母親

人生の選択を
初めて母に相談した。



母は


あなたが学校に行かなくなったとき
受け入れるのに2年はかかった。

行かなくていいと言ったとき
どれだけ私が安心を手にしたか。

だから私がそばにいる、と思った。

でも私の心は少しずつ壊れていって
看護師の自分でも
心と身体を健康に保ってやれなかった。
そのときにわかった。

人はどんなに小さくても
人とつながっていることを
ちゃんと感じていないと
心が壊れてしまう。


なんでもいい。
人とのつながりを感じられるように
仲間との笑顔をつくれるように

そうして

心と体が健康で生きてさえいれば
時が来たらきっと道は拓ける。



母が
私と同じくらいの歳で
そうわかったんだと話してくれた。



だから
自分を守ることを最優先に。
心と身体を元気でいなさい。
笑っていなさい。

そしたら
道は見えてくるよ。と。


いろんな人に
仲間と一緒にいなさい、とも。





子ども四人全て不登校の母が
どれだけ周りに批判されてきたか
この仕事についてよくわかる。


でも
おかげさまで私は今ここにいるんだと思う。


私の目の前のこどもたちが
いつもヘラヘラしてるのは
母のおかげなんだなと

月並みだけど
感謝の気持ちでいっぱいです。


母は
いろいろあるけど
今世はまあ、こんなもんかな、と言います。


父にばかりにていると思っていたけど
こういうところは母譲りなんだなと思いました。