シャンプーで「殺される～」事件

写真は、シャンプー後のふたり。

久々のシャンプー中、「きゃあーん、殺される～、死ぬ～！」と金切り声で叫びまくったＹＵＭくん。比喩ではなく、間違いなくＹＵＭはそう叫んでいた。
それが証拠に、みーちゃんがものすごく心配してお風呂の外でオロオロ、これまた必死に鳴いている。
お湯をかけたとき、「しまった、ツメ切っとくの忘れた！」と思ったが、ＹＵＭくんは大丈夫。絶対人間にツメを出さない。じゃれていても、私の手があれば、肉球パンチだけ。ＹＵＭくんは、ほんとにやさしいネコなのだ。
なので、絶叫に動転しながらも、仕事は着々と進み、ココナッツミルクの香りのするビショビショネコの一丁あがり。

お風呂から出てきたら、みーちゃんが一緒にぺろぺろぺろぺろ舐めてやっていた。なんて、かいがいしいこと。なにしろＹＵＭくん命のみーちゃんだから。
(あまりに熱心に舐めているので携帯ではシャッタースピードがおいつかず)

みーちゃんのメッセンジャー モノを使ってしゃべるネコ

みーちゃんは、モノを使って、意志を伝える。
私に「遊んで」というときは、モリゾウを最近よく使う。昨日も、そうだ。キッチンで洗い物をしていると、みーちゃんがわーーんわーーん鳴いている。遊んでほしい、という鳴き方だ。で、洗い物が終わって、ふと下を見ると、私の足下にモリゾウが転がっている。
その前は、ベッドに入ったら、わきにぽとっと置いていった。そしてちょっと離れて、じっと見ている。メッセージが伝わったろうか、と観察しているようだ。
でも、デスクで仕事をしているときは、モリゾウより、自分の遊びたいオモチャ（針金か、ウサギのしっぽ）を、おもちゃ箱から引っ張り出して、私の足下に置き、つんつん、つつくことが多い。私の足にわざと絡みながら。


ＹＵＭくんに、ＹＵＭお気に入りのネズミを持っていってやるのも、必ずしも「これで遊びなさい」ということではなく、「私と遊ぼ！」ということかも。ネズミの場合は決して自分が遊ぶために持ち運びしているのではないのだ。ロフトから持って降りて、ぽんと落とし、一声「わーん」。ＹＵＭがやってきて、ニオイを嗅ぐと、すぐ離れてじっと観察、または、ジャレジャレのかっこで、ＹＵＭを挑発。
いずれにせよ、遊んでほしいときは、そうやってモノを持ってくるのだ。

つまり、みーちゃんには、すごくはっきりした意志があって、それを伝えるのに、わーんわーんと鳴いても、伝わらないことを知っていて、モノを使って、メッセージを送るということ。
これって、「コミュニケーション」の概念をネコが持ってるってことでは！？　ネコが道具を使うということでもある。
このみーちゃんの行動を見るたび、ヘレン・ケラーの「Wa--, wa--, water！」（綴り方、不正確）の一節を思い出す。「モノには名前があるんだ！」という感動のシーン。もしモノに名前があるということが、わからなかったら、永久にまわりの人と意志を通わせることはなかった。
ネコも同じような（ヘレン・ケラー様ごめんなさい）。
昔、にゃんたが小さかった頃、私がいろいろ話しかけると、ふっと行ってしまった。その頃のにゃんたには、人間の声は、雑音でしかなかったのかも。でも一緒に暮らすうち、「にゃんた」と呼ばれて、すっとんで来るだけでなく、うにゃうにゃ自分なりにしゃべって返事をするようになった。うるうるした目は、私の気持ちを探ろうとしていたように見えた。にゃんたも、人間の声が「コミュニケーション」ということに、気づいたのだろうと思う。
こんなふうに、ネコは、ネコなりにしゃべる。
実にいろんな感情や、こうしたいという意志が、はっきりとあるのだ。
ネコって不思議。

子猫対決 YUMくん編 その2

大好き、この写真！
何度見ても楽しい。
よくこんな写真が撮れたもの。
レッサーパンダの楓太なんて目じゃない。

ただ、残念ながら、立っているのは、YUMくんではないらしい。
YUMくんはそんなに器用な猫ではないのだった。

子猫対決 YUMくん編

ほんとにかわいい！
YUMくんのきょうだいは、ライラックとチョコ。
YUMくんがどれかは、全然わからない。
耳がデカくて、そのまま飛んでいけそう。

ちなみに、シャムのスタンダード（キャットショーで決められている理想形）では、耳が大きいほどいいとされているらしい。それも鋭角的な三角より、けっこう面積広めの三角が好まれてるような。
かつ、付け根が頭のてっぺんではなく顔の左右にずりおちてるほうがいいらしい。
私は、以前ネットでシャムネコ探しをしていたころ、初めてそういう猫の写真を見たとき、冗談だろーと思ったけれど、今はこのでっかい耳がとてもとても愛らしく思える。不思議なもの。

子猫対決 みーちゃん編

どれかわからないですぅ。
左下の子かな？
このころは、チョコもシールも、みな同じように白い。
成長するにつれ、発色する。
シャムは、温度が低くなると色が濃くなる因子を持っているのだそう。母親の子宮の中にいるときは、母親の体温で暖められているので、発色しない。
それがこの世に産み落とされ、世俗の風がまず顔の真ん中を冷やすので（つまり鼻の頭が濡れているため）鼻から黒くなっていく。そして、耳や尻尾や手足の先といった、先端が続いて発色。人間でも冷え性は手足の末端、ネコも同じこと。
だから、常時３０度近い温度の中で飼育すると、発色しないシャム猫ができるというウワサも。

family 2 寝ぼけ赤ちゃんみーあ

みーちゃんは４人きょうだい。
奥からシール、チョコ、シール、チョコ、と交互に並んでいる。
みーちゃんは、今のほうがかわいいね。
シャムネコは、けっこう大人になってからのほうがかわいい。
日本ネコだと、文句なく、子猫時代がかわいいと思うけれど。
これも、うちへ来る１週間ほど前。

family 1 悪い子だね！

と、お父さんが、みーちゃんのイタズラを叱っているところ。
かどうか、知らないけれど、そう見えるなあ。
うちに来る、数日前の写真。
帯広から送ってもらった、こんな写真を見ながら、夢をふくらませたものだ。

Parents 4-2 ＹＵＭママ・グランドチャンピオンのご愛嬌

やっぱり、これもアップしちゃお。
すごくかわいいから。
ほんの一瞬の動きをとらえて、さすがプロのカメラマン！
　　

さっきの写真も、これも、両方とも、YUMくんのブリーダーさんのブログから、いただきました。

Parents 4 YUMくんのママ

ルーシーは、ショーで大活躍したようだ。
この間、「子持ち」にもかかわらず、「グランドチャンピオン」になった。
「血統書つき、この子はショーでチャンピオンの称号をとっています」などと宣伝する業者がいるというが、「チャンピオン」は、よっぽどでない限り取れるのだそうだ。ショーの判定は、どうやら「累積点数」らしく、何度もショーに出ればいいということだろう。お金はかかると思うけれど。
で、ルーシーの「グランドチャンピオン」は、そんな「チャンピオン」を200頭（たしか）負かさないといけないという。なので、これは、そう簡単には取れない。
ルーシーは、チョコレートポイント。みーちゃんのパパと同じ。
ルーシーのことは、ブリーダーさんのブログに　
http://puresweet.a-thera.jp/article/279769.html

Parents 3 YUMくんの癒し系パパ

ちょっとこの写真は、かわいそうだ。
この子も、みーちゃんの母のように、輸入された子。カナダだったと思う。
この写真は、こちらへ来たばっかりのときのもので、かなり怯えており、ちゃんと撮れていない。
検疫は一人で何日も閉じ込められ、怖いおじさんが周りを闊歩して、だれもやさしい言葉などかけてくれないのだろう。ネコにとっては辛い試練。

でも、それから半年後、私が高田馬場まで、養子縁組？をしたYUMくんの様子を見に行ったときは、もうすっかり、本来の性格を取り戻していたようだ。手をさしのべると、すりよって甘え、それはそれはかわいい子猫のような声で鳴く。
YUMくんの声のかわいさは、お父さん譲りらしい。
カラーは、YUMくんと同じ、ライラック。
　　　　　　＊　　　　＊　　　　＊
ちなみに、昔の「丸顔シャム」は、声がすごかった。ハスキーと言えば聞こえがいいが、だみ声といわれても文句は言えない。すべての音に「濁点」がついている。
私のかわいいにゃんたも「おがーん、おがーん」と私を呼んで、初めての人を驚かせたものだ。

Parents 2 みーちゃんの美人ママ

この子も本当に綺麗。大きなブルーの瞳が人を惑わす。
種類は、ブルーポイント。
ポイント色がくっきり出ない、全体にグレイッシュな毛並みが特長。
アメリカから輸入された子ですが、検疫でつらい目をしただけでなく、帯広のおうちに落ち着くまで、ショーのためあちこちに移り住むことになり、いろいろ苦労があったという。そのためか、なかなか馴染まなかったらしい。
でも、元来シャムは人懐こい、愛情深い性格なので、今はすっかりなついていると聞いている。
YUMくんみたいな三角の顔に違和感のある人でも、このネコなら文句なく美人と思えるのではないだろうか。

Parents 1 紫の瞳、みーちゃんのパパ

突然だが、二人のルーツを1人ずつ紹介。
まず、帯広のおうちに住む、みーちゃんのチョコレートポイントの父。
瞳がパープル！
写真は色調がセピアにころんでいて、わかりにくいかもしれないが、
でも瞳の色はわりかた出ていると思う。
ブルーではなく、アメジストのような魅惑的な紫。
もし自分の子供なら、本当に虜になってしまうだろう。

紫の瞳、真っ白なボディ、くっきりした茶色、華奢でしなやかな骨格。
帯広へみーちゃんを迎えに行ったとき、初めて見る美しいチョコに、本当に釘付けになったものだ。
（という話は前にも書いたかな。あんまり感動したから何度でも書きたい）

いいわけ

みーちゃんは、写真を撮るのが難しい子だ。YUMくんより活動的で、ちょこまかすぐ動く。特に携帯カメラを近づけると、ふぃっとはずす。
しかも、光が難しい。真っ白けのYUMくんならちょっと暗くても顔がわかるが、みーちゃんは少し暗いと、真っ黒けで、顔がわからなくなってしまう。目も黒く写ってしまう。
そんなわけで、みーちゃんのほうが、どうしても写真が少なめ。
みーちゃんの親元の帯広のご一家も、もしかしたらたまには見てくださってるかもしれないので、気を悪くされてないだろうか。
そういう事情なんです。

眼光きらっ。 おっさんじとっ。

妙に眼光鋭いみーちゃんと、おっさんの顔をしたYUMくん。
「弥勒」っていうヤギ、人の肩に上りたがる白ヤギをテレビで見たけど、
YUMくん、あれにそっくり。

ハート

YUMくんのおしりと、ミスドのハートクッションが同じかたち。