人と組織の創造性を高める「ワイガヤ フォーラム」

「顧客の立場で価値について語り合う」ワイガヤを通して、人と組織の創造性は醸成されます。

アイリスオーヤマ 大山社長のお話から

2013-07-10 17:29:58 | 日記

アイリスオーヤマ 大山健太郎社長のお話によると、倒産から復活させ今のアイリスオーヤマを支える社内のしくみとして、新商品開発会議があります。これはまさにワイガヤによる価値創造と商品化に向けたコンセプト創造 そのものです。

当時、窮地に立ったアイリスオーヤマでは、新商品開発に向けて、組織横断的に4~5名が集まって商品化に向けた知識融合を行いました。実は、これで経験融合や現場観察による価値の融合を行っているのです。 売れる商品の開発をワイガヤで行っていたのです。

記事から:新商品開発会議が生まれた理由もまた、当時の課題解決にあった。大山社長は、この会議が誕生した30年前をこう振り返った。「それまでアイディア出し、図面起こしなど、1人5役くらいやっていた。それでは追いつかないということで、あるプランターの新製品開発の際、デザイン系の社員を採用した。デザイナーはデザインできるけれど、ものづくりの知識はない。マンツーマンで教えたけど、今度は『営業の知識もなければいけない』ということで、結局、ミーティングルームにデザイナーと製造系、営業系、開発系、私が一緒になって、4、5人でプレゼンした。それが新商品開発会議の始まりです」

結果として、ワイガヤによる多様性価値の融合が行われて新たなアイディア→新価値創造を行うことができていくことになります。 そして、新商品開発会議で必要なことは、ワイガヤフォーラムで取り組む課題と同様です。 

記事では、新商品開発会議によって解決される課題は3つあり、それは「縦割りの弊害打破」「組織の活性化」「事業のスピード化」と説明されてます。 

組織横断的に、良いアイディアを出し合い、創造的な組織が協力することで新商品がブルーオーシャンで勝ち抜くことができる。ということです。このような組織ではアイディアへの思いが高まり、自動的に事業スピードも増してきます。良いアイディアを沢山だしあい、研磨して商品化に結び付けるサイクルが連続的に回されていきます。このようなサイクルがよく回る組織がワイガヤフォーラムが目指している創造的な組織風土なのです。

記事は、以下でご覧になれます。

http://bizgate.nikkei.co.jp/article/6751523.html