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ハニカム薔薇ノ神殿

西南戦争の現地記者の歴史漫画を描いてます。歴史、美術史、ゲーム、特撮、同人誌の話他

京都と英語

2018年04月17日 | 雑記
京都のターナー展最終日前日、かけ込みで行ってきました。  
やはり一筋縄でいかないターナー、考える事が多いので、別にまたまとめます。

京都は外国人が多い場所。
なぜか、美術館の案内係より、カフェ店員の方が英語が上手だったりします。慣れなんだろうなあ。

英語力が「ステータス」になるのは日本人だけで、英語圏の人は別に英語喋ってもすごくない。
でもなぜ日本だと、「英語できる」は、魔法か超能力でも使えるようなかんじなんでしょう?
広告代理店関係は特に横文字大好きで、わざわざ英語で言わない方が通じるんでは?という所にも、英語、それも和製英語を使いたがります。
ウンザリな時はあります。

原因の一つは、日本の英語教育の失敗なんでしょう。何年やっても話す事ができないどころか、常に点数を競う「間違い探し」に終始する。
もし、今日本語で誰かと話する度に、「しまった、今倒置法で言ったけどダメか?」
なんて言っちゃキリがないかも。

観念的に先にまず、「英語は普通の日本人には難しく、かなり辛いキツい努力を強いられるもの、頭がよくないと使えないもので、話せる人はかなりのお金も時間も投資している」
なんて、完璧な英語を話せるようになるまでの道みたいな物ができてしまってる。
「免許皆伝」のある武道か何かと間違えているのではと思います。
言葉は確かに魔法のようですが、環境と慣れはあるでしょ。

普段、関東に住んでいて関東弁しか話さない土地で「関西弁は難しいから、簡単には理解できない。努力と投資が必要」だったらどうします?
「関西弁講座1級」とか取得しないとダメで「ほんまでっか」と言っただけで
「わ~すごい」
…筒井康隆が書きそう(^_^;)

NOVAのCMの武田玲奈(仮面ライダーアマゾンズに出ていた)ちゃんの英語の発音が下手とか指摘されたりしてますが、はなから日本人には発音そのものに微妙なコンプレックスがあるので、逆にテニスの大坂なおみ選手位だと「別」扱いしてしまったり。

なぜだろう、最初からネイティブ並はムリみたいになるのは…。
結構「どうせ格下」みたいな、心理的なものが邪魔してるんじゃないかなあ。

英語に対してアホなコンプレックスを捨てきって、個人個人が「何を伝えたいのか」を持った時、初めて日本が英語の「現場」になるんでしょうね。

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自分の絵が嫌いになった時にしたこと

2018年03月22日 | 雑記
ようやく春めいてきた
と思ったらまた冬逆戻り。
しかし新年度を前に風邪などひいてはならん、て時期ですな。

新年度とは全然関係ない世界にいますが(^^;)

ところで
「自分の絵が嫌い」って人います?


私これ、今から何年か前にいきなり自分の絵が大っ嫌いになりました。
スランプの一種ですかね。
それまでも、別に好きというわけではない…ていうか、特に意識はしませんでした。
でも、大嫌いになったわけ。


その時どうしたかなどを書きます。



まず、なぜ嫌いになったか

1つの原因として冷静に考えた結果はこうです。

「私の絵は今時に流行している、多くの人が望んでいる絵ではない」
どこに需要あるんだよ状態。

ならばそういう需要ある絵を頑張って練習して描けばいいはずなのに
どうしてもできない、描けない」

特に、いわゆる腐女子絵ていうか。
あらゆる絵は、自分が美しい、カッコイイと思って初めて描けるものなんだと思います。
が、う~ん。微妙…めっちゃ嫌いではないですが…
私はどっちかとネオロマのような絵が好きかも。

しかし、どこまでそんな自分の趣味でいいのか…と揺れました。
特に、同人誌の市場は「売れるか」が結構数値化されます。
イベントでの販売部数のみならず、最近はダイレクトにSNSでの評価なんかもあるかも。私がイベント出てた時はまだTwitterは無かったが。


そこで「あ〜自分は自分なんでムリやわ」とか、「趣味なんだから趣味貫いたらええやん」と思ってしまえば、それはそれで良かったはずなんですが
メンタル的に競争やプレッシャーで疲れてると、どうにもならん努力、変えてはいけない部分まで変える努力をしようとしてムリする。


「気に入ってもらえる絵を描かないと!」
「評価されない絵などクソ、ゴミ」
「努力してる人が上手い人」

てなる。

そうなると描くのはまあまあ楽しくても
出すのが苦痛になってまいりまして。

しかもネガティブな時は「上手いです」と言われりゃあ「お世辞はやめて」
「下手です」と言われりゃあ「死にたい」
「こう描いたらどうです?」とアドバイスなんかされようもんなら逆ギレよ!うるせーつかテメー何様…


絵が嫌いになった時にした事はただ一つです。
「自分が嫌いだなムリだな」と思うフォルム(型)から逃げる。
これも絵だよな、といった、違う絵の世界に旅立つ。

世の中、いろんな「描く」がある。いろんな画家がいる。そう、萌え絵、同人誌即売会、漫画以外も。


画家が描いたのではなくても、絵は「描く」があれば存在する。

現代アートは描いてすらいないよ。
先人の絵を消す。ラウシェンバーグはモダンアートのデ・クーニングの絵を消した。キャンバスを切ったのもある。

アールブリュットは「典型」なんか気にしないし
美術史なんか、評価されなかったけど負けなかった人だらけ。
サロンに落選しなきゃ、印象派なんか無かった。

最近はプロでなくアマチュアでも
売れなきゃ、支持されなきゃダメ
気に入られないのは下手だから…と、思い込んでしまいがちなんですが

結局、表現の世界は己の感性。
何が好きか、どう見えるのか、何をカッコイイと思うのか、
それまで投げ捨てて周りの価値観に従おうとするなら、そりゃ嫌いになります。
しかし、嫌われる事に怯えて、周りと一緒になって自分を嫌ったりイジメたりする必要は皆無ではないですか。


「サブカル」の中でも特に同人誌界隈は「典型」が価値を持ちやすいです。
なぜか?
それは絵よりももっと深い部分で、その根底に「不安」があるからではと思うのです。
不安は法則と安定を望む。それが絵の社会では
「型」「同質」「均一化」となって現れるのではないか。やがてそれは合い札を照合しあって仲間同士と確認し合う、結構閉鎖的空間に葬られるのではないか
と、ここら辺は一考する価値はありそうなテーマではあります。

描くって、孤独作業ですよ。

誰かのようには描けないし、誰かのように描く必要も無い。


広告漫画を始めてから、アメコミ調だのギャグだの、いろんなパターンでの絵柄を求められるようになったんですが、色々試しているうち、
「それでも私が描くとこうなるなー」というのを感じたりしてるうち
担当さんらが
「いつものでいいですよ」
「それはそれでニーズある」
と言って下さったり。


感性合わないな、て場合に空気読んだり、ムリして合わせようとしない事。
それが一番だと思います。
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夢とは「自己実現」なの?

2018年03月20日 | 雑記
昨日で原稿はあげましたが、まだあるようです。
フリーランスというのは水商売なんで、仕事ある時はどっさりあり
無い時は「干された?死ぬの?」てくらいありません。
無いのは厳しいがあればあったで厳しいです。
胃がボロボロじゃw


またちょっと趣味の方はトレスした段階で止まってて
本当にやりたいことて…
と、この年齢になっても多少「自己実現」に踊らされてます。
でもまあ、全く違う種類ではないし
同人誌はぼちぼちやろうて思います。
あれはあれで今、行くとこ行けば競争あるのよね;



そもそも「夢」て贅沢品だよなあ…
と、昨日まで描いていた漫画の主人公となった、牧野文幸さんを見てて思いました。

牧野さんは高校の時のプールでの事故で、首から下が動かない状態になったのですが
口で筆を持って描く事で、商業画家になったという話です。
短いもんですし、いわゆる不幸で「お涙頂戴」という偽善的なのは私大嫌いなんで
まあどう描いてもそうはなりませんが。(不幸と感涙を心から期待してる人にはすまないですが)


描きつつ、テレビだのネットだので盛んに言われる「夢」て言葉。
夢って何だろうなと思いました。
自己実現という段階ですでに
「どんな夢も信じれば叶う」人間て限られてないか?
て。

あくまで頑張ったらどんな夢も叶うってのは「自分がいかに恵まれて生まれついているかを意識すらしなくて良い場合に」
ではないんですかね?
それか、ある程度最初から折り合いつけているか。
自分が20歳の時はどう思ってたろうなあ。


例えば同じように画家でも、美術の歴史を見ると
「お父さんも画家」
「家が超お金持ち」
の恵まれたグループと

「親がかなりの毒親」
「周囲に恵まれず精神疾患他社会的にも障害があった可能性」

のグループある。

そもそも恵まれていたボンボンにとっての「絵」と
恵まれておらず、唯一すがれる物として求めた道である「絵」とが
同じようにただ画布の上の絵の具量だとしたら(←ちょっとダダ発言)
なんかな!何なんだろうな!


「自己」って実現しなければならないもんなのかね?
あまりマスコミに踊らされて夢、夢ていうと
現代社会での「夢」って
「自己実現してそれで生活していく」に集約されちゃいます。


シナリオはFIXで先方の確定だったので、それ以上は描けませんでしたが
去年私とほぼ同世代で亡くなった牧野さんに
「それもアリだよなあ」と思わずにいられませんでした。
要するに、深く考え悩む必要などなくてですね、
人は過去も条件もそれぞれなので
「全員で同じようにその夢を叶えるべく、切磋琢磨と競争に明け暮れる」のでなく

「精一杯楽しむ方法、没頭できるものをその都度やる」
「自分にできることがあればそれをやる」

これ位でいいんじゃないかと思います。

カッコイイ生き方って
「何かを捨てなければ何かを得ることはできないので、すべてを捨てて1に賭ける」てあって
それはそれで、すごくプライドは感じるんだけど
兎角、ストレス抱えがちで情報過多の現代では相当メンタル強くないとできんかも。

その状態に追い込み、追い込まれると、武士道というか…
「敵前逃亡」は許さんので「甘えるな」を連発しちゃいます。
まあ、ロマンの上では確かに憧れるけどな。


学校教育の進路指導なんて
「将来の夢(なりたい職業)」て書いてあったりして、1つのドグマで動いてる。
だから、学校はホントは障害者やら貧乏な弱者を許さないし、フリーな生き方も許さない。
進路希望の紙に「素敵な専業主婦」て書いちゃダメだろw
「革命家」もダメだろうな。
イジメが生まれるのも、自殺者出た時「命は大事」と上っ面なきれいごと並べるのも
ホントは学校そのものが「統一取れた常識上で、規則正しく画一的でない輩は面倒で困る」と思ってるから。
でもそれで排除、排除をしていくと、みんな違うゆえに、結局誰もいなくなるんで
同じに従わせるか、同和教育と称するものをするかしかない。

でもなあ、これ要らんのじゃないかって思いますよ。
行き過ぎた規律やガチガチな常識で、「許さない!」て禁則が多いもんだから
最終、「自己実現とは世のため人の為に生きることであり、でなければ人間じゃねえクズ」になっちゃうんでは。

案外そうでなくても生きられる。わざわざそうする必要はないが
そんな意識に凝り固まらんでもいいはず。

「夢」ってね
もっと自分のためであってもいいと思うんだよ。


「この世で自己実現しないと生きてるとは言わない」

そんなわけないわ。

そらまあ、結果的に牧野さんはそれが職になったわけだけど
そしてかなりの努力が無ければ、あれは描けやしない物ではあるのだけど
そして、ポジティブに受け止めれば周囲の協力があったのも確かだけども

社会の立派なネジにならん奴は不良品だから、お役にたてる部品になる夢を見るだけが認められる夢なんて

なんか違う、それは。


楽しむ分はきちんと楽しむ。
別にそれが人の為だとか、意識してなくても良いと思う。
特に絵なんかは。

実現しようがしまいが
誰の為でもなくても
趣味のもやる。
そんなのもいい夢だよ、なかなか。
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19日まで籠城

2018年03月10日 | 雑記
今月忙しいです。

クオリティは求めるのに納期は超短いって

ぶっちゃけ精神より先に
目と腰と腕が死ぬんだけど?

そんなわけで
ひいひい言いながら描く以外何もできん
けど昭和の旦那に家事とか全然期待できない(後の被害処理の方が大きい)

頑張るしかないです

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「開拓者」と「求道者」

2018年03月06日 | 雑記
アカデミー賞に日本人、辻一弘さんが選ばれました。
感銘した特殊メイクのディック・スミスにどうやってやるのか尋ねる手紙を送ったら
「独学が一番」と返事が来たというエピソードを紹介されていました。

これ、開拓者精神を持つアメリカらしいなと思います。
日本人は「求道者」が多いです。

すでに整えられた「手本」を参照に、日々精進してスキルを会得
免許皆伝しなければ、「自ら」など表現するのはおこがましい、と捉えるのは
「観阿弥、世阿弥」あたりのものと同じ。
とにかく「型」を重視するので、もし日本でそういう手紙を送った場合
「独学が一番」なんて返事は返らないでしょう。
何せ「我流、自己流」をあざ笑う。見下す対象にする部分はあります。

何か新しい物をやるというのは、手探りです。
最初から正解は無く、(ゆえにオリジナリティがあるわけですけど)
「失敗しても次に活かす」が無いなら新しいことはやれない。

「こうしなくてはダメ」の世界、学術分析してできるスキルの世界に染まると
一生スキル習得に追われます。
誰かが開発して成功した物が新たな「道」になって、それに追従して学ぶのが良いとされるわけですが
現代の我々の速度は、世阿弥の時代の比ではありません。
お手本技術を会得したら、もうすっかり不要になるのはザラかも…

真面目な人ほど、「型」を踏襲していないと許せないものです。
整った何かをやろうとするなら、当然「基本を学ぶ」必要はあります。
でも物事全てにパターンを要求するのはおかしい。

デジタル技術の登場で、それまでできなかったこと、修行が必要だったことは
最も簡単にやれるようになりました。
その作用で、真面目な求道者にとっては許せない部分も出てくるでしょう。

アメリカのあの行動力というか、「Do」までの軽さって
「考えられた完成品から学んで作る」ではなく
「まだ無いけど考えながら作る」ゆえのこと。


目的地にたどり着く方法は何通りもあるはずなのに
ノウハウが先に来すぎてしまうと
現代社会ではちょっと気後れしたりするかも。
なぜなら、そのパターン会得は「失敗しない為」の裏返しですから。
ある程度のノウハウは必要だろうけど、その先は白紙の方が新しく生み出せるという物もあります。

体当たりでDo
高村光太郎の「道」、
そんな風な開拓の道を行く人に憧れます。

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「史実と違う」と歴史物創作

2018年02月15日 | 雑記
趣味でぼちぼち、歴史物をやりたくて
それ相当な資料を読んだり集めたりではありますが。
ぶっちゃけ、知らないことばかりですよ。
だから楽しいんですけど。

そして当時の舞台装置まで全部取材なしには絵にできなくて
うっかり明治後期の写真見て描いたら「当時はまだこうか、あちゃ〜」てのあります。

なるべくなら史実を捻じ曲げずに行きたい
と思いますが「史実」で大事なのって、何なのか…。

昨日、友人が荷物とともに手紙をくれて
「西郷どん」やってるけど薩摩は嫌い。だって熊本城を焼いたし、西南戦争で熊本を侵略した敵!
て言ってましたが、
まあ熊本県民からして…実は真相をよくは知らない。はい。
私自身、あまり知らんかったし。


熊本城炎上は実は官軍の放火説もあり、官軍は「失火」と説明してる事実はあります。

ちなみに
先日描いた「雲よ、伝へて」の嘘部分は

「熊本城失火について19日に記者会見のようなものは無い」
「西郷が川尻入りしたのは22日の晩」
「福地桜痴は22日以前に熊本にいない」
ですので、史実とは厳密に言うと1〜2日ズレてます。ごめんなさい。
でも、話のテンポや、紹介に当たる部分を1話でまとめたい部分があって
すいません!
史実にそって〜だけだともう、
司馬遼太郎の「翔ぶが如く」を超えるもんは無理だと思ってしまうの。

ところで、肥後、熊本。
西南戦争当初は、薩摩は「熊本市民は味方してくれる」と思ってた部分もあったようです。
西南戦争に先駆けて、熊本では神風連の乱があり、士族は反乱していましたし
狙う「熊本鎮台」は、司令官の谷が土佐藩ですがそれ以外は薩摩です
西郷側近の桐野利秋(中村半次郎)もかつては熊本鎮台にいました。

そして、当時自由民権運動にかぶれちゃった若者らは、薩摩に味方をしています。

人斬りで有名(汗)な河上彦斎、「池田屋事件」にも出る宮部鼎蔵も肥後人ですよ。
龍馬や春嶽と通じ、幕府を改革しようとした横井小楠も肥後出身。
実は市民の間にそんなに政治思想は無くて
熊本という土地は、土地柄イナカで保守的な地盤の上で
「一部の士族がやたらグローバル志向」だっただけなのではとも思えます。


ネットでは
「西郷どん」は史実と違う!というのと
史実史実言うな、うるさい!というのと2つ…



まず「史実と違う」ですが
これ、「誤解してほしくはないなあ…」という部分を含むもの
そういうものは少なからず、歴史にはあります。
おそらく、「史実は」と言う側は、批判ではなくて
「本当はこうだと知っておいてほしい」のかも。
歴史マニアばかりではない人を対象にするととんでもない虚構部分のみクローズアップされてしまったりしないか?
誤解が一人歩きしていかないか?

それが心配なのだと思います。


ですが、「娯楽」を考えた場合
「本当はどうだったのか」と言う事実は、夢を壊すこともあります。
例えば、幕末モノでよく描かれる場面として

「新撰組の沖田が池田屋で吐血」

「おりょうがすっぽんぽんで現れ、ピンチの龍馬を逃す」

でも実は池田屋では吐血してはおらず
(暑くて気分悪くなったらしいです。蒸し暑くて人がバサバサ斬られて出血してる中で
もともと病気なのにめっちゃテンションハイになってたらそっちの方がおかしいですが)

おりょうは特にすっぽんぽんではなかったようです。おっさんの妄想です。


しかし、水戸黄門の印籠ではないですが
こういう「エンターテインメント」を熱望する中で、歴史絵巻は描かれて行ったのかもしれません。

歌舞伎でタンカきって波間に投身する知盛に心酔し
後の世でゲームとして蘇ったりしてますが
「そんなの史実と違う!」ばかりだと面白くないのもまた事実。


私としては自分では
「史実は〜」と言えるほど詳しくないのもありますが
ドラマはドラマで「ドラマだなあ」と楽しむ余裕があるといいかな。
その上で、改めて自分で興味深いと思ったら
別にその知識で誰か何かを攻撃的に批判したり、「正せ!」てのではなく
常に「なぜ」を持ちながら、いろいろと考える材料にできたらいいかなと思います。

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幸せな趣味人でいたい

2017年12月31日 | 雑記
大晦日です。

今年は春から自由になるはずでしたが、なかなかそうはいかなかった…
という感じです。

どちらかと言えば、私は自分には厳しい方です。
目標を決めて行動し、期限をきっちり守る。だから今まで、趣味同人誌だろうが商業活動だろうが、締切を守れなかった事はありません。やる、と決めたら嵐だろうが何だろうがやり、行くと決めたら何がなんでもやる。

出来ないなんてひたすら自分の弱さであり、出来ないならなぜかを考え、対処する、…といった部分はありました。

おそらく昔の自分ならがむしゃらになってやっていただろう、という部分です。
が…今できない。それで何度も反動だ鬱だのって、双極性障害かも?とかも悩みましたが

ならば柔軟に、考えを少し変えよう。

ダイエットもアバウトに、期限を決めず体重計も見ない。
何も叱らず、「まあええや」でいようか
そんな風です。

頑張って生きるのをやめたんではなくて。
何だかだらしなくなった気にもなりますが、それでもです。
なかなか理想通り行かなくても、ダメじゃねえよな
ってあたりです。


でも全く進んでいないか?というとそうでもないです。
仕事の足踏みは、クライアントと編集との間で、より良い物、納得できる物を出したいからという物でありますし、描きかけのオリジナルの方も、まあなるべくなら調べられる所は調べてみたい、それが可能なのもまた趣味だ、という部分はあります。完璧にはいかなくてもドンマイです。あと少しのままですが、最終段階には来てるかな。

何かに対して完璧な理想を求め過ぎて叶わなくて逆に嫌いになる、みたいな
そういうのはキツい。

この世はある程度「仕方ない事」が多いけど、まあええやで受け止めて、なんとかすればなんとかなる(かもしれない)
ペースを保つには大事な事かも。

とはいえ放置と放棄は絶対にしないぜ。

「幸せな趣味人」でいようと思ってます。


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アニメと漫画の制作方法は違う

2017年12月03日 | 雑記
今年は担当さんが二回変わって

その新しい方が
どうやら、漫画とアニメをごっちゃにしてるらしく

漫画もアニメと同じように、
背景を別に描いた上に
人物レイヤーを乗せて合成して描いてると思ってるらしく

しかもレイヤー統合してしまってから

「人物と背景レイヤー分けてPSD」

て指示が出まして

それで今何をやってるかて


手作業でレイヤーを分けて
背景を人物くりぬいた所に描き足している…
のですよ(*´∀`)
あははは!

「漫画は一人で描くものだし
そもそも作法が違うので、ムリです」
とは言えず(´`:)

しかし、割と面白いです。
あと、後なってコマのサイズを全部同じにしろとかもあります。
ネームと漫画作法に譲れないポリシー、プライドがある人には、広告漫画は不向きだと思います。


時間があるならアニメ作法でもいいかもね。紙芝居みたいなので動画作るのも面白いのかも

あ、オリジナルの方もちゃんと進めてますよ。
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サプリ業界がうすら熱い

2017年11月21日 | 雑記
広告から世相を見れる、とすれば
今、うすら熱いのがサプリメント業界です。

今年はいくつかサプリ広告に携わりまして、おのずサプリオタクにならざるを得ませんでした。
EPAがボケに良いと聞けば買い、葉酸が足らぬと言えばまたドラッグストアに走り。
まあ、早い話、若者はお金無いし消費しないから見限るとして、中高年ターゲットのサプリだかプラシーボだか(笑)は売れる、市場拡大中て事です。
今まではサプリ出してなかった業界が、あやつもこやつも虎視眈々です。

が!

しかし、そんなサプリ戦国武将の前に立ちはだかる壁がある…

それが薬事法です。
効果が無いのに、さも効果あるように言うだのは、最近はすぐ訴えられるし。ガマの油も売れやしねえんだよ。

だから、ネームチェックが大変です。
丸々シナリオ変わってるとかあります。ほとんど描きなおしだったり。最悪「いや、シナリオは完璧でしたが漫画家がアホで業界知らないからこんなことに」なんて言わないだろうな?
指示された通りですよ。


サプリ開発側の上、あんまり効果が出なくてもなんとしてもデータ、数字を出したくて、研究スタッフに無茶ぶりするなんてのも聞いた事あります。
改ざんはダメだよ。


にしても、果たしてホントにサプリて、効果あるのか?

えー
どうでしょう。難しいところですが
なんかいろいろ飲み倒して、
鉄とマルチビタミンは頭痛が減りました。
ブルーベリーはあんまりピンと来ません。DHA,EPAは脳に良いらしいですが、効いた気がしないわな。
それより漁港近いから、魚食べたが美味しいし、安あがり?


気がつくとサプリ袋だらけ。
自分でもやばみを感じる。


これ何もしないよりは努力!ていう
しがない努力好きの中高年はロックオンされますやん。

イワシの頭もなんとやらです。
信心でなくてカルシウムとオメガ3脂肪酸。
効果あるんだ、いや絶対にあると信じて、無い効果も「気」から奇跡を生むんだ!

でないとお金がもったいない。

さすがに一日5粒ノルマとかやめてDHC。
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ようやく作業再開

2017年11月21日 | 雑記
秋になったら突然に
周囲のゴタゴタに巻き込まれ、ペットも急死…
嵐のように「変化」があったのは確かです。

まあ私の場合は自分ひとりで生きてるわけでは無いからな、って部分で
不自由さと
「いや、身近な人の為に誠意を込めてしてあげられる事をするのも大事な事なんでは」というものを
同時に感じていました。
人生について色々考えてしまったり。
でも「考え込んで悩んで」はいませんでした。
不思議です。
単に日常の生活を、周囲がきちんと送れるようにしてあげるという
それだけで時間が過ぎてしまっても
不思議と、自分は何かだの、どうしようかだのを求めて悶々鬱々としていた時よりは。

でもようやく諸事、落ち着いてきましたので
漫画の方も執筆再開です。
本当なら9月中にはと思っていたものが大きくズレ込んでますが
そんなに何年も放置していたわけじゃないし、趣味同人誌。
過程も楽しもうと思います。


クリスタ、CSPでなく
「もうコミスタで描くのはラストかもな」
と思いつつのコミックスタジオ4。
素材もブラシもCSPに持ってきてるので、CSPで開いてもなんの問題も無いんですが。
 CSPファイルで上書き保存になったら、もうコミスタには戻れない。
いっそ最初からCSPで描けば良かったかねえ…とも思いつつ

紙にペンで描こうがフォトショで描こうが
それは正解がどれかではなくて
選んだものが正解ってことで。

「楽しもう」

大変な事、疲れる事、辛い事あっても
人生を虚しくつまらないものにするのか、ゲームの1つのようにプレイして生きるのか
それは自分次第なのなら
よっしゃ、楽しもう、目一杯と。

今はもうそれだけです。






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ブログ開設から10年経ちました

2017年11月16日 | 雑記
ブログ開設から10年経ちました。

最初は同人誌活動のお知らせページを
更新しやすい理由からブログにしてて
でもネットが普及するにつれて
オタクが多かった(オタクしかいなかったと言っていい)状態から、一般の方が増え始め、ブログをあちこち移転して、ここに来て諦めたみたいなかんじです。
本来ならmixiみたいにブログ読者同士、みたいなSNSつながりをすべきだったり、それが当たり前な現在ですが、なにせ同人誌活動が全てみたいな所から始まりましたから、どこから従来の活動と切り離せばよいのかわかりませんでした。

そうこうしているうちに、同人誌から広告に活動の場が広がって、移行してしまい、でもブログはブログで埋まってしまった、そんな所です。時代に流されてしまってます。

人生は長いから
ゴタゴタする事もあり、まごまごする事もあります。あって当たり前でしょう、きっと。

でも長い時間を通して、漫画を描く事はやっぱり自分には夢です。
描ける時もある、
でも時間的に描けない時、精神的に描けない時もある。
描かないとダメな時もあったりで、
あたかも悪い伴侶の如くありますが。

今は少し気楽に、そして仕事は誠意を込めて、ムリはせず諦める事はしないでやっていこうかなて所。
そんな部分だけは年をとった気がするよ。

そんなわけで
記事なのか個人のつぶやきなのか
10年

"(-""-;)"
もうちょっとマシな記事書けんものかね…とは思ってます。
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陸の孤島

2017年11月05日 | 雑記
先日の台風で電車の陸橋が落ちてしまい
南海電車が単線運行
というか、ほぼ止まっちゃってるので
現在ここ陸の孤島。
大阪なんばまで出れません。
和歌山方面には行けるようですが
行ってもな〜(さして何もない)

開通は今月末までかかる様子だし
家のゴタゴタも年末まですぐ来そうだし
仕事もかたづいてないし
こんな時なのかもしれない。
焦ってどうになるわけでもないし。
できる時はすぐできたりするのよね。
しばらく陸の孤島に居るしか…

企画の方も遅れちゃってるけど
逆にこうなると
イベント取ってたら参加できていなかった可能性大です。

今時はネットがあるから
そんなに不便でもないですけどね。


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なにこれ!九州弁だらけ!!

2017年11月03日 | 雑記
オリジナルで西南戦争モノちまちま進めてて

そこで登場するのが
薩摩弁、肥後弁

そして主人公の上司は元土佐藩士なんで
たまに土佐弁


そんな折も折

新規案件のシナリオ、

「北九州のパン屋」のようで、地域活性化のプロジェクトのため

「北九州弁!」


まじか。
こんなことって。


ちなみに、同じ関西でも
神戸弁、京都弁、和歌山弁、大阪弁は違う。
「来ない」を
「けえへん」という地域と「こーへん」という地域と「きいひん」という地域がある…
南大阪は「こーへん」です。そして和歌山が多々まじる。


九州でもそうで、熊本弁と北九州弁と博多弁、長崎弁、鹿児島弁は違います。
肥後藩の私には薩摩弁は難しいです。
なんせあの抑揚。




担当から全ルビで指定きましたけど

いやあ…
ルビというか

ルビでわかっとだろか?
翻訳つけんでよかですか?


よくわかんねえが
べらぼうめえ今は九州弁が来てるってもんでえ


こうなればもういっそ

いつか全放言を網羅しても面白いかもw




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分身の術

2017年10月29日 | 雑記
やっとハードな日々が昨日だいたい終わりまして、また次でございます。
担当者が変わって、会社もでっかいとこに吸収されたようで
まあ、現場は無関係なんですがね。

世話になってる広告会社の広告を見たら、さもたくさん漫画家いる感じなのに私の絵が三つも使われていたので
「実際は少なかったりしてなw」と思ったです。
分身の術かよ。
いろいろな絵柄でやっとりますが
ギャグタッチは楽しいです。

忙しくしてるうちに、書店にはもう来年の大河「西郷どん」関連が並んでたり。
まだ展開どうなるかわからないけど、楽しみです。薩摩は陰謀だらけだったり知謀だらけだったり、理不尽な事件もあれこれ起こったりするので、嫌いな人は嫌いですが、まあまあ。

「篤姫」は宮崎あおいで定着しちゃったからなあ。比較されないかな。

今年は〆にネオアン新作出るし
ドラクエ10バージョン4も明後日出るんだっけ。ポケモンも出るんだっけ。
シャズナ復活、東方神起復活、ひいい。どうしよう

分身の術がほしい。
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更新頻度減ってますが元気っす

2017年10月25日 | 雑記
ただいま嫁業務に明け暮れております。
なんで重なるかなあとは思いますが
きっとそういう時期なんでしょう。
だんだん、ドタバタあたふたしてたものも片付いてまいりました。
ペースをつかむまで、もう少しかかるのかもしれませんが。
自分がしんどくない方法というのがわかってきた感じです。


やりたいなあと思ってることは
山ほどあるのですが
とりあえず、今はほんの小さな仕事と
ほんの小さな限られた周囲の世話で終わってる感じ?

そして、疲れた時は
「よゐこのマイクラでサバイバル生活」を見たり
あと、ゲームもスマホでちょこちょこ。
文アルみたいなのはガッツリやるわけではないけど
手隙の時に負担なく進められて、これはこれで良いなあと思ってます
(課金はしねえぜ)


でも案外、こういう
私がせねばならないことをちゃっちゃとやるのは嫌いでなくて
いろいろ考え込んでいるよりは健全である気はしますな。


オリジナル企画の方も全然諦めてはいないので
ちょっと絵とか話の作り方とか古いんですけど
また、完成したら発表したいです。

ちょっと時間かかっています。
予定がかなりまた伸びてしまいましたが
まだ具体的にイベントに申し込んだりとかはしてないので
ぼちぼち、できる範囲のペースです。
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