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稲倉棚田保全委員会

上田市に日本の棚田百選に選ばれた信州稲倉の棚田があります。
稲倉棚田保全委員会は多くの人と共に保全活動を進めています。

≪ゴッホと浮世絵≫

2011年09月05日 | 棚田の保全活動

季節は9月になり、上田地方はココの所続きです。しかし、台風12号は凄かった
日本列島にひどく爪あとを残していきました・・・。今年は災害の多い年ですね
これからが台風の季節なので今後も気をつけたいものです


さて、今日は田んぼ以外のお話。。皆さん下の絵は記憶にありますか・・?
5月頃に紹介したゴッホの『種まく人』と言う作品です(タイトル「農業と芸術」を見てね

下の作品もゴッホの『種まく人』なのですでもちょっと雰囲気違いますよね
これは南仏アルルで描いたものですが、当時のジャポニスムの影響で日本の
浮世絵から学んだ構図や色彩が見て取れます

浮世絵の影響って?この作品を見れば一目瞭然

左の作品はゴッホが描いた 『花咲く梅の木』、右は歌川広重作『名所江戸百景~亀戸梅屋敷』。

 そっくり!ですよねゴッホは装飾的な画面を描く訓練のために、木版を模写したのですが、
 彼独自の世界観が出ています
 左右の漢字も良く描けていますね・・・ 日本の浮世絵は「色彩が豊かで明るい!」と言われて
 いたそうナ 浮世絵の影響って大きいです

 『種まく人』の画面を横切る大きな木の幹はまさに模写した梅の木に似ています
 ゴッホはこうして日本の版画の特徴を習得し、自分の絵にしてしまったのデス。。。

 でもどうしてヨーロッパの人が浮世絵しってたの?て事になるのですが・・・
 当時、輸出される陶器を包む包み紙に浮世絵が使われていたそうデス
 なんとも贅沢・・・なんらかの形で天才達が観たんですね
 ”Wao!スバラシイッ”なんてね。。。

 

他にもイロイロな模写作品あります

 左の作品はゴッホ作『雨の大橋』、右は歌川広重作『名所江戸百景~大はしあたけの夕立』
 これまたゴッホらしい。。!

 

左の作品はゴッホ作『花魁(おいらん)』、右の作品は渓斎英泉作『雲龍打掛の花魁』、 
 ゴッホはある種、けばけばしい配色で大胆に表現してます

日本美術を代表する浮世絵は世界に多大なる影響を与えたんですね

本当に誇らしい事だと思います あの北斎だって”千年でもっとも重要な功績を残した

世界の人物100人”に唯一日本人1人ランク入りしたらしいですょ!

今日は棚田の話題からそれちゃいましたが・・・たまにはこんな話題のもイイですよね

 

 


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