安いのには訳があったオークションで落札したダイワ 12銀狼LBD。
異音の原因はスプールのスカート部の凹みだった訳ですが、異音を解決するには一番手っ取り早いのはメーカーに新品スプールを発注すること。ただしスプールのお値段1万1千円となり折角安く落札出来たのに意味ナシになってしまいます。まぁ新品スプール取り寄せてもトータル出費は平均中古相場に収まるのですがそれじゃねぇ。
ということでんそんな安直な手は使わずこの凹んだスプールを手前で直すそことにしたのは箱開封して異音の原因を掴んだ3分後。もう直ぐに作業してました。「クイックイッ、トントン。クイックイッ、トントン。」と凹んだ部分を修正。何も考えず直ぐに作業を開始してしまい途中で「そうだ。ブログのネタにしよう」と思いスプールの写真を撮りました。なので昨日や今日のトップ画に使ってる写真は修整途中の画だったり。最初はダイエーのマークかよ!って位もっと内側に潰れてましたからね。というかその時点で凹みに気が付けよって…。それは兎も角実はもうこの時点でローターとの干渉は無くなり異音は消えておりました。作業開始から5分位で異音は消えたのですがまだ潰れてて見た目が良くないので更に「クイックイッ、トントン。クイックイッ、トントン。」と繰り返すこと15分、スプールはこんな感じになりました。
写真の撮り方悪くて凹みの位置が右下になっちゃってますが、だいぶ凹みが戻ったのがお判りいただけるかと。20分ほどでここまで修正出来ました。取り敢えずここでストップ。もうちょっとやればより円に近づけるかと思いますがもう異音自体は解消出来てるしなにより面倒くさくなったというか作業に飽きてしまったのでもう善いかなと。これが他人様のリールをお金頂いて直すというならもっと真剣に追い込んでいくのですが所詮自分のリールなので不具合さえ直ればOKなのです。如何も歳を取った所為か最近こういのが面倒臭がりになってるんですよね。5年前だったら間違いなく徹夜してでもかなりの所まで追い込むのですが最近は使えれば良いやって感じ。だからベイトリールも弄るより最初から高性能なの買ってるし…
ということで凹んでローターに干渉して異音を発していた銀狼LBDは無事に原因を解明、及び余計な出費ナシで修正出来ました。まぁ今回の勝因はスプールの材質及び板金の経験値でしょうかね。
銀狼LBDのスプールみたいに薄手のアルミ製だから叩いてちょっとの間に修正することが出来ましたが、これがトーナメントISO競技LBDのカーボンのスカート部やインパルト競技LBDみたいなエアスプールだと踏んづけたらあっさり割れちゃって修正なんて無理でした。また同じアルミ材でもブラディアや昔のトーナメントZみたいな極肉厚なスプールだと今度は叩き出しが硬くて大変でした。そもそもアレ位肉厚なスプールなら大人が踏んでも大丈夫でしょうけどね。
そして散々クルマやバイクや自宅やその他諸々を自分でトン、テン、カン、と叩いて来た経験値があったのでこういう場合如何修正すれば良いかだいたい判るのです。
そんな感じで安いのにはやっぱり訳があった12銀狼LBDも、ちょっとの手間でトライソやBB-Xラリッサの値段で買えたお得な銀狼LBDになりました。
ただこれでまたしてもマグシールド&エアローターやHAGANEコンセプト&マグナムライトローター&Gフリーボディは御預け。いやそろそろ最新技術の現行リール買おうかなとは思ってるんですけどなんか縁がないのです。いつまでもTDイグニスや04ステラじゃ無いだろうと。今回も当初は現行フリームスかNEWナスキー辺りを考えていたのに結局は1つ前の銀狼LBDの中古だし。現行の銀狼だったらエアローターにマグシールド付いていたのですが残念ながら12モデルの新技術はザイオン止まり。それでも12銀狼LBDは手持ちのスピニングリールでは最新モデルになるんですよね。ベイトや電動は今年になって一気に現行化したのに…
因みに今回叩き出しに使用した治具は全て台所に転がっていた物で行いました。しかも内1つは百均製だしまた1つはゴミ箱に入ってたゴミです。知識と経験値が有ればちゃんとした道具無くても如何にかなるのです。
また実際どの様な工程で修正したのかは文中「」内の擬音を参考にご自身で考えるなり調べてみるなりしてみて下さい。敢えてお教えしません。もちろんコメント機能は絶賛OFFっぱなので悪しからず。
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