重粒子線治療患者の生きた証し by imas

前立腺ガン患者の平凡な日々を綴ります

固定具の作成

2012-05-16 00:00:43 | 重粒子線治療
はやいもので、重粒子線医学センターの建物に初めて足を入れてから今日でちょうど1年が経ちました。



本日は時計を1年前の2011年5月16(月)、17日(火)に戻します。

患者ならではの率直な感想や全てが初体験ですのでその不安を綴ってみます。

これから、治療を受けられる患者さんの手助けになればと思います。



病院の待合室とは思えないゆったりした空間がそこにあります。

当日のメインの作業は固定具の作成、足元に敷く固定具と骨盤部分のカバーをする固定具の作成です。

これは治療中の体のずれを少なくし、正確な治療を行うため、治療台に体を固定する道具です。

上半身はTシャツや下着、下半身は支給された黒いスパッツになります。

あとは技師さんと看護師さんにお任せで、約30分で終了します。



16回の照射時にお世話になる専用の固定具です。


当日はいつもの採血・採尿に胸部エックス線写真、心電図の検査があり、おおよそ半日で終了します。


家内・義姉と待ち合わせて、敷島公園のそば屋さんで昼食をとり、

バラ園に立ち寄りバラを鑑賞しました。





帰宅して3月20日(日)が震災の影響で5月16日(月)に振替になった加山雄三のコンサートに出かけました。



何十年ぶりのコンサートでした、これから治療を受けるのに沢山の元気をもらいました。

この日に変更になったことも何かの縁を感じざるをえません。


翌5月17日(火)は入院先の高崎の日高病院で入院手続きをして、

前橋の義姉のところで、昼食をとり、午後3時30分にセンターで

膀胱に生理食塩水100mlを注入してCTの撮影です。

尿道は出す管であり、入れることは通常ありえません。これが一番の苦痛です。

その後MRIの撮影をして、最後にドクターとのインフォームドコンセントを行って夕方に2日間の準備が終了します。

あとは入院の始まる6月5日(日)を待つばかりです。