そうやって、ずいぶん屈折していたみーちゃんでしたが、春とともに、ようやく元のちょっと偉そうなみーちゃんに戻ってきました。
最近はまた前のようにパソコンの前に来て、じゃまをします。
ゴロゴロといいながら、下々の者に多少の愛嬌も分け与えます。
YUMくんが来た11月下旬から約4ヶ月、傷心のみーちゃんの長い旅路は終わりつつあるようです。
最近はまた前のようにパソコンの前に来て、じゃまをします。
ゴロゴロといいながら、下々の者に多少の愛嬌も分け与えます。
YUMくんが来た11月下旬から約4ヶ月、傷心のみーちゃんの長い旅路は終わりつつあるようです。
みーちゃんが「女王」として君臨していた領土内に、赤ちゃんYUMくんがやって来たとき、みーちゃんはすごく怒りましたが、無垢な侵入者にすぐ懐柔され、妙に世話焼きになりました。「献身」という言葉が当たるほど。この写真でわかりますか、YUMくんが離れないよう右手で肩を抱いています。
YUMがくるまでは、自信に満ちた女王は、毎朝下々の者にゴロゴロといって近づき、体をさわらせる栄を与えたものですが、YUMくんが来てからガラリと性格が変わりました。私たちに近寄らず、距離を保とうとします。決してゴロゴロと言わなくなりました。
私たちがつい子猫をちやほやしてしまうので、たぶん世界で一番えらいのは自分じゃなかったと気づいたのでしょうね。屈折したネコになってしまいました。彼女は頭がよすぎるのです。
私は気を遣い、こっそり子猫をかわいがったものですが、どこからか、みーちゃんは、じーっと見ていました。そこで子猫いじめに走る猫もいるようですが、逆にみーちゃんは、私たちから離れ「子猫命」、あの偉そうな子が、ひたすらYUMに尽くし始めたのでした。
YUMがくるまでは、自信に満ちた女王は、毎朝下々の者にゴロゴロといって近づき、体をさわらせる栄を与えたものですが、YUMくんが来てからガラリと性格が変わりました。私たちに近寄らず、距離を保とうとします。決してゴロゴロと言わなくなりました。
私たちがつい子猫をちやほやしてしまうので、たぶん世界で一番えらいのは自分じゃなかったと気づいたのでしょうね。屈折したネコになってしまいました。彼女は頭がよすぎるのです。
私は気を遣い、こっそり子猫をかわいがったものですが、どこからか、みーちゃんは、じーっと見ていました。そこで子猫いじめに走る猫もいるようですが、逆にみーちゃんは、私たちから離れ「子猫命」、あの偉そうな子が、ひたすらYUMに尽くし始めたのでした。
これは、ロフトの丸窓から身を乗り出して「降ろして~」と泣くYUMくん。哀願の場所はハシゴのすぐ上と丸窓の2カ所。
YUMくんが子猫のとき、みーちゃんが降り方を教えようとしているところを、目撃したことがあります。
1つ前の写真のように、ハシゴの上にいるYUMくんのすぐ前で、「わーん、わーわー」とYUMくんの顔を振り向きながら鳴き、1~2段降りては戻り、降りては戻りを繰り返していました。「いい?こうすんのよー」てな感じ。
でも、弱虫YUMくんはただ泣くばかり。
2分もするとみーちゃんはさっさと諦め、以降こういう動作をすることはありません。無理強いはしないようです。
そのかわり、上にYUMくんをいつまでもほっておくと、私の顔を見て、「わーんわーん」と催促するようになりました。
「降ろしてやってー」ということらしい。
そう、みーちゃんは「しゃべる」のです。間違いなく、彼女はしゃべる猫です。
YUMくんが子猫のとき、みーちゃんが降り方を教えようとしているところを、目撃したことがあります。
1つ前の写真のように、ハシゴの上にいるYUMくんのすぐ前で、「わーん、わーわー」とYUMくんの顔を振り向きながら鳴き、1~2段降りては戻り、降りては戻りを繰り返していました。「いい?こうすんのよー」てな感じ。
でも、弱虫YUMくんはただ泣くばかり。
2分もするとみーちゃんはさっさと諦め、以降こういう動作をすることはありません。無理強いはしないようです。
そのかわり、上にYUMくんをいつまでもほっておくと、私の顔を見て、「わーんわーん」と催促するようになりました。
「降ろしてやってー」ということらしい。
そう、みーちゃんは「しゃべる」のです。間違いなく、彼女はしゃべる猫です。
ロフトのハシゴですが、みーちゃんは平気。今、降りているところ。
みーちゃんは生後5月半、上がれるようになった1週間後には、降りるようになりました。とてもちびで、成猫となった今でも体重は2.3kgしかなく、当時の体重は1.4~1.5くらいだったのでは。
その小さな体をめいっぱい伸ばして、ハシゴを1段ずつ、真っ逆様に降りていきます。みーちゃんは左利きらしく、まず左手を慎重にハシゴの縦の木に添わせ、そろそろと1段下の段まで降ろしていきます。次に右手を延ばし、両手が横木に揃ったところで、後ろ足も降ろす。今ではこの一連の動作がすごく速くなっています。
みーちゃんは生後5月半、上がれるようになった1週間後には、降りるようになりました。とてもちびで、成猫となった今でも体重は2.3kgしかなく、当時の体重は1.4~1.5くらいだったのでは。
その小さな体をめいっぱい伸ばして、ハシゴを1段ずつ、真っ逆様に降りていきます。みーちゃんは左利きらしく、まず左手を慎重にハシゴの縦の木に添わせ、そろそろと1段下の段まで降ろしていきます。次に右手を延ばし、両手が横木に揃ったところで、後ろ足も降ろす。今ではこの一連の動作がすごく速くなっています。
うちのロフトは本当の屋根裏。ハシゴで昇り降りします。YUMくんは勢いよく駆け上がれるけれど、降りることはできません。あーーんあーーんとかわいい声で泣いて、降ろしてほしいとお願いするだけ。体はもうデッカイのにねえ。力も強いし、手足もがっしり。
結局、猫も性格ですね、人間と同じ。できる能力があっても性格が阻んだり、能力が低くても強い性格が導いたり。
YUMくんは、たぶん一生降りられないんだと思う。
でも、そこがかわいいのだ。
いいのよ、降りられなくて。いつだってお母さんが降ろしたげるからね。
結局、猫も性格ですね、人間と同じ。できる能力があっても性格が阻んだり、能力が低くても強い性格が導いたり。
YUMくんは、たぶん一生降りられないんだと思う。
でも、そこがかわいいのだ。
いいのよ、降りられなくて。いつだってお母さんが降ろしたげるからね。