人と組織の創造性を高める「ワイガヤ フォーラム」

「顧客の立場で価値について語り合う」ワイガヤを通して、人と組織の創造性は醸成されます。

「創造性を高める」とは?

2014-02-28 09:43:35 | 日記

「人」と「組織」の創造性を高めることを考える時、イノベーションを3段階で考えると分かりやすくなります。まずは、良いアイディアを沢山出す段階、次に出てきたアイディアの価値を認知してコンセプトに変換していく目利きの段階、良いコンセプトとして選ばれ評価されたものを具現化していく具現化の段階、それぞれに障壁があり可能性を高めるために必要な要素があります。その要素を重視し強化することで創造性が高まると考えています。ワイガヤフォーラムでは、イノベーションが盛んだった企業の創業期を研究し、創造性を高める重要な要素を考えてきました。ワイガヤという言葉は、本田宗一郎氏が創業した本田技研工業で使われていた自由闊達なアイディア出しをする際、使われた用語です。ワイガヤとは、ワイガヤが行える組織風土を持っている企業が行う「アイディア出し」の進め方です。その基盤には共通の考え方(フィロソフィー)が核となりイノベーションの3段階において強く影響を与えています。ワイガヤフォーラムでは、ホンダの創業期の企業風土やフィロソフィーを基に、「人」と「組織」の創造性を高めるための活動を支援しております。 

1.良いアイディアを沢山出すためには、

「人」の様々な体験により蓄積された潜在意識、言い換えるとその人の持つ「持ち味」を持って、現場の観察や世の中の変化を認知することで、自然にひらめくアイディアを積極的に出させることが重要と考えます。重要な要素は、「持ち味」と「持ち味」を創りだす良質な体験、ならびに現場観察や世の中の変化の認知にあると思います。

ワイガヤフォーラムでは、この流れを促進することや、現場観察や世の中の変化の認識を高めることを支援させていただきます。アイディアを沢山出させ、価値を認識しそのアイディアを価値の側面で評価する、これを繰り返すことで、良いアイディアとは何かを理解させ、良いアイディアを沢山出す訓練を行います。

2.価値を考えてコンセプトを磨いていく

良いアイディアが沢山でれば、良いアイディアが示す価値を熟慮し本質的な価値について議論することで、コンセプトを創り上げていきます。ここでまた現場観察や世の中の変化の認識、または価値の提供先(顧客の立場で価値を考える)の観察を繰り返して、コンセプトが含む未来価値を見出していきます。新価値は、世の中になかったコトですので、10人中9人が否定することは想定されます。未来価値について目利きのできる人が支え、協力することが重要です。ワイガヤフォーラムでは、10人中9人に否定されながら開発を実現したワイガヤ経験者が支援いたします。

3.コンセプトを具現化する

コンセプトの具現化段階では、持ち得る資源を最大限に活かして具現化を進めるわけですが、ワイガヤフォーラムでは業界によっては具現化段階での技術等の知見がある支援者がいない場合があります。その場合は、ワイガヤについて理解のある知見者のネットワークの中から支援を仰ぐことはできます。従いまして、ワイガヤフォーラムからの支援については、この段階では限界があると言えます。但し、分野と分野の境界線に新たな融合分野が見出されることもあり、異分野の支援者の知見がお役に立つことも考えられます。いわゆる今まで考えられなかった技術の融合によって価値が産み出される可能性があると考えます。ワイガヤを試してみる価値はあるのではないでしょうか?

また、具現化段階では、投資が必要になります。スポンサーが必要です。企業内では、トップや決裁権のある責任者の理解が必要であり、個人としてはスポンサーを説得する必要があります。ワイガヤフォーラムでは、この状況を想定して予めアイディア出しの段階から社内トップや決裁権のある責任者の理解を得ること、巻き込むこと、を進めていきます。また、ご要望があれば、その都度アドバイスを中心とする支援をさせていただきます。


1 Comments

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Unknown (Unknown)
2015-04-29 09:28:06
体験的に、役立つ内容と思いますので、詳しく教えてください。メールで
連絡させていただきます。
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