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indigo YOKOHAMA

横浜を拠点に活動する社会人JAZZ FUNK BAND "indigo YOKOHAMA"のバンドブログです。

今週の一枚 The Whitefield Brothers / In The Raw

2013-06-09 22:33:45 | FUNKY MUSIC
最近、自転車が流行ってますが、私もレジャー用に自転車を買いました。
いわゆるクロス・バイクというヤツで、ガチのロードレーサーではありません。
あくまでも楽しく乗れれば良いので、自転車用のウェアを着る気もないし、さり気なくやりたいなと。
でも、パーツとかの組み合わせは少し気を使ったので、結構見た目良いかも。
ちょっとワクワクです。

さて、今回採り上げるのは適当に探して見つけた輸入盤なのだが…とか言って、これに限らずいつもそうじゃねえかって自分にツッコミを入れたくなった。
紹介するのはThe Whitefield Brothers『In The Raw』。
さてさて日本盤の出ていないこのバンド、何者なのか。

ホワイトフィールド・ブラザースは名前が示す通り、MuggyとJayの兄弟(?)を中心にしたバンドである。
公式サイトらしきものも無く、詳細は不明だ。
だが、メンバーを見てみると…ボスコー・マンはいるし、ニール・シュガーマンもいる。
本作も録音はデスコ・スタジオを使ってるし、レコード会社は違えどダップトーン絡みのバンドという事だ。

彼らが発表しているアルバムは合計2枚。
まず2002年にデビュー作『In The Raw』を発表。
これに新たに楽曲を加え、ジャケも曲順も変えて2008年に再発した。
なぜこれほどのブランクが開いたのかは不明だが、この後2010年に2ndアルバム『Earthology』を発表している。

今回紹介するのは再発した『In The Raw』という事になる。
ジャケットは14ページのライナーノートになっているが、最後の見開きまで文字が無く、アフリカの意匠を思わせるアートワークが印刷されている。
これも彼らの『作品』の一部なのである。
演奏を聴いてみると、ダップトーン系をすぐに想像させるローファイな音作り、アフロの香を漂わせたリズムに地を這うベース、全体を支配するサイケな雰囲気。
これはもうボスコー・マンがプロデュースしたThe Budos Bandに猛烈に近い。
他にThe Shaolin AfronautsとかMenahan Street Band辺りもそうだが、このサイケ感満載のドス黒いファンクが一つの潮流になっているようである。
ホワイトフィールド・ブラザースの個性を挙げてみると、ホーンのリヴァーブは思いっきりかかっているが、ギターのカッティングとオルガンが比較的前に出ていることだろう。
といっても『比較的』であって、地を這うベースと上モノのサイケな空気が全体を支配していることは言うまでも無い。
そして、途中に仕掛けは入るものの、これでもかというくらいのワンコード進行、1~2小節で完結するベースのリフでひたすら押しまくる。
これはもう独特のトランス感である。
切れ味とは一線を画した、アッチの世界に行ってみたい方は聴いてみても良いだろう。
因みに楽曲は全てインストだ。

それと、なぜかこのバンド、日本語に興味があるらしく、日本語のタイトルの楽曲を作っている。
本作では『Yakuba(役場)』という曲が収録されている。


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2 コメント

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Unknown (わやです)
2013-06-16 23:36:22
onsa records ってところのサンプルを聴きました
もろアフロな感じでした
オシビサを思い出しました
このローファイな録音空気が揺らいでいるようで
気持ちいいです

私もクロスバイク持ってます
リサイクルショップで安くで手に入れて
修繕代にその倍かかった
典型的な安物買いの銭失いです
部品交換のやり方を一通り覚えました
授業料と思うしかない…
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わや様 (indigo bass)
2013-06-18 01:30:52
この系統は、どれもこれも濃厚なんですが、アフロ的要素ってのは70年代の肝の一つだとは思うんですね。
やっぱりパーカスが入ると厚みが増します。

オシビサって懐かしいですね。
アートワークがロジャー・ディーンだったんでチェックしたんですが、イエスと全然違うので驚いたという。

考えてみると学生の頃は自分で自転車を調整して乗っていた気がするのですが、今ではすっかり初心者になってしまいました。
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