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indigo YOKOHAMA

横浜を拠点に活動する社会人JAZZ FUNK BAND "indigo YOKOHAMA"のバンドブログです。

今週の一枚 Marie ''Queenie'' Lyons / Soul Fever

2013-05-05 23:39:06 | FUNKY MUSIC
皆さん、連休はどう過ごされましたか?
今年は天気も良く、前半、後半で何しようか、などと考える楽しみのある連休でしたね。
『中日』もお休みだった会社も多かったようです。
ちょっと驚いたのが、中日のうち5月1日だけ休んでいた取引先があった事。
理由はメーデーだったから(!)。
1日に休むなら他も休めばいいじゃん、って思っちゃいました。
まあ、こちらは仕事だったので営業して頂いた方が助かったのですけどね。

さて、連休後半の暇つぶしになるかどうかは判りませんが、今週の一枚を。
今回はレア・グルーヴの中でも本物ですぞ。

Marie ''Queenie'' Lyons。
マリー・クイニー・ライオンズと読む。
輸入盤のライナーノート曰く、彼女は1970年にたった一枚のアルバムを残して『vanish』した。
この『vanish』という単語が何とも強烈で、忽然と消えてしまったという感じだ。
彼女は63年にプロ活動をスタートさせ、キング・カーティスやファッツ・ドミノ、ジャッキー・ウィルソン等のヴォーカリストとして起用された。
更にはあのJBにも雇われた、ファンキーな歌姫たちの『一人』として。
そのせいもあってか、本作『Soul Fever』の発売時にはJBの名前がライナーノートに記されていたそうだが、特別に関わった形跡はないそうである。
確かにリン・コリンズなどと同じJBファミリーとして売り出した方が有利なことは間違いないのだが、彼女はこのアルバムを出した後、姿を消してしまうことになる。
なぜだ?
JBと何かあったのか、それともある組織の陰謀にでも巻き込まれたのか。
真相は藪の中である。

そんな謎に包まれた彼女の残した作品はその後もサザン・ソウルの名盤として語り継がれ、08年についにCD化されたのだった。
ジャケットは顔にだけ照明を当てたかのような彼女の上半身が写っている。
どうやら裸ではないかと思われるのだが、CDでは顔以外が真っ黒になってしまって何だかよく判らないジャケになってしまった。
アルバムの中身だが、彼女のパワフルでハスキー、そしてどことなく憂いを帯びた歌声にグッとくる事間違いなしである。
楽曲的には、いなたさを心情とした正統派ソウル・ミュージックで、ホーン・セクションや女性コーラスが絶妙に絡んでくる。
バラード系もなかなか良いのだが、ファンク的には『You're Thing Ain't No Good Without My Thing』『Your Key Don't Fit It No More』『Fever』『I'll Drown In My Own Tears』あたりでノリノリになりたいところか。
オールド・ソウルがお好きな方には是非ものと言っても差し支えないだろう。

現在のところ国内盤は出ていないが、輸入盤が比較的簡単に入手できる。



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