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indigo YOKOHAMA

横浜を拠点に活動する社会人JAZZ FUNK BAND "indigo YOKOHAMA"のバンドブログです。

今週の一枚 Harvey Mason / Groovin' You

2011-04-18 00:53:04 | FUNKY MUSIC
世の中いろいろ大変だ。
だけど『頑張れ』ばかりじゃ窮屈だ。
しかめっ面は増えたけど、こんなときだからこそスマイルがないとね。
そういう思いを込めて今週の一枚。

現在はフォープレイで活躍している名ドラマー、ハーヴィ・メイソンの79年のソロ作『Groovin' You』の紹介だ。
言っておきますがね、あの時代が好きならこいつは是非物ですぜ。
国内盤のライナーノーツが判りやすいので、詳しくはそれを読んで欲しいのだが、曲良し、声良し、演奏良しの3拍子揃った名作ですよ。

まずメンバーが凄い。
ちょっと書いただけでもビックリだ。
David Foster
Bill Champlin
Jay Graydon
Stanley Clarke
Bob James
Ray Parker Jr
Mike Porcaro
Steve Lukather
Richard Tee
Lee Litenour
Verdine White
etc.....
当時の第一線のアーティストが目白押し。
Return To Foreverはいるわ、Staffはいるわ、TOTOはいるわ、Chicagoはいるわ…。
特筆すべきは、E,W&Fの『After Love Is Gone』(同じ79年)を生み出したフォスター+グレイドン+チャンプリンやシー・ウィンド・ホーン・セクションが参加するなど、その後のE,W&Fに繋がる人脈が本作で起用されていた点である。
という事を念頭に置くと頷けるサウンドが随所に聴かれる。

楽曲も捨て曲が無い。
前作『Funk In A Mason Jar』を凌ぐファンキーさとアーバンさだ。
構成は最後の2曲がインストで残りはヴォーカル曲である。
ヴォーカル曲は洒落っ気がありながら、ひたすらファンキー。
1曲目『I'd Still Be There』が愛に溢れた感じで、いきなりハッピー。バッキングも感動的。
2曲目『Groovin' You』がブリブリのスラップでダンスしまくり。
3曲目『The Race』では、あのホーンを堪能。
4曲目『We Can』はとてもムーディなデュエット・ナンバー。美しい。名曲。
5曲目『Never Give You Up』も感動的なナンバー。
6曲目『Say It Again』は踊らねば。
7曲目『Here Today,Gone Tomorrow』は劇的な展開で聴かせる。
8曲目『Wave』9曲目『Kauai』で徐々にクールダウンさせて心地よい癒しへと導く。
全体の流れそのものがグルーヴ溢れるストーリー性を感じる。
やはりこの人、ただのドラマーじゃないよ。

本作はジャズ・チャートで11位、R&Bチャートで48位、全国で149位を記録。
シングルは『Groovin' You』がダンス・チャートで32位を記録した。
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