Infinite Sounds

JazzやRockを中心にDeep、Creative、Spiritualな音源を紹介していきます。

Pascal Lloret Francois Raulin / Miniatures Duo De Piano / Agem Productions

2013-08-29 21:40:33 | Jazz Spiritual Free Loft O-Z

Pascal

Pascal Lloret:p etc,  Francois Raulin:p etc

Recorded in Nov 1983 at Salle Messiaen, Grenoble, France

  フランスのピアニスト、Pascal Lloret と 同じくフランスのピアニストであるFrancois

Raulin のDuoによる83年作。両者とも詳細なプロフィールは知りませんが、Pascal

Lloret はRaymond Boniのグループに参加しているそうです。

  知的かつ硬質でミニマルな演奏をみせたり、多民族国家らしいエキゾチックなメロディー

が顔を覗かせるなどなかなか面白い音楽をうみだしています。哀愁ただようピアニカの

音色がここちよいA-7”Pauline Et Remi”とB-6”Faux Depart”がクラブでもワールドミュー

ジックの再評価がされつつある現在という視点から特におすすめです。

 


Vyacheslav Ganelin / Con Amore / Leo

2013-07-27 15:19:26 | Jazz Spiritual Free Loft O-Z

Ganelinleo

Music By Vyacheslav Ganelin

  ソ連時代からフリージャズ、演劇、パーフォーマンスに取り組み、独自の表現をつづけて

いる鬼才Vyacheslav Ganelinの86年のレニングラード(現サンクトペテルブルク)での

Live録音。レーベルはフリージャズ、インプロヴァイズドミュージックの名作を現在でも

精力的にリリースしているイギリスのLEO RECORDSから。

 

 攻撃的で破壊的なピアノにドープな電子音が絡み非常に面白いサウンドを繰り広げてい

ます。激しさと静けさが同居し、突然爆発するピアノなど目まぐるしく変化する展開に圧倒

させられます。旧ソ連のフリージャズの独創性、創造性が堪能できる傑作です。


Quiet Violence / Requiem / Impetus

2013-05-29 22:42:54 | Jazz Spiritual Free Loft O-Z

Qv

  John Russell : g,  Gillian McGregor : voice,

  Junya Kawasaki : b, devices, voice, bell

  Recorded on 8th and 9th November 1984

  詳細はよくわかりませんが、UKのフリーインプロを代表するギタリストJohn Russellが

参加したQuiet Violenceというグループのおそらく唯一の録音。日本人と思われるJunya

Kawasaki もメンバーに含まれています。

 Guitar,Voice,Devices,Bass等様々な方法を用いて、出せ得る音を利用し面白いサウ

ンドを創り上げています。どことなくオリエンタルなテイストを感じさせるのが不思議です。

なかなか手に入れにくい音源ですが、こういう音楽もいろいろな人に聞いてもらいたいと

思います。


Pierre Favre / Mountain Wind / Gemini

2013-05-18 22:38:17 | Jazz Spiritual Free Loft O-Z

Pieerfarre

  Pierre Favre : percussion and drum

  Recorded on Desember 11,1978 in Switzerland

  John Surman, Paul Motian, Mal Waldrone らと共演作のあるスイス出身の打楽器

奏者Pierre Favreの78年録音。Pierre FavreはほかにFMPやECMからアルバムを出

しています。

 打楽器のソロ、インプロというと激しくたたきまくり、空間を音量と音数で埋め尽くすパ

ターンを想像しがちですが、全く対称的な内容です。一音一音を積み重ね、静と動、間を

重視した清らかで美しいサウンドを創造しています。エレクトロニカ経過後の今なら、

同じ視点からPierre Favreのサウンドはすっと耳に入ってくると思います。


Oriental Wind / The Karnataka College of Percussion / Sankirna / Sonet

2013-05-16 21:29:47 | Jazz Spiritual Free Loft O-Z

Orientalwind

 Lennart Aberg : ts, ss Bobo Stenson : p,   

  Stefan Brolund : b,  Okay Temiz : per

 R.A. Ramamani : vo, T.A.S. Mani : mridangam,

  R.A. Rajagopal : ghatam, T.N. Shashikumar : kanjira

  Recorded October-November 1984, Stockholm

  トルコ出身でDon Cherry とも共演していることで名高いパーカッション奏者Okay

Temiz率いるジャズロックグループ Oriental Windの1984年録音。共演はCharlie

 Marianoとのも共演している南インドのThe Karnataka College of Percussion。

レーベルはOriental Windのアルバムを数多くリリースしているUKのSonetからです。

 Oriental Windのトルコをベースとしたジャズロックに南インドの伝統音楽が融合し、

独特の民族色濃いグルーヴを創造しています。ゆったりとしたリズムにエキゾチックな

ヴォーカルの前半から怒涛のパーカッシブグルーヴに突入するB-2”FIDAYA”、ドープ

でアンビエントなB-3”High Fly”が特におすすめ。