今年6月にやったCanonScan9900Fのガラスクリーニング。
キレイになったのはご覧の通りですが、メーカー保証外な本体の分解作業をしていましたのであえて作業の詳細は載せませんでした。が詳細を知りたいとのコメントを頂いたので(Nozomi様遅れて申し訳ありません)外し方の紹介することにしました。もし他にもお困りの方がいらっしゃいましたらご参考にして下さい。
ただし、あくまで作業は自己責任で!
※作業前に
作業する時は部屋の空調はOFFにしておきましょう。ホコリの付着対策です。折角キレイにしたガラス裏面なのに作業終わってスキャンしたらホコリが写ってましたじゃ悲しいですから。それと自分の体の静電気処理も忘れずに。更に少しでも気になる方は帯電バンドや静電マット、電製組立用手袋などがあると良いでしょう。手袋は指紋対策も兼ねますが滑りやすくなるので注意して。
あと序に言うと作業はなるべく常温(基本は摂氏20℃)でしてください。極端に室温の低い状態で作業するとプラパーツなどは硬化して割れ易くなったりします。
機械類の分解・組み立て・検査等の作業は常温で行いましょう。皆さんご存知でしょうが一応基本ですので忘れずに。
今回の作業自体はいたって簡単です。全バラとかしませんし必要な道具も極僅かです。
因みにガラス部を外すのに係わる部分は↓の色の違うパネルのみ。ここを外すだけでガラスは取れます。あとの部位は関係無いので弄らないで下さい。それと輸送用ロックは掛かっている状態で作業するように。

では作業開始。
先ずはスキャナーから各ケーブル類をはずし天板を外してください。すると天板の付け根部分が刺さっている穴の中にネジが見えますのでそれを外してください(左右2本)

ネジ2本外しガラス側から持ち上げると写真の様にパネルが浮きますがこの時点ではまだ外れません。後部が2箇所のツメで止められているからで下手に力任せに外そうとするとツメを割ってしまいます。多分割っても問題無いとは思いますが一応は慎重に作業です。


先に外した状態の写真を載せると↑こんな感じ。で、このツメを上手く外すのには上下のパネルの接合部に隙間を空け(定規とかの薄く平べったいもで。わたしの場合は自分の爪)てその隙間からツメを押し外してあげればOK。でも外側からだと最初は何処にツメがあるか判らないと思いますのでメジャーで測ってみました。すると左右とも端から丁度5センチの所でした。


外しのコツとしては内部のツメを押しつつ(押すのは上パネル側のツメ。2枚上の写真を参考)上パネルを前方ちょっと斜め上方向に押し出すような感じで押してみると外し易いですね。慣れれば道具など使わずにパネルへの力の掛け加減だけで簡単に外せるようになります。写真だとぶっとい-ドライバー刺さってますがあくまでこれは写真用。こんなん使ったら間違いなく傷つきますし最悪割れますので注意。あと力任せにやるとツメやパネル割れるのでそれも注意です。
で両方の爪を外すと↓このようにパネルが外れ、ガラス面を2枚目の写真の要領で後側に引っ張る様にずらせば取り外し完了です。赤丸の通りツメが隠れてるのでそこだけ注意してください。


あとは汚れたガラス面をカメラレンズ用等のクリーニングクロスやセーム革で拭き、汚れが落ちなければ息吹きか拭けば大抵落ちます。それでも汚れが酷い時はエタノールで拭いてください。ガラスクリーナーとかは×。
そして間違っても普通のタオルとかは使わないように。不織布でないと拭いてるそのものから出る繊維クズがガラスに付いてしまいます。作業後によく見たらホコリが着いてましたやり直しなんて最悪ですからね。ティッシュペーパーも駄目。あれって意外と繊維の硬度があってガラスにキズになりますよ。
キレイになったら分解と逆の手順で組み直して作業終了です。組み直す際にスキャナー内部のホコリをブロアーで吹いておくとグーです。スキャナー基部や稼動部は触らない方が宜しいかと思います。

慣れればトータルで10分も掛かりません。
GR DIGITAL (all)
以上CanonScan9900Fのガラス(裏)面清掃講座でした。
※12/9 一部写真の入れ替え・説明の補足をしました。
キレイになったのはご覧の通りですが、メーカー保証外な本体の分解作業をしていましたのであえて作業の詳細は載せませんでした。が詳細を知りたいとのコメントを頂いたので(Nozomi様遅れて申し訳ありません)外し方の紹介することにしました。もし他にもお困りの方がいらっしゃいましたらご参考にして下さい。
ただし、あくまで作業は自己責任で!
※作業前に
作業する時は部屋の空調はOFFにしておきましょう。ホコリの付着対策です。折角キレイにしたガラス裏面なのに作業終わってスキャンしたらホコリが写ってましたじゃ悲しいですから。それと自分の体の静電気処理も忘れずに。更に少しでも気になる方は帯電バンドや静電マット、電製組立用手袋などがあると良いでしょう。手袋は指紋対策も兼ねますが滑りやすくなるので注意して。
あと序に言うと作業はなるべく常温(基本は摂氏20℃)でしてください。極端に室温の低い状態で作業するとプラパーツなどは硬化して割れ易くなったりします。
機械類の分解・組み立て・検査等の作業は常温で行いましょう。皆さんご存知でしょうが一応基本ですので忘れずに。
今回の作業自体はいたって簡単です。全バラとかしませんし必要な道具も極僅かです。
因みにガラス部を外すのに係わる部分は↓の色の違うパネルのみ。ここを外すだけでガラスは取れます。あとの部位は関係無いので弄らないで下さい。それと輸送用ロックは掛かっている状態で作業するように。


では作業開始。
先ずはスキャナーから各ケーブル類をはずし天板を外してください。すると天板の付け根部分が刺さっている穴の中にネジが見えますのでそれを外してください(左右2本)

ネジ2本外しガラス側から持ち上げると写真の様にパネルが浮きますがこの時点ではまだ外れません。後部が2箇所のツメで止められているからで下手に力任せに外そうとするとツメを割ってしまいます。多分割っても問題無いとは思いますが一応は慎重に作業です。


先に外した状態の写真を載せると↑こんな感じ。で、このツメを上手く外すのには上下のパネルの接合部に隙間を空け(定規とかの薄く平べったいもで。わたしの場合は自分の爪)てその隙間からツメを押し外してあげればOK。でも外側からだと最初は何処にツメがあるか判らないと思いますのでメジャーで測ってみました。すると左右とも端から丁度5センチの所でした。


外しのコツとしては内部のツメを押しつつ(押すのは上パネル側のツメ。2枚上の写真を参考)上パネルを前方ちょっと斜め上方向に押し出すような感じで押してみると外し易いですね。慣れれば道具など使わずにパネルへの力の掛け加減だけで簡単に外せるようになります。写真だとぶっとい-ドライバー刺さってますがあくまでこれは写真用。こんなん使ったら間違いなく傷つきますし最悪割れますので注意。あと力任せにやるとツメやパネル割れるのでそれも注意です。
で両方の爪を外すと↓このようにパネルが外れ、ガラス面を2枚目の写真の要領で後側に引っ張る様にずらせば取り外し完了です。赤丸の通りツメが隠れてるのでそこだけ注意してください。


あとは汚れたガラス面をカメラレンズ用等のクリーニングクロスやセーム革で拭き、汚れが落ちなければ息吹きか拭けば大抵落ちます。それでも汚れが酷い時はエタノールで拭いてください。ガラスクリーナーとかは×。
そして間違っても普通のタオルとかは使わないように。不織布でないと拭いてるそのものから出る繊維クズがガラスに付いてしまいます。作業後によく見たらホコリが着いてましたやり直しなんて最悪ですからね。ティッシュペーパーも駄目。あれって意外と繊維の硬度があってガラスにキズになりますよ。
キレイになったら分解と逆の手順で組み直して作業終了です。組み直す際にスキャナー内部のホコリをブロアーで吹いておくとグーです。スキャナー基部や稼動部は触らない方が宜しいかと思います。

慣れればトータルで10分も掛かりません。

以上CanonScan9900Fのガラス(裏)面清掃講座でした。
※12/9 一部写真の入れ替え・説明の補足をしました。
わざわざご報告有難うございます。
記事をアップしてから11年経ちますが今でも皆さまのお役に立てている様で何よりです。
徐々に成長しカビの類と判明。
付着箇所以外でスキャンしたりレタッチしたりでだましだまし来ていましたが、
作業効率が悪すぎるわ、もやもやするのがストレスだわでどーにかならないかと。
しかしやはりガラスを割ってしまうのが怖くて怖気づいていましたが、
こちらの画像を参考に、爪を外すことができました!!
ガラスを取り外すまではしませんでしたが、隙間さえできればこっちのもの。
細長いものでフキフキして異物除去することができ、本当に感謝です・・・!
貴重な記事を残していただき、どうもありがとうございました☆
わざわざありがとうございます。
こちらこそKodakさんお役に立てて光栄です。
Sikerült megtisztítani a 20 éves párától a Canoscant!
Üdvözlettel: Kodak
8200Fのクリーニングの参考になったそうでお役に立てて光栄です。
8000番台の機種も同じような作りとなるとあなりのキャノン機でもこの分解方法が応用出来そうですね。
黒いパネルの形状が多少違うだけで、かなり参考になりました!
ありがとうございました!
なお8200Fでは:
・裏面のネジ2本もはずす。
・ロックは底面にあるので、かけておく。
・黒いパネルの下の、左右どちらか側面を強めに押すと、黒天板が自然に浮いて外れる(ボリッと音がする)
9900Fは良いスキャナーなのでこれからも大事にしてあげて下さい。
良い情報をありがとうございました。
湿度が高くなるこれからの季節は掃除しててもあっという間にガラスが曇りますので小まめにクリーニングしてあげて下さい。
取り外しはコツさえ掴んじゃえばあとは簡単に出来るようになると思いますのでくれぐれも力任せに開けようとして「バリッ」とやっちゃわないように気をつけてくださいませ。
プラティックカバーを外すのに少し時間がかかりましたが、お蔭様で本当に綺麗になりました。
何回がやればもっと早く掃除できると思います。
おかげで暫く買い換えずにすみそうです。どうもありがとうございます!!!
わざわざのコメントありがとうございます。お陰でそろそろ自分のスキャナーも掃除しないといけないことに気が付きました。
・このページにたどり着き、実体験からの良き情報をいただき、ただ今清掃作業が完了しました。感謝申し上げます。
こんなページでもお役に立てて何よりです。
湿度と室温が高くなるこれからの季節は頓に汚れ易くなりますが、一度コツを掴んでしまえば取り外しも楽チンで慣れますのでこまめに掃除してあげて永く使ってあげて下さい。
お役にたてて何よりです。
いよいよ修理に?と思ったものの、
もう一度調べて見ようと検索したらこのページに辿り着きました。
写真と説明がとても判り易くて至って簡単、
数年来の悩みが解消しました。
ありがとうございました!
わざわざのご連絡ありがとうございます。当ブログがhoundさんのお役に立ててなによりです。
折角キレイになった9900Fですからこれからガンガン使ってあげて下さい。
もらった時点で内側が汚い状態で、どうやって掃除しようかと悩んでおりました。
写真入の解説で、本当に助かります。
ありがとうございます。
実は、能舞台のステージ写真のスキャンを頼まれたのですが(紙焼しかないものの焼き増し)、バックが黒くつぶれているところにモヤモヤ~と雲のようなものが現れて──とても困っていました。
レタッチで直してもどうしても不自然になってしまう。……で、見てみるとスキャナのガラスの内側にシミのようなカビのようなものが付いている──、この程度のことで修理を頼むのはいかにももったいない。と、探していたらこのブログを見つけたのでした。
とても助かりました!
感謝します。
クリーニング作業無事終了の連絡ありがとうございます。
コメントの日付を見て慌てて作った為説明不十分だったり写真が悪かったりで、もしこの所為で失敗してしまったら如何し様と心配してましたが無事に作業完了したと報を知り安心しました。
折角キレイになったスキャナですから、これからもガンガン使って上げて下さい。
さっそくやってみました!
ネジを外すところまでは簡単でしたが──、おや? プラスティックカバーがびくともしないぞ……。
小さいマイナスドライバーで力加減をしながらやったら──、外れました!
あとは、写真のとおりに慎重に進めました。
\(^.^)/
ありがとうございました!