ハニカム薔薇ノ神殿

西南戦争の現地記者の歴史漫画を描いてます。歴史、美術史、ゲーム、特撮、同人誌の話他

巻末「日々訥々」ブログ版

2021年02月17日 | 雑記
紙媒体とは別の内容の巻末「日々訥々」をお送りします。


あれもこれも描きたいと思いながら、
でもページ数。
説明不足になっているんじゃないか、でも説明を多くすれば教科書みたいになるし
またはページ数が増えちゃうし。

まあそんな悩みを毎回抱えつつやっています。
「やったところで(無駄?)」というのは目をつぶろう。



さて、谷村計介
私は割と最近まで肥後人だと思ってたのがw宮崎出身。
日向の「諸県郡」出身とかです。

これ

諸県弁あんまり詳しくなくて;
こちらを参考に…
見ていただきたいです。



小倉は東京弁アクセントに近いけど
宮崎の大部分にはアクセントが無く、
特に諸県弁は言葉の最後が全部高いのだそう。

でもこれ厳密にいうと熊本弁と鹿児島弁は全然違うし
大阪でも北摂と泉州は違う。
どんだけ多言語なんだよ日本!

谷村が小倉にいたって言っても、8ヶ月ほど。
しかもアクセントや方言って仮に習得してもかなり意識が必要で
「うっかりした時に出てしまう」もんだと思います。

谷村、身分は下の方の武士、郷士。
薩摩藩のご城下にいる武士ではなく田舎の郷士ということになります。
ヒエラルキーありきの武士の社会では、それとなくdisられる側の身分。

郷士は農民と武士のハーフのような微妙な位置でして。
養子に入ったり、それなり教育も受けてるので
究極のド貧乏武士だったわけではなさげですが
その微妙さがまた…
現代なら親は地方の中小企業サラリーマン
及びシングルファーザー、学費など周囲が支援してはくれたが
特に何かで目立ったり、特待生になったりするほどではない
みたいな感じでしょうか。

言っちゃなんだが、西郷隆盛のような偉人でなくて
あまり伝記にはなり得ないだろうな地味な領域の子。
それをあえて「ヒーロー」とした明治政府て、やるなあとは思うんですが
同時にそれをヒーローだとして教育する目的の先に
「国の為に命を捧げよう!」があったのだとしたら

と、いうのを考えられる分、我々は令和に生きててよかったなとは思います。


漫画って、いろんなタイプがあるんだけど。
広告だの伝記だの色々やってみて、「やりたいのはドラマなんだよなあ」
というのと、
でもそのドラマが難しい。
諦めないでチャレンジだけはしていきたいけど。
「いやだから同人誌で出すって言ってるじゃないですか
迷惑かけないなら何やったっていいじゃないかて諭吉が言ってます」
て、そんなところです。


文章で書いてった方がいいかなと思う部分もあるので
それは間のイベント合わせで副読本として出す事にいたします。


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