自然を求めて近辺ぶらり

四季折々の風景、草花、野鳥などの写真を紹介しています。

高台から眺めた伊根湾と舟屋に浸水害が起こらない理由

2024年08月29日 | 関西の旅・社寺・庭園・城
船での伊根湾めぐりを終えて、船から眺めた「道の駅 舟屋の里伊根」まで車で行ってみることにします。一番近い駐車場は満車で、少し離れた駐車場も満車だったのですが、運良く出ていく車があったので何とか駐めることができました。この道の駅は伊根湾と舟屋の里を一望できる高台に建っていてここからの眺めは絶景です。伊根湾は湾の入口にある青島が防波堤の役割を果たしているので風の影響を受けにくく、しかも日本海にありながら湾が南を向いているので海がとても穏やかです。
































海辺からここまで上がってくる人もいます。これはかなりきつそうです。
ひょっとしたら、ここに駐車して下まで往復した人たちなのかもしません。



海に浮かぶ「伊根の舟屋」が浸水害を受けない理由
調べてみると、気象予報士 福岡良子さんの、次のような記事があったので引用させてもらいます。
「まるで日本のヴェネツィア 海に浮かぶ「伊根の舟屋」(2016年07月21日)
なぜ舟屋は浸水害が起こらないのか?
①内海
丹後半島に守られた内海で穏やか。
②「青島」の存在
南には青島が。これが天然の防波堤となり、大波を防いでくれます。
③伊根湾を取り囲む急傾斜の山々
伊根湾を囲む急傾斜の山がそのまま湾内に深く落ち込んでいるため、海が急に深くなっていて、波を起こしにくい地形を形成しています。
④干満差がきわめて小さい(年間50センチ程度)
入り口が狭く浅いため、海水が盛り上がろうとしても、海水が集積しにくくなっています。
こうした数々の偶然が重なり、まるで海に浮かんでいるような家が存在できていたのです。
            ・・・答えは地形にありました。

高台から見ると、天然の防波堤の様子がよくわかりますね。
正面の島が青島です。



本日コメント欄を閉じています。

最新の画像もっと見る