2012.3.1 Bazaar at Collage

今週の木曜日は恒例のBazaar at Collageです。

ワールドミュージック祭り！他にはないイヴェントです。

是非遊びに来てください！

●Bazaar at Collage

【時間】20：00　～　1:00
【料金】Door : 1000yen with 1D
【選曲】井上和洋(Infinite Sounds,Do it Jazz!)  / esreko（Sovyetskiy Brezhnev）/ YAMASHIRO（THE DRAKE TONES , Or Glory Kyoto）/
大石勇介（URBAN CUBAN　LA ESPERANZA）　/

　アフロ、ブラジル、レゲエ、ラテン、ガムラン、アラビア音楽、インド音楽などな
ど世界中にはさまざまなRoots Musicがあります。関西を中心に各方面で活躍するDJ
達がそのなかからPrimitiveかつGroovyな選曲をプレイします！
more info　→　Infinite Sounds　:　http://kz16-i.mo-blog.jp/infinite_sounds/
　　　　　　Sovyetski Brezhnev　：　http://sovyetskiybrezhnev.blogspot.com/

Sun Ra / Somewhere Over The Rainbow / Saturn

  Sun Ra-p:org,vo,

  Ahmed Abdullah:tp, Akh Tal Ebah:p,flg, Marshall Allen:as,fl,

  Danny Davis:as,fl, John Gilmore:ts,per, Danny Ray Thompson:bs,fl,

  James Jacson:bsn,fl,per, Eloe Omoe:bcl, Shoobeedoo:b,

  Tommy Hunter:ds, Luqman Ali (Edward Skinner):ds,

  Atakatune (Stanley Morgan):per, June Tyson:vo,

  Judith Holton:dance, Cheryl Banks:dance

  Recorded live at Bluebird, Bloomington, Indiana, around July 18th. 1977

  Sun Raの77年のLive音源。Ahmed Abdullah参加しています。Ahmed Abdullahは

Sun　Ra Arkestraの参加を契機に飛躍していきます。Sun Ra Arkestra出身のミュージシ

ャンは多く、フリージャズ、アバンギャルドジャズにおいてはArt BlakeyのJazz Messangers

と同じ役割をはたしていたと言えるでしょう。

　荘厳で清らかなオルガンの音色が美しく鳴り響くA-1　We Live To Be、軽快な手拍子に

VocalがのるクラブチューンA-3 Make Another Mistake、Sun Raおなじみのフレーズ、

メロディーが印象的なジャズファンクB-1Amen Amen、スタンダードナンバーでありながら

もどこか調子のはずれたとことに魅惑されるB-2 Over The Rainbow、ディスコビートに

怪しいヴォイス等がのるこれぞSun RaといったB-3 I'll Wait For You　と全曲Sun Ra

の魅力が詰まった傑作です。

</object>
YouTube: Sun Ra and his Arkestra - Amen, Meni Many Amens

</object>
YouTube: Sun Ra and his Arkestra - Make Another Mistake

Sun Ra / Other Voices, Other Blues / HORO

  Sun Ra:key,  John Gilmore:ts,per

  Michael Ray:tp,  Luqman Ali:ds

  HORO3部作の第3弾で、1978年1月のイタリア録音。編成はビッグバンドではなく4人と

珍しく小編成です。2Topの一人Marshall Allenは参加していませんね。

　Sun Raは熱狂的なマニアだけでなくクラブサイドから人気が高く、特にHORO3部作は

DJに評価が高い作品です。DJはアルバム、アーティスト、ジャンル、歴史といったことより

も曲もしくは曲の一部分の雰囲気や質感でクラブで踊れるかあるいはサンプルで使えるか

ということを重視し音楽をとらえる傾向があります。HORO盤はコズミック、フリーキーな

Sun Raの魅力を備えており、小編成のせいかドラム鳴りがしっかりしていてリズムがとり

やすい曲が収録されており、DJネタとして使いやすいです。

　きっちりと刻むビートに伸びやかなトランペット、重厚なサックスが心地良くからんでいく

フロアチューンA-1 Springtime And Summer Idyll　がDJサイドから特に評価が高いです。

他の収録曲もスウィング、フリーなど様々なスタイルが見られSun Raの魅力、独創性を

十分に堪能できる傑作です。

</object>
YouTube: Sun Ra Quartet - Springtime and Summer Idyll

2月23日（木）は 三昧 at JAPONICA です。

今週の木曜日は恒例の三昧です。

words ensemble recordsの木山くんと

バップ、モード、フリー等さまざまなスタイルのジャズを提供していきます。

関西一がっつりジャズが聴けるイヴェントです！

●2月23日（木）　三昧　at　JAPONICA

21:00～

Charge Free

選曲：井上和洋、木山武則

Sun Ra / Jazz By Sun Ra / Transition

  Sun Ra:p, Art Hoyle:tp, John Gilmore:ts, Pat Patrick:bs

  Jim Henderdon:tympani,timbali, Robert Barry:ds, Julian Priester:tb

  Richard Evans:b, Wilburn Green:e-b, Dave Young:tp, James Scales:as

  Sun Raの初期音源。56年、シカゴでの録音。メムバーもまだMarshall Allenは未参加。

Sun Raはもともとスウィングジャズ出身で、50年代や60年代前半はスウィング、バップ

といった形式のジャズを演奏しています。のちに、バンドを率いニューヨークに渡り、一般

的に浸透しているコズミックでフリーキーなSun Ra サウンドが一気に開花します。

　このアルバムは録音年代が示すとおり、スウィング、バップのビッグバンドでクラブ世代

の想像するコズミックかつフリーキーなSun Raとは全くことなります。ただ、B-5 Sun Song

はのちのコズミック志向を予感させる演奏でSun Raの全貌をとらえ直すには非常に興味

深いです。

</object>
YouTube: Sun Ra - Sun song