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Infinite Sounds

JazzやRockを中心にDeep、Creative、Spiritualな音源を紹介していきます。

2012 October DJ Chart !!!!!

2012-10-31 00:28:22 | DJ Chart

恒例のチャートです。今月はなんとか間に合いました。

えげつないレコード買いすぎて金欠です。

01. Peter Brotzmann Han Bennink / Atsugi Concert / GUA-BUNGUE

Atsugi

02. 渋さチビズ / なのか / Fuwa Works

Sibutibi

03. Tohru Aizawa Quartet / Tachibana / Private

Tachibana

04. 日野皓正・ミーツ・レジー・ワークマン / Aパート / CANYON

Apart

05. Harold E. Smith Mike Kull Joe McPhee / Trinity / CJR

Cjr3

06. Karl Berger & Edward Blackwell / Just Play 1976 / Quark

Karled

07. John Surman, Barre Phillips, Stu Martin / The Trio / Dawn

Thetrio

08. Michel Portal, John Surman, Barre Phillips, Stu Martin, Jean-Pierre Drouet

      /  ALORS!  / FUTURA

Alors

09. Sylvain Kassap / L'Arlesienne / Nato

Sylvanin

10. Pierre Henry, Gilbert Artman, Urban Sax / Paradise Lost / Phillips

Pierrehenry


ジャズ批評 170号 ENJOY BIG BAND

2012-10-25 19:04:25 | その他

10月24日発売のジャズ批評170号(特集ENJOY BIG BAND)より

連載「Other Aspects」をかかせていただくことになりました。

1回目は Don Cherry 北欧在住時代の音源を3枚紹介しています。

よろしければ書店で手に取ってみてください。

ジャズ批評 http://www.jazzhihyo.com/

Jazzhihyo170085


10/13 Randy Weston Billy Harper Duo at 上賀茂神社 ライヴレポ。

2012-10-19 01:44:46 | Event

 

News02

 2012年10月13日のことだった。待ちに待ったRandy WestonとBilly Harperのライブを見にいった。場所は京都の世界遺産上賀茂神社で主催は京都出町柳のジャズ喫茶Lush Life。ぼくがRandy Westonに最初に出会ったのは大阪の中古ジャズレコード屋seeedでたまたま手にしたレコードを試聴しアフリカを憧憬させるメロディーに感銘をうけ即座に気にいり購入した”African Cookbook”というアルバムだ。BillyHarperへの出会いはジャズを聴き始めレコードを色々買い始めたころ、値段も手頃で白黒ジャケットでサックスを吹き直立不動の姿が妙に印象深いStrata Eastから出ている”Capra Black”というアルバムを手にしたのが始まりだと記憶している。両者ともこの出会いをきっかけにクレジットに名前をみつければ意識していたミュージシャンのため、この二人の解合は非常に興味があり心待ちにしていた。

 会場の上賀茂神社につくとすでに老若男女たくさんの人だかり。顔見知りのスタッフに挨拶し会場内に入場した。世界遺産の神社、秋の虫の音が響き渡る境内ということも重なり、普段のジャズライブとは空間の趣が異なる演出がすでになされており、二人の登場を期待せずにはいられなかった。

 司会のアナウンスが終わり照明が落ちる。二人が登場する。サングラスをかけ、ベレー帽をかぶったRandy Westonはまさにジャズミュージシャンという風貌でオーラをはなち、革ジャンをはおり黒ずくめの衣装で姿勢正しく直立するBilly Harperからは真摯に音楽に取り組んできた姿を彷彿させた。

   ライヴが始まる。アーシーでブルージー、時にスピリチュアルなBilly Harperのテナーサックス。風貌どおりの洒脱軽妙なRandy Westonのピアノ。二人の交感にあっという間に時間が過ぎる。この二人による演奏は、ジャズの歴史の中でこれからの音楽を更新していくという革新性は感じさなかったが、叙情的かつ神秘的で心に染みこんでいく表現力豊かな演奏はぐいぐい心に浸透していいった。革新性を凌駕する表現性。素晴らしいライヴだったとしか言い様がなかった。

   非日常の世界へトリップしてくれる演奏、そんなライヴはまず見ることはないであろう。二人の解合は非日常で清らかな世界へ連れて行ってくれる。そんなことを考えながら、堀川通りを自転車で南下し、日常の猥雑な世界へ帰っていった。