ハニカム薔薇ノ神殿

西南戦争の現地記者の話他、幕末〜明治維新の歴史漫画を描いてます。歴史、美術史、ゲーム、特撮などの話も。

pictSQUAREイベントの「配置」の問題

2024年06月06日 | サブカル・同人誌関係
ピクトスクエア上で開催の
日本史オンリー同人誌即売会「時の旅人」
いよいよ6/9となりました。



主催でございます。

さて、主催は「配置」ができるのですが
「自動配置」もできるのがピクスク、オンラインイベント。
しかしシステム上の関係で、これが自動と言ってもランダムではなく
「申込順」なのです。

配置について考えたことがありますのでお話しします。

イベントというのはリアルイベントでも
配置に対するクレームというのは昔からありがちなのではと思います。

例えばリアル即売会の場合は
「合わないサークルと隣接して不快だった」
「場所が悪くて誰も通らない」
「隣が大手?うちのスペース前を人が塞いだ」

そんなとこですか。

同人誌即売会はアピールの場であり、楽しい場でもあるからね。
しかし上記のようなものはほぼ「物理」
の問題です。

Web即売会で隣接と言ってもリアルで同席はしないよ!
大手列でスペース塞ぐ前にサーバが落ちますw


そこで残る問題は「場所」になります。
ちょっとこちらをご覧ください。


ピクスクの「自動配置」とは、申込順です。
したがってマップは左上①から詰まります。


てことは何かい
早々と申し込みしていただいた方が①エリアに…
キャラ操作はBダッシュできたっけ?「会場内走らないで下さい」
なので歩行のまま、下の入り口から中央大通りを進むわけです。

ということは、ぶっちゃけ言いますね。

一番いい場所は中央。
「売上」をめっちゃ気にするサークルほど
「最初に申し込むのは損だな。だって誰も来なさそうなんだもの。
頃合いを見計らって、中央付近の良い位置か
手前を狙いたい」

てならんか?という。
そうすると、申込は「後の方が得」とかなりませんか。

しかし、後で申し込むと問題②

中途半端に100埋まらないと、手前の「こ」エリアは
ドーナツ状に空いてしまいます。

人は商店街手前の3店舗シャッターが降りていると「何もない」で帰るのでは…
(なんかの本にあったわ)

というわけで、左奥のみ手動配置もありか
と思いましたが、そうするとなるほど
左奥は?右奥は?になります。
「不公平だから全部手動にしろ」にならんか。

(あ〜。しかし私もそこまで暇がない^^スマン)

手動だと「主催が一番いい場所取りやがって…」にもならんか。
それもいやだなあ。じゃあどのサークルをどう配置にするわけ? 
あみだくじ?とか…


そして最大の問題は
「コンセプトとズレる」


エリア、ジャンル分けという「カテゴライズありき」は
あれは二次創作の方法論にすぎません。
コミティアのカタログでも議論されてましたが
個人的には、二次創作の方法論をオリジナルでやると
早い話「小さく」なるんですよ。
オリジナルはもっと雑多で、逞しく、「それもあり」の驚きと共にあってほしい。
歴史と言っても
転生モノでしたが、現代の学生さんの中身が信長だとか
それこそ医者が幕末にタイムトリップした「JIN」だとか
それこそ刀の擬人化だとか…
「そういうアクセス方法あるんだ」というのも面白いと思うのです。

時旅のコンセプトとしては
「時空のカオスエリア」です。
最初の動機としては
新型コロナ禍であったことも手伝って
「Webでとんでもない遊びをせんとや」でした。

いろんな時代がごちゃ混ぜで存在する日は1年に1度「時の記念日
…という。今年は10日は月曜なのでズレたけど。


マイナーな歴史人物や時代を扱えるのが同人誌の良いところでは。
己の推しを推しまくるわけでございます。
一般向け商業誌ではできない事ができるのにもっと誇りを持つべきです。
それができなくなったら創作は死にます。

そして
興味というのは狭くなるより、幅が広い方が良いのです。

いろんな時代、いろんな人物に出会えば出会うほど
人生豊かになるじゃないですか。
「時代順」という考えもありますが
別の時代や世界とのリンクを見出すのも21世紀型の考え方です。

だから
「まだ知らない時代や歴史人と出会ってみないか」


というわけで、
時空カオスでやろうということで。
ざっくり「日本史メインのオリジナル」にしました。
ゲームやドラマ二次創作はご遠慮にしたのは、
ピクスク側がWebで「登録なし参加OK」になったのもあります。
海外も閲覧可だからです。


しかし、どうするのかとなんやかんや心配していたら
結局「こ」エリアは無事埋まったwので
問題は解決してしまいました;
あはは…
あとは奥の方まで回ってもらう為に
MAPグラフィックを頑張りました。


理想としては一次創作の場合
ピクスク配置「自動」に「ランダム」があると良いのですが。
同人誌にはエリアわけジャンルありきの二次創作方法論が、理由なきまま
方法のみ先に来ているので
私の考えてるような事は言ってもなかなか通じないでしょう、とは思います。


リアルの既存のものにできない事は
新しく作っていくしかない
それは、概念も同じだと思います。
しかし…
なかなか理解は得られないだろうなあ^^


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関西コミティア70記念開催終了。オフ同人誌の30年を語る。

2024年05月13日 | サブカル・同人誌関係
関西コミティア70、70回記念開催
お昼までお天気もどうにかもちまして
無事終了しました。
皆様お疲れ様でした。

歴史サークルは入れ替わりが早いというか
「たまに参加」方も多いのかもしれませんが。

まだ関西コミティアが誕生した頃の1993年

90年代初めにはSNS、スマホどころか
一般家庭にPCがありませんでした。
「ワープロ写植」ですらあったかどうか…(ウチはゲームジャンル/ネオロマンスでは1997年から活動始めたのです…)
デジタル作画なんかはとんでもないです!想像すらしなかったw

そんな時代、同人誌は
「とりあえず描いた、誰かに読んでもらいたい」
ならコピー本とかにするしかなかったです。
まあこれは今もそうですが。

印刷所の規定なんか今よりずっとアバウトでした。
とりあえず「印刷で上手く出ない」水性インク等に気をつけていれば
そこそこマズくても「どうせ素人っす」で開き直れるので
それより、きちんと「本」として形になるのが感動でした。

今時のように「最初から販売するもの」「お客様」の感覚を持つ人がまだ少なく
コミケもその他も、「読者は読む側の同志、仲間」という感じで
「一人で描いててもつまらないので」
という場合に、気軽な交流の場として
「即売会」が機能していました。
まだ委託書店なんかもまだあまり聞かなかったです。
(市場自体は95年までに大きくなっていましたが)


それから10年位して、「データで作成」がぼちぼち出始め
表紙だけMOやCD-Rで入稿、高価だったphotoshopと格闘
委託書店が出始め、この頃になると「ジャンルオンリー」も盛んになりました。
「個人ホームページ」ができて、そこで作品を公開することもできるようになり…


更にそこから10年、2013年になるともう
セルシスその他の作画ソフトも従実して、セリフ写植もできるようになり
ネットの環境もずいぶん整って
完全にデータ入稿もできるようになりました。
そして2003~2013の間にはスマホとSNSが登場…

そこから「新型コロナ禍」を経ての現在になります。

もうすっかり世代は、「次世代」になりました。
大人への反抗からサブカルということもなく
最初から恵まれた発表の場で

「とりあえず本を」から「とりあえずSNS」
になりましたよね。


上の世代ってどうしても、先に「印刷物」になってしまう;
だから「先にSNSをやって耕して、育ててからやっと印刷でしょ?」
という感覚がわかんなくて
「SNSはやらずに紙の本出す」ってサークルがあるのも事実です。


さて、30年経過で
ツールの進化激変はありましたが
要はこれ「自由度が高くなった」「選択肢が増えた」
です!

今や、自宅でプリントできたり公開できたり
(昔は原稿を持って印刷所に行っていた…)
良いことかと言われたら良い事だらけなのでは。

本格的な本の横に
ホチキス留のコピー本、ペーパーがあったり
手書きのイラストが小さな額縁に入ってたり
未だに同人誌便箋も若干ある!

作画状況で言うと、これもバラバラで
フルデジタルでやる人、アナログで描いてる若い方
線画のみ手描きでデジタルでトーンなど様々です。
私はネームは原寸大の紙かな。


30年前スタイルも現在も
絵柄もそうですが「最新式でなければダメ」では無い。絶対に。


そこが関西コミティアの良さ、魅力なのかもしれません。

一旦辞めて戻ってきた方も当然いらっしゃいます^^
30年前と同じ「とりあえず手書き原稿コピー本で」
オフの即売会はそれもまた良し、な場所です。
年齢性別国籍一切無関係無し。

オリジナルでの活動は部数的には2次創作よりはイバラ道ですが
「己の興味と解釈」で無双できるのが一次創作同人誌の良いところだと思います。

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コミケ100とVOiCE(VR)同人誌即売会

2022年06月16日 | サブカル・同人誌関係
先日、VOiCEというVR同人誌即売会スペース(まだベータ版のようですが)
で、アンジェリークのオンリーイベントが開催されました。

「アンジェリーク」はもう25年を超える長いジャンルです。
描き手読み手共に、それなりに大人になってまいりました。

女性は大人になると、色々と事情を抱えてしまいます。
家庭、仕事、行きたいけどそんなに簡単に即売会には行けなくなった方も多いかと思います。
一方で、家庭が一段落するとまた即売会に戻る方も多いです。

というのは、同人誌即売会は米沢コミケ、あるいはコミティアが
最初の目指していたように「漫画を通じたコミュニティ」の役目も果たしています。

ネットで売り買いするだけでなく「交流」があるのは
文化的意義を持つ部分ではないかと思います。
自己表現をする方だけでなく、読者やスタッフすべて含めて
一つの世界であるという考え方です。

ところが、コミケはちょっとした問題を抱えてしまいました。
「新型コロナ」です。

これは、ウィルス蔓延で開催ができないというだけでなく
いろんなところに禍根を残しました。
例えば、入場がフリーではなくチケット制になったこと。
「誰でも自由に参加」できるわけではなくなり
Twitterから聞こえてきたのは
ますますこれで、「あらかじめ決めたサークル」になり、回ってくれなくなる
新規参入にはハードルが高くなるという感じです。

それとは別に、私が気になったのは
このコミケ開催について、自民党の参議院議員さんに
多大なるご助力をいただいた…
そこは感謝しています。自民党議員さんありがとう…とは思いますが
その文脈のまま「オタクは選挙に行こう」とつなげてしまうと
これは「オタクは自民党に投票しよう」
「その感謝を表せないなら仲間ではない…」
そんな風に誤解されるのではないでしょうか?というところです。
(もちろん、深読みしすぎかもしれません。
投票には行くべきですが、どこの誰に投票するかは
誘導したり強制するものであってはならないと思います)

「そんな事言っても仕方ないだろう、今回は本当に政治家のおかげ」
それもわかります…。だから感謝はします。

権力が無い限り大きなイベントを開催はできなかった。
…と、思ってしまうくらいに
「コミケ」は大きくなりました。なりすぎたのかもしれません。

コミケ100を迎えます。
同時に健康面や旅費を考えると「いつまでリアル即売会に出れるかな」とも思ってます。
すごく好きだったサークルさんが、地方にいて限界を感じて
「Pixivのみになります」とオフ参加を辞めてしまわれたり
「コミケは当落があるから」と小説サークルさんとの間に
なんだか軋轢みたいなものを感じたり。

そうそう、冬コミでは3箱の段ボールを
ヒイヒイ言いながらゆりかもめで運んでる(宅配代バカにならん)サークルとか
「物理」「場所」「体力」
それが、オフの魅力でもあるといえばそうですが…。


しかし、「新型コロナ」は新しい方向でのヒントも与えてくれました。
ピクトスクエアは盛況でした。
ただちょっとサーバやグラフィックの問題、ずっといなくちゃならないの?
という問題がありましたが
1年経過して、ステイに関しては「コアタイム」を作って回避
グラフィックもいよいよ充実してきて、
Pixiv開催のNEOKET,
ComicVketなど身近になってきています。
VRでないなら、赤ブーやメロンブックスもあり
迷うところです…。

そんな中で今注目しているのが
です。

(ここの開催希望に「歴史創作」で投票してきました…)


VR即売会が普及すれば、地方民はクソ高い交通費から解放されます。
大阪ー東京で一泊してどう頑張ってもイベント参加費含めて1回5万です。
同じように漫画を描きたくても、交流したくても
何度もイベントに出れる都民との間には経済的な格差が開きすぎます。
特に、子育て中のお母さんらだと、そんな時間もお金もあるわけがない。
オタクを卒業したいのでなくても「諦め」ざるを得ないのではないでしょうか?

でもね、人生に
一期一会の出会いや、趣味や、そういうものは必要です。
諦めなくて良いならば
そこにあるのが「可能性」でなくてなんだろう?

私はずっと今後も漫画は(なんらかの形で)
続けてやるんだと決めてます。
誰かと繋がりたいし。繋げたい。

まあそんなわけで
今後VRはチャレンジするしかないなというところです!

「どのくらいチャットで交流可能か」は鍵かなあ。
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歴史を描く時のイメージと史実

2021年10月04日 | サブカル・同人誌関係
今日もスマホからの投稿です。
(ブラウザによってはレイアウトが崩れます。ご了承下さい)

先日、「琉球のユウナ」という、
沖縄が舞台の歴史ファンタジー漫画を読んでましたら、
あの沖縄のお菓子の「ちんすこう」は、
最初はフワフワだったらしいけど
イメージに合わないので、一般的に知らてるハードクッキーの方を描いたと
コミックスの柱部分の解説に書いてありました。
「漫画だからと開き直って」とありました。

例えば…
小説ならイメージは全て文字で伝えるので「手紙を書いた」
という一文だけで可能です。

が、漫画になると具体的にどんな筆記用具を使っていたのか、その時代、場所、リアルにやりたければいちいち調べないといけないのです。

もちろんこれは時代劇だけではありません。私はシナリオライターさんから渡されたシナリオを漫画に起こす作業、いろんな業種さんのを手掛けていますが
クライアントさんはその道何十年のエキスパートでも、私には全く知らない業種ばかりです。

フツウに生きていて、あらゆる業種の使うツールその他を、全部マニアックに詳しくならねばならない、なんて事はあんまり無いと思うんですが
そこをなんとかしないといけないという…。

美容外科の話の連載中、
やっぱり「メス」はイメージとしてあの金属のナイフだろ、と思ってたら
「今はフツウ電気メスで、カルテも電子化してる」なんて事がありました。
同様、今時の警察だとか、今時の大学生の就活だとか、ホント常に勉強が必要です。スーツの襟デザインなんかも変わりますね…。

しかし、広告の場合は、大抵はクライアントさんが資料を提供してくださいます。

同人誌オリジナルはこれが厳しいです。


1人で資料を探し続けなければならない。描きたいと思ったものや時代は、必ずしも自分が詳しいものと違う場合もある。何より、ドラマなんかは昭和の時代劇を参考にしても、それが正しいとは限らない。研究なんか日々進み、変わる。

いちいち調べる努力はしているんですが、作画中は気がつかず(あるいは勝手に思い込んでいて)
描いた後になって「しまった、やってしまった!」はありますw

(其の四で桐野と篠原が飲む場面、
一升瓶みたいなの描いちゃったんだけど
一般的に普及するのは大正あたりからなのよ。
ただ、ワインのボトルはもうだいぶ輸入されていたそうで、空きびんをリサイクルしたりしていた様子。
ワイン、金持ちしか飲めなんだけど、そこは桐野さんで良かった!
フランス香水愛用の桐野さんなら
ワインボトルであっても全然有りだわ…
なんてね!)

すいません。間違えてすいません。
でも、自分も鬱を乗り越えてだいぶ図々しくなりました。

先日Twitterで、江戸時代の着物の着方をレクチャーしたものがバズった後、
本当はもっと自由だったというのもバズってました。
(た、戦わないで…)

レクチャーした側はあくまで「リアルに見せるコツ」の話で
正した方は例外もある、て事なんでしょう。
19世紀末の女性のパフスリーブの歴史もですが、流行に敏感なロンドンやパリの若い女性と、田舎のばあちゃんは違うし
服については、なんとなく流行りや、周りに合わせる、TPOもあり
決まっていたわけではないのも確か。

結局、オリジナルの場合は自分が描く世界では自分は神だと思い、引き受けるしかなさそうです。


描くとなると
資料まみれでも描けず
資料無くても描けず、
欲しい資料は手に入らない!
てあります。

でも、「だったら描くな」
なんてありえないんですよ。
マニアックなツッコミ避けの為にファンタジーにしておかないと、怖くて描けない…なんて表現として不自由すぎると思います。

間違いが良いというのではないですが
間違えたら笑いながら正当化して抜ける!
シュート外したら次のシュートの精神!
です。ドンマイ負けない神でありたい(笑)

ゴメンね!
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新型コロナと「オン専同人」の活動について正直なところ

2021年04月10日 | サブカル・同人誌関係
新型コロナ以降の同人誌印刷について色々読みました。
アンケートなどを見ると、やっぱりイベントの延期、中止で
本出す人は減っていると言う事です。緑陽社アンケートだと

この緑陽社アンケートは本当
オフ派からすりゃあ、「わかりみ」ってやつでして。

新型コロナでどうなるのか
1年は様子を見た感じでした。

業界を見渡すと、まずイベント主催側は「ハッシュタグ」つけて
Twitterで呟こう、PRをせよと言うものの(「#エアコミケ」とか)
う〜ん、すでに広告代理店ステマの嵐、プロも大勢のバトルロワイヤルの中で
どうしろと。
コミケ参加サークルさんは、今時は全てTwitterやっているのかというと
案外そうでもない。
「アカウントはあるけど」というのは、サークル.msがログイン「紐付け」をやってるからなのかも。

イベントがなくなり次の資金も苦しい所に、委託書店は「新刊出せ出せ」という感じでして、「とらのあな」さんなどは「印刷代は立て替えるから」
メロンブックスだと「新刊は置き放題です。天引き率下げるから」
という、やたら応援してくださる理由は…まあ、わかります。
ですが、うちは在庫を置く場所問題や、家に送る配送サービスにとらのあな便しか選べなかったり、でお願いした部分はあって
特に「委託書店のために新刊出さなきゃ」とは思っていなかったです。すいません。

違うんですよ…どなたかわかるだろうか。
この「そうじゃない感」。
委託書店や印刷所は経営(銭儲け)のために新刊出して欲しいんだろうけど
サークル側としては単に「遊び場」が欲しいんですよ…。


で、
いわゆる、ネットのみで活動する「オン専同人」なのですが
何せ、自分はその SNSというものの時代に育っていないせいか、
とにかくやっぱり慣れません。
「今時はSNSでやらなければ無意味」とすら言う人はいらっしゃいますが


私の場合は、まずあの「数の力」の可視化がダメです。
「他人が大絶賛で褒められまくっているのに自分ときた日にゃ」
みたいに感じてしまえば、どんどんモチベーションが下がってしまいます。
かと言って、モチベーションのために「いいね」目的になれば
それはそれで本来やりたかった事とはズレていくので、
そんな事を追えば追うだけ、虚無感に苛まれる。

そう朝から晩までマメにTL追って絡めるほどの器用さも無くて。
そこで育ってはいない以上、ノウハウも感覚も空気も違うのだろうと。
いわば「外国」なのです。

オンはオンです。そして、そのメリットもわかっているので否定はしません。
地方に住んでおられる方ともやりとりができる、
また、関西在住の自分からすれば、確かに旅費はいらない。


が、自分にはやっぱりそれを完璧に使いこなすには厳しいかも。

おそらく、「オン専」ではなく
元々、構造が違うオフラインでやっていた方専用の
ツールが必要なのだと思います。
「広告」「SNS的価値観/数値のステータス/検索ヒット」といったものと無関係で、特定の日でやりとりできるもの。


まあ、普通に新型コロナが落ち着けば
それでいいんだけどね。

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創作におけるストーリー、テーマ、メッセージ

2021年03月15日 | サブカル・同人誌関係
ヴィクトル・ユーゴーの作品を読みまして。死刑廃止を求めるフランス人作家が作品に込めた、怒りのメッセージ、強烈に感じました。

今はどうか全く知らないんですが
自分が物語作りに興味を持って
大学で創作概論を学んだり
集英社のセミナーに参加したりしていた頃、
物語というのは変化であり
起承転結を辿り、何かしら読み手に訴えるものを盛り込む、というかんじでした。

ところが、この理屈はある時から、
私を悩ませる事になりました。

同人誌「やおい」(BLの意味でなく)
その場所では
物語がポストモダン手法を取る
山もオチも意味もない、むしろ詩のように、感覚的に特化していればよい

だとすると
自分のやり方は通用しない。
ていうか、むしろウザいのでは…。

世界観から好きでなく、キャラやカップリング推しに特化した好きを生産消費する場所と化した二次創作界隈は、
今はよりその度合いは強いかな、と思います。
こういった場所では、自分の伝えたい事よりは、形式(トレンド)や教義(原作解釈)が重要で
一種のアカデミズムみたいなものかも。

(補足しますが、絶対に2次創作をどうこうは言いません。
むしろ人生で二次創作の占める割合の方が多かった位だから
誤解されませんように><)



そもそも、ストーリーとは何か。
メッセージがあるなら直接言えばいいじゃないか。

テーマとは何か。
私がどう思ったか、なんて読者は必要なんだろうか?
ニーズがひたすらカワイイカッコイイの場所で、それで繋がりたいなら、カワイイカッコイイ以外は不要なのではないか…。

セリフに何か意味のようなものを盛り込んで、意図的であるものを
日本人は好まないのではないか…

テーマ、みんなに考えてほしい意を含むというなら、疲れて考えたくない人にまでそれを要求するのか?
なんとなく別にイミはない、癒しを見せて行くのが最も大事なんではないか…

なんて…

そんな事ばかり考えていたら
ある時、何をどうしたらいいか、すっかりわからなくなりました。
単に忙しすぎて頭回らなかったのかもしれませんが
頑張ろう、次は頑張ろうと思いすぎて
頑張っても頑張ってもダメ状態で
完全に道が見えなくなりました。

そんな時丁度、広告で倉科遼先生と原作コラボになって
ああそうだった、こんなかんじでいいんだ、とずいぶん助けられた気がします。


いやもう、何かは伝わればいいのではないかと。


例えどこかに、このやり方が今時だの
こうしないとダメだの、アドバイスする人がいたとしても
まずは自由にやってもよい、失敗してもよい、
とにかく、そこからもう一回立つ練習
してみようか、というかんじでしたか。



うまく伝わらないのかもしれませんし、
言いたい事は雲のように厚い情報の多さの中で消えてしまうかもしれません。
でも
それがテーマであれメッセージであれ
もちろん、感覚であれ
何か届いたらいいやと。
そんなかんじでやっています。

必要なのは、素直でいる事なんでしょう。
感覚に対しても、考えに対しても、です。


その素直さに基づいて創作した時に
誰かに何か言われても、数の力を持てなくても、自分を否定しないでいるのは大事です。

そして、
世の中にどんな作品が溢れていようが
この方法でよい、と自信を持ってやるには、自分で自分にベストな方法を生み出していくしかないのかもしれません。



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バーチャル渋谷なんか作らずに、バーチャル有明を作れよ!!

2021年01月08日 | サブカル・同人誌関係
新型コロナで再び緊急事態宣言。

コミケは年末にエアコミケ 2があったんですが
忙しくてほぼ忘れていたというか…

準備会は色々企画を用意してくれてたのに
年末ガッツリ仕事だったからな(しかも遅れまくりの)。
スマン。

同人誌漫画を制作しながらSNSで営業もするって、実際
「編集者が漫画制作をする」に等しいと思います。
皆様お疲れ様です。

どこまで趣味でやるかは個人差があるからねえ。
プレッシャーにならず、楽しみながらやれたら理想なのですよ。





コミケの楽しさの1つに
「検索」でなくて「たまたま行ったらこんなのあった(あるんかい)!」
という回遊性があります。
(己の目的ジャンル直行して買って帰るだけの人は、それこそネットだけでいいんではと思いますが)
「気になるからあのジャンルもちょっと行ってみたい」
って、結構あると思う。

コミケの「お祭りイベント性」「ただ単にして純粋に趣味」というところは
大きいと思うのです。
あと、祭りだからこそ「そこがゴールで次のスタート」になるかも。
泉州は「だんじり」が有名ですが、だんじりは1つのゴールであり、次のスタートであるらしいです。
つまり、お祭りとは、そういうものなんだろうな。


そこでなんですが
「バーチャル渋谷なんか作らずに、バーチャル有明を作れよ!!」

と思います。切に。

3D空間でビッグサイトでコミケやってくれたらなと。

ああ、自分にプログラミング能力と3D技術とサーバをなんとかできる
財力があったなら…><

バーチャルコミケやれば
徹夜組問題も解決。落選した恨み節も無いし
子持ち、メンタルやらボディやら年齢やらで色々不自由な人
旅費が無い地方民、外国人、高齢になってもみんな参加できるじゃないかと。

もしピクトスクエアを3Dにするなら
ビッグサイトを再現してほしい。
各スペースのバーチャル設営はPixivが「サークルスペースメーカー」
でやってましたが
何が足らないって、やっぱり「集い自体( 全体)の可視化」なので
もしくはコミケカタログのあのMAPが3Dになってくれるか。
それでも、チャット機能はほしいですよ。


そして、できれば
アバターはスペースまでキャリーバッグを引くとか

「スタッフに参加証を表示」
「時刻までにスペースに来て、椅子を組み立て机上のチラシを退ける」
「スペース設営」「撤収」
これも再現してほしい。
終了の拍手も。

「あつ森」みたいにすればできるんでは?と思います。


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オタクは大人になってしまったんですよ

2020年07月19日 | サブカル・同人誌関係
かつて…
オタクがまだ全然、子供であった時代
オタクは「大人」になんかなりたくありませんでした。

生きるとは金を稼ぐ事であり
勉強していい大学に入る、安定した生活を送る、
女は結婚し、男は良い会社に就職し、学歴は大事
それが大人の価値観で、マトモと言われる事。世間一般でした、

そうして成ったバブルだか高度経済成長だかの「恩恵」の時代
(いや実際自分は貧乏だったので恩恵なんか感じませんでしたけど)
左だいや右だと双方からイデオロギーについて言い争う上の世代を見て
「なんだかなあ」というちょっと斜に構えた世代。
冷笑的にナンセンスな空気の上に育ったのです。
それがちょうど「機動戦士ガンダム」〜「ZZ」あたりの世代なんでないかな。
ドラクエ3発売で並んだのを知ってる世代かと思います。

愛ってちょっとは「クサイ」って言われたけれど
その位には冷めていながら、求めたものは何だったのか。
今はもう違ってしまったけど
「ダサい」というのは「体制側を反抗もせずに受け入れた姿勢」のことであり
「ナウい」は何らかの抵抗を示した挙句、意味を軽んじたセンスのことだった。
結局はそういう言葉の仕掛け自体、仕組まれてたんだなって気づいたけどね。

大人たちが、「絶対の正論」を押しつけてくればくるほど
反論しては、愛だの夢だの純粋な友情だの、それから詩的なものだの
かつてのロマン派のように、あるいは昭和初期の書生のように
「アナザーワールド」を探したものでした。

個人的に言えば、やっぱりちょっと社会に不適合だった自分はいつも
親や大人達に対して、あれは「正論」とわかっていながら
「お金なんかより私をもっと見てよ」って、言っていた気がします。
その位、親は忙しく、祖父母は戦争のトラウマを抱えている戦前世代であり
結局誰も悪くはないんですが。


さてその反逆の結果。
アナザーワールド、ネバーランド、そういうものはあったのか?
ありましたさ。
大人のあの正論が届かない、時に啓蒙主義者から「海」「未開の地」だと、
そう言って笑われるのだろう土地は。
ありましたさ。
それが例えば、コミケであったりしたのです。

例えばそれは日本でのFacebookのように
「ビジネス用のカモでないなら友人ではない」だとか
「所詮は金コネ目当ての表面的なお付き合いだから、社交辞令ありきな
先に踏み入ることはないが、広いコネクションだけは必要」だとか
そういうものでは無くて

むしろそういうものはちょっと苦手な内気ちゃんが
不確かな自分についての僅かな足がかりとなる「好き」から、
打ち解けて話ができる、息苦しくない関係を探したりできたものです。


かつてのオタクには「SNS」はありませんでした。

ひきこもりだと言われても、例えばネットの掲示板のどこかだとか
自分の精神にある「進化キャンセルBボタン」をおして、趣味の世界に身の半分を置くことで
ジレンマを解決してきたのだと思います。
逃げちゃダメだ?いいや逃げじゃなくて居場所が必要だと。
結局ずっとコミケに行ったりする事で、「オタクを卒業」することはありませんでした。


ところが最近、どうも「オタク」を取り巻く世界は
だんだんと「大人をやりゃあいいんでしょ?」というあの、アナザーワールドでは無くなってきていてる気がします。

むしろ逆に、大人の完全体とでも言える人らの
擬似的でグレーなビジネスの場になってしまった部分があります。

そんなもん、同人バブルの時から存在はしたし、ビジネスが悪だなんて言ってるのではないです。
逃避のはずだった少しずつ作った秘密基地で
結果的にそうなってしまったのでは無くて
最初からそれを目的とするかどうか、その辺が昔と違う、それだけです
海賊になってしまっただけなのに、
子供の世代は海賊を目指すみたいな。


内気なオタクってのは多分
「裏」がありそうな人間関係には敏感で、掛け値なしで安心して繋がりたいんだと思います。
でもそれが昂じてしまうと、今度は「自分に受け入れられない表現」を叩き始める。
(メアリースー問題やイナゴ、逆CP地雷問題も根っこはそうだろうね)


「不確かな自己を人間関係につなげる足がかりとして存在した」創作が
今は「先に人間関係は絶対であり、その為には不確かな自己問題は封印する」
になったのだと思います。


オタクは死んだか?死にませんね多分。
ただ、なんぼでもスタイルは変わっていくのでしょう。


ネットでは、声が大きすぎる人が
とにかく目立ちすぎてしまうけれど

趣味にすぎないものの良さは
金、コネ、マトモが無い場所を示せるという事だと思います。

すっかり大人になってしまったオタクですが
今も半分はアナザーワールドにいます。
卒業はしないでしょう。

さあ、掛け値なしの話をしようじゃないか
数に支配されない自由を楽しもうじゃないか

そう思ってはいます。

メロンや虎とのやり取りはしても
追いかけるものは、しょうがないものだな。
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SNS同人誌は苦手意識あるけど

2020年07月10日 | サブカル・同人誌関係
新型コロナの感染者数が再びブレイクしてます。
このままだと9月コミティア、またムリかなあと思いながら…。

5月には、また海外に向けての営業の話もあったりしたのですが、上京しての話だったのでキャンセルになり、
更にビストロさんの広告漫画を受けていた所、そのビストロさんがお店を一旦たたむ事にしたとかで、案件は消えてしまいました。
病気になった漫画家さんの漫画を描かないかというのもあったんですが、いや…その人の思いが入ったキャラクターはその人の分身ですよ。道具じゃねえよ…と。
不器用だわ自分。


さて、同人誌の方
12年位を二次創作、その後一旦
広告の連載物と掛け持ちしながらのイベント参加が困難でして
オンラインでも充分活動できるのではないかと…
ダウンロードコンテンツやSNS
慣れない、しんどいと思いながらも
とりあえず試し試しで約10年、でした。
ライン、フェイスブック、ツイッター3アカ、インスタグラム、Pixivに2アカ、海外のに2アカ、小説投稿に2アカ
とりあえずは登録、上げる、ダメかの繰り返しで、でもどこに定住できるでもなく…これって、孤独感は逆に募るわ
というかんじでした。

私にとってSNSは
特にTwitterは、あれは長縄跳びの縄でして、お入りなさいで跳びたいのは山々でも、入るタイミングがわからない。
相手の顔がわからない、
比喩、皮肉、含蓄、抽象はケガのもと
しかもTwitterは独特のバズり方程式とでも言うべきテンプレートがありまして、
それがまた、どうも違和感を隠しきれない自分がいました。

「下書きやネーム、エスキスなんて下着と同じなんだから、見せずにしまって、きちんと作品を完成させなさい
そうした教えもとうに古臭くなり
「褒められるために描くな、己の思わんとする所を目指せ」も通用などせず、

かといって、それに批判的であればまるでクラスの落ちこぼれのように、異邦人的です。

しかも、8枚ほどで最初からSNS用にSNS方程式描くならともかく、
紙媒体用にクソ長い漫画を…アホかですよ。
エッセイや体験談でないものを…ムリだ…
毎日、何万RTというバズって流れる多くの作品を前にして
「私の力はもう無いのね。寝ちゃおうかな?そうしよっと」
を繰り返したりしたのでした。

自分は締め切りに向かってプラン立ててゴール目指してやるのは得意だけど、どうも、毎日マメにちぎっては投げちぎっては投げ、というのが下手くそなようです。

お昼何食べたかをアップだのでいい、身近な人やプライベートで何やったかをみんな見て見てって報告すりゃいいんだよ」
それが出来たら悩みませんが。
料理が来たらあったかいうちにガツガツ食べてしまうし、プライベートで何したかなんて、むしろ隠したいです。

そんなやつは他人に興味が無いんだよと言い捨てる人もいますが、悪いですか?
顔も知らない他人の飯だウンコだのに、あんまり興味無いです。
でももっと他に、この世に知りたい事はたくさんあります。
知的好奇心と下世話な好奇心は、目的あるなしの違いだと思うのです。
できたら目的を持っていたいのです。
同調、付和雷同しなくては生きていけない場所に、本当の創作があるのかもただ疑問です。

そこで、いつまでも合わない合わないと言いながらオンラインやってるよりは、一旦ホームであるアナログ紙、オフラインに戻ってはどうかと思ったのが去年でもありました。


ですが。

まあ、今回の新型コロナで
ちょっとなんとかしなきゃな、と思ってます。 もしかしたら最悪の場合、
イベント参加での活動は一切できなくなるのかもしれない。
そうならない事を祈るけれど。

SNSがオフライン同人誌活動を完全再現するツールではなく不完全であり、構造の違いを維持するものであるならば
オフライン同人誌はオフ側の構造を守りながら新しい天地に移行しなくちゃいけない。
例えば、紙媒体同人誌でオリジナルBLの長編小説書いていたような人が
イベントでふらっと、しかもたまたま手に取ってもらえるような
特に数値化されず、比較されず、撤退した検索を「されず」
創作に必要な誇りを保ちながら続けられるような、ナチュラルな場
方法を見つけなければいけないのかもしれません。

福沢諭吉ならこんな時どう言うかな。
もしかしたら
「表面上の形が変わっただけ、ならばそれは消えてしまうわけではない
とか言うかもね…。

万事休してしまったわけでも、万事休したいわけでもないので
予定は予定の9月に向け、なんか画期的な方法無いかなと模索中です。


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Clipデジタル作画の「ツルッと感」からアナログ感に戻す作業

2020年04月19日 | サブカル・同人誌関係
作画進んでおります。

元々は私、紙にペン入れをしたものをスキャンして
それにトーンを貼っていました。
この方法で作画したのは、倉科先生コラボの
「REBORN 美神のカルテ」で、このころはまだ液タブを持ってませんでした。

例えばアンジェリークの同人誌のこれとかは
主線はGペンです
縮小するとわからなくなるので原寸で


拡大するとアナログの線はボコボコしています。
紙との摩擦あるから仕方ない。
ざらっと感がある。


それからしばらくして、カラーの依頼も増える中で
「消しゴムをかける作業が面倒」と言うのでフルデジタルにしました。

これとかはデジタルです。
広告案件から。(わかりやすいようにスクリーントーンを消してます)



拡大すると


ラスターレイヤーで2値にするとそうでもないんですが
例えば、ベクターレイヤーで曲線などのツールを利用して描くと
もっとシャープでスッキリした線になるという。

で、前回の関西コミティアで、隣サークル
(実に本買いまくっている憧れのサークルさんであった。奇跡か)
はどう作画してるのかお聞きしましたら、まだ紙にペンだそうで
どこからデジタルにするのかは本当、人によるんですけど

アナログ作画の自分の絵に慣れ親しんでおり
それを無理して捨てるから、自分の絵が気に入らなくなったりするのかも?
というのもあるかもしれない。

そこで、今回はできるだけ
「手書き風ペン」とか「リアルGペン」以外使用しない方向です。
ツルツル感が今風であっても逆行しても
要は
作業効率のみデジタル化できるなら、それ以上を機械に描かせたいと思わないかも。





ざらっと感を出したい。わざと。

ちょっくらペースが遅れております;

それにしても汚い原稿だけど
今やってるやつはコンセプト自体泥まみれ雨塗れ。
自分のイメージに全力で近づけたいです。
頑張ります。

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開催されないコミケのカタログが届きました

2020年04月13日 | サブカル・同人誌関係
中止になったけど、コミケのカタログを買いました。
お世話になったお礼も兼ねて
あと、前回C97の時はWebカタログ課金で、重い冊子を分冊というあれをしないで
スマホでカタログチェックをして、何気に21世紀を味わってみたんですが
なんだかな〜て感じだったというのもあります。

やっぱ紙だね。このツルツル紙。


サークル「田原坂46」は去年1月に活動始めて
夏コミのc96、冬のc97 と参加させていただきました。

それまでずっと引きこもって広告案件ばかりやっていたんですが
ほとんど自由に描けないこと、コミケの外にいる疎外感のようなものが重なり心労で…

これでは人生ちっとも面白くないとも思い同人誌活動を再開しました。
今のスタイルでやるのが楽だったのですが
それが最初から上手くできてたら辞めてないです。 不器用です。

「いりゅみなしおん」で、ネオロマ2次創作で以前は出ていたので
そっちで活動しようかとも思ったんですが、c95申し込みしたら落選したのもあり

いっそ投稿時代からやり直したいという気持ちや、
田原坂(西南戦争)に興味を持つきっかけになった、故郷の熊本のことや
まだやってみていないものにチャレンジした方が面白そうだというのもあって
オリジナルに本腰入れて、改めて申し込みをしたのでした。

大人になればなるほど、ゼロスタートは難しい、
やりたいならそれまでのキャリアが、人間関係が…
それが「一般常識」かもしれません。
でも結果的に言えば、「コミケ」は違っていました。
大人になってからの「ゼロスタート」を許してくれたというか。
リトライができる場所なんてそんなに無いかも。

自分にとって、本当は何が大事なのか
「これだよな」という答をくれました。
もし…「数」の力こそが全てであり、売れないなら描く資格が無いなら
きっとこのチャレンジは折れてしまって、できなかったかもしれません。


本当に自分で描きたいものをやる
それにたどり着くのは結構至難なのです。
才能にも強運にも人間関係にも恵まれた人は解らないかもしれないけど。
それが趣味であろうが仕事であろうが。
創作は自由なはずであるのに、なかなか自由になれない。

まず環境。その環境と場所は、必ずしもいつも、全ての人に平等に与えられたりはしないものです。
でも、1つずつ自分なりにクリアしていけるはずで。
多少時間はかかっても、途中抜けたりしても、続けて行けたら
そこに道はできるんでしょう。


以前はコミケがメインな活動をしていました。
コミケ合わせはメイン中のメインでしたし、
何を頑張るってコミケのほかにある?という位には。

でも、案外一度離れてみて良かったのかもという部分もあります。
一回離れて、また戻れた事で考え方が冷静に、少しラフになりました。
コミケは落選があるから、それらも含めて。


自由に創作したい。
どんなものにも縛られず、作品を完成させて読んでもらうことだけに
シンプルなものに絞りたい。
自分ではこう考えたという思いの自由を縛られたくはない。
アンタなんかやったって無駄よ、っていう心の声に怯えたくない。
そして、そのような思いで描かれた作品と多く出会いたい。


そういうのは情熱のもとになるわけで
これを失わないならば、続けていけるのかも?

とはいえ、大阪からは遠征であり、体力的にもしんどいので
新型コロナなんてもっての他。
コミケだけに限らず。

コミケがこの先落ち着いたらまた再開することを祈って
カタログチェックをしています。


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電子書籍の準備中です

2020年03月29日 | サブカル・同人誌関係
今回はもう趣味で少部数の活動で、地味にイベントに出るはずでしたが
新型コロナでそれもできなくなり
この騒ぎで仕事も全然無いw

で、どうしようかと思ってたら
メロンブックスさんが、最初に電子書籍申し込みしてなくても
今回後から追加で登録できるようにしてくださり、
4月末までやっているということです。

つきましては
「雲よ、伝へて!〜明治報道奮戦記〜」の1〜3の
「アミトーン版」←前記事参照!

そう、グレーでやるのか、どうしようか〜
漫画独特っちゃそうだよね…と悩んだ
スクリーントーンのアミの方で保存したものを
アミトーン出して書き出ししてみたバージョン、これを
メロンさんとこにお願いしようと思います。

DLサイトは、以前作ったサークルが2つになっており
これ以上新規サークルで登録すると混乱するしなあ…
というところはあります。
それと、DLはネット中心ぽいんだよな…空間がリアルイベントとすでに別っぽいし。
まだちょっと考えます。



でも「田原坂46」はあくまでやっぱり
コミティア、関西コミティア参加を念頭にして企画しているんで
一刻も早く、事が終息するのを願っています。



昨日はヒプマイのライブ見てたよ。
どついたれ本舗がベタすぎて好き。名古屋のV系に笑った。
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コミケが中止になってしまった!

2020年03月28日 | サブカル・同人誌関係
新型コロナでコミケ中止だそうです。

私は今回、申し込みしなかったんだけど。

なぜだかわからないけど
去年の冬コミで会場を後にする時
あの建物を初めて下から見上げ
これこんなに大きかったんだなあ…
って思いました。

あの、1日終わって拍手して
搬出宅配出して
さーアフター行くかの時間は
宝物です。
自分の人生の中で、そんなものかと
結構バカにされるのかもしれないが
平和だからできる
幸せな時間。

私、10年間コミケに行けなかった。
だから余計わかる。
そして
コミケ参加はやっぱり
それなり大変なんですよ。
地方だからもあるけど。


行けなかった時も楽しくやりたいと思って始めた、Twitterで流れてくる報告を
どんな気持ちで見ていたのか誰かわかってくれるでしょうか…

なんて事は、もう言わない。
だってまた復帰したもの。
コミケット準備会のおかげです。
続けていてくれたおかげです。


コミケはこの先もあるよ

むしろ今回の決定は世界が見ています。
開催を信じるなら準備会に協力だ。

そして今はもう

コミケは世界中から人が来るイベント。
そこまで育ったんです。
ダメ人間になると否定され続けたオタクが大人になり、すでにお孫さんとも楽しむ文化になったんです。


文化だから。



中にいると、あれの大きさはわかりにくいです。
部数だ、大手壁だ、トラブルだ、
小さな関係にばかりアタマが行って

でも全て
それは、開催されての事なんだ。


準備会を助けてあげて欲しいです。
コミケカタログもう印刷しちゃったみたいだから、買います。

もしコミケにもう行ってない人も
参加する人全てがコミケを作るなら
作って育ててきたなら
現サークルだけでなく、
関わった事ある人全てが参加者でしょう


困難な事ばかりかもしれないけど
こんな事で好きな事を放棄するやつはおらん!!


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グレースケールか2値か?トーンの話

2020年03月19日 | サブカル・同人誌関係
MacOSをアップデートしたので
もう、コミスタには戻れません。
だから、思い切ってコミスタを諦めて、CSPで作成しなきゃならなくて。
使い続けていたコミスタを切るのは、結構苦痛でした…
いや、仕事ではCSPを使って描いてる訳だし、使えないってわけでは無いし…

カケアミのツールや、トーン変形ができる利点はもうCSPには無く
でも代わりに使いやすくなった部分もあるっちゃあります。

アナログ的表現とデジタルの白黒という
微妙なところがありまして、こんなのアナログで描いてたら悩まない。


新しいツールや表現が次から次から出てくるから、
努力しようと思ったら一生「発展途上」です。
ずっとアナログで描いてスキャンしてトーン貼ってもいいんだけど
それはそれでもう戻れないのよね…

そして、このデジタル
原稿データの書き出しというのは
もうかれこれデータ入稿始めて15年に
なろうというのに
ソフトのアップデートの度にチェックも増えたりでややこしい…
今から同人誌で漫画描きたい人て気が遠くなるほどやる事覚える事が多いんでは。
いや別に紙原稿でコピー本でも全然いいんだけどね、ホントは。


「雲よ、伝へて!」は原稿をグレスケで作ったんですが


トーン2値だと
あ、ちょっと画像縮小するとモワレ発生するのででかく表示で


つまり網目です。

うーん;

どっちがいいのか…

特に失敗というわけでも無く
Webだとどうせトーンはグレーで書き出しなんだけど
印刷所はオンデマンドはグレースケールの方が良いというので
グレーでやってもらいましたが。

印刷所さんも、ここら辺は
お好みでという感じです。


トーンの方が漫画っぽいのかもなあ。
この加減がわからん。
グレースケールだと上手く出せるブラシと、グレーだと飛んでしまうものがある。
ここらも慣れに尽きるし。


これ次回、トーンに戻してみようと思います。

内容が変化するわけではないんですが。
「其の四」はトーン網目でやってみよう。
どっちもやってみて
自分でしっくりいく方法でやって行こうと思います。

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関西コミティア57終了。「続ける情熱」

2020年01月19日 | サブカル・同人誌関係
関西コミティア57参加しました。

お天気で会場暑かったです
みんなインテックス大阪は底冷えするからと防寒対策してきたら
みごとにアダになってました。
寒いよりいいよ!

入りはぼちぼちですw
OMMのように落選無いし
名古屋、中国地方からの参加も多かったです。

イベント出ると元気もらえますね…。
会場の熱気、サークルさんからもらえる元気もあります。

オリジナル同人誌は二次創作と違って
「既知」で推しというバックグラウンド的な力はまず無いので
数さばけると正解になってしまうと
厳しい世界です。
どこもそんなお金無いと思いますよ、特に地方民は。

そんな厳しい中でも続けたい
続けられるのは
ひたすら「情熱」なんだろうなあ。
とにかく描きたい
まあ、描きたくても時間は限られ
予算も限られ
理想は高く、難しい時もあるけど。

一度「なぜ自分はこんなしんどい思いしてサークル参加してるんだ
「もっとほかにあるだろ…」

とかも思った事はあったんですが。

結局「ほか」ってどこだよと申しますか
実際に他も当たってみたけど
思ってたより楽しめずでした。

何かを創るにはチャージもいるかも。


私はSNSはちょっと苦手な所があるので
リアルイベントと個人サイトメインで、
ぼちぼちでやっていけたらいいかもな。

そういえば今年、夏のコミックシティ関西で
歴史プチオンリーやるとか!

今年はいよいよ、コミックシティにも戻る予定です。
東京のコミティアにも出たい。

親知らず抜歯してまだちょっと痛いんで
アフターは無しだったよ

なんとか、イベント復帰して2年目のスタートがきれました。
本当に気合い込めていい本作りたいです。






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