先週に続き、首都圏の雪が大変な事になりました。
個人的には先週の方がひどい目に遭い、あまりにグッタリして『今週の一枚』を休んでしまったほど。
ただ、雪の被害としては今週の方がひどいようです。
特に山梨は現在も身動きできない状況のようです。
表に出るときは充分注意して頂きたいと思います。
先日、『現代のベートーベン』と言われてる作曲家が、実はゴーストライターを使っていて、実は耳が聞こえないのも嘘らしい、それどころか彼のプロフィールも嘘だらけという話が明るみになりました。
おまけに所属事務所が某国の人間だらけとかオーナーが某宗教の人とか言う事実も判明して気味悪さが3倍増しです。
障害者認定の件については今後どうなるのか判りませんので触れず、ここでは彼の『業績』について徒然と考えてみましょう。
『彼』の作品は、クラシック~現代音楽の世界ではとても有名な先生が委託されて作りました。
それは彼本来の創作とは違う性質のものでした。
ぶっちゃけた話、売れ線の音楽を求められるがままに作ったと。
では、これをその先生が自分の名前で世間に発表した場合果たして売れたのだろうか。
これは断定できませんけど、売れなかったのではなかろうか。
『広島被爆二世』とか『聴覚障害』とか『絶対音感の天才』とか、そういう嘘のプロフィール無しには売れなかったのではないでしょうか。
逆に言うと、作品そのものより作品に付随するストーリー、プロフィール、宣伝媒体の方が鍵を握っていたのではないでしょうか。
捻った見方をすると、今回の件は楽曲の『OEM生産』と言えるかもしれません。
もっとも、ゴーストライターが存在するっていうのはよく言われる話で、某アイドル・グループの仕掛け人とか、ヴィジュアル系出身の人とか、その他疑わしいという噂はあったりしますが。
断っておきますが、僕は『彼』みたいな嘘だらけの人間を擁護する気など微塵もありません
ただ、例えばルネッサンス期の芸術家などは工房を組織して作品を作っていましたし、江戸時代の浮世絵も分業制で作られていました。
今のコミックなどもプロダクションによる分業制です。
表に出ている人が作者ではありますが、裏には沢山の人がいたりする訳です。
そう言えばPerfumeのあーちゃんも『3人だけがPerfumeでは無い』という言い方をしてますが、これもプロデュースの中田ヤスタカ、振り付けのMikiko先生、アミューズのマネジメント・チームなど全てを合わせてのユニットという認識なのだろうと思います。
僕もユニットとして考えると、少なくとも中田ヤスタカ、Mikiko先生までは加えた方がより実態に合っていると思います。
ここで強調しなくてはいけないのは、上記の人たちは別に分業制だったり工房やプロダクションで作ったりという事を全く隠してもいない、普通に公にされているという事です。
そして、その上で誰それの作品だとみなしている訳です。
で、今回の事件の場合は、『彼』の関与しているのは表面だけ。
いわば包装紙だけで、中身はまるごと老舗の和菓子屋さんに頼んじゃったみたいな感じです。
しかもその包装紙に書いてある原材料名も会社名もまるで出鱈目。
ところが、傍目から見てやり過ぎな程に美味しいキャッチフレーズが満載の包装紙に思いっきりメディアが乗ってしまいました。
なまじっか中身のお菓子が『本格的』だっただけに余計にタチが悪い。
そういう訳で作品は大ヒットしてしまいました。
どんなタレントにしろ作品にしろ、メディアは多かれ少なかれ『盛ったり』するものですが、これはどこまで許容されるべきなのでしょうか。
作品に罪はないのでしょうが、それを聴いて感動しちゃってる人の何割かは『作品を巡るストーリー』にポイント5割増しぐらいさせて聴いているのでしょう。
彼らは騙されていることで幸せになっているのかも。
そう考えると、これはもはや『宗教』なのかも知れません。
いっその事、どこかの国の歴史みたいに全部幻想で作ってみたら…。
某国の歴史は出来損ないのファンタジーですが、あんな張りぼてはすぐにバレる。
ただの偽物ですから。
だから全て『本格派』を用意する。
例えばヴィジュアル担当、声担当、作曲担当、演奏担当、全部選りすぐりの精鋭で構成する架空の人格を作り上げてしまう。
不世出のシンガーソングライターとして。
あらゆる人に感動を与えられる存在が生まれるのかも知れません。
いやちょっと待てよ、もう既にいたとしたらどうでしょう。
僕たちはそれを知る術はあるのでしょうか。
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