重粒子線治療患者の生きた証し by imas

前立腺ガン患者の平凡な日々を綴ります

5年前に遡ってみました

2016-06-18 21:14:26 | 重粒子線治療
昨日の続きです。


振り返れば、5年前の6月17日は重粒子線治療の8回目の照射でした。

午後4時の予定でしたが、少し早めの3時半過ぎに左からの照射で、

入室から退室まで最速の12分でした。

当時は頻尿に悩まされ、深夜の2時過ぎにトイレに駆け込む程でした。




火曜日から金曜日までの4日間を4クール、合計16回の照射でした。

今は12回に減ったようです。多分1回のビームの強さを上げたのでしょうね。

医療も効率を上げるのですね。


時間が少しあったので、当時の感傷に浸ってみました。



入院先の日高病院、お世話になりました。


少し足を伸ばして、高崎まで。



紫陽花で有名な清水寺。



石段は266、当時より体重が減ったので少しは楽に上がれましたが、やはり結構きつかったです。



高崎市内が見渡せます。

初めての光景です。たぶん5年前はそんな余裕はなかったのでしょうね。

少しだけ感傷に耽るのも、戒めになって良いかもしれません。










今年も癌細胞は映っていませんでした

2016-06-17 20:59:46 | 重粒子線治療
真夏日となった今日は一昨日の検査結果が出る日です。

結果は良好でした。また一年生き延びる事が出来そうです。

今日の担当医は女医さんでした。

丁寧な説明でとても安心することが出来ました。

検査の映像も快く撮らせて頂きました。



首から下のCT映像です、肺も綺麗でした。



そして前立腺も。



骨シンチは左足の付け根が黒くなっています。

これは大腿骨の骨頭が擦れた持病です。良く映ったものです。



そしてこれは5年半前の前立腺のMRI画像です。

この時の所見はがん細胞は発見できずでした。

その後の針生検で15本の針をうって、そのうちの1本に3mmの癌細胞がついてきて、突然のがん告知でした。


繰り返しになってしまいますが、針生検も針と針の間をすり抜けてしまうこともあります。

すり抜けてしまえば、癌ではないと結論づけられます。


知り合いは生検を行って、癌ではないと判断されたがPSAが上昇する人がいます。

癌ではないのであればPSAは上昇することはないでしょう。

別の泌尿器科で改めて針生研を行うべきでしょうね。

重粒子線治療後5年目の検診

2016-06-15 21:52:36 | 重粒子線治療
早いもので治療後5年が経過しました。

過ぎてしまえば、あっと云う間でした。

この5年間は人生を見直す事ができ、時間を無駄にしない事を教えられた貴重な時間でした。

たまにはサボる事もありましたが、濃密な時間を過ごすことができました。


綺麗な花に感動し、動物には愛おしさを感じるようになりました。

平凡な日常生活がなによりな贅沢だと教えられました。




朝8時に再診の受けつは長蛇の列ができていました。

受付番号は203、今までで一番若い番号でした。



その足で採尿・採血、ここでの番号は108。

まだまだ、煩悩を超越できません。



朝から検査漬けです。

最後のCTが終了したのは午後2時40分。



会計を待っている間に遅い昼食です。


帰路の途中で会社に立ち寄って、残務処理をして帰宅したのは6時過ぎ。

仕事をしていた方が疲れないかも。


明後日は忘れてしまった、尿流量・残尿測定をして検査の結果がでます。

問題なしで終わりたいものです。




重粒子線治療後4年9カ月検診

2016-03-04 21:37:15 | 重粒子線治療
今日から0寒7温、4月下旬の陽気となりました。

重粒子線治療後の定期健診です。




普通の生活を取り戻す1,863人です。

特別ではなく、朝目覚め、夜になったら寝られる普通の生活です。

それだけで十分満足です。

いつものように採尿、採血を済ませ、重粒子外来へ。



待合室は混雑、コーヒーショップで時間を潰します。



期間限定のサクララテ、「限定」の枕言葉には弱いです。



今回は女医さんが担当です。

いつも変わらない質問「排尿は」「排便は」、

いつも変わらない返答「特別な変化はありません」

そして、検査結果を見て、「PSAは0.32」ですね。

過去最低値の0.32です。

しかし女医先生は「誤差の範囲ですね。」

誤差の範囲は自身も判っています。

単純に喜びたいだけ、水を差さなくても良いのでは。

しかし、医師としては数値に一喜一憂するようではだめなのでしょうね。

冷静に判断が求められる職業ですから、仕方ありませんね。

そして次回の予約、6月15日は5年目の検査、骨シンチにMRI、CTと一日がかりの検査。

無事終了すれば、三か月毎の検査からは放免です。

過ぎてしまえばこの5年間はあっという間でした。

普通の生活が送れる事に感謝した一日でした。




重粒子線治療4年6ヵ月検診

2015-12-04 21:32:48 | 重粒子線治療


全国的に荒れた日となったようですが、風に慣れている群馬ではさほどの風ではありません。


治療後、早いもので4年と6ヵ月が経ちました。

3ヵ月毎の検診です。



通常よりだいぶ少ない予約数です。

重粒子外来は61人、結構な予約数です。



いつも通りの採尿、採血。

驚く程の早さで10分少々で終了。約20回前後で最速となりました。



外来の待合室は満杯状態、検査の結果がでるまでセンターで時間を潰す事にしました。



お世話になった看護師さんと受付嬢と談笑。

治療再開後は一日60人の治療でしたが、今は40人程度との事です。

患者数は伸びていないようです。

来年度は一部の治療は健康保険の適応になるようですので、伸びるのではないでしょうか。


40分程度時間つぶしをして、検査の結果がでたので診察。

PSAは前回より0.03上昇して0.51。

問題のない範囲でした。

今回のドクターは公開講座でお世話になったKドクター、突っ込んだ質問ができました。

一年毎のCTで首から下を隈なく観察しているので、

人間ドックは受けなくても支障はないとの事でした。

大腸がんは検便すれば概ねOK。

最後に、公開講座の写真を送ってもらう事を約束して無事終了。


重粒子線がん治療施設見学会&公開市民講座に参加しました

2015-10-03 22:44:51 | 重粒子線治療
秋晴れで少し暑さが戻った日となりました。

重粒子線医学センターの内部の見学会と公開市民講座に参加してきました。



受付を済ませて小集団で移動です。



前回より工夫されていて、説明を良く聞くことができました。



炭素イオンを光の速さの7割まで加速(1秒で地球をおよそ5周する速さ)するシンクロトロン加速器

この巨大な装置が自身の為に動いていたと思うと、少し感傷的に、また感動的でもありました。



お世話になった看護師さんと、二人して当時よりだいぶ痩せることに成功しました。



ぐんまちゃんも今日は白衣を着ての登場です。


そして場所を移動して公開市民講座です。





重篤と軽度な患者の両極端な構成です。ドキドキものでした。

患者としての生の声は伝えられたと思います。

講座の詳しい内容については後日アップできると思います。


東京よりお越しのKさん早く治療してお仕事頑張って下さい。






判っていても、ほっとしました

2015-09-13 11:53:59 | 重粒子線治療
前回の更新から4日ぶりとなってしまいました。

その間、鬼怒川の決壊や東京の地震など自然災害が発生しました。

特に鬼怒川の決壊による常総市の水害は目を覆いたくなる光景です。

被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。

そして早い復旧・復興をお祈り申し上げます。


映像で映し出される自衛隊・警察・消防、海上保安庁のヘリコプターは逞しく感じられました。

日本でよかったと痛感しました。


訓練がされていなく、統制もされない何処かの組織や、

災害が起こっても自己の保身を優先するどこかの組織、時代を遡れば、2等国、3等国以下です。

日本は1等国です。しかし他国に戦争を仕掛けることは絶対に反対です。

断じて安保関連法案は廃案にしなければなりません。

今こそ、野党が一致団結して廃案にしてほしいものです。そしてそうすべきです。

今回だけは国民に支持されます。


前置きが長くなりました。

先週の金曜日は治療後4年3カ月の検診でした。




検診とは名ばかりで、Drとの会話はPCインプットの為の他愛のないやりとり。

何せ、検査データーは問診後に看護師より手渡される始末ですから・・・。

まあ、いつものことですから仕方ありませんが。

そして会計も済ませて待つこと1時間、やっとPSAの値が、

今回は前回より0.01下がって0.48。判っていてもひとまずはほっとです。



いつも通り、医学センターに。



治療再開時は1日60人が治療したようです。

自身の時には10人前後でした、4年の月日の経過を感じました。



10月3日に見学会が開催されます。

そして市民公開講座も開催されます。恥ずかしくも自身の体験談を伝える為に登壇します。

時間がある方はどうぞお越しください。






1/851、537でした

2015-08-27 23:05:15 | 重粒子線治療
久々に日差しが戻りました。

しかし気温は27.7度、少しづつ秋に近づいているのでしょうね。


一昨日の読売新聞の一面。



今やがんは2人にひとりが罹る病気、1年で85万人が診断をくだされます。

早い発見が肝心です。

来月は会社の健康診断と群大での定期検査です。

皆様、健康診断受けましょうね。



重粒子線治療再開の反響

2015-07-08 22:58:10 | 重粒子線治療
午前中は薄日がさして蒸し暑い日となりました。

夜になり雨が降っています。梅雨に台風と雨ばかりです。




久々に赤城山が姿を現しました。


重粒子線の「友の会」より上毛新聞記事が届きました。



一面ではなでしこと肩を並べています。

群馬ではその反響が大きいです。



そして社会面では会長・事務局長のコメントが。