自然を求めて近辺ぶらり

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わらべ地蔵と一緒に眺めた京都大原・三千院の紅葉と苔の庭

2018年12月02日 | 関西の旅・社寺・庭園・城
大原の地は千有余年前より魚山(ぎょざん)と呼ばれ、仏教音楽(声明)の発祥の地であり、念仏聖による浄土信仰の聖地として今日に至ります。創建は傳教大使最澄聖人(767〜822)が比叡山延暦寺建立の際、草庵を結ばれたのに始まります。別名、梶井門跡・梨本門跡とも呼ばれる天台宗五箇門跡の一つで、当院は皇子、皇族が住職を勤めた宮門跡です。現在の名称は、明治四年法親王還俗にともない、梶井御殿内の持仏堂に掲げられていた霊元天皇真筆の勅額により、三千院と公称されるようになりました。(パンフレットより)



往生極楽院 (平安時代)
国宝阿弥陀三尊が祀られています。( 内部は撮影禁止です)




有清園庭園と紫陽花苑、金色不動堂周辺
本堂の宸殿より極楽院を眺める有清園は、中国後晋(西晋)の詩人、左思の「山水有清音」より命名された池泉回遊式の庭園です。










往生極楽院に向かう道の苔庭は一面の敷きモミジで埋まっています。これだけの葉を落としても木々の紅葉は鮮やかさを保っています。




三千院には作家の井上 靖が「東洋の宝石箱」と絶賛した往生極楽院が建つ池泉回遊式庭園の有清園と池泉観賞式庭園の聚碧園の二つの名庭があります。






灯篭とわらべ地蔵


わらべ地蔵










聚碧園庭園
客殿よりの池泉観賞式庭園で江戸時代の茶人・金森宗和の修築と伝えられます。










慈眼の庭のおさな地蔵















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12 コメント

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三千院の秋 (ヒトリシズカ)
2018-12-02 05:26:08
イケリンさん

今回は、この大原の三千院で、まさに京都らしい紅葉に出会いました。日本の古刹のお庭の美しさ、山あいの古刹の美しさを堪能しました。

やはり、三千院は往生極楽院の国宝阿弥陀三尊と、その周囲のコケと木々がいいです。青々としたコケに、紅葉した落ち葉が映えています。

10数年前は、紅葉時でも三千院あたりはあまり混まずに、駐車場もまあまあ近くに留められましたが、最近は混み具合がひどくなりました。

日本人の高齢化による観光客の増加と、インスタグラムによる外国人観光客の増加です。
三千院 (イケリン)
2018-12-02 07:11:23
ヒトリシズカさん おはようございます。
かつては京都の隠れ里と呼ばれた大原も、
今では大勢の観光客が押し寄せる一大観光地に変わりました。
井上靖が小説で紹介するまでは、訪れる人もいなかったといいます。
周囲の環境は様変わりしても、三千院と紅葉の美しさは変わりませんね。
三千院紅葉 (korman)
2018-12-02 08:58:45
イケリンさん おはようございます
京都大原三千院・・・ですね~
10数年前に訪ねた想い出のスポットですが、この紅葉は素晴らしい景観で忘れかけていました。
東山の名所とはまた別格の美しさですね。
三千院 (fukurou0731)
2018-12-02 09:08:10
イケリン様
おはようございます。
懐かしいです!
と言ってもつい先日訪れたところですが。(笑)
閉門時間が迫っていたので駆け足のお参りになってしまいました。苔庭が隠れるほどの一面の敷きモミジが素適ですね。
大原三千院 (イケリン)
2018-12-02 09:22:20
kormanさん おはようございます。
大原三千院は京都でも奥深いところに位置しますので、
紅葉も市中とは、ひと味もふた味も違うような思いで眺めてきました。
人出も多いとはいえ、東山周辺と比べれば遥かに少ないですね。
この紅葉の美しさは、何度訪れても飽きることがないです。
大原三千院 (イケリン)
2018-12-02 09:23:43
fukurou0731さん おはようございます。
fukurou0731さんが行かれてから、ほんの2〜3日違いではなかったかと思います。
大原は周囲が山に囲まれているので、閉門時間間近だとあたりも暗くなりかけで、
落ちつていて拝観できなかったことでしようね。
敷き紅葉も多かったですが、紅葉も一番の見頃ではなかったかと思っています。

東洋の宝石箱 (越後美人)
2018-12-02 10:11:56
本当にその形容がぴったりですね。
鮮やかなのにしっとりと落ち着いていて素敵です✨
何度も訪れていますが、こんなに美しかったのかと感嘆しています。
イケリンさんの感性が成せる技なのでしょうね。
また訪れたくなりました(^^♪

おさな地蔵さん、可愛らしくて心が和みますね。
頭にカラスを乗せているところなど、作者の遊び心を感じますし、
苔の頭髪に至っては可笑しさがこみ上げてきましたよ(笑)
散紅葉の荘厳、お地蔵さんたちも嬉しそうですね(^_-)-☆
おさな地蔵 (イケリン)
2018-12-02 14:10:22
越後美人さん こんにちは。
三千院を含めた、あの辺りの風景は、いつ訪れても心に沁みるものがあります。
ことに、この季節の美しさは格別のものがあるように感じます。

わらべ地蔵さんも、おさな地蔵さんも表情がとっても良いですね。
生えるがままに放置された苔の頭髪が、またよく似合います。(笑)
誰が入れたのか、お皿に盛られた落葉もおやつらしく見えましたよ。 
こんにちは (ロメオ)
2018-12-02 16:55:52
大原三千院、学生時代に友人と訪ねて以来、一度も足を運んでいません。
何十年もむかしですが、当時と変わらぬたたずまいに懐かしさが募ります。
苔庭の一面の敷きモミジ・・・目の覚めるような美しさなのでしょうね。
わらべ地蔵さんもおさな地蔵さんも、思わず頭を撫でたくなるようなお顔つきですね。
人のいない時間帯になると、みんな揃って動きだして遊びまわっているかもしれませんね。(^^)
大原三千院 (イケリン)
2018-12-02 17:30:29
ロメオさん こんばんは。
私が最初に三千院を訪れてから三十数年経ちます。
それ以来何度か訪れていますが、この佇まいは当時と全く変わらないといっても良いのかもしれません。
新緑の頃の苔庭も美しいですが、散り紅葉で埋まった庭も美しいですね。
ロメオさんがおっしゃるように、わらべ地蔵さんもおさな地蔵さんも、
この庭や境内を駆け回っているのかもしれませんね。そうであってほしいような気がします。
そんな姿が目に浮かびますね。

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