重粒子線治療患者の生きた証し by imas

前立腺ガン患者の平凡な日々を綴ります

群馬のセシウムは3%

2012-05-10 23:50:58 | 新聞記事
今日は天気予報が外れました。

荒れそうでありましたが、ぱらぱらと小雨があった程度で、夕方には晴れ間がのぞきました。

はやく安定した天気になってもらいたいものです。


昨日の新聞記事より






昨年3月15日午前11時に前橋のモニタリングポストが示す空間放射線量の数値が明らかな上昇を見せた。

毎時0.03マイクロシーベルト。直前までは0.019マイクロシーベルトだった。

午後2時には、通常値の30倍の0.562マイクロシーベルトに達した。

原発周辺では昨年3月14日深夜、太平洋へ吹いていた風が、南や南西に向きを変えた。

2号機などから大量放出された放射性セシウムやヨウ素は、「プルーム」(放射性物質を含む雲)となり、風に乗った。

地上1000メートル以下の「大気境界層」を流れ、15日朝には関東平野を包んだ。

比較的濃度の高いプルームは、茨城県南西部や栃木県南部を経て、時計回りに旋回するように北上。

同日午前9時には、東毛にたどり着き、群馬全体の上空を覆った。

西毛では、山岳地帯をはうように上昇、深夜から16日未明にかけ、プルームは県内から消えた。

上空に漂った放射性物質はどこへ。雨が鍵をにぎっていた。

みなかみ町では15日午後6時から9時間に計9mmなど、県北部や西部などの広範囲で大小の降雨が観測された。

セシウムは16日未明にかけ、この雨と一緒に地上に落ち、森林や土壌、路面に沈着した。

気流が上昇し、雨雲を作りやすい西毛や北毛の山岳地帯に多く降り積もった。

一方、前橋市や東毛地区では15日中には降雨はほとんどなく、線量はすぐにほぼ通常レベルに戻った。

21日夜から22日にかけても、同様の現象が起きた。

この2回が、群馬の放射能汚染のほとんど、3月30日までに放出されたセシウム137のうち、約3%が群馬に沈着。

都道府県別では、18%の福島に次いで、2番目となった。

毎時1マイクロシーベルトを超える高濃度の「ホットスポット」はあまり見つかっていなく、

群馬は広く薄く降り積もったのが特徴。