人と組織の創造性を高める「ワイガヤ フォーラム」

「顧客の立場で価値について語り合う」ワイガヤを通して、人と組織の創造性は醸成されます。

Steve JobsとInnovation

2013-04-23 13:55:14 | 日記

スティーブジョブズが成し遂げたイノベーションは、今では「イノベーション」を考えるとき欠かせない伝説と言えるでしょう。特にピクサーでの活躍が始まった時期からPad完成までは、彼が好きなことを成し遂げていき、世界を変えるという夢を実現させた黄金期を観ることができました。イノベーションを考える上でとても参考になる事象を同時期にメディアや製品を通じて体験することができましたね。 

スティーブジョブズは、アップルを創業した時期から「本の様に手に取って使用するコンピュータ」をイメージしていました。PCの開発を始めたころからです。どのような情景の中で何をするかを心で描いています。夢を実現するために狂った様にこだわって取り組む様は、「人」が「思い」を持った時にどこまで突き進めるかを最大限に魅せてくれました。実現のために突き進む様は、取り組む人によって様々です。その様をそのまま見習うべきかについては、判断が必要だと思います。但し、「思い」を持つことと「夢」を描くことは、我々凡人でも参考にして良いでしょう。 

スティーブジョブズのイノベーションは、アイディアと想像を基に技術の裏付けを進めます。「リベラルアーツ(=?人文科学)と技術の交差点でイノベーションが起こる」という表現がされています。つまり技術スペックの進歩の方向とは異なり、技術的な可能性よりも人(自分・顧客)が喜ぶことをはじめに考えて、そのこだわりを実現するために無理やり現実歪曲フィールドに回りの人々を巻き込みます。だから世の中にないラディカルなイノベーションを実現できたのです。伝記では「ダミー」という表現が使われていましたが日本企業の開発が「ダミー」づくり(技術スペックを高めるだけ、又は同類製品の開発)だけをしないことを望みます。 

「思い」を持つため、「夢」を描くためには、良質体験と現場観察そしてワイガヤが役立ちます。是非ともワイガヤフォーラムへのご参画をお勧めします。

ご連絡は、E-mail:satoshi_okano@jma.or.jpまで。