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indigo YOKOHAMA

横浜を拠点に活動する社会人JAZZ FUNK BAND "indigo YOKOHAMA"のバンドブログです。

トバイアス・ベースを語る 【なぜ、ギブソンは『ダメ』なのか】

2013-12-23 22:16:20 | 楽器・機材
世間は年末商戦モード。
サラリーマンや公務員には(人それぞれだが)ボーナスが入り、クリスマスを前に財布の紐も緩む時期。
欲しかった楽器を購入しようと言う方も多いことでしょう。
学生だったらクリスマスプレゼントとして親にねだるか、冬休みのアルバイト代でドーンッと買うかというところでしょうか。

私はベーシストですが、ここ数年新しいベースを買っていません。
(エフェクターを買ったり、カスタマイズしたりはしましたが)
既に生涯使い倒したいベースがあるからです。
このブログでも何度か書いているトバイアスです。
どちらにしてもこのブランドはほとんど市場に出回りませんし、購入者は一度手に入れたらなかなか手放しません(かく言う私も)。

ここで、これからベース、もしくはギターを買おうという人に伝えておきたい事があります。

『ギブソンを買うなら楽器の値段プラスアルファの費用を覚悟しておけ!』

以前、当ブログの『トバイアスを語る』コーナーでも少し触れましたが、ギブソンは楽器づくりが雑な上に傘下ブランドの価値をことごとくダメにする会社です。
ぶっちゃけジミー・ペイジやBBキングあたりの往年のアーティストの威光にアグラをかいてるような会社です。
ジョージ・ベンソンやパット・メセニーなどもギブソンを使ってますが、プロのテクニシャンが調整をしていますし、基本はアイバニーズを使っていたりします。
もしかしたら昔はまともな会社だったのかも知れませんが、それは私の知っている時期ではありません。

ギブソンの最大の問題点は木工以外の各パーツの組み付けです。

これはアメリカ人のメンタリティと捉えても良いかもしれませんが、彼らには『クルマのドアとボディの隙間を何ミリ以下にしよう』みたいなトヨタみたいな事は苦手です。
そういう事ができる人はあちらでは奇人変人の部類に入ります。
『商売苦手だから』ってブランド売っちゃうガチ職人のマイケル・トバイアス氏も恐らくそっちの方です。
それを言ったら日本人は奇人変人だらけで『お隣の国』辺りはまともな人ばかりになっちゃいますが、要は探究心とか勤勉を善と為せるかどうかという問題です。

正直、ナットの溝切りが大雑把とか、まあ日本製じゃありえませんけど、それぐらいだったら笑ってすまそうかとも思いますが、私が一番驚いたのは、購入したギブソン・トバイアス(ナッシュビル後期)のオクターヴがどうやっても合わせられなかった事です。

なぜかって?

ブリッジの取り付け位置が間違っていたからです!

その個体は4弦のクラシック・モデルで中古で買い、帰宅してすぐネックとオクターヴ調整をしたんですが、オクターヴがどうやっても合わない。
調整できる限界までネジを締めても(つまり弦長を伸ばしても)ズレる。
具体的にはシャープするって事です、半端なく。
そこでメジャーを使ってスケールを計ったら短かったんです。
全体が短いならともかくですね、フレットは『正しく』打たれていた訳ですから、そりゃ合わない訳です。

5弦シグネイチャーなら定価で70万する楽器のブリッジの位置を普通、間違えますか?
というか、この個体のユーザーはどうして気付かなかったの?
いやそれより普通、出荷前にサウンドチェックするでしょうがって考えると、もうね…ピッチに対するいい加減さに吐き気がします。

かようにギブスン社は何だかなあな企業なので、ここのメーカーの楽器を何の調整もしないで使ってる人はかなりヤバイです。
言っておきますが、ネックの反りとかいうレベルの話じゃないですからね!

因みにレスポール系のようなセットネックのギターなどは、低音域と高音域の弦高の落差が激しい。
平均律を基に弦を『下方に押す』事で音を奏でる弦楽器は高音域になるほどピッチがシャープしやすくなります。
これは構造上仕方ないのですが、その辺を加味してどこまでフレットを『正確に』打てるかが、その楽器が楽器であるかどうかの分かれ目と言っても過言ではありません。
弦高の落差が激しいレスポール系は生まれながらにこれが苦手です。
果たして、あなたが持っているギブソンは大丈夫ですか?



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トバイアス・ベースを語る 【トビーよ、お前は何物だ、という話】

2013-02-21 00:14:18 | 楽器・機材
ども、トバイアス弾きです。

最近、楽器店に新品のトバイアスが並んでいることに気付き、チェックすると『Toby』というモデル名が付いている。
しかもメチャクチャ安い。
これは何物だと。
エピフォンとのコラボレートとか言ってるが、むむむ。
実は私、5年以上前に『Toby』の名を冠したベースを持っていました。
それはToby Proというもの(韓国製)。
現在出回っているものはその下のグレードになるもののようです(どこの国で作ってるか不明)。

Tobyモデルはどうやら下記の3種類に分かれる模様。
Toby Pro  ……スルーネック(ウェンジ、メイプル)、フレーム・メイプル・ボディ、パッシヴPU(ハムバッキング×2)+EQ
Toby Deluxe ……ボルトオン、バスウッド・ボディ、パッシヴPU(シングル×2)+EQ、エンハンサー
Toby Standard …ボルトオン、バスウッド・ボディ、パッシヴPU(シングル×2)+EQ

で、これが『本物』のトバイアスとどう違うのか。
結論から書くと、他のブランドの廉価版よりもかなりギャップが大きい。
例えば私がたまに使ってるレイクランド(USA初期型)だと、ESPによる国産は木目が派手だが、かなり近いテイストで、それよりも下の(アジアのどこか製)グレードも形状的には大きな違いは無い(木材の質とアッセンブリーの質が違う)。
ところがTobyは形状自体がかなり違うのであります、

ここでは一般に販売されていないToby Pro5弦とUSAオリジナルとの比較をします。
・ボディとネックの積層は1層&5層でUSAのベーシックに近い(ネック材の配分が違う)。
・ボディ形状は近いが、やや厚めの印象。ポリウレタン塗装のせいか。塗膜は厚い。いや、マイケル・トバイアス氏本人が作っていたモデルの塗装が非常に薄い。(オイル・フィニッシュの方が一般的だがポリウレタン系もあった)
・ネックはトバイアス独自のアシンメトリー(非対称)だが、全体的に分厚くあまり非対称性を感じない。
・ネック幅は短く、弦ピッチは16mmくらい。
・ナットの溝切りは雑。ギブソン系のお家芸。
・フレットの処理は甘め。
・ヘッドが大きく、トラスロッドの調整穴がヘッド側に出ている(USAはブリッジ側)。
・トラスロッドがシングル(USAはダブル)。しかも某チューナーさん曰く短め。
・ブリッジはカッコ良く言えばフェンダー風。要はプレートの薄い安価なもの。弦交換用の溝が切ってない。
・ピックアップはバルトリーニ(専用モデル)ではなくオリジナルのハムバッキング。
・パッシヴのピックアップにEQ(USAはロー・インピーダンスのピックアップにバッファー・アンプ+TCT)。

…と、まあこんな感じです。
これがネットで大体9万円ちょっとで売られていました(と記憶してますが曖昧)。
オリジナルのシグネイチャーが70万弱(定価)した事を考えれば、相当に安いのは確か。
この値段でウェンジ材まで使ってスルーネックにしているのは凄いのですが、その分、構造面やパーツ関係は明らかにコストをカットしてるなという印象でした。
よって、こいつを使うなら思いっきりチューンナップしてやれば良いのさ!

まず、ナットとブリッジは迷わず交換。
私の場合、シャーラーのあまり出回らなかったモデルに交換しました。
弦高はギリギリまで下げる。
弦ピッチはネック幅の限界である16.5mmに拡大。
そして出来ればピックアップも交換。
ネックはかなりの確立で歪んでいるのでスチーミングなどで調整。
当然フレット摺り合わせ。
ここまでやれば充分でしょう。

因みに画像は私なんですが、ピックアップはお金が無かったから替えられなかったのでした。
でも、その他のチューンナップはちゃんとやったから、かなり弾きやすくなりましたよ。

今、市場に出ているデラックスとかスタンダードという機種については敢えてコメントしませんが、少なくとも購入後直ちに調整に出した方が良いと思います。
これはTobyに限った事じゃないですけどね。
全ての楽器は調整してから使う。
少なくともネック、オクターヴ、弦高、自分の使用弦に合わせたナットの溝切りはすべきでしょう。


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トバイアス・ベースを語る 【ブリッジにもいろいろあったという話】

2012-12-09 20:53:09 | 楽器・機材
どうも、トバイアス・ベース弾きです。
全くの思いつきで始めた本コーナー、特別に大したネタもありませんが、今回も気ままに書いてみるとしましょう。

当たり前の話ですが、楽器は工業製品です。
音程を正確に鳴らすという最低限の機能に加え、それなりの数を製造し流通させられないといけない訳です。
そのために必要なのは、製品の規格です。
要は設計図という事になりましょうか。

元々手作りで始まったトバイアス。
前にネットで見て驚いたのは、マイケル・トバイアス氏はほとんど目検討でボディを切り出していたこと。
そもそもワンオフに近いモデルを作っていたからとは言え凄すぎる。
ただ、これはご当人がやっているから出来る事で、複数の人間が製造工程に関わると、そういう訳にいかない。
当然ながら、個々のモデルの規格が決められ、それに基づいて作る事になります。
そうなると、その規格通りに作る精度が求められる。
こういうのは日本人の右に出る者はいません。
今回例として挙げるのはブリッジですが、トバイアスはウィルキンソンを採用しています。
(現行のは表示がないので不明です)
ウィルキンソンは、日本が誇るゴトーのOEMです。
信頼できますね!
じゃあ、トバイアスはいつ頃からこれを採用したかと言うと、やはりというかギブソンに経営権を譲り、世界に販路を拡大したときなのです。
すると、その前はどうしていたのでしょう?

ではこちらを↓


これはLAギブソン期、つまりオリジナル・スタッフが制作していたときに採用されていたブリッジです。
オリジナルの削り出しなんですね。
この頃から既に弦の交換がしやすいように溝が切られています。
因みにこのブリッジを使っていた時期は、つまりネック幅が狭い時ってことですよ(前の記事参照)。

ではナッシュビルに工場を移したときに、即全てが変わったのでしょうか。
実はナッシュビル移転当初はいろいろな過度期で、使われるパーツにも紆余曲折があったようなのです。
その証拠がこれ↓


おおっ削り出しで、トバイアスのロゴ入りです。
これを使われた時期はとても短いので(日本に入り始めるときには、ウィルキンソンになっている)、まあレアものと言えるでしょうかね。



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トバイアス・ベースを語る 【バリエーションがありすぎるという話】

2012-11-28 02:32:54 | 楽器・機材
どうも、トバイアス弾きです。

今、手元にムーン・コーポレーションがトバイアスの日本の代理店になった時のカタログがあります。
といっても、1枚っぺらの簡単なもの。
もう少し手をかけてほしかったもんですよ、やれやれ。
何でかって、トバイアスのバリエーションが凄まじく多いからですよ。

トバイアスが日本に上陸したときに紹介されたのは、シグネイチャー、クラシック、ベーシックというスルーネックの3モデル。
他にボルトオン・ネックのグロウラー、キラーBがあるのですが、ギブソンに経営権を譲渡した直後はまだありませんでした。
ただ、譲渡の際、売上げ本数を拡大するために、この2モデルをマイケル・トバイアス自身がデザインしていたと本人が述べています。
実はこの他に日本でOEM生産されたモデルがあり、これがなかなかの品質でありましたが、ここでは割愛。

で、カタログの話に戻りますが、ここには『ベーシストの求めるサウンドを、木の持つ性質の組み合わせによって実現する』という設計ポリシーが書かれています。
という訳でですね、ここから先が大変なのです。
まず、モデル毎の木材のスペックは以下の通り。

シグネイチャー⇒ボディウイング3層(表裏が同一材)、ネック9層
クラシック⇒ボディウィング3層(全て違う材)、ネック5層
ベーシック⇒ボディウィング1層、ネック5層

尚、使われる木材の種類によって(接着性を高めるために)ボディとネックとの間に薄いメイプル材を挟む場合があります。
トバイアスの場合、ボディウィングの表と裏の材も音響材なので、ただのツキ板(化粧板)ではなく、しっかりと厚みを持っています。
そういえば、最近は物凄く薄いフレイムメープルをボディトップに貼ってる廉価なギター、ベースが増えましたなあ。

話を戻しますが、以上の3モデルに使われている木材の種類がこれまた非常に多い。
ざっと挙げると、メープルやウォルナット、アルダー等の定番に加え、ハワイアン・コア、ウェンジ、ブビンガ、パープルハート、ガンコーラ、レースウッド、ゼブラウッドといった、ちょっと珍しい材を贅沢に使用。
(因みにフィンガーボードはパーフェロー。これもあまり使われていない。)
これらの材がいろんな組み合わせで使われる訳です。

…で、ですね。
肝心なところですが。
この多種多様な組み合わせで、どこまで音色は変えられるのかと。
まあこれはトバイアスに限った話ではありませんね。
一応、材の構成の違うトバイアスを弾き比べると音色が微妙に違います。
これは確かです。
こういうのはちゃんと周波数の測定をすると良いと思いますが。
材によって木の密度や繊維の走り方が違うので、当然その影響はあるのだろうと思います。

にしてもですね、組み合わせが多彩すぎる上に選べるほどに流通してない。
いや、というより日本ではほとんど流通してないので、この組み合わせがどうとかって話自体がほとんど無意味なのであります。
ただ、エレクトリック・ベースの場合、音色を決定する要素は他にも沢山ある(いや、むしろそちらのウェートの方が大きい)ので、あんまり気にする事ないか、などと無責任な事を考えてみたり。
まあ、木材については見た目も重要(!)なので、そういう選び方でも良いか、などと更に無責任を上塗りしてみます。
それと案外重要だと思うのは重量バランス。
実際にベースを肩にかけて弾いたときの具合のよさとか、そういうのも大事な要素ではなかろうかと。
以前所有していたゼブラウッドのモデル、非常に良い音がしたのですが、あまりに重くてギブアップしてしまいましたので。
そういう事も踏まえて、良いものに出会ったら迷ってはいけませんよ。
(と言い切るにはお高い楽器だけどさ、トホホ)


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トバイアス・ベースを語る 【予告無く変わるネック幅の話】

2012-11-11 01:04:17 | 楽器・機材
さて、第1回目から好評を博しております(?)トバイアス・ベースの話。
調子に乗って2回目といきましょう。

トバイアスはフォデラと並んで多弦ベースの走りともいえるベースです。
過去にも多弦ベース(フェンダーのベースⅤなど)はありましたが、市民権を得るには至りませんでした。
しかも、最初の5弦ベースは通常の4弦(E-A-D-G)にハイC弦を加えたもので、現在主流のローB弦とは使用されるシーンが異なったのは言うまでもありません。
多弦ベースが普及していく過程では、さまざまな試みが行われ、大きな変化を遂げていった訳です。

多弦ベースの場合、一番気になるのは弦が増えた事によるプレイアビリティの変化、つまりは弦間ピッチという事になりますが、実はトバイアスは製造時期によってピッチが変わります。
ピッチは多少いじる事が可能なので、ここではネック幅が変わるという観点でその変化を追ってみましょう。
わかりやすくするために5弦ベースで、かつ最終フレットである24フレットで比較します。

それではまずこちらを見ていただきましょう。

これはLAギブソン・トバイアス、つまりオリジナル・スタッフが製作した1900番台のシグネイチャー・モデルです。
ネック幅は7cm。
狭いですな。

次にこちら。

これはナッシュビルに工場を移して間もない2600番台のクラシック・モデル。
7.2cmくらい。
少し広がりました。

そしてこちら。

こちらは3500番台のクラシック・モデルです。
ネック幅は7.5cmになりました。
この頃にはウィルキンソン(BY ゴトー)のブリッジが正式採用されています。
弦間ピッチは18mmとなります。

このようにトバイアスのネック幅は90年代の前半に大きく変わりました。
これは特にスラップをやる人の右手の操作性を重視した結果かと思います。
ネック幅・弦間は個人の好みがあるのでどれが良いか一概には言えません。
因みに、最近の5弦ベースだと普通の4弦ベース(ジャズベとか)と同等の19mmの弦間ピッチを確保するためにネック幅を広げるのが主流になっていると思われます。

ところで、近年ギブソンが韓国で製造しているToby Proという廉価モデル(創始者のマイケル・トバイアスが一切デザインに関わっていないモデル)は逆にネック幅が狭くなってしまいました。
現在手元にありませんが、弦間ピッチはLAギブソン・トバイアスとほぼ同じと記憶しています。
この辺りどうしてそうしたのかよく判らないのですが、ネックの構造も違うし、ブリッジも全然違うものになってますので、他の韓国製モデルとの『標準化』を図ったのではないか、というのが私の勝手な想像です。
まあ韓国でスルーネックを作らせただけでも凄いような気はするのですが。


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トバイアス・ベースを語る 【プレがどうとかという話】

2012-11-03 15:43:16 | 楽器・機材
管理人はベーシストですが、トバイアスというブランドを使っています。
と言っても最近のMTD(マイケル・トバイアス・デザイン)ではなく、マイケル・トバイアスが最初に立ち上げたトバイアスの事です。
(個人的にはMTDより、トバイアスの方が断然良いのです。理由はカッコイイからです!!)
ギブソン社の傘下に入ってから一時期日本でも取り扱われていましたが、現在では正規流通ルートもなく、非常に謎に包まれているブランドとも言えます。
ここでは、そんなトバイアスについて、トバイアスばっかり使ってる管理人が気まぐれに語ってみることとしましょう。
と言っても、アシンメトリー・ネックだのダブル・トラスロッドだの書くのも今更なので、ちょっと違う観点からというひねくれっぷりですよ、ゴメンネゴメンネ~。

さて、トバイアスと言うとごく少数のマニアの間では『プレ・ギブソン(ギブソン傘下になる前)』かそうでないかで価値が違うと騒ぐ人がいたりするのです。
まるでCBSフェンダーかそれ以前か的な。
個人的には、いたずらに『プレ』を持ち上げるのはどうかと思いますけども、まあ確かにフェンダーの場合に通じるところがあって、プレ・ギブソン期の方が作りが丁寧なのは事実です。
これは断言しても良いと思いますが、ギブソンは買収したブランドをどれもこれも駄目にします。
ギブソンという会社は本家本元のブランドは比較的大事にするのですが、外様はトバイアスのようなハイエンド・ブランドですら、安くて質の悪いモデルを出して価値を大いに下げます。
おまけに(ギブソン全体に言えますが)組み込みが雑なんです、驚くくらいに。
もっとも木工部分はまともなので、ちゃんと手を入れてあげれば大丈夫だと思います。
まあ、私の友人にはES335だかを十数万かけて直したけど、正確な音程にならなかったので怒って返品したってのもいますけどね。
ああ書いちまった、ギブソンへの文句。
でも、事実なんだもん。
皆さんもギブソンのギター、ベースを買うときは特に注意して調整をしましょう。
(日本で生産してるヤツなら安心かもね)

ところで、トバイアスは製造時期・場所で以下のように分類できます、多分。

1977~1989年:プレ・ギブソン期(シリアル1093番まで?)
1990~1992年:LA・ギブソン期(シリアル1094~2044番+60本?)
1992~2003年:ナッシュビル・ギブソン期(不明)  
2003年~    :コンウェイ・ギブソン期(不明)

LAギブソン期というのは、商売に不得手なトバイアス氏が海外展開するためにブランドをギブソンに売却した直後で、資本はギブソンだが、作っていたのはオリジナル・スタッフだったという過度期に当たります。
ある意味、お買い得な時期ですよ。
プレ・ギブソンの名前にこだわる人達によって変に値段を吊り上げられることなく、まんまプレ・ギブソンのクオリティが味わえるんですから。
因みに管理人は2本所有してます。
ただ、メインに使っているのはナッシュビル初期ロットのシグネイチャー5弦です。
個人的にはこの時期のが一番使いやすい。
その辺は好みとしか言いようがないんですけど。

次回は生産時期による微妙な(だが重要な)仕様の変遷などを書いてみようと思います。


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トレースエリオットのプリアンプ

2008-10-07 02:33:36 | 楽器・機材
管理人はベーシストなのでエフェクターはあまり使いませんが、プリアンプ系はいくつも持ってたりします。最近はRCブースターのベース用だけ使ってるんですが、今回紹介するモデルもなかなか好きです。これ、TRACE ELLIOT製のプリアンプです。多分遠い昔に製造中止になっているでしょう。アンプヘッドからコンプを除いたみたいな構成になっていて、基本的な使い方はまんまトレースエリオット。18V仕様でオリジナルのACアダプターが無いのが悩みですが、とにかく使い勝手が良い。プリシェイプとイコライザーのオンオフがフットスイッチで出来るのもグッドです。自分はこれを偶然中古で見つけ衝動買いしたんですが、良い買い物をしたと思いましたね。
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一生手放せないねぇ

2008-09-27 22:22:41 | 楽器・機材
管理人はベーシストですが、使ってるのはTobiasというブランドです。
現在MTDというブランドで楽器を製作しているマイケル・トバイアス氏が最初に作ったブランドですね。ハンドメイド系多弦ベースの走りみたいなブランドで、最初の頃はフォデラとかスタインバーガーあたりと工房を共用していたようですね。
Tobiasの特徴は…
・希少な木材を何層にもラミネートしている事。その組み合わせで狙う音質を変えてます。
・アシンメトリー(非対称)ネックとダブルトラスロッド。高音弦側を薄くしてプレイアビリティを向上させてます。また強度を稼ぐために2本トラスロッドが入ってます。
・コンパクトボディ(今では普通ですが)。そして廉価版を除いてスルーネックを採用し、音質の向上とハイポジションでの操作性を高めてます。
・バッファーアンプとプリアンプ(TCT)を内臓。これも当時はまだ新しかった。彼は初期のバルトリーニと組んでたんですね。ピックアップもバルトリーニの専用品です。

この楽器を使ってたのは、ジミー・ハスリップとかティム・ボガード、クリス・スクワイアなどが知られてますが、多分80~90年代前半では現在のレイクランドやサドウスキーみたいなポジションで、スタジオミュージシャンとかが使っていたと思われます。今はギブソンが作ってますが、このブランドは見た目は同じでも生産時期によってかなり違うので、これは追って書くことにします。

因みに自分は現在6本所有。写真はメインのSignature5弦(レースウッドTOP & BACK)とサブのClassic5弦(ウォ-ルナットTOP&アルダーBack)。どちらも92~93年頃の生産で、自分はこの時期のが一番好きです。
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