本動物園水族館協会によると動物園と水族園には次の4つの目的があるという。
〇種の保存
〇教育・環境教育
〇調査・研究
〇レクリエーション

●絶滅危惧種のウッチーの命を軽視し傷つけ死なせた
●その様子を学生や子供たちにも見せた
●同居訓練なるものを何も調べず決めた
●その結果残虐なショー?を何度も来園者に見せた

このように円山動物園は真逆なことをやっているのに、協会を除名にならないのはなぜだろうか?指導くらいは入ったのだろうか?そうでなければ、ただの天下り機関の一つに過ぎなくなる。たくさんの抗議メールが送付されたことだと思うので、回答書くらいサイトに載せる義務があるだろうに、ウッチーの事件については一言も触れていない。一体お仕事は何してるのって聞きたくなってしまう。

日本動物園水族館協会のサイト↓
http://www.jaza.jp/index.html

今春にイルカ漁に対するニュースで日本の水族館からイルカショーが今後消滅する恐れがあるとにぎわした内容が書いてあるページを見つけたので貼らせていただいた。

WAZA(世界動物園水族館協会)がJAZA(日本動物園水族館協会)の会員資格停止を決定!
http://animalnetwork.jimdo.com/2015/04/27/waza-%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%8B%95%E7%89%A9%E5%9C%92%E6%B0%B4%E6%97%8F%E9%A4%A8%E5%8D%94%E4%BC%9A-%E3%81%8Cjaza%E3%81%AE%E4%BC%9A%E5%93%A1%E8%B3%87%E6%A0%BC%E5%81%9C%E6%AD%A2%E3%82%92%E6%B1%BA%E5%AE%9A-%E5%A4%AA%E5%9C%B0%E7%94%BA%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AB%E7%8C%9F%E5%95%8F%E9%A1%8C/

結局要望を受け入れて除名処分にはならなかったが、ウッチーの事件でさらに国際社会から取り残されることにならないように、しっかり対処する必要があることを関係機関は認識してほしいと思う。

ウッチーの事件は国際的にも
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動物虐待のチェック事項

2015年11月10日 20時03分53秒 | 事件
動物虐待をチェックできるようにわかりやすく書いたサイトを見つけたので掲載させていただいた。

■一般家庭において

•餌が十分でなく栄養不良で骨が浮き上がって見えるほど痩せている(病気の場合は獣医師の治療を受けているか。高齢の場合はそれなりの世話が出来ているか。)。
•餌を数日入れ替えず、餌が腐っていたり、固まっていたりして、食べることができる状態ではない。
•器が汚く、水入れには藻がついている。あるいは、水入れがなく、いつでも新鮮な水を飲むことができない(獣医療上制限されているときを除く)。
•長毛種の犬猫が手入れをされず、生活に支障が出るほど毛玉に覆われている。
•爪が異常に伸びたまま放置されている。
•(繋ぎっぱなしで散歩にも連れて行かず、)犬の糞が犬の周りに何日分もたまり、糞尿の悪臭がする。
•外飼いで鎖につながれるなど行動が制限され、かつ寒暑風雨雪等の厳しい天候から身を守る場所が確保できない様な状況で飼育されている。
•狭いケージに閉じ込めっぱなしである。
•飼育環境が不衛生。常時、糞尿、抜けた毛、食餌、缶詰の空やゴミがまわりにちらかっており、アンモニア臭などの悪臭がする。
•病気や怪我をしているにもかかわらず、獣医師の治療を受けさせていない。
•リードが短すぎて、身体を横たえることができない。
•首輪がきつすぎてノドが締めつけられている。
•しつけ、訓練と称するなどし、動物に対し殴る、蹴る等の暴力を与えたり、故意に動物に怪我をさせたりする。
•事故等ではなく、人為的に与えられたと思われる傷が絶えない。


 ■動物取扱業者等において

•ケージが狭く、動物の排泄物と食餌が混在した状態で放置されている。動物が排泄物の上に寝ている。
•常時水を置いていない。あるいは、水入れはあるが中に藻が付いていたりして不潔である。
•幼齢にもかかわらず、食餌を適切な回数与えず(例えば朝晩の2回のみ等)、また、それで問題ないと説明している。
•糞尿が堆積していたり、食餌の残渣が散らかっていたりして、清掃が行き届かず、建物内、ケージから悪臭がする。
•動物の体が著しく汚れている。
•病気や怪我をしているにもかかわらず、獣医師の治療を受けさせていない。
•飼育環境が飼育している動物に適していない
(温度・湿度の調整も含む)。例えば、西日が当たるなど建物内の温度が上昇した場合、あるいは、その逆で、冬季に低温となった場合に対応しない。
•多頭飼育で、飼育環境が不衛生。常時、糞尿、抜けた毛、食餌、缶詰の空やゴミがまわりにちらかっており、悪臭がする。
•ケージ内で動物を過密に飼育している。
•店内の大音量の音楽、または過度の照明にさらされることにより動物が休息できない。
•しつけ、訓練と称するなどし、動物に対し殴る、蹴る等の暴力を与えたり、故意に動物に怪我をさせたりする。
•体調不良、不健康な動物をふれあいや散歩体験等に使用する。
•出産後、十分な期間(離乳し母体が回復するまでの間)を経ずに、また繁殖させる。
http://www.inunekonet.jp/abuse.html

警察に通報すれば見に行って注意くらいはしてくれるはず。そうすれば目撃者、証人が増える。公務中であれば、警察官の写真や会話を録音しても拒めないはずなので、とにかく色々な証拠をとっておくに越したことはない。あの動画があったからこそウッチーは犬死を免れたのである。本当に感謝です。ウッチーの無念をはらしてあげられるのかどうかはこれからが正念場だ。



ウッチー
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違法性がない場合

2015年11月10日 14時35分15秒 | 事件
前回の記事で動物園動物がどんな法律に守られているのか書いてみた。ここでは矛盾に思えるような盲点とも言える事例について書こうと思う。

●個人的には非常に残念でならないが、動物を殺傷しても罪に問われない場合がある。みだりにでなければ良いのだがどんな場合があるのか考えてみてほしい。

そこでクイズです。以下の中で違法性が問われないものはどれでしょう?

闘犬、闘鶏、イヨマンテ(アイヌ民族の熊祭)、ハブとマングースの決闘ショー、愛護動物を食べるために殺すこと




ヒント
歴史的、伝統的はOK





答え
〇闘犬、闘鶏、イヨマンテ、愛護動物を食べるために殺すこと
×ハブとマングースの決闘ショー

(これらのソースはどこに書いてあったか失念してしまった。思い出せたらURLを後日貼らせていただきたいと思う。)

条例によって禁止されている場合もあるが動物愛護法では罰せられない。新大久保?の犬鍋屋が摘発されないのはこのためではないかと思う。

土佐犬で有名な闘犬自体は声を出したら負けなどとするルールがあるので、試合で死ぬことはあまりないらしいが、老犬の口を縛って若い犬に咬ませることもあると言う「咬ませ犬」という調教法は愛護法に引っかかるのではないかと思う。というか悲惨すぎるので止めてほしい。

また、シャモなどによる闘鶏場は極めて少ないようだが役場とかが案内を出しているのはびっくりした。そんなに残酷ではないのだろうか。イヨマンテは一度禁止されたが再び許可されたという。見てられないと言う話は聞く。熊は害獣だからなのか?理解に苦しむ。

最後のOKなケースは深く考えさせられる事例である。愛玩動物の代表ともいえる犬や猫でさえも、食べるためだったらしかたがないね、という解釈は現代において必要なのだろうか。昔は犬を食べていたと言うが、このケースも理解に苦しむ。

では唯一のダメな事例についてだが、一昔前は客寄せのために盛んに行われていたヘビとマングースの決闘ショーは禁止された。この場合ヘビは愛護動物でないので、殺しても罪に問われないがマングースは哺乳類だからダメということになる。どっちかが死ぬまでの死闘だから、「みだりに」という部分には両方とも引っかかるのだと思う。

ここで、大切なことは例え伝統行事だとしても、苦しめたりして、みだりに傷つけたり、殺したりというようなことであれば動物愛護法違反となるということだろう。いくら伝統の神事や祭りでも動物を棒でたたいたり、殴る蹴るなど苦しみを与え続ける暴行は慎まなければならないと思う。

以上のような「例外」は動物の福祉について後進国の日本だから赦されているのかもしれないと思うと恥ずかしくなる。穏やかでおとなしいはずの農耕民族の日本人が動物を物のように扱う国民性は一体どこから来るのか不思議でならないし、なぜ動物は器物なのかどうしても納得できないでいる。今春イルカに対する海外からのバッシング(JAZAがWAZA除名の危機だった)を受け入れたことから、これらのこともおいおい禁止としていく方向になって行くのではないだろうか。

さて、もう一つの例外がある。なぜ?と思うことがあるはずだ。とても大きくて先進国としては恥ずかしい大問題・・・。

●犬猫の殺処分にはなぜ違法性がないと判断されているのかというと以下の条文があるからだと思う。

動物愛護法
第三十五条  都道府県等(都道府県及び指定都市、地方自治法第二百五十二条の二十二第一項 の中核市(以下「中核市」という。)その他政令で定める市(特別区を含む。以下同じ。)をいう。以下同じ。)は、犬又は猫の引取りをその所有者から求められたときは、これを引き取らなければならない。ただし、犬猫等販売業者から引取りを求められた場合その他の第七条第四項の規定の趣旨に照らして引取りを求める相当の事由がないと認められる場合として環境省令で定める場合には、その引取りを拒否することができる。

2  前項本文の規定により都道府県等が犬又は猫を引き取る場合には、都道府県知事等(都道府県等の長をいう。以下同じ。)は、その犬又は猫を引き取るべき場所を指定することができる。

3  第一項本文及び前項の規定は、都道府県等が所有者の判明しない犬又は猫の引取りをその拾得者その他の者から求められた場合に準用する。

4  都道府県知事等は、第一項本文(前項において準用する場合を含む。次項、第七項及び第八項において同じ。)の規定により引取りを行つた犬又は猫について、殺処分がなくなることを目指して、所有者がいると推測されるものについてはその所有者を発見し、当該所有者に返還するよう努めるとともに、所有者がいないと推測されるもの、所有者から引取りを求められたもの又は所有者の発見ができないものについてはその飼養を希望する者を募集し、当該希望する者に譲り渡すよう努めるものとする。

5  都道府県知事は、市町村(特別区を含む。)の長(指定都市、中核市及び第一項の政令で定める市の長を除く。)に対し、第一項本文の規定による犬又は猫の引取りに関し、必要な協力を求めることができる。

6  都道府県知事等は、動物の愛護を目的とする団体その他の者に犬及び猫の引取り又は譲渡しを委託することができる。

7  環境大臣は、関係行政機関の長と協議して、第一項本文の規定により引き取る場合の措置に関し必要な事項を定めることができる。

8  国は、都道府県等に対し、予算の範囲内において、政令で定めるところにより、第一項本文の引取りに関し、費用の一部を補助することができる。

第四十条  動物を殺さなければならない場合には、できる限りその動物に苦痛を与えない方法によつてしなければならない。

ここでおさらい
「愛護動物とは・・・
次の①又は②の動物であり、実験動物や産業動物を含みます。
① 飼い主の有無にかかわらない全ての「牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、
いえうさぎ、鶏、いえばと、あひる」
② ①以外で人に飼われている「哺乳類、鳥類、爬虫類に属する動物」愛護動物」
環境省の「動物の愛護及び管理に関する法律のあらまし」のパンフレットより
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/1903.html


牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと、あひるのほとんどは実験動物にも産業動物にもなり得る存在だ。犬猫を含む彼らが食べる為にも実験のためにも殺されている現実と家庭動物で愛玩動物で、実験動物でもなく、家畜などの産業動物でもないはずの犬猫が、むやみに捨てられみだりに殺されているというこの二つの現実をどう解釈したらいいのだろうか?

そこに共通しているのは命の軽視だ。調べてみたら世界的には実験動物を使わない方向に進んでいることや毛皮反対運動など、動物愛護の意識が高い。だが、愛護先進国では廃止になったが、日本は食用豚の去勢、断尾、抜歯などの無麻酔手術が普通のことだということからも動物たちの命や福祉は軽んじられているようである。

物としての扱いならば何もおかしくはないのだろうが、せめて少しでも痛みによるストレスを与えないために止めるべきだと思う。ここで、競走馬でさえも家畜扱いだという日本の動物業界の感覚が、動物業界においてまかり通っているのならば、動物園動物の扱いだけ特別にできるのだろうかという疑問が湧いてくる。

動物園の不要になった動物も職員が処分することに違法性はないのかどうか?動物愛護法の条文からその答えを導き出す力がないのが悔しい。

いずれにせよ、前出の環境省のパンフレットにあるように、動物同士闘わせてみだりに傷を負わせたり、ケガを負う恐れのある行為をして、苦しめながら処分することは動物愛護法に抵触することは間違いないし、残虐な死なせ方をした部分では逃れることはできないと思う。

今まで詳しく調べてきた結果、円山動物園がウッチーにしたことはネグレクト型どころか立派な身体的かつ精神的な虐待として刑事罰を問うことができるのではないかと思えるようになった。たとえ、執行猶予や罰金刑だけだとしても実刑には大きな意味があると思う。国際社会から少しは認められることにもなるし、動物業界への警告にもなるからだ。

今後、ウッチーの虐待事件が告発されて捜査が始まるとすれば、動物愛護に関する専門性が必要になってくるのかもしれない。道警にその力があればいいのだが、今までにないケースだけあって、彼らにとっては面倒くさい事件であることは間違いないだろう。ダメなら検察の方に告発状を持っていくくらいの覚悟が必要なのではないかと思う。受け取る側は公務員同士のかばい合いをせずに、公僕としての義務をしっかり果たしてほしいと、ウッチーのことで心を痛めているたくさんの人たちが思っているはずだ。紛れもなく動物園史上、前代未聞の重要な判例を作ることになるのだから。



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動物園の動物とは2

2015年11月10日 13時11分31秒 | 事件
前回ウッチーは愛護動物であり、展示動物(動物園動物)であると書いた。もう少し深く掘り下げてみようと思う。

●動物園は第一種動物取扱業登録をしなければなりません。(動物愛護法第十条~)
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/doubutsu/siyou/touroku.htm

「第一種動物取扱業を営業するときは

動物の販売・保管・貸出し・訓練・展示・その他(競りあっせん、譲受飼養)の各業を営もうとする方は、「動物の愛護及び管理に関する法律」により、都道府県知事(指定都市にあっては、その長)への登録が必要です。

また、第一種動物取扱業者は販売する動物の状態の事前確認、購入者に対する事前説明、適切な飼養又は保管、広告の表示規制、標識や名札(識別章)の掲示、動物取扱責任者の配置、自治体が行う年1回以上の研修会受講(動物取扱責任者)等が義務づけられます。」

取扱動物とは↓

哺乳類、鳥類又は爬虫類に属する動物
ただし、畜産農業に係るもの及び試験研究用又は生物学的製剤の用に供するために飼養し、又は保管しているものを除く

「畜産農業に係るもの」とは、乳、肉、卵、皮革、毛皮等の畜産物の生産及び乗用、使役、競走用等の畜力の使用を目的として飼養又は繁殖されるもの


円山動物園はなぜだか展示だけではなく販売、保管、貸出、訓練の第一種動物取扱業登録がしてある。いまだにニホンザルを実験施設に売っているのだろうか?また、登録者は普通は代表者なので市長のはずだが、園長名で登録してあるのが不思議。サイトのトップページに掲載するべきなのに何度も掘り下げて行かないとたどり着けないところに掲載してあるのは義務違反である。登録業務を行う市自身が模範を示すべきなのに、してないのは大問題のはずだ。信じられないほどいい加減でため息が出てしまう。↓

円山動物園の「動物取扱業に関する表示」が掲載してあるページ↓
http://www.city.sapporo.jp/zoo/info/riyo/info.html

これで、第一種動物取扱業者として守るべき法律や基準が増えることになる。

第21条 第一種動物取扱業者は、動物の健康及び安全を保持するとともに、生活環境の保全上の支障が生ずることを防止するため、その取り扱う動物の管理の方法等に関し環境省令で定める基準を遵守しなければならない。

円山動物園が守ってないと改善勧告で指摘された基準については■動物の愛護及び管理に関する法律■をの当ブログ記事を参照のこと↓
http://blog.goo.ne.jp/inochikirameite/e/629c7deb3f7feca58eb24d16f6596c04

前回と今回で、動物園動物について認識を新たにし、どんなことを守りながら動物園動物を飼養していかなくてはならないかを整理してみた。次回は例外について書いてみたいと思う。


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動物園の動物とは

2015年11月07日 13時47分39秒 | 事件
「動物愛護法はペットの法律だ」といった誤った見解を持つ動物園関係者も多いと聞く。彼らが動物愛護法が動物園動物に適用されるのかどうかを知らないのだとしたら動物たちにとってはこの上ない不幸である。円山動物園による虐待で非業の死を遂げたウッチーは動物として一体どんな立場にいたのか、調べてみることにした。

●マレーグマのウッチーは動物としてどんな立ち位置にいたのか

・1985年以前に生まれ、推定年齢30歳以上の国内最高齢を更新していた雌のマレーグマ
(長寿記録としてはベルリン動物園で1997年3月2日に死亡した個体(メス)の35歳10ヶ月)

・マレーグマはクマ科マレーグマ属の熊で平均寿命は飼育下で24歳ー25歳というからウッチーは人間でいうと80~100歳だくらいった

・きれいな青い目をした人なつこい性格のおばあちゃん熊だったが、まだまだ元気で美しくピンピンしていた

・人間の飼養下にない野生動物ではなかった

・人間の飼養下にある展示動物であった

・28年前から円山動物園にて愛嬌を振りまいてきた動物園動物であった


●動物の分類についてまとめてみた↓
            
A.人間の飼養下にない動物 
             ①野生動物
             ②ノラ生活の動物

B.人間の飼養下にある動物
    ①産業動物※(経済動物)…畜産農業動物、家畜など 
    ②実験動物…実験、研究、教育、試験、製造などの科学上の利用に使用される動物
    ③展示動物…動物園動物、水族館動物、撮影動物、販売動物、ふれあい動物など
    ④家庭動物…愛玩動物(ペット)伴侶動物(コンパニオンアニマル)など

※産業動物とは産業等の利用に供するため、飼養し、又は保管しているほ乳類及び鳥類に属する動物をいう。産業動物の飼養及び保管に関する基準 第二(1)産業動物の定義 http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/sangyo.html


●展示動物であり動物園動物だったウッチーは愛護動物でもあった。

<動物愛護法上の愛護動物とは>

「動物愛護法第四十四条 4 一 二

一  牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと及びあひる

二  前号に掲げるものを除くほか、人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬虫類に属するもの」

猫をねこと書いたり、説明が妙にわかりにくく書いてあるのはなぜかわからないが、わかりやすく書いてみた。

愛護動物とは
牛,馬,豚,めん羊,やぎ,犬,ねこ,いえうさぎ,鶏,いえばと,あひる( 野生やノラを含む)と人が占有している哺乳類,鳥類,爬虫類(脊椎動物のうち生涯肺呼吸の動物)のことである。


このようなことから、ウッチーが愛護動物として法的に守られていることがお解りいただけるだろう。その大切な条文はこれだ。↓

「第四十四条  愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金に処する。

2  愛護動物に対し、みだりに、給餌若しくは給水をやめ、酷使し、又はその健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束することにより衰弱させること、自己の飼養し、又は保管する愛護動物であつて疾病にかかり、又は負傷したものの適切な保護を行わないこと、排せつ物の堆積した施設又は他の愛護動物の死体が放置された施設であつて自己の管理するものにおいて飼養し、又は保管することその他の虐待を行つた者は、百万円以下の罰金に処する。」

動物愛護法で違法とされる「みだりに殺傷する」の「みだりに」は解釈はちょっと曖昧だ。みだりには言い換えると「むやみに」ということだが、みだりにと判断されれば違法でみだりでなければ違法でないという個人の主観によって解釈の差を生じる非常にアバウトな表現が使われていることは問題だと思う。

具体的にどういうことが違法なのかなのかというと環境省による公的な見解がある。


●ウッチーが受けた虐待について当てはまるものを赤字で色づけてみた

「動物の愛護及び管理に関する法律のあらまし」

積極的(意図的)虐待の例(やってはいけない行為を行う・または行わせる)
・殴る、蹴る、熱湯をかける、動物を闘わせるなど、動物がけがを負う
又はけがを負う恐れのある行為
や暴力を加える
心理的抑圧、恐怖を与える
・酷使するなど

ネグレクトの例(やらなければならない行為を怠る、放棄する)
・世話をしないで放置する
健康管理をしないで放置する
・病気を放置する(ケガが抜けている)
健康や安全が保てない場所に拘束して衰弱させる
・排せつ物の堆積した場所や、他の愛護動物の死体が放置された場所で
飼養するなど

※個々の案件に係る判断は動物及び動物の所有者等の置かれている状況等を考慮して個別に行われます。
つまり不必要に強度の苦痛を与えるなどの残酷な取扱をすることをいうが、具体的には
・対象行為の目的、手段、態様等及び当該行為による苦痛の程度等を総合して判断する
・社会通念としての一般人の健全な常識により判断する

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/1903/pdf/full.pdf#search='%E3%81%BF%E3%81%A0%E3%82%8A%E3%81%AB%E6%AE%BA%E3%81%99%E3%81%A8%E3%81%AF+%E7%92%B0%E5%A2%83%E7%9C%81'
環境省自然環境局総務課動物愛護管理室平成26年3月発行
所在地:〒100-8975 東京都千代田区霞ヶ関1-2-2
http://www.env.go.jp/nature/
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/

●ウッチーが受けた扱いは28年間の功労に値するどころか恩をあだで返すようなむごいものであった

家庭動物の次に愛情も思い入れも人から受けて育ち、人慣れもするだろうはずの展示動物が産業動物のようにあっけなく命が奪われ、産業動物よりも苦しみぬいて死ななければならなかった理不尽さに怒り震えるのである。

身内である札幌市の動物管理センターが検査に入っても、指摘したのはネグレクト虐待のみであった。これが公正な行政指導であり、行政処分なのだろうか?こんなことがまかり通るのなら、動物園はない方がいい。税金とお金を払って苦しみや悲しみを味わいに行くなんて馬鹿げている。ウッチーの事件を通してこれまで、円山動物園の自浄作用が形骸化したり麻痺していることを思い知った。もう、あまりの傍若無人さに動物に関しては独立したアニマルポリスみたいなものが必要なのかもしれないと真剣に思うようになった。

マハトマ・ガンジー (1869-1948)
「国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る。」



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