10億円のプロジェクト!
メイド・イン・東大阪の人工衛星にチャレンジした、
熱い社長の物語。
講演会のリポートパート2です。
パート1はこちら。
モノづくりの町といえば、
全国的に有名なのが「東大阪」。
2000年には約8000社あったという、
中小企業の町です。
しかし、一般的な東大阪のイメージは、
治安が悪い、汚い、後継者が育たない・・・
と、マイナス面が多く、
東大阪に夢を持てない若者が
どんどんと町をはなれていったといいます。
そんな事態に胸を痛めていた青木氏。
「
若者に夢を!東大阪に若者を!」
そこから始まったのが、
メイド・イン・東大阪の人工衛星のプロジェクトでした。
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「正直、衛星が上がるかどうかは、2の次でした」とは
青木氏の言葉。
同氏が本当に目指していたのは、
若者が夢を持ち、
東大阪に活気が戻ることだったのです。
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自分にできることは何か・・・
それは、
高い技術を必要とする人工衛星プロジェクトを、
モノづくりの町である東大阪で実現させ、
ロマンと夢を若者に伝える、ということでした。
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青木氏は言われます。
「
モノづくりに定年はない、
技術者に定年はない!
常に進化し続けるんだ!」
そんな青木氏の熱い思いから生まれた
ビッグプロジェクト。
人に夢を語り続けることで、徐々に協力者が集まり、
テレビ等でも取り上げられるようになります。
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そして、1996年、
青木氏の会社は、
あの
ボーイング社の認定工場となります。
高い技術力が要求されるボーイングの認定工場には、
日本の大手企業も、もちろん名乗りを上げていました。
しかし、選ばれたのは青木氏の会社。
世界で一番小さな認定工場です。
なぜ、東大阪の中小企業が認定されたのか?
そこには感動のエピソードがありました。
社長が涙ながらに語られたお話を、
次回お伝えします!